小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

極月(十二月)朔日(一日)

2013-03-20 | 嘉永二年
 
晴れ上がる。
昼過ぎに山本省太郎が鍔代を岡本忠右衛門へ渡して欲しいと持参した。
三百疋は肴代。五枚は酒代。お神酒を有合せにてひとつ出した。
そのうちに酒井承安も寒中見回りに来たが直に帰った。
夕方から田中九右衛門の家に岩一郎が文斎を伴って出かけた。
漢書の会なので、最後にみんなで漢詩を作るそうだ。
主人も後から参加したが帰りがけに気分が悪くなってとかで手を引かれて午前零時頃に帰ってきた。
権七を伊勢参りに行かせた。
十時過ぎに滝本源三郎が来た。
これは、正住寺から「近々来てくれ」と使いが来たがその日時について話しに来たのだ。
良蔵は浅之助に合作のこと事を頼みに行ってもらう。
有田からの麹を少々持たせる。
遠藤一郎から手紙が届く。唐紙と肴を五尾寄越した。
藤田からも返事が来て一口加入とのこと。

コメント (3)
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十一月二十九日

2013-03-20 | 嘉永二年
 
寒い。
伊藤へ行く。合作にする題書を二枚書いて貰う。
了吉が四時過ぎに帰る。
有田から手紙がきて柑子を九十ほど寄越す。
丸山の弟子の鈴木が生凍み豆腐を十五持ってきた。
森敬之進が来る。
正住寺の弟子の弘雲が使いにきて「滝本に寄ったところ留守なのでお帰りになられたらご一緒に来てください」とのこと。
直七にうば玉餅を遣わす。
庄助が大根を持ってくる。四匁三分で八十本也。

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ツアーで

2013-03-09 | 雑記

アンコールワットとベトナムに行ってきました。
ツアーは盛りだくさんの行程でくたびれました。
でも、おかげでアンコールワットの夕日も朝日も眺められました。
古代の神秘に包まれた世界はもっとじっくりと歩いてみたかったです。
また、行けるならスコールの後の空が美しいという雨期に個人旅行でいきたい!






ベトナムはハノイもホーチミンも単車の川でした。
生水、生野菜、果実を食べなかったのにお腹を壊しました。
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十一月二十八日

2013-03-09 | 嘉永二年

酒井省安から牛肉が送られてくる。
夕方から伊藤に行く。
深津から岡本次郎左衛門の手紙を寄越す。
頼母子講の人数が足らないのを心配されている様子。
深津から聞いて一口加入致しますとのこと。
昨日、いづつやで鍋やあぶりこを買う。代金は四匁と二匁二分ならり。

註:あぶりこ
竹や金網で作った目のあらい籠(かご)。
炭火の上をおおい、衣服を乾かしたり、暖めるのに用いる。
あぶりかご。餅などを焼く鉄製の網。

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