小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十一月十八日

2012-12-19 | 嘉永二年
  
とても温かい一日。
今日は高村で能がある。
瀬木が太鼓を打つという。
一生の内で二度と打つことはないだろうから、それゆえ川合先生へは密かに告げて欲しいと頼まれたと榎本が申しよこした。
主人は正午から山本省太郎と一緒に出かけたが見ないで帰ってきたらしい。夕方に帰ってきた。
良吉が来た。
四時過ぎに良蔵は布団を持って和歌へ行く。
小袖を裁つ。
紋所はいいけれど袖の長さが短いので山半に見せに行く。
染め賃を少し引いてくれた。白木綿を紺屋に持たせやる。
大坂から赤石清友が先日の代金を取りに来る。二朱渡す。これから淡路に行くという。
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