新・人間革命
∞…♪…★…κ…∞…♪∞…♪
共 戦(二十五)
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山本伸一は、直井輝光に、青年には次代の社会を担い、新しい世紀を創る使命があることを、力を込めて語っていった。
「直井君。青年は、その日その日を、面白おかしく生きていればいいという考えではいけないよ。そんな人生は、結局は、むなしいものだ。
青年ならば、この世から不幸をなくすために、広宣流布という大理想に、共に生きようじゃないか!」
その言葉に、輝光は衝撃を受けた。自分の小さな人生観が打ち破られた気がした。
イギリスの作家ホール・ケインは、名作『永遠の都』のなかで、一人の市民に、こう語らせている。
「われわれは理想のために生きるべきだ。理想というのは、この世でたったひとつの生き甲斐あるものだ」(注)
本来、その理想の実現に、最も生命を燃やすのが青年である。理想は、青年を青年たらしめる魂である。
輝光は、"自分も、この人と共に、仏法に人生をかけてみたい〟という思いが、湧き起こってくるのを覚えた。腹は決まった。
「はい。頑張ります。信心をする限り、徹底してやってみます!」
直井輝光も、母の千寿や妻の美子に負けじと、真剣に信心に取り組んでいった。彼らは、自宅を諸会合の会場として提供した。ここを中心に、防府の広宣流布の歯車は、大きく回転していくことになるのである。
妻の直井美子は、学会活動に励むなかで、仏法対話する先輩の、確信の強さに驚嘆した。どんな大変な悩みを聞かされても、「必ず解決します!」「乗り越えられます!」と断言するのである。
そして、信心した人には、事実、その言葉通りの結果が表れるのだ。そうした現証を目の当たりにするなかで、彼女もまた、仏法への確信を強めていった。学会活動に参加し、多くの人の体験を知ることは、確信という信仰の骨格をつくる直道といってよい。
【「聖教新聞」平成23年12月10日(土)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/
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共 戦(二十五)
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山本伸一は、直井輝光に、青年には次代の社会を担い、新しい世紀を創る使命があることを、力を込めて語っていった。
「直井君。青年は、その日その日を、面白おかしく生きていればいいという考えではいけないよ。そんな人生は、結局は、むなしいものだ。
青年ならば、この世から不幸をなくすために、広宣流布という大理想に、共に生きようじゃないか!」
その言葉に、輝光は衝撃を受けた。自分の小さな人生観が打ち破られた気がした。
イギリスの作家ホール・ケインは、名作『永遠の都』のなかで、一人の市民に、こう語らせている。
「われわれは理想のために生きるべきだ。理想というのは、この世でたったひとつの生き甲斐あるものだ」(注)
本来、その理想の実現に、最も生命を燃やすのが青年である。理想は、青年を青年たらしめる魂である。
輝光は、"自分も、この人と共に、仏法に人生をかけてみたい〟という思いが、湧き起こってくるのを覚えた。腹は決まった。
「はい。頑張ります。信心をする限り、徹底してやってみます!」
直井輝光も、母の千寿や妻の美子に負けじと、真剣に信心に取り組んでいった。彼らは、自宅を諸会合の会場として提供した。ここを中心に、防府の広宣流布の歯車は、大きく回転していくことになるのである。
妻の直井美子は、学会活動に励むなかで、仏法対話する先輩の、確信の強さに驚嘆した。どんな大変な悩みを聞かされても、「必ず解決します!」「乗り越えられます!」と断言するのである。
そして、信心した人には、事実、その言葉通りの結果が表れるのだ。そうした現証を目の当たりにするなかで、彼女もまた、仏法への確信を強めていった。学会活動に参加し、多くの人の体験を知ることは、確信という信仰の骨格をつくる直道といってよい。
【「聖教新聞」平成23年12月10日(土)より転載】
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