おせんころがし
昨日誕生寺の帰りに少しだけ足を伸ばして勝浦市の「おせんころがし」へ行ってきました。
おせんころがしとは…
JR外房線の行川アイランド駅近くにあり、
高さ約20m、幅約4kmにおよぶ断崖一帯のことを言います。
以前携帯電話のカメラ画像を一度だけアップしたことがありました。
おせんころがしの名前のいわれは幾つかあるようですが、
私が子供の頃から聞かされた話です。
むかし昔、強欲な豪族の厳しい年貢の取り立てに、たまりかねた領民が、その豪族の殺害を計画しました。
豪族の乗った籠を、断崖絶壁から海へ落としてしまうと言う計画でした。
この豪族には「お仙」という娘がいました。
お仙は、父の強欲さに心を痛めていました。
領民たちの計画を知ったお仙は、父の身代わりとなって籠に乗り、海に捨てられてしまいました。
父ではなく娘だったと知った領民たちは、後に供養のために供養塔を建てました。
豪族も改心した言う話です。
誕生寺から国道を通らず、旧道の海岸線を走る細い道を通りました。
途中の風景です。
この道も断崖絶壁の斜面の中腹にあるんですよ。
迫力満点です。
おせんころがしの方向は
矢印を入れましたが、
あの辺りがおせんころがしです。
絶壁の上なんです~~~~
行川アイランド駅付近に車を置いて、歩きます。
こんな道をしばらく歩くと
おせんの碑が立っています。
この碑の左側の崖の上から見た風景です。
鴨川方面
崖の中腹に道が走っているのが解りますか?
上の写真はその道から撮ったものです。
身を乗り出してのぞいてみます。
手すりなど何も無いので、注意が必要です。
ぞっとしますね!