このところ、気忙しさにかまけて、読書を怠っていて、それがまたストレスになっていた。
先月に買っていたこの本。文庫なのに書き下ろしなのだ。
北海道に洞爺湖という丸い形をしたキレイな湖がある。
国立公園の中心的存在の湖でもある。その湖畔に月浦という地区がある。
舞台はその月浦である。ただ実際の月浦と舞台の月浦とでは少しデフォルメしている。
ここにパンカフェの「カフェ・マーニ」があって、民宿的に宿泊も可能。
いろんな悩みを抱えた人々がこのカフェを訪れ、経営する主人公の若い夫婦が
心を込めて作る温かいパン、手料理、珈琲で迎えてくれる。
じんわりと感じる温かさとメルヘンチックな優しさがなかなかだ。
すでに今年の1月に映画化された。大泉 洋と原田 知世が主役。
原作は脚本家、映画監督の三島 有紀子。
主人公の作る料理で自分を取り戻す…たぶん。
こういうほんわかとした、とはいえ精神的にグッとくる本。
しばらく読んでないですね。
読んでみたくなりました。
初女さんのもとにもいろいろな人が訪れ、手料理とおむすびで元気を取り戻すそうです。
生きるために「食」は大事ですね。
読書も同列ですか?
そう言えばイメージが似ているかもしれません。
ボクは割りと現実的なので、ほんわかした物語はそれほど好まないのです。
ただこの本、舞台が我が家から2時間の洞爺湖でしたし、ウィンザーホテル(以前、サミットが開催)らしきところも出てくるということだったので。
素晴らしい景勝地でした。
森のイスキアとイタリアとではイメージが合いませんが、安らぎとか温泉とかで一致点はあるのかもしれません。
岩木山も数年前に登りました。
どっからみても磐梯山に負けず劣らずの山でした。
食と本は同列ではありませんが、本を読んでると精神的安定は保たれるような気がします。
最近は、ユーロ情勢で、デフォルトの事は良く解説するので、意味は、すぐ分かります。
1字違うと、大違いですね。(笑)
私は、ユーロの事は、良く分かりませんが、シンさんが、イタリアに行かれた頃は、ユーロだったのでしょうか?
ユーロが法定通貨になったのは10年くらい前のことです。
ボクはイタリアに2回、仕事で行ったことがありますが、いずれも若い頃で、当時はイタリアン・リラが使われておりました。
換算レートは忘れましたが、えらくインフレが進んでいて、1万円のものが何十万リラと、計算するのが簡単でありませんでした。
1リラというのは概念的で、実際には価値がなく、硬貨も発行されてませんでした。