現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

思いは同じ? それとも違う?

2014-10-27 | Weblog

それなりに人生の成功者が、母校に出向き、成功の秘訣を伝える。世界中、心にしみいる思いは同じゆえ、それを信じて進もうと。

喜ぶべきことを喜び、悲しみを共有する。確かに、心の奥底に流れる人間としての思い、考えが同じということはわからくはない。ただ、それでは違いは何なのか?と疑問を投げかけたくなる。

日本では、商品の品質にこだわりをみせる。それも、どうでもよいような所まで、細かくこだわるので、それのしわ寄せというか、検品してはねられる数が増えたり、作り直させたり、コストや手間が他国に比べて、べらぼうにかかる状況にある。日本では、もうそれが当たり前になってしまっているので、印刷などの品質を下げたいといったところで、相手にされないだろうが。

日本では、ビール離れをくいとめたり、ビールのさらなる拡販戦略、税制とのからみでの低価格実現などで、通常ビール、発泡酒、その他ビールとなってきているが、欧米人と一緒に飲むときは、缶ビールは缶ビール、びんビールも缶ビールもビールといった具合で、なぜこんなにも種類分けがあるのか、全く無視の状態。

USAと日本では、すべてが逆という発想を持ったほうが、コミュニケーションがスムースにいくぐらいだ。交通は逆。信号は守らない。待ち合わせ、約束の時間は守らない。住所などの表記は、氏名、番地、町村名、州名の順。日本は、県名、市町村、番地、相手名となる。顧客本位でなく、対等のビジネス関与者、契約優先、椅子であろうが地べただろうが、座りたいときは、相手も無理矢理座らせる。チップが潤滑剤。日本、韓国、中国、他のアジアとの明確な区別、知識がない。移民を受け入れる。ハリウッド映画は幻想。保険が大好き。贈り物でも包装紙なし。ピザがごちそう。プライバシー重視、尊重、優先。などなど。

ある程度までは、当方の思い、考えが伝わるとは思っているが、さらに踏み込んでとなると、納得してもらえるまでは、なかなか到達しなかったというほうが多かったように思う。

かといって、日本の仕組みと異なるものであっても、USAに限らず、ヨーロッパでも、日本以上に発展、発達、便利、融通、機転、低価格、斬新、優秀、独自性、心地よい、楽しい、快適、羨望、創造、など、感じられるものが、いっぱいある。同じものがあるというより、違いがある、と考えるほうが、拡がりをもって捉えられるし、いつも日本だけのガラパゴス化思考に一石投じられる気がする。

 

 

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