さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

ちょっとだけラスクの話題と、「クリスマスの約束 2009」。

2009年12月28日 04時27分06秒 | 食べ物の話
そういえば、和田アキ子がメインパーソナリティを務める
「アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)が、
こないだ、本当に1000回を迎えたとか迎えないとか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091227-00000004-dal-ent

番組で、

「スーザンボイルが紅白の目玉とは何事だ。出演者から目玉だせ、」
「私の最新曲を歌わせないとは、最新曲には(今年の紅白のテーマの)「歌の力」がないというのか」
などと、吠えたようですが、
そんなゴッド姉ちゃんの遠吠えも空しく感じる、こんな番組の話から。

毎年、クリスマスの夜にTBSで放送される「クリスマスの約束」。

初めて放送されたのは、2001年。
テレビ出演が珍しかった小田和正の
ライブがテレビで見れるという「ありがたさ」と、
高校生の頃、オフコースに少しはまっていた時期もあり、
初めて放送された時から楽しみに見ています。

TBSからオファーのあった音楽番組の企画に対して、
同じ時代に音楽を作るアーティストが互いに認め、尊敬するところから、
何か新しいものを作り上げることができないかと、
小田和正が企画に乗ったのが始まりだったとか。

初めての年は、その趣旨に沿って、一緒にステージに立ってもらえる
アーティストに直筆の手紙でお願いしたのですが、
その出演依頼に応えるアーティストはなく、
一緒に歌うという企画であるにもかかわらず、
「ゲストは来ません」という、音楽番組としては異例の内容でした。

次第に、その趣旨に賛同し、一緒に舞台に立って歌ったり、
または、この日のために小田和正と一緒に曲を作ったりと、
番組の内容も、幅が広がってきました。


今年は、集まったアーティストの歌をメドレーで一気にみんなで歌うというもの。
こうして書くと、ヒット曲メドレーという陳腐な内容になってしまうのですが、
小田和正は「みんなで歌うということが、なにか大きな力になるんじゃないか」
という確信があったようです。

ただ、この企画を行うに当たり、
集まったアーティストから「歌の個性を消してしまうのではないか。」といった
真剣な意見のぶつけ合いから始まり、
小田和正が思い描く世界を、言葉を通じ、実際の歌を通じ、
一つ一つクリアにしていく様子が、テレビでも紹介されます。

その疑問は、製作サイドにもあり、ミーティングの中で、
「メドレーで何をしたいのかわからない」という戸惑いや
それに対し「製作側が見えていて導くくらいでなければだめじゃないか」という
小田和正の苛立ちも。
「言葉を超えたところにあるもの」を表現するために、
何度もリハーサルを重ねて、本番を迎えます。

総勢20組が集まって歌うメドレーのタイトルは「22分50秒」。
そのメドレーは、単にヒット曲のつなぎ合わせ出なく、
自分の歌をメインボーカルとし、
その主旋律がソロになったりユニゾンになったり、コーラスになったり
また、小田和正のアレンジによる、背筋がぞくぞくっとするくらい、
美しい対旋律のコーラスが重なり合い、一つの歌を織りなしていきます。

それぞれのアーティストが自分の歌を歌い、
その歌をみんなでコーラスで支える…
みんなの表情が、充実感にあふれています。
個々の創作ではなく、みんなで一つのものを作り上げている高揚感のよう。

そして22分50秒後、曲のすべてを歌い切ると、
会場からは、割れんばかりの拍手が永遠と続きます。
いつまでも終わらないその拍手に、
小田和正は「人生の中で一番長く受けた拍手」と表現していました。
言葉を超えたところにある力を感じたアーティストと
それを受けとった観客が一体となって感動に包まれています。

いや、小田和正すごい!
僕には音楽を語る資格はあまりないけれど、
大義名分とか形あるものとかではなく、
確かでないものを感じ、信じている、
その才能や力に改めて感服しました。

