牛コラム

肥育牛と美味しい牛肉のはなし

高温のための断水

2011-08-10 22:31:16 | 牛の管理


近年地球上の気象現象にゲリラ現象という集中豪雨が世界各地に襲来して、記録的な被害をもたらしている。
また一方では、記録的な無降雨日や高温日が持続するという現象が起きている。
1昨日も関東地方ではゲリラ的な集中豪雨に見舞われたと言うが、関西では気温38度を記録するなど高温日であった。
当センターは山の湧き水を利用しているが、地下水が乾き気味となり通常よりかなり少ない通水のために、肥育牛らは、水量に合わせて配合飼料の食い込みを調整しているようであるが、このような事態に備えて、もう一つの取り水のお陰で、そのような事態を回避している。
しかしながら、長期天気予報では、この先10日くらい好天日が持続するようであり、非常に危険な状況である。
このような高温の影響は、思わぬ事態を引き起こしてしまった。
山からの湧き水を約10屯の二つの水槽に溜めたものを落差を利用して各畜舎へ配っているが、落差の少ない1カ所の畜舎が断水となった。
原因は気温が上昇したために、送水用のゴムパイプが膨張し、パイプ内にエアーが溜まったためと判明した。
猛暑の中、場員らは応急対策として200や300リットルのタンクに満タンの水を軽トラで搬送したり、パイプの対策のために大汗しながら懸命であった。
主たるパイプの数カ所にはエア抜き装置があるが、問題のカ所にはそれがなかった。
昨今のような高温が持続すれば、同様の断水が予測されるので、抜本的な対処が不可欠と考えている。


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7 コメント

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 (Unknown)
2011-08-12 15:28:39
放射能汚染牛の原因は稲藁だけじゃなく水も関係してくるのだろうな
発表しないだけだな・・・たぶん
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Unknown (>>水)
2011-08-12 20:21:55
水道水、地下水からは放射性物質は検出されてませんよ。
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肥育事業は自然任せでは… (Unknown)
2011-08-13 21:06:18
湧水で給水される立地で、肥育されていて羨ましい限りです。しかし、自然の湧水を頼りに肥育されている事は自然に左右されると思います。毎年、肥育牧場の条件は厳しくなっていて安定した運営をする為には、それなりの設備投資が必要です。事業運営は常に先行投資しなければ萎んでしまいます。厳しい年こそ投資しなければいけないと思いますが、今の相場ではと考えます。kuroiusiさんの牧場オーナーは如何に考えていらっしゃいますか?セシウム基準は政府の決定です。勘ぐりしていたら、霧がありません。政府基準に従うしかありません。ボーリングは1㍍1万円と聞いています。200㍍ボーリングしたら、セシウムの影響はありません。
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Unknown (Unknown)
2011-08-18 13:51:53
>政府基準に従うしかありません。

政府基準に従うのならまったくもって安全だな。
放射能なんて怖くない。

でも、外国の基準値は桁外れに厳しいのだけど。
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政府基準に従うし (Unknown)
2011-08-20 11:30:50
政府基準に従うのなら、本来は福島県のほぼ全域が放射能管理区域になってほとんどの県民が福島県から出なければなりませんが、政府が基準を変えて、あるいは、基準を・法律を無視して大丈夫だと言っているだけです。

通常の原発から出る排水の汚染基準は今の水道水の放射能基準の「二分の一」です。よって、排水口から出る水より2倍汚い汚染水を飲んでも良いことになっています。
基準とはそんなものです。さて、何のための基準なのでしょ?
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Unknown (Unknown)
2011-08-20 15:54:27
>水道水、地下水からは放射性物質は検出されてませんよ。

新聞ぐらい読みましょう。
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新聞が基準…? (預託料120円生産者)
2011-08-20 22:44:08
何が基準であるか解らない世の中です…?。 政府・新聞・情報誌などの発信した内容は当てにならない時代です。良い悪いは自分の判断が大切な時代になってきました。惑わされず自分を信じて、やるしかない時代です。仕事は前に進めなければ進化はしません。変化に対応出来る肥育生産者だけが、継続できると信じています。安愚痴関係者方々、リセットして変化に対応出来る事を信じて下さい。生涯変化の連続です。今回の民事再生法申請は人生の1ページに過ぎません。早めの決断でリセットされる事をお祈りしています。
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