巨悪は眠らせない

　新型コロナ感染拡大のニュースなどに、世間は目を
奪われているが、2年前に森友学園を巡る公文書改ざん
に関与させられたとして自殺した近畿財務局の赤木さん
の妻が今月18日、国と佐川・元理財局長に計約1億1200
万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。
赤木さんが自殺に至るまでの手記は週刊誌に掲載され、
TBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」でも、手記が
21日に放送された。聴きたい方はradikoで。
この件をマスコミが報道しないことが不思議である。
官邸がメディア介入して圧力をかけているのか？
弱者は叩くが強者に弱腰のメディア（経営陣）の現状が
垣間見られるようで情けなくなる。
　この改ざんを巡る問題について、安倍首相と麻生財務
大臣は「再調査を行うという考えはない」と突き放すが、
赤木さんの妻「この2人は調査される側で、再調査しない
と言える立場にないと思います」の言葉が重たい。
巨悪は眠らせてはいけない。