2018/08/22(水曜日) 晴れ
昨日までの実験で8bit抵抗ラダー回路による鋸歯状波の実験は何とか終了した。
この8bit抵抗ラダー回路で発生する鋸歯状波は0V(グランド電位)から回路に供給されている
電圧まで(この場合は5V)を256の段階で階段状の波形になる。
そのため、この鋸歯状波をバリキャップで同調をとる自励式発振回路に加えてスイープ発振させると、
約0.3MHz置きの飛び飛び発振にってしまう。
これはたったの256段階の差で鋸歯状波を作るからだ。
もっと段差を小さく(細かく)すればいいはずだ。
そこでバイナリカウンタ(4bit)を追加して12bitの抵抗ラダー回路にしてみることにした。
12bitのラダー回路だと 256×16=4096 段階の鋸歯状波になる。(はずです。)
バイナリデータが12bitになるとTK-85で実験するのは面倒になる。
というのはTK-85は外部機器とデータをやり取りするポートが8bitのパラレルしかないのだ。
12bitのデータをやり取りするには2回に分けて送出しなくてはならない。
1回目と2回目までには(動作は素早いとはいえども)時間がかかる。
このデータで鋸歯状波を作ると直線的な変化はしないだろう。
1回目のデータと2回目のデータを一旦保存してその後、この2つを同時にラダー回路に送出すれば
いいのだろうがこれも工作は面倒だ。
そこで割り切ってカウンタはいつも「0」からカウントを始める。
カウントを終了するのは「リセット」端子の機能を使う。
つまり0からリセットするまでのカウントを計数し続けるというわけだ。
しかし、カウント0からの低いカウント数範囲は鋸歯状波の低い電圧範囲でこれをバリキャップに
加えても直線性の悪いスイープ発振になってしまうだろう。
だが、これも解決する方策がわかった。
JANJANJAN方式による「直流バイアス」回路を使えばよいはずだ。
こうすればTK-85の世話にはならずに指定した周波数範囲をスイープ発振してくれるはずだ。
やってみよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/59/a31f6df7912ecb6a61c8cbbd943885cc.jpg)
前回の表面実装?方式は半田付けが面倒だった。 やっぱり元のように裏面配線でいくことにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e0/5ce606773da1365dbfde6d922492c755.jpg)
さぁ、また実験が始まる。 どんな結果になるか楽しみだ。
TK-85を使っていたのでは実用にはなりません。
いちいちプログラムをロードしなくてはなりませんからね。
これはお遊びでした。 でもカウントをアップしてスタートすればバイアスがかかった
状態にできる・・・これがネックでした。
例の直流バイアス方式でいけば0カウントからのスタートでもOKです。
これで少しは実用の目途が立ちました。
また明日から実験で楽しめそうです。 応援をよろしく。
無事に動きました!!やはりディスプレーサー側の抵抗だったようです。教わったとおりに1から見直して先ほど息子と一緒に歓喜しました。いくつになっても嬉しいものですね。
この度は本当にありがとうございました。
深謝。
夏休みが終わる前に、うまく回ってよかったですね。
実習生さん、今日はスイープ波形をスペアナで観測してみました。⇒ブログアップしました。
やっぱり鋸歯状波とは言うものの出力は階段状と思われます。(ステップはかなり多い)
555の出番でしょうか?
スターリングエンジン完成おめでとうございます。
悩めるお父さん・・・改名して「大喜びお父さん」ですね(笑い)。
何よりもお子さんが喜んでくださったのが一番うれしいです。
お手伝いした甲斐がありました。
私もくだらない工作ばかりしていて家内からは「バカみたい」と言われています。
でも、出来上がったものが動作してくれた時の喜びは何ものにも代えられません。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
鋸歯状波の周期は2KHzですか。
私のはせいぜい20Hzぐらいです。
これ以上速くするとHDSDRが反応してくれないのです。
やっぱり本物のスペアナは性能がいいですね。
ところで今日、部品箱から開始カウント数をプリセットできるカウンタICを
見つけました。 これを使えば開始カウント数が指定できるので今までと同じような
実験ができるかもしれません。 終了の方はリセット制御です。
でも、この時は一旦、カウントが0になる・・・これが問題かもしれません。
立ち上がり良いのですが、立ち下がりが鈍って三角波の様な波形しか出来ません。
貴兄が先日試作した物の回路定数をお知らせいただけませんか?
今日は車のタイヤ交換やらオシロが直って来たので何だかんだ忙しくて
お返事が遅くなってしまいました。
ノートを写真に撮ってメールでお送りします。 ちょっとお待ちください。