浅草みどり・民謡酒場

今年の青森民謡協会の全国大会も終わり、打ち上げを込めて浅草の民謡酒場である『みどり』さんへ門下生と共に伺いました。

息子は久し振りの民謡酒場に感動したようで浅草式の民謡ショーが観れる民謡酒場に緊張気味のようでした。

今から３５年前に私が修業したお店の『りんご茶屋』や『七五三』『秀子』『鶯』『爛漫』などは、既に閉店廃業されてしまいましたが、下足番から修業して来た私の昔話などは、もう息子には何のことやら解らないと思います。

私の下積み時代を知る『みどり』の経営者である佐々木貞勝ご夫妻もご高齢となりつつも私がお店へ顔を出すとニッコリと笑顔で迎えて下さり、舞台付きの店内へ入ると何故かホッとします。

現在みどりはテーブルにイス席となっており、高齢者や身障者の方々にも負担無く座って民謡ショーを観ながら美味しいお酒に秋田の郷土料理や若いお客様にも満足する料理もメニューにあり、どなたでも楽しめる酒場になっています。

しかしながら時代が変わり現在の『みどり』さんは金、土、日の週３日の営業となっており、平日は暇なこともあるそうで人件費などを考慮するとやむを得ない営業方法だと伺いました。

何としても浅草から民謡酒場を無くしてならないと思っております！

私が１５才から下足番として修業し、私の芸は勿論のこと私自身を育ててくれた 浅草の民謡酒場が永遠に営業できるよう微力ながら応援したいと思っております！

そういえば…民謡酒場みどりはミシュランの本にも掲載されている名店の老舗です。