チャチャヤン気分

《ヘリコニア談話室》後継ブログ

「日本沈没――希望のひと――」(2021年TBSテレビドラマ)視聴

2023年12月30日 22時11分12秒 | 日記
アマゾンプライムで、「日本沈没――希望のひと――」(2021年TBSテレビドラマ)視聴。
これは、小松「日本沈没」と、谷「第二部」の、そのあいだを埋めるものといえます。
私が思うに、小松さんは、国土を喪失し世界に流浪していく日本人を書くに忍びなかった。
谷さんはそれを書こうとしたわけですが、しかしそれは、すでに各地に散らばってしまったあとの日本人の姿だった。
つまりその間の、いかにして日本人は世界各地に散らばったのか、が抜けているわけです。
本篇は、1億2千万日本人全員を、日本列島から世界各地に移転させるため、世界各国と交渉し、受け入れ先を探し、見つけ(トヨタなど日本企業や国宝を見返りとして差し出したり)、無事送り届けるまでを描く行政プロジェクトドラマです。
で、面白かったのは、それを実現するのは、結局人脈であり、コネだったところですね。
いや非常に古い。政治家だけじゃなく、科学者も人脈とコネの中で生きている。
官僚たちは、このプロジェクトをまさにウェーバーのいうベルーフ(仕事=召命)としてこなしているのですが、ところがその手法自体は前述のように人脈主義で古い。政治家的発想なのです。
これは意図的な(リアルはそういうものだという)設定なのか? 
それとも、制作者自身の裡に、(交渉とは)そういうものだ(そらそうよ)という無意識があって、それが反映されてしまったのか、非常に興味深いのでありました。
実際、まあそういうもんなんでしょうけどねえ。 


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Re: Re: どっちがお好み(再)

2023年12月29日 21時53分09秒 | 日記
斎藤さん


ビートリッシュが分からなくてググりました(汗)
「ビートルズのニュアンスを持つ音楽の意味」なんですね(ここ→ http://www.waikikirecord.net/?p=1870
そして、そのページのまんなかあたりで、「KAN」について言及がなされていました。KANもビートリッシュ認定みたいです。言及というよりも、話の肴的な扱いでして、なかなか辛辣。
「モノマネ曲がいっぱいあるよね。ビリージョエル(Billy Joel)もあるし」なんて言われています(^^;
モノマネかどうかはとりあえず棚に上げておきます(「 Uptown Girl」を指しているのかどうかも)。しかしなにはともあれ、ビートルズ的という意味の「ビートリッシュ」を話題にしたなかに、KANとビリー・ジョエルが出てきているのは示唆的じゃないですかねえ。我が意を得たとまで言う気はありませんが(>言うとるがな)\(^o^)/

ちなみに、私のリアルタイム「おかあさんといっしょ」は「ブー・フー・ウー」ですね。テーマソングはいまでも歌えます。
歌えますと書きましたが、いま口ずさんでみて、「一番上はブー。ブーブーブーの〇〇屋」「二番目はフー。フーフーフーの〇〇屋」の〇〇の部分、忘れてしまっているではありませんか。辛うじて「一番下はウー。ウーウーウーの頑張り屋」は覚えていましたが。嗚呼。


      ――――――      ――――――


Unknown (斎藤)
2023-12-29 09:07:26


こんにちは。
「にじの向こうに」は、神崎ゆう子さん、坂田おさむさんの次のお姉さん、お兄さんであった、茂森あゆみ、速水けんたろうさんの時の新曲として歌われた曲です。
私は、妙に童謡・唱歌が好きで、「おかあさんといっしょ」で歌われている歌はことに好きです。
はいだしょうこさんは、この、あゆみお姉さんの次の次のお姉さんでした。
坂田おさむさんも含めて皆さん現在でも現役で、コンサートは勿論、CDなども出しています。
特に坂田おさむさんは新曲をばんばん発表しています(歌われているのは勿論、「おかあさんといっしょ」の中が多いです)。
ビートリッシュな曲が多くて大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=BN9pfbgS69s
https://www.youtube.com/watch?v=Vxn5zWxkr1c
https://www.youtube.com/watch?v=CH4IZ8XhCXQ

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Re: どっちがお好み(再)

