flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

福島正則生誕地

2008-10-04 00:00:36 | 城郭・城下町

(愛知県海部郡美和町二ッ寺 1990年10月2日)
 永禄四年(1561)福島正信と豊臣秀吉の叔母との間に生まれたとされる。幼名は市松といい、幼少の頃は甚目寺観音で読み書きを習っていたが、一説には十二歳のとき地震で倒壊した観音堂再建に携わっていた大工を口論の末殺めてしまい、海東郡新居屋村(海部郡甚目寺町)の赤林掃部(かもん)に助けられ、駿河国の今川氏臣福島氏に預けられたというのがある。その後、母の縁から秀吉の家臣となり、賤ヶ岳の戦い等に参戦し、功を上げた。天正十三年(1585)伊予今治で十一万石三千二百石の領主となり、文禄四年(1595)からは二十四万石で清洲城主となった。更に関ヶ原以後は、安芸広島四十九万石の城主となったが、元和五年(1619)洪水による修築申請不備で武家諸法度に問われ取り潰しに遭い、信濃川中島(高井原)五万石に減封(堪忍領)され、寛永元年(1624)生涯を閉じた。

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