ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート

「神話探偵団~スサノオ・大国主を捜そう!」を、「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に変更します。雛元昌弘

「縄文ノート112 『縄文2021―東京に生きた縄文人―』から」の紹介

2021-12-05 09:38:13 | 縄文
 はてなブログに「縄文ノート112 『縄文2021―東京に生きた縄文人―』から」をアップしました。https://hinafkin.hatenablog.com/
 12月1日、「奥の奥読み奥の細道」(島根日日新聞連載)のデジタル本出版に向けて、草加・南千住・深川の松尾芭蕉像4体の銅像撮影とともに、江戸東京博物館で「縄文2021―東京に生きた縄文人―」「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」を見てきました。
 この「東京縄文人2021」(私の略称)は平日にも関わらず閲覧者は多く、マニアックな感じの高齢者が中心でしたが若い人も5~10人に1人はいて、縄文ブームを感じさせました。
 私がこれまで縄文論についてオリジナルな分析を行ってきた主な論点は、次の11点です。
 ① 鉄器水利水田稲作と八百万神宗教による「スサノオ・大国主建国」からの縄文時代分析
 ② 「産霊(むすひ)夫婦」始祖神神話や神名火山(神那霊山)・神籬(霊洩木)信仰、柩・棺(ひつぎ)などの「霊(ひ)・霊継(ひつぎ)宗教」からの縄文宗教論
 ③ スサノオ・大国主建国の妻問夫招婚からの縄文母系制社会論
 ④ 外発的発展史観の弥生人征服説に対し、縄文時代からの内発的自立発展史観
 ⑤ 「旧石器―縄文―弥生―古墳」時代区分から、「石器―土器―鉄器」時代区分による縄文論
 ⑥ 西アフリカ産ヒョウタンとカヌー・ディンギー遊びからの「海人族縄文人史観」
 ⑦ アフリカ起源の縄文人と神山天神信仰、黒曜石文化、イモ・マメ・穀類栽培のワンセット伝播論
 ⑧ Y染色体D型・農耕食宗教言語・イモソバアワ焼畑農業・もち食文化などからのドラヴィダ海人・山人族移住説
 ⑨ 「野蛮・未開縄文社会論」に対抗する「縄文文明社会論」
 ⑩ マルクスの「原始共産制―奴隷制―封建制」の時代区分を見直す、「家族・氏族・部族共同体社会論」 
 ⑪ 「日本中央縄文文明」(長野・新潟・群馬・山梨)の世界遺産登録の提案
 以上の視点で今回、急ぎ足ながら「縄文2021―東京に生きた縄文人―」展を見たのですが、私の主張を裏付ける新しい気づきが多くあったものの、以上の私の主張を覆すような事実はありませんでした。
 本ブログのテーマの「スサノオ・大国主建国論」としても、大国主の「八百万神」信仰による建国が縄文時代から連続しており、アフリカを共通のルーツとする人類の家族・氏族・部族共同体の普遍的な発展段階を示しているのかどうか、「八百万神信仰」の世界遺産登録を視野に入れながら検討していただければと思います。雛元昌弘



□参考□
<本>
 ・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
  ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/
  邪馬台国探偵団   http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/



















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