ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

秋は新しい出会いで始まります

2008-10-09 20:26:45 | Weblog
涼しくなってきて、ン?これは秋を告げる香り。金木犀の濃厚な匂いが漂います。
こんもり茂る林の木々の葉は、夏の疲れに覆われて。一葉一葉ハラハラと、枝に
しがみつく力も失い、地上に舞いながら「葉っぱのフレディ」。次世代へ命をつ
なぎます。
 花には敵わないけれど、複雑な秋の色合いに染まった桜の葉は、なかなか趣の
あるものです。それにも増して、幹から放たれる香りは、---こんな匂いが
したかしら?---って、振り向きもされないまま、幹は冬へ準備を急ぎます。

さあて、後期始まりは、スペイン語と中国語。
決断力のある私です。それはとりもなおさず自分の選択を信じるって事でしょう。
ましてや、自分自身のことなら、迷うなんてことは、ほとんどありません。
即断即決即行動!です。沈思黙考には程遠い性格です。それはセニョール・ダン。

 即断即決はリーダーの一つの要素よ(だから?)。 その私が、ギリギリまで
揺れてました。
べラちゃんは3週休む。見学させていただいたクラスは、4人。じっくり関われ
そう。う~ん、でも・・・どうしようかしら?・・ああ、どっちに・・・・
なぜって?半年間の授業を、どっちにするか?なので。

 お弁当を作って、1時間早く着いたけれど、いるわよって言って下さった世話役
のお2人にお会いできず(階違い)、ある所でお弁当をさっさと食べて、・・・
まだ思案、どっちにしようかしら、って。迷いの中。自分でも呆れるほど迷って。

「あら、レイコサン、久しぶり!」
って、流暢な外国人のしゃべる日本語が聞こえるじゃありませんか。
「あら~ベア先生。いやだもう、3週間もいらっしゃらないのですもの。1レベル
下げようかしらって、悩んで、迷って、ついていけないんじゃないかって」
「何を言ってるの!大丈夫よ。無理だって思ったらDe fuera=出てけ!って言うわ
よ。"Venga!"=いらっしゃい!」

そして、改めて皆さんに「よろしく」。
始まりました。ベアちゃんの授業は面白く、私はウチの宇宙人から貰っていた
カセットテープ使用の録音器をセットして、ひたすら聞くことに専念。
聞き返してみれば、私の笑い声がいっぱい。いかに面白い楽しい授業かって
わかるそれです。
「わかったでしょう?」
"Mas o menos."=まあまね。
「ほらね、大丈夫よ」
"Gracias,entonces animo!"=ありがとうございます。頑張ってみるわ。

授業が終わって、そのまま横浜駅近くの映画館へ。
「宮廷画家ゴヤが見た」を観に。
大きな勘違い。まあ、今に始まった事じゃないけど・・・
これはもう台詞はスペイン語って思い込み。
ジャ・ジャーン。英語のスペイン物語でした。あ~あ。でも、まあ、悪くはなか
ったわね。久しぶりの映画鑑賞でした。

アッそうだ、宇宙人の帰宅時間あたりじゃないかしら?
メールを送れば、奇しくも同じ電車でした。
「寿司でも食おうか?」
地元のお寿司屋さんへ。私たちだけ。時間が早かったからだと思います。
美味しいお寿司を息子にご馳走してもらって。

「あのさあ、命を食べるのに、いただきます はないよってね」
ミチコサンのご子息と、食べるに関してああだこうだの爆笑、けれどもシリアスな
ひと時を楽しむ宇宙人いわくね。
私なんか、ご挨拶が出来ない人はシッシッあっちへ行ってよ!って嫌いだけど、
食に関しての薀蓄を聞けば、
「ああ、そう言われれば、」
「だろ?命を勝手に奪っちゃうのに、いただきます とか、もう、ご馳走様、
ご馳走様だよ、それはないんじゃない? 黙って食べるのが食べられた生き
物に対する申し訳じゃない?」
「ああ、そうかあ。言われてみればそうかも知れないけれど、でも、黙って
食べる人は、私は嫌いよ。お行儀悪い人もね」

「こんな母親に育てられたので、結婚できないのです。行儀悪い女の子ばっかりで」

 ごめんなさいね。でも、お行儀って理屈以前なのよ。感覚的に、拒否!例えば、
大盛りに盛られたおかずを、いきなり、始めにお箸をつける、しかもそのまま
ダイレクト自分の口に。もう、ダメ!親は何をしてた!?って。大事に、この子
がどんな場面に出くわしてもひるんだり、怖気づいたりしないように、はたまた
周りの人に不快感を与えないように、いつどんな人と会食するかわからないでしょう?
親は、そういうことを想像しながら子育てをしなきゃいけないのよ。親のすることは
こんなことです。お勉強なんて、二も三も次のことなのです。最初に教えることは
「ありがとう」をすぐ言える子に。そして、「ごめんなさい」次がお行儀です!
ン?お勉強?興味があれば自分で学びます。出世のためのお勉強?
だから、おバカがいっぱいいるのよ。
本当に、この道を極めたい!って若者が大学に行く。
目的も何も無い単なる肩書きだったら要らない。邪魔!それで、こんな程度なの?
だから、お勉強は、五も六も後のことです。山のように本を読みなさい!です、
大事なことは。偏らないで、森羅万象を網羅する意気込みでね。どんなに素敵な
人が出来ていくでしょう。女の子は、日本語を、この美しい日本語を駆使できるよ
うに、親が放棄したなら他所で、昔みたいに「行儀見習」に通うべきって、思うわ。
どこへいっても胸を張って居られるくらいにね。
「だよ」言葉を遣う女の子を私は受け付けません。「のよ」「だわね」です女言葉は。
そして、すぐ「はい!」の言えない人も、近寄らないで!

 今は餌だから。感謝も申し訳ないもなく、動物みたいにガツガツムシャムシャ。
あ~あ、だから、私は外に出ないのよ。
食べる姿は人に見せるものじゃないのです。
挙句、公衆の面前でお化粧直しよ。逃げなくてどうする。お行儀の国の私たちだっ
たのに。悲しい。恥ずかしい。

一夜明けて、今日は中国語。
「好久不見」=お久しぶり~。
ン?先生は女の子の筈なのに。男の子。
先生は、全員留学生で、学業優先ですから、やむをえない変更。
湖北省武漢出身、横浜国大3年生。おしゃれなカッコいい24才Gong Zhen 先生
が担当になりました。お互いに自己紹介。
流暢な中国語をお話になる高齢ご婦人。内容はわからなかったのよ。情けないことに。
帰り道、「お上手ですねぇ、ほとんどわかりませんでしたが」
「引き上げてきたのよ。あちらでは日本語で、小さかったから中国語は覚えてなく
てね。こちらで始めた中国語なのよ」
「でも、素晴らしいですねぇ。私ももっと勉強しなきゃ」

宿題が両方とも出ました。
スペイン語はある物語を読みきらなければなりません。それを、ストーリーなり
感想なりをスペイン語で言えなければ、前に進めないでしょう。先生の質問にも
スムーズに応えられなければ。
始めまして、のお互い中国語授業は、名字・出身地・好きなことを書いて先生に
提出する事って。

どちらもとっても楽しい!
中国語は、もっともっと若い時に出会ってたかったって思うほど。
けれども、始めた時がベストって思うことにして、目いっぱい楽しみたいと思う
外国語達です。