2023年12月28日 22時11分41秒 | 日記
斎藤さん


おお、ビリー・ジョエルがこんなにKANぽかったとは!
全然気づいていませんでした。いやービックリ。というか衝撃でありました。
KANはビートルズの曲作りにかなり影響を受けていると、私は確信しているのですが、今回示唆されたことで、ふと、そういえばこの三人(2人と1グループ)とも、私の(あくまで私の)二分法でクラシック系ではあるのですね(対概念はブルース)※。得心しました。ご示唆感謝。
(※河野典生に倣ってスクエア/ヒップでも可)
「虹の向こうに」は、はじめて聴きましたが、確かにKANぽい\(^o^)/
はいだしょうこさんという方、ググると、うたのおねえさんですね。
私は、森みゆきさんと神崎ゆう子さんの時代は視聴していましたが(もちろん子供につき合ってです。汗)、はいだしょうこさんは、子供もすでにこの番組を卒業していて、お名前も初見。
ただ作詞作曲の坂田おさむさんは、森・神崎時代のうたのおにいさんだった方で、その名前にはうっすら記憶があります。
しかしKAN作曲と言われたら納得しちゃいそうです\(^o^)/
ビリー・ジョエルに話を戻しますが、私はエルトン・ジョンのほうが好きでしたね。同世代の似た立ち位置のミュージシャンで、クラシックの素養もあると思いますが、もっとずっとヒップだと思います。エルトン・ジョンとストーンズが共演する図を想像するのは(実際していますが)何の違和感もありませんが、ビリー・ジョエルとストーンズが共演している図はなかなか想像できません。少なくとも私は見た記憶がないような。
ということで、ご存じの方、ご教示いただければ幸甚であります。


      ――――――      ――――――


Unknown (斎藤)
2023-12-26 17:01:08


こんにちは。
この比較だと、KANの方が好きです。
そしてKANの曲だと、やっぱりこちらの曲が出てきてしまいます。


https://www.youtube.com/watch?v=hCuMWrfXG4E


更に、この曲も出てしまいます。


https://www.youtube.com/watch?v=X6x2HQWLilM


そして、一番好きなのは、「虹の向こうに」なのでした。

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どっちがお好み(再)

2023年12月25日 21時04分45秒 | 日記
イントロですけど\(^o^)/

Stevie Wonder, Andra Day - Someday At Christmas

Aiwa katsu
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Re: どっちがお好みですか

2023年12月24日 20時28分50秒 | 日記
斎藤さん


おやまあ、こんなところにもひそんでいましたか@@;
いやこれは気がつきませんでした。ご教示感謝です。
実はエルビスはあんまり身を入れて聴いたことがないのですね。
もちろんこの曲は知っていましたが(というか、この曲を知らない洋楽ファンなんていませんよね)、私が洋楽ファンになった69年頃は、エルビスはすでに過去の存在というイメージでしたし、70年代に復活した「エルビス・オン・ステージ」も、ハリウッドにまみれた感じのパフォーマンスで、ぜんぜん気に入らなかったのでした。
最近、ライブ通いをするようになって、はじめて初期のロックンロール曲を知り、うわ、すごいアーティストだったんだな、と再認識したところなんですね。
そうそう、ライブといえば(斎藤さんがライブ通いされているかどうか知りませんが、それはさておき)、ビートルズはオールディーズの範疇でしばしば演奏されるのですが、ストーンズは、私の知る限り、たった一回も掛かったことがないのです。
これ、ずっと不審だったのです。なんでやねん、と。
しかし最近、こういうことではないかと、思い至ったことがあります。
それは詞の内容で、まあ下品っちゃ下品ですよね(汗)。とはいえ、我々日本人は英語の詞を理解しませんから、そこはスルーしているわけです。
ところが、初期のオールディーズのライブハウスは、お客さんのなかに外人(米軍基地の軍人さんですな)の占める割合が(ベトナム戦争の頃までは)かなり高かったはずです。
将校連中が、奥さん同伴でダンスに訪れることも多かったでしょう。
英語はもとより彼女らの母国語です。詞の内容はバッチリ理解できます。
そんな場所でストーンズを演奏しようものなら、ブクブクとアメリカ太りした中年の(おそらく敬虔なキリスト教徒の)御婦人連はキィッとなって卒倒してしまうではないですか。
だから、ストーンズは内規で禁止だった……。
その内規がもはや機能しなくなった現在でも(演奏者も経営者もその理由を忘れてしまった現在でも)、なんとなく残存している。
そういうことではないのでしょうか。
それに思い至ったとき、いやきっとそうだ、そうに違いない。と了解してしまったのでしたが、実際はどうなんでしょうねえ\(^o^)/


