2007(平成19)年12月29日午後4時過ぎ、とうとう?やっと?
あたくしは孫を持つ身になりました。生物としてのまっとうな姿に。
バンザーイ!
乾杯!
ご苦労様グリーンちゃん。どれほど痛かったでしょう。
なかなか下りて来ない龍ノ介(ええもう名前は付いています)に、陣痛促進剤を
前日から点滴で。そして晴れて3440gでこの世にオギャーーーッ!
先月あたりから塩分・水分を制限されてきたグリーン。もう、いいのよ。
これから彼女の母親業が始まります。
「ひよこクラブ」やら何やらを彼女のママに買ってきて!って頼んでいた彼女に、
「母子手帳と一緒にもらった小冊子、あれだけで充分。自分をしっかり信じて、
困った時はお母様にお聞きすればいい。怪しげなコメンテーターの意見は無視
しなさい。そんな雑誌を読んで、揺れてしまうより、専門家と称する人たちの
考えはみんな違うので、楽しみとしての読書をするほうがどれほどいいか、
お母様、そうお思いになられません?あたくしはそうしてきましたし、身近に
いる経験者以上の先生はいませんわよねえ。お嬢さんへのプレゼントは、22才
の新米母親が奮闘した記録、息子の育児日記。これをお祝いにしたいと思います」
「エ~~ッ、書いてとってあったのですか?」
「ええ、子ども達の記録は3人ともね。小学校へ上がるまでの記録を。母子手帳
と一緒に。孫が出来た時はどの子にも渡そうと、とってきましたの。何かの役に
立つかも知れませんし、母親がどう関ってきたか、子どもにとってはあまり記憶
のない時期のことが書かれているって、かなり興味深いものでしょう?悪戦苦闘
育児日記。少し恥ずかしいですけれど、事実は事実ですから、お嬢さんへの出産
祝いにします」
心を込めて、下手なりに、若い母親は精一杯自分を信じて子ども達に向き合ってき
たのでございます。それでも最初の社会という存在の壁になる時期もありました。
思春期は彼らも悩み この不出来な親の子となった不幸を嘆いた時期もあったで
しょう。「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」・・・・・・
それでもこの人生であがいた一人の人間、女が、どう我が子に対峙してきたか、
その発端を知ることは、子育てに向かわなくてはならない彼らにわずかな安心を
与えられると信じています。
まだ、龍ノ介には対面していません。
「レイコママ、ばーばよって言うでしょ?」
グリーンのママが言います。
「いいええ、・・・・・グランマ!始めまして、あなたのグランマよ、よ」
「エエ-ッ、本当に?グランマ?」
「ええ。いやらしいわね、日本人なのにね。でも、いいの。あたくしはグランマ」
厳しい躾をしてきました我が子には。そういう親は孫にはメロメロになるそうです。
多分そうなるでしょう。けれども誰に対してもあたくしの生きる姿勢は変えません。
生き続く限り、あたくしは「自分を信じなさい!」「あなたにとって一番大切でかけ
がえのない存在はあなた!」と、言い続けるつもりです。この世に生を受けた孫へ
精一杯の思いを伝えます。自我の目覚めを待っています。
「さあ、龍(ロン)、グランマがあなたの人生に大きな灯りをつけてあげるわ。何も
心配なんか要らないのよ!」
って。
久し振りにロンドンからメールが届きました。ポリ子ちゃんからです。
早速 新しい命の誕生を返信メールで。
「レイコサン、おめでとうございます。レイコグランマですね」
帰省している馬専科。物知り彼から教えてもらった
「君子豹変す」・・・易教
日本では悪い意味で遣われるけれど、本当はその反対なのよって、グリーンの
ママと話していてって、言いましたのよ。そうしましたら、彼は
「その後に続く言葉があるのを知らないんだよ、ほとんどの人が」
「ちょっと待って!書くわ」
「君子豹変す。大人虎変す。さて このあとは・・・そう、小人革面す。君子と
小人は知ってても、大人はを知っている人はいないよ」
「ありがとう~!今日、又新しいことを知ったわ。嬉しい!」
最近あたくしが読んだ本「奇貨居くべし」:宮城谷昌光著を見て、
「始皇帝の父親の話だよね」
「そう、始めはあの赤壁の戦いの呂布(?)に関係する人物の事かと思ったのだ
けど、始皇帝の父親のことだったのよねえ。でも、貴族の出じゃあない呂不偉
(該当する字なし)よね?」
「そうだよ」
ここから彼の薀蓄が。奇貨居くべしの意味から始まって。
幸せな幸せな1日でした。
初孫(ういまご)の誕生。久し振りのポリーチャンからのメール。新しい知識。
お金では買えないプレゼントを、中身の濃いプレゼントを戴いた1日でした。
ああ、嬉しい!
