小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十月二十一日

2012-05-03 | 嘉永二年
 
ようよう天気になったが、小梅は風邪気味。
岩一郎は風邪が治って起きた。
田沼が来て今晩来てくれとのことだが風邪気味なので断る。
伊藤泰蔵から手紙。今晩来いとのこと。
四時頃省太郎が来る。志賀から省太郎、伊藤の両名で今晩榎本に行くことを告げられる。
伊藤との約束があることを言うと、まず伊藤に行き、それから伊藤も一緒に榎本へ行くという手筈となった。
さて、昨日岡本民蔵が来た。
あつらえておいた鍔を持参したのだ。直ぐに帰った。
今日は庄助が布団を見せに来た。
野際から知らせ(訃報)の手紙が届いた。
葬送は二十三日とのこと。あわぢの柴屋が来て代四百文を渡した。
夕方に権四郎が大根を一把持ってきて柴のことを言う。
庭になっている橘を十三、伊藤に持参する。
良蔵は九丁目に行き提灯を頼む。一匁八分とのこと。

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十月二十日 

2012-05-03 | 嘉永二年
 くもり
主人は夕方から宮本へ行き十二時過ぎに帰る。
少々気分が悪いとのことで深津と鈴木が送ってくれたらしい。
母君は糸を買いに行く。
夜、のぶえがくる。また、岡本民蔵が鍔を持ってきた。

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