――――――      ――――――

Unknown (斎藤)
2023-12-24 16:53:13
大熊さん、こんにちは。
大熊さんのご質問というか、アンケートの意図を勝手に解釈したら、こんなモノもいかがかかなと思ってしまいました。


https://www.youtube.com/watch?v=t7vZAQfnmys


ちなみに私は Bryan Adams の80年代からの大ファンなので、案件意図とは無関係に Bryan が好きです。

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どっちがお好みですか

2023年12月23日 15時55分24秒 | 日記
Bryan Adams - Christmas Time (Classic Version)

ぼくたちの失敗/森田童子
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藤井太洋『おうむの夢と操り人形』

2023年12月18日 23時06分01秒 | 日記
「理解とは誤解だ」
私が大学生のとき、ゼミの教授が言った言葉。
藤井太洋「おうむの夢と操り人形」(Kindle Single)を読んでいて、この言葉が久しぶりに脳裏に甦りました。
例によって、本篇もまた岡本SFと分野が被ります※。つまりAIもので、本篇は、パドルという、主人公の言葉を借りれば「人の形をしたスマートスピーカー」をめぐるお話ということになる。
スマートスピーカーとは何か。
アレクサやOKグーグルのことですね。
検索しますと、《スマートスピーカーとは、対話型の音声操作に対応したAIアシスタントを利用可能なスピーカー》とありました。
パドルは、スマートスピーカーが搭載されたヒト型ロボットで、それもかなり簡易なモデルなのです。
タイトルにあるように、質問者の質問内容を「オウム返し」に返しながら、つまりある意味質問者とのあいだで対話をしながら、質問の意図に迫っていくわけです。
対話とは言い条、もとよりAIアシスタントに意識(心)があるわけではないのはいうまでもありません。
アレクサに人格を感じる人は、なかにはいるかも知れませんがごく少数でしょう。
ところが、ヒト型のなかに搭載されたことで、パドルはきわめて人間臭くなります。というか、それを見るものが勝手に人間を感じてしまう。(歩行型ではなく車輪なのですが、ペタペタと歩いているような足音を発するようにしてからは、さらに人々はそれに人間を感じ、いたずらは激減します)
しかし――
「その手には乗るものか」
これは開発者(改良者?)である主人公の自戒の言葉。
企業化においても、(心があると)勘違いさせるような売り方は慎もう、そう共同経営者と申し合わせるのですが……
資本主義はそんな感傷を粉砕してしまうのですなあ。
認知症患者がパロットに対し、人間に対するように接しているのを見て、嫌気が差した主人公は会社から身を引く。
20年後、共同経営者と再会した主人公は驚愕の事実を知らされます。
それこそ――
「理解とは誤解だ」
だったのでした。
理解とは誤解であり、だからこそ社会や共同体は円滑に動いているのだという根源的事実。
そうなんです。人間とパドルの間に、本質的な違いなんて、なかったのでした……嗚呼。

※いやもちろん被るのは分野であって、アプローチされる内容は当然違います。為念。


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高野史緒『グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行』

2023年12月16日 21時12分47秒 | 日記
高野史緒「グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」(Amazon Kindle Single)は、のちの『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行』(早川書房刊)に組み込まれる短篇(中篇?)なんだろうと、私、勝手に思い込んでいまして、プライム会員になったのを機に読んでみました。※
で、読後いろいろ検索していて、実は本篇、出版された長篇とは全く別の、とは繋がりがないという意味ですが、独立作品であると知った。
つまり本篇をもとに長篇化がなされたのでも、もともと長篇の構想があり、そこから部分を切り出したものでもないということです。
これはよくわかります。
ある一箇の原アイデアが無から生じ、それをいろいろ転がしているうちに、複数の、互いに別の物語が、そこから同時発生的に脳内に展開されていくことは、ある意味よくある話のような気がします。
不肖わたくしも、『チャチャヤングショートショートマガジン』用に『北西航路』掲載の習作を新たな視点で書き直していたのですが(これがすでに別物語化なのですが)、そこからまた別の物語が脳内で並行進行始めてしまい、さてどっちを採用するものか、と考えているうちに、そんなことをしている状態ではなくなってしまったのは、ご存知のとおりです。
さて本篇ですが、史的事実としては、世界一周飛行中に土浦に舞い降りたグラーフツェッペリン号ですが、何の問題も起きず、無事アメリカに向けて出発しています。
ところが、主人公とその従兄の二人、そしてその祖母には、ツ号が土浦で墜落したというかすかな記憶があった。主人公の場合は子供時代に現実に見た(時間的には合わない)という記憶。
そこまで読んで、私は当然ながら、眉村的な並行世界を思い浮かべてしまったのですが、それはそれとしてこのモチーフ、光瀬さんにもあるんですね。敗戦直前、B29がどんどん関東に飛来してくるのですが、光瀬作品の主人公は、史的事実としてはありえないB29の襲来を記憶しているのです(これ、あとがきで光瀬さん自身自分の記憶だと仰言っています)。
いやまあ、どっちがどっちとか言いたいわけではないですよ。ちょっと知ったかぶりしたかったしただけです(>おい)
後半は、夢中の出来事のような感じで、異世界(ツ号が墜落した世界)との間を痙攣的に行ったり来たりする展開(とは、眉村に毒された私の解釈)になっていきますが、ここにいたって、また新たに思い浮かんできたのが西秋生なのです。
つまり西秋生が好んで描いた、郷愁の風景。
本篇には、SF的な(あるいはミステリ的な)意味での謎解明も解釈もありませんが、そっちは些事で、郷愁の風景がたいへんよかった。
長篇はどうもぜんぜん違うみたいで、そっちも読んでみたい。まあいまは無理ですが。


