さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

市民権を得つつある、「バター」「生クリーム」と「つぶあん」の組み合わせ。

2009年01月17日 03時37分55秒 | 食べ物の話
画像は、浜松市中区「春華堂佐藤店」(だったかな?)で、とら焼。

春華堂という名前はご存じなくても、
「夜のお菓子」という、一風変わった、耳慣れないニックネームで
その名を全国にとどろかせた「うなぎパイ」はご存じですね。
浜松を代表する銘菓として、絶対的な人気を誇っています。

「うなぎパイ」には、うなぎのエキスが入っていますが、
別にうなぎの味やかば焼きのたれの味がするわけでなく、
バターリッチでシンプルなパイは、
お土産の定番としてマンネリ化していても、
それを上回ってあまりあるおいしさで、
しかも商品を見ただけで、何処に行ってきたのか、語らずして分かり合える、
とても素晴らしい商品だと、思っています。

そんな春華堂。
僕が地元にたときには、ただの「うなぎパイ屋」だと思ってたら、
最近は直営店を何店舗か展開していて、洋生菓子や和生菓子も製造し、
カフェなんかも併設したりしていて、
「うなぎパイ」のブランド力を利用し、
積極的に事業を展開しているようです。

画像の「とら焼」もそんな商品の一つでしょう。

価格も1個210円と高めですが、
手に持つと、ずっしりと重く、皮がしっとりしていて、うまそう!
はちみつをたっぷり使って焼きあげられている感じが、
手に持った時のべたつき感から、伝わってきます。

そして、画像には映っていませんが、
この「とら焼き」には、バターが塗られているんですね。
実際に見ると、まっ白なのでバターというよりか生クリームじゃないの?と
最初思いましたが、ホームページにも原材料名の表示も、
「バター」になっています。

「バター(もしくは生クリーム)」と「つぶあん」の組み合わせは、
なんとも名古屋チック!
かつては、色もの扱いだったと思いますが、
最近では、札幌「きのとや」の純生サンドが人気を博したり、
「モチクリーム」に代表されるような生クリーム大福が流行ったり、
「和」と「洋」の組み合わせは、次第に市民権を得ているような気がします。

薄く「バター」が塗られた皮でつぶあんをたっぷりと挟んだ「とら焼」。
表面の「とら柄」の焼き色もさることながら、
食べた後に、つぶあんとバターの二層構造がはっきりと見えた瞬間、
つぶあんの甘さにバターが溶けていきます。
その瞬間、「あー、日本って食べ物がおいしい国でよかったー」と、
思わずにはいられません。

他にもおいしそうな焼き菓子、洋菓子から、
ちょっと不揃いなうなぎパイを集めた「お買い得品」も含め、
直営店には「六花亭」顔負けの、バラエティの豊富さ!
静岡を代表し全国に通用する会社に
育ってほしいと思わずにはいられませんでした。