小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

仏手柑

2012-12-27 | 雑記


農協で見つけたので買ってきました。仏手柑。
小梅さんがお酒を造った柑橘の一種。
「どうやって食べるんですか?」
「食べるより、香りを楽しむようですよ」
バナナみたいだけど実はそんなに入ってないのかも?
ほんとに腕がたくさんある仏さまの手みたいです。

京都では茶室の床の間に飾るとか。
とてもこんな値段では買えないそうです。
ちなみにこれは一つ300円でした。
「玄関にでも置いておけばいい香りがしますよ」
ということでそうすることにします。
でも、もしかしたらマーマレードにできるかも?

つたない翻訳?におつきあい下さいましたみなさま
ありがとうございました。
来年はもう少しピッチをあげていきたいと思います。
明日から、子供たちがやってきて年末本番となります。

どうぞ、よいお年をお迎え下さいませ。
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十一月十九日

2012-12-22 | 嘉永二年
 
雨が降る。四時頃にあがった。
権七に伊勢参りをさせた。
淺之助どのが頼母子講のことで来てすぐ帰る。明日の夕方に来る筈。
庄助がきて、端布を買って絵を二枚渡す。
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十一月十八日

2012-12-19 | 嘉永二年
  
とても温かい一日。
今日は高村で能がある。
瀬木が太鼓を打つという。
一生の内で二度と打つことはないだろうから、それゆえ川合先生へは密かに告げて欲しいと頼まれたと榎本が申しよこした。
主人は正午から山本省太郎と一緒に出かけたが見ないで帰ってきたらしい。夕方に帰ってきた。
良吉が来た。
四時過ぎに良蔵は布団を持って和歌へ行く。
小袖を裁つ。
紋所はいいけれど袖の長さが短いので山半に見せに行く。
染め賃を少し引いてくれた。白木綿を紺屋に持たせやる。
大坂から赤石清友が先日の代金を取りに来る。二朱渡す。これから淡路に行くという。
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十一月十七日

2012-12-18 | 嘉永二年
 
晴れる時間もあったが殆ど曇った一日。
大坂から赤石清友が来た。絵画用の絹と絵筆、絵の具を買う。七匁八分だった。
支払いを待ってもらう。
主人は学校当番の日だ。
清吉が来たので酒と飯を出す。直ぐに帰った。
庄助が奉書用の紬を持ってきた。四十五匁だという。
良蔵に言って文斉に二朱借りた。十五日にも四枚借りた。
ここのところ、とても困窮している。
山中殿から明日の断りを言ってきた。

黒田甚兵衛が「女金丹」(血の道用漢方薬)を売ってるところを聞きに来る。
庭から帰った。
大きな大根を四荷買った。


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十一月十六日

2012-12-15 | 嘉永二年
 
雪がちらつく。
二時過ぎから主人は山中殿にお礼に出かけたが、橋本へも行く筈。
石井が来て一匁遣わす。
松下八百助、この間のお重を返しに来る。浄瑠璃本を二冊貸す。
一つ葉(シダに一種)の鉢植えを植え替える。
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