馬とモンゴル

乗馬によるモンゴル大自然の四季と牧民生活の折々を日記風に

氷上を歩く

2019-01-27 03:17:24 | 首都散策・風景・冬期

自窓から

外気温度がマイナス20度以下になると
自宅窓から風景を写す事が困難になる

窓ガラスが曇り景色も何となく見栄えがしなくなる

  踏切りを通過する石炭空貨車

外気温度がマイナス10度以下になると春気分
日本で生活している方には考えられない自然環境感覚
(北海道の方には理解できる)

マイナス10度の差は冬と春先の気分
昨日の散歩はカシミアセーターを一枚脱いでの薄着散歩

ところが自然界は甘くない
気温が緩むと上空から寒気が流れ込み

突風が吹きまくる最悪の散歩となる
口の中に塵が入る(口呼吸している証拠?)

モンゴルの良さは厳寒期に風が吹かない事
マイナス30度以下でも人間が生活できるわけ

風が吹かなければ防寒だけ万全にすれば快適な環境
乾燥して湿度がない分、寒さをそれほど感じなくなる

在日本大使職員も人事異動で着任したばかりの方など
日本の方が湿度が有る分、東京の方が寒いと感じる人もいる

私も同感である

気温が緩む

  久し振り氷上歩き

現在、日本時間午前4時40分ブログ記事作成中
外気温度マイナス13度ほどである

カーテンを閉めず深夜の町を眺めながら記事作成中
東京では考えられない行為かもしれないがモンゴルでは寒くない

先週までマイナス30度以下で深夜に一人起きている事が辛かった
上の写真をよく観察してください(氷上に佇む物体)

如何した

  襲撃を受け傷ついたハト

最初は分からずに通り過ぎたが氷上を写していて何かがいる
戻ってよく見ると血を流し佇む可哀想なハト

出血多量で朦朧とした姿である
胃袋付近を食いちぎられ大量の血が散乱(猛禽類にやられたか)

散歩し始めで私は3地区へ立ち去る
散歩から戻り存在確認をしたが姿はなくなっていた

周りを見たが野良公の足跡もなく私の足跡だけ
ということは猛禽類が持ち去ったという事である

自然界の出来事である

自然界は

  防水板の内側も水平になる

ビール工場と河川との間に土手と防水板が設置され
一応、春先や長雨時にビール工場内へ浸水しないように手当されている

その防止板と土手の間は2m程の窪地になり浸水した水を一時的に
貯めるようになっている

そこへ先週、大量の水が入り込み御覧のように川と防水板の境が
凍結した氷で水平になってしまった

これが自然界の脅威である
まだ、モンゴルという国の事が無知な時の事である

来蒙当初、上空からモンゴルの大地を眺めていると
厳寒期のモンゴル台地は湖だらけという感想を懐いた

当時のモンゴル感は不毛の砂漠国という知識だけ
靴で草原を蹴とばせば草は剥がれ草が再生するのが困難と文献に書かれていた

現実は事実であるが当時は湖と草原は緑の大地じゃないのかという思い
厳寒期の湖化が知識として欠落していただけ

夏から秋にかけ水不足で枯れる川が冬場だけ湧水で出た水が
周りの草原へ溢れ出し凍結し上空から見ると湖のように見えただけ

春先後、氷が融けると乾燥した草原に戻る

夕陽

    春節前の夕陽

緩んだ気温は風を起こし口や目に埃・ゴミを入り込ませる
こういう時は家で一日、好きな音楽でもと思うが散歩をしていまう

跨線橋と氷上から夕陽を眺める
来週からモンゴルは旧正月を迎える

目には見えないが春が近づいているのである

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