さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

雪景色か、ハンバーグか、そんな二者選択。

2009年01月09日 02時21分51秒 | 食べ物の話
僕の生まれた育った街は、すごく暖かくて、
隣町で雪が舞っていても、自転車を走らせて家へと戻ると、
いつのまにか、雨になっているような、そんな田舎でした。
雪が降ろうものならば、それだけ大雪注意報。
積もった記憶をたどれば、18年間の中で数回しかないと思います。

東京で暮らし始めた年、
何十年振りかの大雪が降ったとか降らないとかで、テレビは大騒ぎでした。
雪が深々と降りつもる中、僕はうれしくて、
ぎゅっ、ぎゅっっと雪を踏み固めるだけのために、
近所を歩きまわったのをよく覚えています。

今でこそ、雪の日の出勤は、汚れるし、靴は濡れるし、
電車は遅れるし、普通の大人のように、少しは嫌になりましたが、
明日起きたら、まっ白い雪景色になっているかなと、
わくわくする気持ちは、変わりません。

日付変わって今日は、関東地方平野部でも大雪の可能性とか。
予報では、未明から雪が降りだすそうですが、まだ降っていないようです。
気になって窓を開けると、深夜の冷たく重たい空気が足もとに流れ込んできます。
気象庁は、多少大げさに言うから、
あまり期待していないけれど、
ちょっとだけでも降り積もっていたら、
普通の大人のふりして、雪道の通勤を楽しみたいな。

画像は、新宿区四谷「洋食エリーゼ」で、
大きなハンバーグ定食。
このブログで紹介するのは2回か3回目かな。
ハンバーグブラウンとでもいいましょうか、
食欲そそる焼き色の表面を崩すように箸を入れると、
じゅわっと肉汁が流れ出し、輝く飴色の玉ねぎと挽肉が溶けそうに柔らかいです。
それは、焼き加減がレアとか半生とかとは、全く違う、
ハンバーグの真骨頂です。
デミグラスソースの香りが鼻をくすぐり、
柔らかく崩れそうなハンバーグをこぼさないよう、
口に入れたとたん、ご難を一緒に食べたくなります。

もし明日雪が降るのと、明日の夕食がエリーゼのハンバーグなのと、
どっちを取るか選択しなくてはいけないのならば…
寝てから考えることにしましょうかね。