小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十月十九日  

2012-04-24 | 嘉永二年

じとじとした天気だ。
昼過ぎに鈴木五郎兵衛が来る。明日、宮本へ行こうとのこと。
今晩は深津に行く約束だったが弥一郎が行けなくなったと断りに来た。
ホウボウの塩魚一匹持参。
岡本二郎左衛門も来る予定だったが来られなくなったので、その間に来てくれよとのこと。
山半の使いが布を見せに来た。

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十月十八日

2012-04-22 | 嘉永二年
 小雨
小雨が降る。
昼から橋本へ行く。岩一郎は風邪気味なので休む(講師を)。
山本彦十郎どのへ酒券三と鳥を二羽持参する。早朝に塚山学蔵が来た。
今晩、寿松亭で一盃あげたいのでおいでくださいとのこと。
岸孫三郎と相談している処へ田中藤太郎やってきて出席するとのこと。
岩一郎が風邪で寝ているので十時頃に帰った(寿松亭から)。
だが少々、気分が悪かったので帰りに伊藤に寄った。
また、酒が出て娘が琴を弾いた。
その内気分も良くなってきて帰宅後は少しのみやげを皆で食べた。


因みに
川合豹蔵…小梅の夫 奥詰 二十五石
塚山学蔵…塚山又太郎の養子。授読助 五人扶持
塚山又太郎…御前御用のほか講釈など儒者同様。十人扶持。
山本彦十郎…督学 二五〇石 

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十月十七日

2012-04-19 | 嘉永二年

主人は学校当番だ。良蔵も同じく。
帰りに岩橋へ行き米を搗いてくるので夕方に帰るとのこと。
主人は三浦殿へ行き、夕方に帰宅。
淺之助が来る。酒を出し八時過ぎに帰った。
七時頃岸孫三郎から大ヒラメ一、小鯛二、送られる。


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十月十六日

2012-04-18 | 嘉永二年

おおいに快晴であたたかい。
松下八百輔が本を返しに来た。シャボンを一つくれる。
山中殿から使いが来る。十七日、十九日、二十三日の内に稽古に来いとのことで北町まで主人が行った。
岸恪助がきて明日の当番(藩校での講師は当番制だった)を代わってくれとの頼みで直ぐに帰った。
夜、良蔵を岸へやる。来客の由。二時頃に帰る。
札川から使いが来て肴三、酒切手二枚を贈られる。

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