ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート35 蓼科山を神那霊山(神奈火山)とする天神信仰について」の紹介

2020-12-28 16:06:16 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート35 蓼科山を神那霊山(神奈火山)とする天神信仰について(Ⅲ縄文宗教論12)」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 この8月の縄文社会研究会・東京の八ヶ岳合宿で、私は茅野市の中ツ原遺跡と原村の阿久遺跡から蓼科山信仰を確認でき、諏訪大社の神長官守矢邸のみさく神(ミシャクジ神)社叢と合わせて縄文時代に天神信仰(神那霊山=神名火山信仰)があったことを確信し、「資料12 蓼科山を神那霊山(神奈火山)とする天神信仰について 200807→25」にまとめました。
 私は西欧基準の「4大古代文明説」や、日本列島文明が黄河・長江文明の支流であるという日本文明2次文明説」や「縄文未開時代説」「弥生人(朝鮮人・中国人)による縄文人征服説・水田稲作開始説」「弥生人天皇家による建国説」などの「西欧文明史観」「外発的発展史観」「武力征服史観」を批判してきました。そして、海人・山人族の縄文時代からの産業・生活・社会・文化の発展として1・2世紀にスサノオ・大国主7代の鉄器水利水田稲作による百余国の建国が行われたという「内発的・自律的発展史観」を提起するとともに、世界史において「共同体文明」という時代区分が必要であると主張してきました。
 具体的には「日本中央縄文文明の世界遺産登録」運動を通して世界に縄文文明をアピールする必要があると考えていますが、その鍵となるのが蓼科山の神那霊山(神名火山)信仰・霊神(ひじん=びじん)信仰であり、それを証明する2つの遺跡の再発掘・再整備が必要と考えています。中ツ原遺跡と阿久遺跡は日本列島人のルーツから縄文史、日本古代史、共同体時代世界史の解明に繋がる重要な役割を果たすと確信しています。
 スサノオ・大国主建国論においても、日本列島人のルーツの解明を含め、世界史の中での位置づけを考えるべき時と思います。 雛元昌弘


<「Ⅲ 縄文宗教論」の構成>
 2 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文
 7 縄文の「女神信仰」考
 8 「神籬・神殿・神塔・楼観」考
 9 霊(ひ)継ぎ宗教(金精・山神・地母神・神使文化)について
 12 蓼科山を神那霊山(神奈火山)とする天神信仰について
 15 火焔型土器から「龍紋土器」 へ
 17 「日本文化論」と「神」についての考察
 24 「トカゲ蛇神楽」が示す龍蛇神信仰とヤマタノオロチ王の正体
 25 「霊(ひ)」とタミル語「pee(ぴー)」とタイ「ピー信仰」
 26 信州の神奈備山(神那霊山)と「霊(ひ)」信仰

□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート   https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ      http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団    http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論    http://hinakoku.blog100.fc2.com/


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「縄文ノート34 霊(ひ)継... | トップ | Gooブログ「縄文ノート36 火... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

縄文」カテゴリの最新記事