新・人間革命
【「聖教新聞」平成24年2月11日(土)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/news/novel/1200137_2858.html
o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪
薫風13(2/11)
三賀正夫は、恒光吉彦に、自分がいだいていた創価学会の印象を語った。
「創価学会というのは、強引な布教と選挙で勢力を伸ばしてきた新興宗教ではないですか。ぼくは嫌いです。そもそも、創価学会には、宗教としての敬虔な祈りといったものがないでしょう」
恒光は、思わず笑ってしまった。
「三賀君は、学会のことを何も知らないで批判しているんだね。
学会員は、朝晩、真剣に勤行し、最高の経典である法華経を読誦し、南無妙法蓮華経と題目を唱えているんだよ。また、学会の活動というのは、互いに励まし合い、失意と絶望の淵にいる人たちに、希望と勇気を与え、人生の勝利者へ、社会建設の主体者へと蘇生させていく、一大民衆運動なんだよ。
何も知らないで批判するというのは、青年として、いや、人間として恥ずべきことではないかと思う。学会を、自分の目で見て、実際に、活動にも参加したうえで、評価すべきではないか」
三賀は、そう言われると返す言葉もなかった。やむなく、学会の実態を確認するために座談会に参加した。
そこには、笑いが弾け、感動の涙があり、賞讃と励ましの温かい拍手があった。大病を患ったが、信仰を心の支えに病に打ち勝ったと、喜びの涙にむせびながら、仏法の偉大さを訴える婦人もいた。また、僧侶でもない、”普通のおじさん、おばさん”が、他人の幸福のため、社会のために働く喜びを、力強く語っていた。そうした姿に、彼は驚嘆した。
当時、東京大学医学部の紛争が次第に激化し、大学紛争が大きなうねりになろうとしていたころである。時代、社会の変革は、多くの学生たちのテーマであり、三賀にとっても、大きな人生の課題であったのである。
彼は、思った。
“学会は、民衆という社会を支える土台から変革している! しかも、人間の精神という内面からの変革を実際に行っている!”
☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆
◎今朝の一句」季語(号)集
http://kouki503wai.blog65.fc2.com/?mode=m&no=575
◎メルマガ「古今東西の俳句で一日元気で!」購読
http://merumo.ne.jp/00600950.html
【「聖教新聞」平成24年2月11日(土)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/news/novel/1200137_2858.html
o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪
薫風13(2/11)
三賀正夫は、恒光吉彦に、自分がいだいていた創価学会の印象を語った。
「創価学会というのは、強引な布教と選挙で勢力を伸ばしてきた新興宗教ではないですか。ぼくは嫌いです。そもそも、創価学会には、宗教としての敬虔な祈りといったものがないでしょう」
恒光は、思わず笑ってしまった。
「三賀君は、学会のことを何も知らないで批判しているんだね。
学会員は、朝晩、真剣に勤行し、最高の経典である法華経を読誦し、南無妙法蓮華経と題目を唱えているんだよ。また、学会の活動というのは、互いに励まし合い、失意と絶望の淵にいる人たちに、希望と勇気を与え、人生の勝利者へ、社会建設の主体者へと蘇生させていく、一大民衆運動なんだよ。
何も知らないで批判するというのは、青年として、いや、人間として恥ずべきことではないかと思う。学会を、自分の目で見て、実際に、活動にも参加したうえで、評価すべきではないか」
三賀は、そう言われると返す言葉もなかった。やむなく、学会の実態を確認するために座談会に参加した。
そこには、笑いが弾け、感動の涙があり、賞讃と励ましの温かい拍手があった。大病を患ったが、信仰を心の支えに病に打ち勝ったと、喜びの涙にむせびながら、仏法の偉大さを訴える婦人もいた。また、僧侶でもない、”普通のおじさん、おばさん”が、他人の幸福のため、社会のために働く喜びを、力強く語っていた。そうした姿に、彼は驚嘆した。
当時、東京大学医学部の紛争が次第に激化し、大学紛争が大きなうねりになろうとしていたころである。時代、社会の変革は、多くの学生たちのテーマであり、三賀にとっても、大きな人生の課題であったのである。
彼は、思った。
“学会は、民衆という社会を支える土台から変革している! しかも、人間の精神という内面からの変革を実際に行っている!”
☆:*:.♪o☆:*:.☆:*♪☆
◎今朝の一句」季語(号)集
http://kouki503wai.blog65.fc2.com/?mode=m&no=575
◎メルマガ「古今東西の俳句で一日元気で!」購読
http://merumo.ne.jp/00600950.html