何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ノイズが酷くて使い物にならない  - 専用IC(μPC1676G)を使った広帯域アンプ工作 -

2017-02-05 10:16:17 | 電子工作


2017/02/04(土曜日) 晴れ


昨年の8月頃、超再生受信回路の工作を始めた。
目的はエアーバンドの受信だ。
今までにも何度か超再生回路を組んだことがあるが失敗ばかりだった。
それが今回はなんとかうまくいってクエンチング発振もOKになった。
ただ受信感度は低くて「中華製おもちゃラジコン」の程度だった。
エアーバンドは相当強力な電波なら受信できたがほとんど聞こえない。
そこで今度はその感度を上げるべく高周波増幅回路の工作を始めたがこれがまた難しい。
異常発振ばかり起こして全然増幅しない。
用事で東京に出かけたときAKBで専用ICを使った広帯域アンプというものを見つけた。
説明書によるとDCから4GHzまで増幅できるというので購入してみた。
キットを組み上げて使ってみたが全然機能しない。
どうもテスト中に過大入力を加えて壊してしまったらしい。
もう工作はやめようか?・・・と思ったとき雑誌記事に広帯域アンプ工作の例が掲載されていて
これなら作れるかな? 専用のICも入手可能だし・・・というわけで工作したのがこれだ。


超再生受信回路に「広帯域アンプ(μPC1676Gx1)」を取り付けて組み込んだ。





ダメだ、全然感度は上がらない。
そこでIC2石のアンプを取り付けてみた。



今度は中国語の短波放送?が強力に入ってきた。
多分短波放送だろう。 周波数は見当がつかないが、VHF帯では無いだろう。

アンプ無しにすればエアーバンドの強力な電波は受信できるが、この超再生回路だって怪しいものだ。
試しにPCレーシバーにつないでみたらどうなるかな?
というわけでいつも使っているICOM製のPCレシーバーにアンプをつないでみた。




レシーバーのバンドスコープに現れるシグナルは大きくなった。
しかしものすごいノイズだ。
レシーバーのスケルチ機能をOFFにしていても時々スケルチが働いて?無音状態になる。
エアーバンドのシグナルが入ってきても聞き取れないぐらいだ。

そんなテストの様子を動画でご覧ください。
(通信を傍受した内容を部外に漏らすことは違法ですが最小限にしましたのでご勘弁願います。)





これじゃダメなわけだ。
工作友人からは「頭にフィルターを付けて受信帯域幅を制限しなくてはならない」というアドバイスを受けた。
そうか、いよいよフィルターの出番だな・・・
今までフィルターなんて工作したことは無いからまた実習しなくちゃならないが、面白そうだから挑戦してみよう。
でも、フィルターってどうやって作るの?







コメント (3)
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