現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

パリ・その3

2014-01-27 | Weblog

全く自慢できない内容だが、スイスからパリまでTGVに乗った時のことだ。日本の新幹線とは異なり、座席が横に2列と1列の3席のため、スペースにゆとりあり。じっと座って景色などお楽しめばいいものを、5,6人で連れもっていわゆる食堂車へ。立ち席のバーカウンターだったが、そこでワインを飲み始めた。なんの話で盛り上がったのか忘れてしまったが、結局、最後まで席にもどることなく、そこでひたすらワインを空けていくだけ。ついには、カウンターの中のワインボトルが底をついた。かろうじてその様子の写真こそあるものの、なんとなくもったいない時間の費やしかたをしていたものだと思う。

 


パリ・その2

2014-01-24 | Weblog

当時のパリに、日本のパンメーカーがベーカリーショップとして店をオープン。土曜、日曜も開店ということで繁盛を狙った。ところが、本来休まねばならない日や時間帯に商売するとは何事ぞとばかり、総スかンをくらったそうな。結局、店をたたむことにまで追い込まれたと聞いた。確かにその当時、視察の合間に買い物をということで、自由時間を土、日に設定してもらっても、肝心のお店が開いていないので困ったと記憶している。平日の夜も遅くまで開いておらず、町中で、10時ぐらいまで開いていたのは、緑十字の看板の薬局程度であったと記憶している。パリで、ものもらいの、ひどい程度になり、医者に行ったら、大学の教授室のようなところで、診察というか、書棚から書物を取りだし、処方箋を書いてもらった。それを持って、夜の9時ぐらいに例の薬局へ行き、薬を買った。日本の眼科医院とは似ても似つかぬ診察だった。

 


フランス・パリ

2014-01-23 | Weblog

TV番組で、フランス・パリでの船上生活、旧貨物船などを改装して、セーヌ川からの引き込み運河と思うが、係留して陸地から電気などの生活ライフラインを取り込み、きっちりと住民登録がされている風景が紹介されていた。紹介されていた船の中は、まるでちょっとした客船のキャビンのごとく、もちろん何十メートルもある長さの空間をすべて使用しているのだから、いわゆる、4LDK,5LDKと表現できる広さである。子供を含む家族で普通に暮らし、学校にもそこから通っている。船の中のリノベーションをオーナー自ら行ったということも驚きだ。ほとんど揺れを感じることがないということだが、嵐、暴風雨などがほとんどなのだろうか?

約30年前には、欧州視察というと、ほとんどの場合、日程の中にパリ訪問、滞在が織り込まれており、何回か訪れていたのだが、地元のガイドからも、そのような住まいに関する情報など聞いた記憶がない。いつ頃から、そのような家屋というかライフスタイルが見られるようになったのだろう?

当時は英語で話しかけても無視された。警官であっても、そしらぬ素振りであった。腹が立ったが、裏返せば、日本も同様かと思い直せたのは、かなりの年月を経てからであった。そのため、レストランなどで、片言の、というか即席の言葉を教えてもらった。

まず飲み水を頼みたいので、どう言えばいいか聞いたら、ワン エビアン シルルプレ と言えばいいということだったので、試したところ通じた。次に、ガラスのコップをもらいたいと思ったので、ワン グラス シルルプレ と頼んだら、しばらくしてから、大皿に盛られたキュービックアイスが、どさっともってこられて、なんじゃこれって、失敗したことを覚えている。


ニオイの暴力

2014-01-22 | Weblog

寿司やのカウンター席。2人おいて、外人のペアが座った。ジャケットを脱いで、真っ赤なセーターへ。その後、「このニオイ何?」と思う状態に陥る。目の前の新鮮なネタの味よりも、その強烈なニオイが鼻をついて、口に放りこむも、同時に鼻にはニオイがきているので、何を食べているかがわからない。男性がつけているオーデコロンの類か、女性のたっぷりの香水か、どちらかかはわからない。それだけ距離が離れているにもかかわらず、ニオイの度数はすごい。ニオイに対して、鼻は鈍感性を持ち合わせているから、そのうちニオイを感じなくなるかなと、しばしのガマンと全く気にならないような素振りを続けたが、これだけ待っても弱まっていかない強烈なニオイというものに出会ったことがない。ホテルのロビーや食べ物とは無関係のところであればまだしも、生の素材が目の前で出される場所には完全にミスマッチである。最近は喫煙は断られる。確かにガンを誘発する・しないの問題はあっても、退場いただきたいニオイというものに初めて遭遇した。


身から出たサビ

2014-01-09 | Weblog

相田みつを さんの言葉集の中に、この言葉が出てくる。確かに、その通りなのだが、グサッと突き刺さる言葉である。人差し指で人をさす時に、「人差し指1本は相手に向けられても残り3本が自分に向いているよ」と言って、よくその仕草をしてはダメと言っていた。また、他責より自責とも言っていた。

言うは易し行うは難し、との言葉通り、自分自身に対して厳しく厳しく振舞い続けることは容易ではない。最近でこそ、がんばらなくていい、だとか、プロセスを大事にしたい、とか慰め以上の励ましの言葉が重宝がられるようになったが、少し前までは、競争意識丸出しというか、世間が甘い事を言っていると許してもらえない風潮があった。入賞ぐらいじゃ、トピックとしてもさほど取り上げられることはなかった。昔のほうが、本音に近いことを言えたのかもしれない。


お詣り

2014-01-08 | Weblog

初詣など東京で神社などに出向くと驚かされることがある。賽銭を上げるとともにお祈りするのだが、最前列に行くまで待つということだ。人出が多いのだから、神殿近く、そこそこに近寄った時に、手拍子打ってお参りする。なんで最前線まで行かなければならないのかが理解できない。非効率極まりなし。かくも並ぶことが好きな人種とあきれてしまう。

本当に辛抱強く並ぶものだ。日本一たくさん人が集まっているのだから、逆に効率よくさばくことに全員が頭を切り替えるべきと思うが、ある神社で、2列で並んでいた。横にどっど拡がってもよさそうなものだが、2人ずつだから牛歩戦術と同じだ。さっと横のところを一直線に正面横に行くことが、あたかも行儀の悪いことのように映る。

このような行儀のよさを小生は到底信じられない。

 

 


松の内

2014-01-06 | Weblog

いままで松の内というのは、1月15日までと何の疑いも抱かず、そのように信じてきていたが、昨日、たまたま娘が松の内って何?と聞いたことから、改めて確認してみたら、なんと解釈が3日まで、7日まで、15日までと地域により違いがあることが判明した。元来は15日であった模様であるが、特に関東方面は7日へ変化していったようだ。そもそも松の内と言う意味は、門松を片づける日がいつがいいかということらしい。