TV番組で、フランス・パリでの船上生活、旧貨物船などを改装して、セーヌ川からの引き込み運河と思うが、係留して陸地から電気などの生活ライフラインを取り込み、きっちりと住民登録がされている風景が紹介されていた。紹介されていた船の中は、まるでちょっとした客船のキャビンのごとく、もちろん何十メートルもある長さの空間をすべて使用しているのだから、いわゆる、4LDK,5LDKと表現できる広さである。子供を含む家族で普通に暮らし、学校にもそこから通っている。船の中のリノベーションをオーナー自ら行ったということも驚きだ。ほとんど揺れを感じることがないということだが、嵐、暴風雨などがほとんどなのだろうか?
約30年前には、欧州視察というと、ほとんどの場合、日程の中にパリ訪問、滞在が織り込まれており、何回か訪れていたのだが、地元のガイドからも、そのような住まいに関する情報など聞いた記憶がない。いつ頃から、そのような家屋というかライフスタイルが見られるようになったのだろう?
当時は英語で話しかけても無視された。警官であっても、そしらぬ素振りであった。腹が立ったが、裏返せば、日本も同様かと思い直せたのは、かなりの年月を経てからであった。そのため、レストランなどで、片言の、というか即席の言葉を教えてもらった。
まず飲み水を頼みたいので、どう言えばいいか聞いたら、ワン エビアン シルルプレ と言えばいいということだったので、試したところ通じた。次に、ガラスのコップをもらいたいと思ったので、ワン グラス シルルプレ と頼んだら、しばらくしてから、大皿に盛られたキュービックアイスが、どさっともってこられて、なんじゃこれって、失敗したことを覚えている。