何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

久しぶりに模型ボートを走らせに行くので・・・

2017-02-25 20:36:00 | エンジン工作


2017/02/25(土曜日) 晴れ


工作友人から模型ボートの走航会のお誘いがあった。
昨年の暮れに参加してからもう2か月になる。
オイらの模型ボートは常に手入れをしないとうまく走らない。
今日はその手入れをした。

先ずパワーの源、ボイラーを点検した。


お釜は大丈夫のようだ。


バーナーの点火もOKだ。



安全弁の点検も大事だ。



弁座をきれいに磨いた。


弁蓋とパッキンもきれいに清掃した。



弁座にパッキンを介して弁蓋で塞ぎ、スプリングで押さえつけて蒸気を漏らさないようにする。



安全弁は2.5気圧ぐらいで作動して釜の蒸気を逃がしてそれ以上圧力が上昇しないようにする。
しかしこれがなかなかうまく作動しない。
圧力が上昇して弁が開くのはうまくいくが、蒸気が逃げて圧力が下がったとき、安全弁はダラダラと
蒸気を逃がし続けて相当圧力が低下しないと弁が閉じない。
何だか「切れ」が悪い、というところかな・・・

そんな作動状況を動画でご覧ください。






エンジン回転テストに入る前に給油器にオイルを満たした。
そして給油口を密閉するネジを締めたが何だかおかしい。
ネジが軽く空回りしてしまう。
もしかすると蓋の内側に半田付けしたナットが剥がれてしまったのかもしれない。





それを修理するには給油器の蓋を外さなくてはならない。
ネジを全部外して蓋をこじったがビクともしない。
きっとゴムパッキンと固着して外れなくなったんだろう。
蓋とフランジの間に細いドライバーを差し込んで力を入れてこじった。
そのとき、給油器を取り付けてある構造全体が動いてズレてしまった。
ケースに固定してあったネジが緩んだらしい。
このエンジンはボートに搭載してからはずーっと手を付けずにいたからネジが緩んだのかもしれない。





これは大変だ。 エンジンのネジが緩んでいたのではいつ故障するかわからないではないか。
ボートからエンジンを下して点検することにした。

この辺りは大分緩んでいた。 ピストンバルブを支える構造体だから大変だ。


給油器は蒸気切替バルブを支える構造体に取り付けてある。 よく見てみればネジだらけだ。



エンジンケース内部もチェックした。


シリンダの取り付けやクランク軸周りは緩みなしだった。 よかった・・・



ケース周りも大丈夫だった。



何だかエンジンケースの上部に取り付けてピストンバルブや蒸気切替バルブを支える構造体取り付けの
締付が甘かったのかもしれない。
水上を走航中にトラブったら大変だった。 早くわかってよかった。


給油器の蓋の裏側はナットが無くなっていた。(後で給油器から吐き出したオイルに中に落ちていた。)
だからネジを回しても全然閉まらないわけだ。




蓋に5mmナットを半田付けで固定する。


今度は丁寧にたっぷりと半田付けした。(高温半田を使用した。)





これで修理は完了した。
ボイラーとエンジンをボートに戻して運転テストを行った。

ちょっと庭の様子を見に行くと何と餌付けしたモズ(♀)が庭木に止まっておやつを待っているではないか。
ボート工作を早く切り上げてモズ嬢の撮影に入った。

ちょっとやることが多すぎる。
午前中は電子工作(超再生受信機でエアーバンドを聴く)、午後はスチームエンジンボート工作、
そして夕方は庭に飛んできたモズのお相手・・・・

あー、忙しい。
こんな調子だからまともなものは作れないんだよ。


コメント (6)
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