何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

IFT無IFアンプ入力段の調整

2020-10-23 15:03:11 | 電子工作
2020/10/22(木曜日) 曇り一時晴れ

何度調整してもうまくいかないIFT無IFアンプ。
そこでもう一度一から組み立て直した。
今度はアンプの出口から入り口に向かって一段ずつ作業を進めた。

サンプルにしたIFT有IFアンプでは検波出力が80mVppぐらいだったので
このIFT無IFアンプも検波出力が80mVpp以上になるように設定した。
アンプ最終段(出口)、中間段、と進んでいよいよ入力段(アンプ入り口)へと
進んできた。



入力段にはセラミックフィルタがあり、これが動作すれば同調コイルと同じような
動作をして共振現象が観測される。
何とかその波形も見られるようになった。(やれやれだ・・・)





共振(10.7MHz)状態になると検波出力が大きくなる。




検波出力は182mVppある。


NWT-150(トラッキングジェネレータ)で通過特性を観測してみた。



共振点では-40dBの基準ラインからは30dB以上上昇している。
波形全体はかなりきれいだ。


バンド幅を1MHz~300MHzに広げてみてみる。


さぁ、次は実際の電波を受信してみなくては・・・
うまく聞こえてくれれば良いんだけどねぇ。


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中間段の増幅回路調整

2020-10-22 19:44:24 | 電子工作
2020/10/22(木曜日) 曇り一時晴れ

出力段の確認はOKになった。
入力が何ボルトなのかはよくわからないけど出力は1.62Vppで
IFT有アンプの出力電圧とほぼ同じになった。
検波出力も130mVppあり、これはIFT有アンプより大きい。

そこで今回は出力段の前、2段目アンプのトランジスタを調整した。
その結果、コレクタ負荷抵抗値の変更や、やエミッタ回路に入った
負帰還用抵抗の取り外しをおこなった。
コレクタ電流は2.6mAが最良の値だった。




検波出力は相当大きくなったと思う。


NWT-150で通過特性を調べてみた。

IF周波数の10.7MHzを中心に5MHz~20MHzをスイープした波形。
ゲインは周波数が高くなると減衰していく。
10.7MHz付近では20dBばかりのゲインがある。


スイープ範囲を1MHz~300MHzにしたときの波形。
ローパスフィルタみたいだ。



さぁ、次はいよいよセラミックフィルターを含む1段目のアンプを調整してみる。
何だかドキドキするなぁ・・・(ちょっとオーバーかな(笑い))
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アンプの出力段から調整してみる

2020-10-22 13:00:29 | 電子工作
2020/10/21(水曜日) 曇り

IFT無IFアンプを一から作り直している。
IFT有IFアンプ(普通のIFアンプ)の性能を確認したので
その値に近づけるように調整することにした。
調整については今まで、外部からの入力に近い方から行っていたが、
今回は最終段(出力段)から調整してみることにした。







テストオシレータから10.7MHz変(変調あり)を入力して検波出力が
最大になるようにコレクタ電流を調整した。


コレクタ電流が2mA付近で検波出力は最大になった。
検波出力は130mVppほどでIFT有IFアンプの出力以上だった。

測定か所等。 コレクタ負荷変更(1KΩ→2.2KΩ)、エミッタNFB抵抗カット。



NWT-150でゲインを調べてみた。

1MHz~300MHzまでの広い範囲をスイープしてみた。


IF周波数(10.7MHz)付近の5MHz~20MHzをスイープした波形。




特別に異常状態は見つからない。
次は中間のアンプを入れて調整してみる。


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基準にするIFアンプはこれ・・・

2020-10-21 12:52:01 | 電子工作
2020/10/20(火曜日) 晴れ

何でこんなことやってるんだろう?
あんまり長いこと同じようなことばかりやっているので何が何だか分からなくなってしまう。
そうだ、自動スイープ受信の実験をしているとき「もう少しIFアンプのゲインが欲しいな」と
思ったことが引き金だったんだよ。
このIFアンプは今から2年ばかり前、VHFエアーバンドを受信してみようとして作ったものだ。
管制塔と飛行機の交信を聞くことができた。
もっとも強い電波同士の交信を聞いただけでこれで十分だったのだが・・・
それが今、もうちょっと感度の高いIFアンプを作ろうとして悪戦苦闘しているというわけだ。
作ろうとしているIFアンプも自己流のいい加減なもの。
IFT(中間周波トランス)とかフィルターとか同調コイルは一切なし。
トランジスタの抵抗結合アンプと10.7MHzセラミックフィルターを組み合わせただけのアンプ。
一応動作することは動作してくれてVHFエアバンドを聞くことができた。
でも、ノイズが大きくて聞き取りにくい。
弱い電波はほとんど受信できない。
せめて現在のIFアンプぐらいの性能が欲しい。

ところで、現在のIFアンプはどのくらいのゲインがあるんだろう?
そんなのは測ったことがない。
いい加減に作って、いい加減に聞こえた・・・。
これで十分だったんだよね、オイらの工作レベルでは・・・。
って言いながらも、もっとよく聞こえればなぁ、何て欲を出して苦労している。(笑い)

さぁ、それじゃー、このIFアンプを測定してみよう。

ジャンクのIFTを使い、トランジスタは2石。
セラミックフィルター(10.7MHz)は初めて使う。


回路図はこんなもの。 ただ増幅するだけ・・・AGC何て高級なものはなし。


測定の様子と結線の様子。




波形観測中。


そんな観測中の様子を動画でご覧ください。



入力の測定値がおかしい?
こんなに大きいはずがないのだが・・・



出力波形は1.76Vppだ。
入力波形をこの値まで増幅する必要がある。
これが一つの目標だ。
ガンバローっと!



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トランジスタを3石にしたけど・・・

2020-10-18 11:42:54 | 電子工作
2020/10/16(金曜日) 雨

IFT無IFアンプを工作しているが何だか増幅度が小さいみたいだ。
そこでトランジスタを追加して3石にしてみた。
トランジスタ3石となると多分異常発振が起きるだろうと思っていたが
案の定、変な波形が出て全然動作しない。
そこで2段目、3段目のゲインが調整できるように負帰還を掛けるために
エミッタに負帰還用抵抗を入れた。
更に部品箱にあったノイズフィルタを電源回路に入れた。
回路定数をあれこれ変えて何とか発振せずに増幅度を上げた。
大体70倍ぐらいの増幅度にした。

回路図はこんなものです。


工作中


増幅波形。 好い線いってる?


増幅度は大きくなったけど、変調波形が浅くなってしまった。


一応組み立て終わった。


例の常時発信されている電波を受信してみた。
そのテスト構成はこんなものです。



目的の電波を捉えて受信してみてもノイズばかり。
音声は全然聞こえない・・・

そんなテストの様子を動画でご覧(お聞き)ください。



いつもテストで使う、弱い電波は全然聞こえない。
強力なチャネルは何とか聞こえるが歪っぽい。
増幅度は増したけど聞こえない・・・
多分、原因は工作したIFアンプの直線性が悪いんだろう。
やたらと増幅度を上げたために歪んで肝心の変調部分が減少してしまったんだろう。
今度はその辺を注意して改造してみよう。
 
えっ、「まだやるの!」ですってぇ!?

そぉ~です。 まだやるんです・・・だって他にやることが無いんだもの。
応援をよろしくお願いします。
コメント (4)
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