何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

ニキシー管表示時計を水晶時計化するか?

2014-12-25 09:31:05 | 電子工作
  

2014/12/24 (水曜日) 晴れ



やっと年賀状を作り終えた。
新年早々(1月4日)に開始される会合の資料も提出してやっと趣味工作に復帰できた。


先日、完成したニキシー管表示の時計はやっぱり具合が悪かった。
スタートして3、4時間は正確に時を刻んでいるが、それ以上の長時間になると表示が進んでしまう。
部品の温度上昇からだろうか?
それとも回路に欠陥があるんだろうか?
当初、時間の狂いはカウンタICが異常だと思ったが、それは誤りだった。

そこで商用50Hzから1秒を生成するのは止めて他の方法を試そうと、ジャンクボックスをかき回して
いたら、こんな時計がでてきた。
紙バサミ用のクリップが付いた時計で何かの景品にもらったものだろう。
文字盤に「QUARTZ」と書いてある。
そうだ、これを分解してその水晶発振子の部分を取り出して見よう。


(時計を分解してから「ブログねた」にすることを思いつきました。
 画像は分解した後、集めて撮影したので前後しております。)
 



↓ 押入れ(物置?)の箱の中にあった時計付き紙挟み。 



↓ この時計は、はめ込み式で組立てられているので分解はできない。 壊して分解した。






↓ これが水晶発振子だろう。 コイルは小さなモーターを回すためのものだろう。






↓ 取り外した基板。 こんな大きさのもの。



↓ 電源は1.5V。 乾電池1本で駆動させる。 波形を見てみた。



↓ 位相のずれた二種類のパルスが出ていた。



↓ 周波数はそれぞれ0.5Hzとなっていた。
   多分この位相差のある二つのパルスで小さなモーターを回していたんだろう。



だけど、0.5Hzのパルスでは1カウント当たり2秒の計数になってしまう。
2つのパルスを重ねればいいかな?


↓ 2系統のパルスをダイオードを通して重ね合わせた。



↓ 1Hzのパルスが出てきた。



ただ、パルスの出力は1.6V程度で(乾電池1本(1.5V)で動作するんだからね)TTL-ICは
駆動できない。 ちょっとトランジスターで増幅する実験をしてみた。








このパルスで先日、不良ICとして取り外したカウンタICを駆動してみた。
カウンタは全く正常に動作する。
自分の技術の未熟さを棚に上げて、異常動作の原因をICのせいにしてしまって申し訳ないことをした。
 
ICさん、ごめんなさい。


さぁ、ニキシー管表示時計をQUARTZ化するか? 

どうしようか? 電源は1.5Vだしなぁ・・・・

ニキシー管は商用電源で動作させるしかないので、50Hzから1秒を生成する方が良いのではないか?

もう一度、50Hz-1Hz方式を作り直すか?
まぁ、閑だし、もう一回やり直そう。




コメント (4)
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