やんごとない

この町、唯一スーパーも、あと１０年は無理って、３０年近く勤務している男性の話。建物も老朽化に伴って、リニューアルには、設備投資も入れて億というお金がかかる。ペイ出来る？ノー！
以前は若い世帯もいっぱいだった、スーパーの近所の県営住宅。今や３分の１は高齢者世帯。近隣の個人店もシャッターが下りて久しいし、その上個人経営のこのスーパー、現経営者は結婚しない、当然後継ぎなしで早やミドルエイジ。内外厳しい状況。たまたまそこの男性から聞いた話は、日本の縮図を見る思いがしたわ。

少子高齢化。なんでも欲しがる人達。病院はサロン化して、病気自慢、いかに多くの薬を飲んでいるか、薬自慢の年寄りたち。
払ったものは取り返す？大体が、払ってきたのは、主として世帯主：男性よね。で、長生きするのは女。
そもそも根性が卑しくない？払ったんだから、貰う権利があるって思考回路。
そういうのが耐えられない私。なんで、そう言う事を平気で言うのかしら？

一人一人がやんごとない人格を併せ持ってるのよ。
浅ましい話や、罵詈雑言・揶揄・非難・嫉妬（これが起因して起こる不幸）を他者（身内も他人も）に向ける時、その全てをやんごとないもう一人の自分が受け取ってることを知らないのよ。間違いなく、人として３０数万年前から続く頑張って生きてきた私という存在に、なんてことをしているのでしょう。
自分じゃない！相手だって？いいえ、自分に言ってるのよ。そして、それは無意識層へどんどんどんどん積み重ねられ、無意識に積み重ねられた今までの言葉は意識層へ上ろうと。必ず具現化しようとするのよ。何を言ってきた？思いも言葉。言葉の具現化。それが生きてる事。ジャッジはしない、ただ無意識は意識に上ろうとするだけ。だから、だから、人はいつもやんごとない存在が、耳をロバのようにして、自分が発する言葉を聞いてるわ。その２つの目は、お行儀の悪い、だらしない、身と身の回りを見てるのよ。
いとおしみましょう、すごく健気な自分を。今ここにいる自分は、太古の昔、酸素が毒ではなくなった水に現れた魚から続いている命なのです。偏桃体って、危険を感じる脳の部位。魚も持っているそれ。あいつがこいつが世間が政府が、なんて
非難するのは止めましょう。愛しい健気な自分が汚れるだけ。
いいじゃない、どうしようと？いいえ、人は自分に、そう、自分に対して責任があるのです。人がどうしようと、そんなのはほっとけばいい。なぜなら、自分のリーダーは自分以外には存在しない。そうでなくちゃいけないのよ。
誰かに腹を立てる。それはその相手の奴隷よ。
失礼でしょう？自分というやんごとない、もう一人の自分に。
頑張って生きてきた自分に唾してる事を知らなきゃいけないのよ。