気温が昼間でも一桁台に下がる。
それでも天井に吊された畜産用換気扇は稼働し、舎房の床面へ向かって冷たい風が舞い降りてくる。
当然牛たちにも同様に風が当たる。
アンモニアガスを吹き飛ばすためと、敷き料の大鋸屑の水分を飛ばすためである。
冬場の寒い時に、換気扇は牛にはストレスとなろうからスイッチを切るか、風力を弱めるべきではと、メーカーに問えば、寒くても回転数は落とさない方がいいと言い張る。
夏であれば、暑気払いのため換気扇の風の中心に牛たちは、寄り添って寝ている。
ところが冬でも風を差ほど気にするようでもなく、群飼いの牛たちはしっかりと寄り添って寝ている。
風をそれほど気にはしていないようである。
夏は牛同志が重なり合うことは無いが、気温が低い冬場は、写真のように頭部を他の牛の背中などに重ね合っている風景が多く見られる。
肥育牛は、就寝時に反芻することが一般的だが、身体を重ね合って寝ている時は、熟睡していて、反芻しているのは見かけない。
人と同様に、寄り添う時は安心感から熟睡に繋がるのであろう。
肥育的には、「寝る子は育つ」でこの状態は非常に好ましいことである。
(´∀`)/
至言ですね。
繁殖でも大きくなる子牛はがっつり食べて早々に座り反芻をします。
寄り添って眠る子牛は可愛さも倍増。
以前隣の牛に頭をのせて眠る子牛の表情があまりにマヌケで可愛かったので写真に残しました。
撮った写真をお見せ出来ないのが残念です。
(`∀´)/
人と家畜たちとのコミュニケーションはそこから始まるのでしょうね。