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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

クルマ社会の結末

2006-12-07 18:00:17 | 天祐語録
 自動車が引き起こす様々な悲劇。
もはや戦争による被害規模を超えている。
人はその凶器にもなりうる自動車の運転に慣れた途端、鎧を着たかのように気持ちが大きくなることがある。
そして自動車工業界が牽引する極限のコスト削減意識と労働条件。
よって労働者の意識レベル低下、モラル低下、地域民意の低下、治安悪化を招く。
それらは周辺工業都市を見れば明らかである。
 私は自動車を運転しないと決めた日から、徒歩あるいは公共交通機関を使っている。
車が無いと生活できない、無いことは考えられないと人は言う。
事業者や過疎地、高齢者、障碍者の自動車利用は必要としても、それ以外で自動車が本当に必需であろうか。
学生時代、誰もが自転車や鉄道バスを駆使して通っていた筈であるのに。
家族みんなで…というならばまだしも、一人ずつしか乗車していないのに起こる渋滞。
人間の10倍以上もの占有面積の自動車。
私はそれら運転手から、歩行者は邪魔だ、車が優先だと言われたことがある。
駅から徒歩数分でありながら、何年も電車に乗ったことがないであるとか、そこまでのゴミ出しだけに車、角の自販機まで車、信じられないが現実である。
 環境を第一に考える時代だとすれば、私は自動車利用が最も矛盾した行動だと考える。
自動車が普及するようになってから、山、里、街の境界線が曖昧となった。
自然が開発され、生態系が乱れ、エネルギー消費、二酸化炭素排出が始まった。
 各々が好きなときに自由に行動するようになってから、地球と人類終焉の秒読みは始まっている。
(写真は国道151号バイパス竹広開削地)
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へんろ道 日高

2006-12-07 00:00:19 | 街道・宿場町
(愛媛県今治市)
 日高地区小泉に建つ、四国八十八ヵ所巡礼五十六番札所である真言宗金輪山泰山寺。弘仁六年(815)暴れ川であった当時の蒼社川を鎮めるため、弘法大師が人を集め堤防を築かせ、「土砂加持」法要を行って寺を建立したのが始まりという。
 絶え間なく“お遍路さん”が姿を見せ、東の方へ流れ歩いていく。
泰山寺の裏手には、鏝絵(こてえ)と呼ばれる漆喰(しっくい)の彫り絵がある奥の院の龍泉寺がある。鏝絵は、左官職人が色漆喰を使い表現した芸術の一つであり、龍泉寺堂宇には壁鏝絵と十一面観音の赤く丸い鏝絵が掲げられている。
       

(関連記事:へんろ道別宮(南光坊) へんろ橋(蒼社川))
コメント (6)
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