※なにしろ月額600円なので使い倒さなければなりません

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今夜がピークらしい

2023年12月14日 20時44分13秒 | 日記
老化で、夜空を見上げても、もはや一等星以外は、肉眼では全く認識できない目になってしまいました。
今夜は、ふたご座流星群のピークらしいのですが、そんな目ですから、流れ星なんてとんでもない話です。
てゆーか、そもそも若いときからリアル流れ星には興味がなかった(小説は違いますよ。和田さんの「願い事」とか)。
とうぜん、夜空を長時間観察しようと思ったこともなく、ですから生まれてこの方、流れ星を目撃したのはたぶん数回。多く見積もっても10回を越えないですね。
そんな私をYouTubeのAIがあわれんだのでしょうか、マウナケアにある国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡のライブ映像をおすすめしてくれました。
びっくり。
数秒から10数秒の間隔で、空から、まさにわらわらと、流れ星が落ちてきているではありませんか。
望遠鏡だからこその映像ではありますが、いやあ、こんな感動的な天体ショーの世にあったなんて、この歳になるまで全く知らなかった。YouTubeさん、ありがとう!
とは言い条、その一方で私の重ねに重ねた60有余の馬齢は一体何だったのか、と、しみじみザンキの至りなのでありました。嗚呼。


Geminid meteor shower 2023/12/13-14 LIVE from Subaru Telescope MaunaKea, Hawaii
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『ガメラ 大怪獣空中決戦』<2週間限定公開>に気づかされたこと

2023年12月12日 20時41分47秒 | 日記
私はプライム会員なので、この映画、今ならふつうにプライムビデオで視聴できるのです。
そのことは前から知っていて、しかしだからといって別に観たいとは思わなかった。何回も観ていますし。
ところがYouTubeのおすすめで、<2週間限定>と煽られたら、とたんに観なければならない気持ちになってしまいました。
お一人様一個限りとか本日限りとか、そういうのに釣られるのは誰しもですが(ですよね?)、私の場合、こんな安いものを買ったで、こんな得をしたでと、安モノ買いを人に自慢したいというのが強くありますね。
これって何なんでしょう?
関西人特有の何か?
いやまあ、そう言って皆さんをまるごとこっち側に引き込むのは慎みますがね(おい)、なにはともあれ、この投稿も、私の「得した自慢」なのでした\(^o^)/

追記。それはそうと、劇中でガメラがギャオスの音波光線で手首をスパっと切られる場面があって、これはもちろん、昭和の最初のガメラ対ギャオスの一シーンを踏襲しているわけですが、ガメラの血って、青色だったですよね(ヘモシアニン?)
ところが、今日観たら青緑色だった。
一瞬、あれ? と思ったのですが、はたと気づいた。
実際青色なのに、わがPCのモニター(かなり古い。10年くらい使っている)の色調整が狂ってしまって、緑の方にずれてしまっているのかも、と。
調整ができるかどうか、これから調べてみますが、たぶん経年劣化なので無理かも。
速度も遅くなってきているので(これは5年目)、買い替えの時期なのかもしれません。
それに気づかされた平成ガメラでありました(~~;

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