さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

のんびり台北6Days…ちょっと郊外へ、日帰り旅行の巻。

2009年02月07日 16時47分46秒 | 旅行


そんなわけで、台湾旅行特集2回目は、
ちょっと郊外へ日帰り旅行Part1「九分」と「平渓線途中下車の旅」。

九份は、台湾北部にある、山間の町。
急峻な斜面に民家が並び、遠くに東シナ海が望める場所にあります。

この町は、その昔、九軒の民家しかなかった村だったらしいのですが、
19世紀末に、金鉱が発見され、日本統治時代に急速に発展した町でした。

その後、70年代になり金山が閉山され、
急速に廃れていってしまったのですが、
80年代後半に入り、映画のロケ地として有名になり、
次第に観光客の注目を浴びるようになったとか。
日本統治時代の町並みと台湾の昔の街並みがミックスした異空間に
迷い込んだような雰囲気が
今では、外国人観光客にも人気の観光地となっています。


そんな九份へは、台北中心部のMRT忠孝復興駅前「金瓜石」行きバスに乗り
約1時間の道のりが、一番楽チンでしょう。

が、しかし!
この日は、お正月の台湾!
郊外は楽勝だと思っていたバス停には長蛇の列です。
バスは20分おきぐらいに出るのすが、これはさすがに一度には乗れません。
暖かいので待つのは楽でしたが、たぶん、50分ぐらい並んだでしょう。
いざ、出発です。






途中、瑞芳という台鉄の駅に寄るのですが、ここでもすごい行列!
下の画像でおわかりでしょうか。
バスの手前から、向こうの方をぐるっと回って、手前まで!
京都駅前で金閣寺や清水寺行きのバスを待つ行列を彷彿とさせます。




着いたら、着いたで、想像通りの混雑です。
あちこち、寄りながら散策したかったのですが、
落ち着いて見ることができなかったのは、残念。
古い街並みを散策しながら小吃(シャオチー)を頂きます。



もっと混んでいるところでは、とても撮影できませんでした。
浅草寺の初詣みたいな混雑。




芋圓。スイーツです。タロイモや山芋などいろんな団子に、小豆を
暖かい汁で食べますが、僕は、氷をたっぷり入れたもらい、冷たくして食べました。
モチモチしてうまい!



九份から東シナ海を望む。
たぶん、右側の彼方100km先に、与那国島が。日本の最西端です。



ぐるっと回って、バスが通る通りへ戻ります。
ここでタクシーに乗って、先ほど、大行列があった瑞芳駅へ向かいます。
瑞芳駅からもう一つのお楽しみは、「平渓線」と呼ばれる渓谷を走る鉄道の旅。
台湾には、日本の昔の国鉄にあたる「台鉄」と呼ばれる鉄道が
全土を一周するように走っていますが、
平渓線は、東側の幹線から、内側の山間部へ延びた支線。
もともとは炭鉱を運ぶ貨物線として作られたようですが、
今では週末にハイカーなどが利用する、ローカル路線となっているようです。


瑞芳駅では、切符を買ったら、乗り降り自由な周遊券にしてくれました。
また日本語のできる係員のあるインフォメーションもあり、
不自由なく、次の目的地に出発です!



途中駅の十份は、台湾のナイアガラと呼ばれる十分瀑布と呼ばれる滝が有名。
線路沿いに広がる商店街や、日本統治時代に作られた吊り橋も見所ですが、
次の電車の時間もあって、ちょっと駆け足の滞在です。



十份の駅の様子。混んでます。




天燈を上げています。願い事を書いて、空まで上がれ!
線路際ぎりぎりまで商店が迫り、みんな線路上で楽しく過ごしてます。
日本ではなかなかない、ちょっとおもしろい光景です。




線路沿いを歩いて、滝に向かいます。途中、こんな小さな滝も。



みんな歩いて向っています。
が、しかし!十分大瀑布は、どうやら時間が来てしまって閉鎖されています。
が、どうも様子がおかしい。
時間で閉鎖されているのではなく、
なにか違う理由で閉鎖されているようです。
ここは、Googleで見てください。

<iframe width="425" height="350" frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF8&ll=25.049087,121.786832&spn=0.002056,0.004807&t=h&z=18&output=embed&s=AARTsJphchmq1u9uXVFfIqAUqGPa-d4fvg">大きな地図で見る


駅に戻って続いてむかった先は、平渓線の終点、菁桐駅。
駅舎には、日本から持ち込まれたタブレット閉塞気や電話が残っているそうです。
雨が多い地域で、屋根は苔で覆われているそうですが、
到着した時には既に日が落ちた後。
町から離れた場所にはいけませんでしたが、
暗い夜空へ舞い上がる天燈と呼ばれる気球が、明かりを灯しながら浮かび、
旅情を掻き立てます。




花火がぱちぱちと鳴りながら、あがっていきます。
空には何個かぽかんと浮かんでいましたが、なかなかうまく撮れませんでした。





香腸。ソーセージです。もう少しスパイシーでもいいかな。



鉄道グッズのお土産物屋。なぜか、「アンコ椿は恋の花(by都はるみ)」が流れていました




帰りの列車で、瑞芳駅での乗り換えで相方さんと相談していると、
「お手伝いしましょうか?」と片言の日本語でカップルが話しかけてくれました。
日本語を勉強していたり、また留学経験をしたことの人も多い台湾の人々。
戦争という過去の出来事を乗り越え、
日本という国を受け入れてくれる懐の深さを感じずにはいられませんでした。



最後に、台北のショッピングセンター、新光三越の眺め。すんごく都会です。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Ikuno Hiroshi)
2009-02-07 22:26:04
>東側の幹線から、内側の山間部へ延びた支線。

 これだけで,行ってみたくなったワタシは鉄分過多(笑)
 でも,写真で見ても,かなり興味深そう。台湾,行ってみたくなりました(微笑)

 九份の街の看板に「非情城市」ってあるけど,映画に関係してるのかしらん?
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お正月は混んでいるんだね~ (台吉)
2009-02-07 22:37:51
ボクが九份に行ったときは瑞芳駅前はがらがらで
寂れた田舎の駅に来てしまったと思ったんだけど
さすがにお正月は違うんだね~
提灯がともった夜の九份も綺麗だったよ
芋圓はあまり甘くなくて美味しいよね

十份までは行けなかったから次は行ってみたいな~
返信する
Unknown (kumazzzo)
2009-02-09 00:48:39
>Ikuno様

ゆいれーるだけでは、ちょっと鉄分不足ですな(笑)。
やはり、沖縄から1泊2日でしょう!
たぶん1時間くらいで着いちゃうじゃないかな。

「非情城市」…まさに、その映画のロケ地だそうです。
自分は見ていないのですが、ベネチア映画祭で
賞をとったり、とても高い評価の映画みたいですね。
見てみようかな。

>台吉君

本当にすごい人手だったの!

みんな、台湾の人は、こんなに人混みが好きなんだって
思っていたけれど、やはり行ったときが
悪かったのかもね(笑)
でも自分は、そんな正月にしか味わえない熱気を
体験できたって意味で、
いい経験だったと思います。



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