小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

三月十五日

2018-09-28 | 嘉永六年 癸丑日記

三月十五日 

おおいに快晴する。
今日は登城の筈だったが行かない。
左氏の会の連中が来る。
左氏の会では去年で仕回り終わったのでこれからは後漢書を読む筈。
富永、山本、田中、佐川が来る。栗山は来ない。
田中が後に残り一盃出す。
真善も4時頃くる。ともに一盃だす。10時過ぎに帰る。
千太郎は向井川へ遠藤蔵主と共に呼ばれたそうだ。
餅を少々土産にくれる。
八百助がわけぎをくれた。
棒屋がきて虎之丞をあつらえる。
ともに酒を飲ます。





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三月十四日

2018-09-26 | 嘉永六年 癸丑日記

三月十四日 

左氏の会。
竹田源右衛門が初めて会に来た。
魚三尾と状ふうしを七つくれた。
松下寿代がおつぎを連れてくる。
酒を出す。夕方に帰る。
安兵衞もうえにきて布を貼る。
昨日の傘を楠本屋に返しにいさをやる。
酒を北町の田辺屋で取りあり合わせの切手で払う。





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三月十三日

2018-09-23 | 嘉永六年 癸丑日記

三月十三日 

学校当番で午後から出かけた。
虎之丞が江戸絵を6枚持って来た。
京都の前田へ手紙を出す。
岩橋で一杯のみ、滝本へ行く。楠本屋にも行く。
雨が降り出し傘と下駄を借りた。


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三月十一日、十二日

2018-09-18 | 嘉永六年 癸丑日記

三月十一日 

くもる。小雨降る。
お金の家に母君が行った。
蚊帳のことを頼む。羊羹一本持参して丸山へ雄輔が取りに行く。
いさがちしゃを沢山持ち帰る。


三月十二日 

三浦公から今日稽古(出張教授)に来るようにとのことだったが、主人は体調が悪いので十七日からと申し上げた。
丸山へ約束の詩を持参したが風邪だとかで逢えなかった。
帰りに林良泰方へ行く。薬三服貰った。
岡崎屋で太刀魚とホウボウを取る。





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三月十日

2018-09-13 | 嘉永六年 癸丑日記

三月十日 

小雨が降る。夜は大雨となった。
小梅、雄輔、久野らで金比羅に参った。
いさを連れて帰る。虎之丞も同道。
鈴木正五郎にもらったうるか(鮎の内臓の椎漬け)を残す。
せんべい代は30文。
今日は御法事が済みご機嫌。
夏の帷子着用で総登城なれども主人は行かず。
塩路、高柳らが来たが14日に延ばす筈。沼野も来る。
布目だし。
出口が虎之丞にこぼれ梅を持たせ寄越す。






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