山本潤子が「小田君の涙を見るのは、これが2回目」と言っていました。
その感想だけでも、 僕には、充分すぎます。

余談ですが、最近HDレコーダーを買って、
今回も録画予約して見る予定だったのですが、
実は、覚えたての外出先からの予約をしたら、みごと予約失敗。
mixiボイスで録画失敗を嘆いたら、同じ番組を録画していたマイミクさんが
DVDに焼いてくれました。
改めて、感謝です。

久しぶりに、いい番組見ました。
紅白も見ますが、たぶん、紅白見るときは、早送りボタン必須です。

そんなわけで、ちょっとだけ食べ物の話。
画像は、群馬県高崎市ガトーフェスタハラダで、「グーテ・デ・ロワ プレミアム」。

ガトーフェスタハラダは、最近のラスクブームの一翼を担う店として、
よくマスコミで取り上げられていますね。
自分も、相方さんから教えてもらったのですが、
都内の百貨店に数店舗出店しており、どこも買うまでに数十分待ちの行列のようです。

名物の「グーテ・デ・ロワ」はラスクにホワイトチョコをかけてあるのですが、
こちらは、チョコレートがコーティングされ、金粉があしらってあります。

僕らの子供のころは、ラスクといえば、パンの耳を揚げて砂糖をまぶした、
あまりメインな菓子ではなかったのですが、
このラスクは実にバターリッチ。食感もサクサクと心地よく響き、ほんのりとグラニュー糖の甘さ。
その上、ミルクリッチ&ビターなチョコレートのコーティング…もう、それだけで犯罪です。

いやいや、並んで買う価値あり。
ただ、ブームだけに、ここで出店拡大や乱造に走って花畑牧場のように失速しないことを願うばかりです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kumazzzo)
2010-01-09 04:41:13
>まるこめさん


今日は、素敵な「自分への御褒美」になりましたね。
おいしいですよね!
ラスクもうまいし、かかっているチョコもうまいし。
なかなか、ちゃんと考えて作ってある感じがしますよ。
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Unknown (まるこめ)
2010-01-09 02:34:16
行って来ました。買って来ました。
新宿の京王に行って来ましたが、すごい列ですね。僕は25分並びました。
チョコとホワイトチョコを買ったんですけど、家に帰ってから食べたら…



すごく美味しい!!!


本当にすごく美味しかったです(^^)。

また買って来ます。人さまの贈り物にもいいですよね。

教えて頂き有難うございました。
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Unknown (kumazzzo)
2009-12-31 04:38:35
>ルートさん

ゆずおだも、この番組がきっかけだったんですよね。
毎年、番組の裏側の製作過程をVTRで見せるのも、この番組の特徴なんですよ。
でも、毎年、結構手間かけて作っているけど、
商売のことだけで考えると、きっとマイナスなんだろうなあと
思ったりしてしまいます。

ラスクうまいですよね!30分なんて、携帯いじって新聞読んでいれば、あっという間でしたよ。
結構並ぶの好きかも。
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おお (ルート)
2009-12-30 08:12:09
いつも気になる話題が多いのにタイミングを逃すおいらです。

簡単にまとめると、ゆずおだ好きです。そして、この番組にこんな裏側があったとは…、今年は見れなかったんですが。

そして、このラスクは俺の中で三本指に入るヒットです。でも、あの列で大抵あきらめちゃうんですよね。
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Unknown (kumazzzo)
2009-12-30 03:54:50
>まるこめさん

小田和正さんの曲が好きでないと、なかなか興味わかないと思うんだけれど、
実際の番組は、結構、他のアーティストの歌を
歌っていたりと、単に小田さんの曲の番組ではなかったりするんですね。
特に今年は、小田さんが思い描いていた理想形で番組ができたんじゃないかな。

ラスクは、池袋の東武百貨店などで買えますよ!
新宿京王百貨店では、30分並びました!
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Unknown (まるこめ)
2009-12-29 03:45:00
小田さんの番組があったのは知ってましたが、そんなに深い内容だとは思いませんでした。次回(って来年ですね)は逃さず見ようと思います。

あのぉ~都内の百貨店とはどこでしょ(^^;?
また探し求めて来ます(^^/。
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