さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

男おひとりさまが、真っ暗とは言わせない、男同士のビュッフェ。

2009年01月08日 01時28分47秒 | 食べ物の話
ちょっと挑発的な見出しに悪意さえ感じる、
「AERA」(朝日新聞社)のこんな見出しから。

「2009年100人の予言 ◆上野千鶴子『男おひとりさまはお先真っ暗』」

http://www.aera-net.jp/summary/090104_000574.html

上野千鶴子氏いわく、男のおひとりさまは孤独な場合が多く、
また買春率も高く、親の住居と年金にパラサイトしているくせに、
親の介護も満足にしないのだとか。

なんかですね、ジェンダー論とか、あまり詳しくないのですが、
じゃ、「女おひとりさま」は、真っ暗じゃないのかよ!。

「男おひとりさま」でも立派っつーか、
生涯青春みたいな感じでゲイライフを謳歌しているゲイの大先輩もいますし、
まあ、「男おふたりさま」でも「男おひとりさま」でもいいんだけれど、
女だって、そうそうみんな上手に生きている「おひとりさま」ばかりじゃないんじゃないの?と
思わずにはいられませんでした。

そんなわけで、全然関係ない話題で、画像は、
千代田区内幸町・帝国ホテル17階「インペリアルバイキング・サール」で
ビュッフェ。
うちの相方さんは、何度か友達と利用していて、
帝国ホテルのビュッフェがおいしいって話をするばかり!。
一度行ってみたかったホテルビュッフェのひとつでした。

帝国ホテルは、ビュッフェ方式のレストランを
日本で広めた元祖ですね。
自分もバイキングの名前の由来が、この帝国ホテルだと知るまで、
「食べ放題=バイキング」だと思っていました。それもいい歳まで。
考えてみたら、普通に海外からの宿泊客にしてみたら、
「今日のランチは海賊」って言われても、意味がわかりませんよね。

余談ですが、帝国ホテルでは「ビュッフェ」じゃなくて、
必ず「ブフェ」って表記するみたいなんですね。
「ブフェ」って!ブフェレストランとか、ブフェスタイルとか。
響きがなんだかおいしそうじゃないのですが、
そんな表記ひとつとっても、このホテルのこだわりなのでしょう。

ホテルビュッフェの醍醐味は、レベルの高い味を、
気取らず好きなスタイルで、好きなだけ食べられること。
帝国ホテルもこのレストランのランチビュッフェは5250円するのですが、
どの料理ひとつとっても、レベルが高い!

気取らずといっても、
携帯カメラで画像ばかりとっていると、周りにも迷惑だし、
味わうことや会話を楽しむことが二の次になってしまうので、
トップの画像には写っていませんが、
一番おいしかったのは、牛フィレ肉のパイ包み焼きかな。
シェフが切り分けてくれるのですが、
一番最初の切り分け方では、ちょっとでは足りないので、
二回目の時には、「二枚ください!」というわがままにも、
応えてくれます。

いやー、なんつーても、やわらかいし、
食べたあと、なんとも言えないしっとりとした食感。
牛肉を意識的に噛むことなく、口の中で、自然と広がっていくんですね。
舌の上で味わう肉のうまみは、別れが惜しいくらい格別です。

コロッケに、舌平目のソテー、ナポリタンスパゲティに、
ビーフシチューやピザ、ポテトサラダ、カレーと、
どれひとつとっても、かけるソースまで、手を抜いたものがない、完璧さ。
チーズやハム、サラダ類も充実していて、
どうして胃袋に限界があるのだろうと、恨みたくなります。

別腹のスイーツもですね、
ストロベリーショートケーキはコクのある生クリームにふんわりスポンジにノックダウン。
アイスクリームには、あったかい大粒ダークチェリーのソースをかけたり
各種トッピングも充実。
自分的には、青りんごのシャーベットが、とっても繊維たっぷりで
本物のリンゴを食べているかのような、シャリシャリ感に感動でした。

前日、前々日と、昼飯抜きで仕事していたので、
当日は、胃袋が普段より確実に小さい状態。
お値段が高いだけに、やはり事前に胃袋を大きくする訓練をしてから
行くことをお勧めします。
えっ、がっつき過ぎですか?