蛇足:東アジアでは今年は60年に1度巡り来る素晴らしい「猪年」で、なんと
中国では今年誕生の赤ちゃんが2000万人ですって。「金猪」って。
中国語の先生も「金豚ちゃんまだ?」っておっしゃるのよ。続けて、
「陰暦で読む諸々だから、来年の2月7日までに生まれた子は金豚ちゃんよ」
金運・強運を手に掴んで生まれてくる子ですって。
姓名判断を「門前の小僧習わぬ経を覚え」のように、愚息その①を可愛がって
下さった占い者の占いからみようみまねで覚えたそれを我が子に。そこで辿り
着いた「龍ノ介」。きっと素晴らしい人生が展開されるでしょう、しかも金の
猪の年なのですから。そしてあたくしが転ばぬ方法を・・・です。
あたくしは孫を持つ身になりました。生物としてのまっとうな姿に。
バンザーイ!
乾杯!
ご苦労様グリーンちゃん。どれほど痛かったでしょう。
なかなか下りて来ない龍ノ介(ええもう名前は付いています)に、陣痛促進剤を
前日から点滴で。そして晴れて3440gでこの世にオギャーーーッ!
先月あたりから塩分・水分を制限されてきたグリーン。もう、いいのよ。
これから彼女の母親業が始まります。
「ひよこクラブ」やら何やらを彼女のママに買ってきて!って頼んでいた彼女に、
「母子手帳と一緒にもらった小冊子、あれだけで充分。自分をしっかり信じて、
困った時はお母様にお聞きすればいい。怪しげなコメンテーターの意見は無視
しなさい。そんな雑誌を読んで、揺れてしまうより、専門家と称する人たちの
考えはみんな違うので、楽しみとしての読書をするほうがどれほどいいか、
お母様、そうお思いになられません?あたくしはそうしてきましたし、身近に
いる経験者以上の先生はいませんわよねえ。お嬢さんへのプレゼントは、22才
の新米母親が奮闘した記録、息子の育児日記。これをお祝いにしたいと思います」
「エ~~ッ、書いてとってあったのですか?」
「ええ、子ども達の記録は3人ともね。小学校へ上がるまでの記録を。母子手帳
と一緒に。孫が出来た時はどの子にも渡そうと、とってきましたの。何かの役に
立つかも知れませんし、母親がどう関ってきたか、子どもにとってはあまり記憶
のない時期のことが書かれているって、かなり興味深いものでしょう?悪戦苦闘
育児日記。少し恥ずかしいですけれど、事実は事実ですから、お嬢さんへの出産
祝いにします」
心を込めて、下手なりに、若い母親は精一杯自分を信じて子ども達に向き合ってき
たのでございます。それでも最初の社会という存在の壁になる時期もありました。
思春期は彼らも悩み この不出来な親の子となった不幸を嘆いた時期もあったで
しょう。「なんで?」「なんで?」「なんで?」「なんで?」・・・・・・
それでもこの人生であがいた一人の人間、女が、どう我が子に対峙してきたか、
その発端を知ることは、子育てに向かわなくてはならない彼らにわずかな安心を
与えられると信じています。
まだ、龍ノ介には対面していません。
「レイコママ、ばーばよって言うでしょ?」
グリーンのママが言います。
「いいええ、・・・・・グランマ!始めまして、あなたのグランマよ、よ」
「エエ-ッ、本当に?グランマ?」
「ええ。いやらしいわね、日本人なのにね。でも、いいの。あたくしはグランマ」
厳しい躾をしてきました我が子には。そういう親は孫にはメロメロになるそうです。
多分そうなるでしょう。けれども誰に対してもあたくしの生きる姿勢は変えません。
生き続く限り、あたくしは「自分を信じなさい!」「あなたにとって一番大切でかけ
がえのない存在はあなた!」と、言い続けるつもりです。この世に生を受けた孫へ
精一杯の思いを伝えます。自我の目覚めを待っています。
「さあ、龍(ロン)、グランマがあなたの人生に大きな灯りをつけてあげるわ。何も
心配なんか要らないのよ!」
って。
久し振りにロンドンからメールが届きました。ポリ子ちゃんからです。
早速 新しい命の誕生を返信メールで。
「レイコサン、おめでとうございます。レイコグランマですね」
帰省している馬専科。物知り彼から教えてもらった
「君子豹変す」・・・易教
日本では悪い意味で遣われるけれど、本当はその反対なのよって、グリーンの
ママと話していてって、言いましたのよ。そうしましたら、彼は
「その後に続く言葉があるのを知らないんだよ、ほとんどの人が」
「ちょっと待って!書くわ」
「君子豹変す。大人虎変す。さて このあとは・・・そう、小人革面す。君子と
小人は知ってても、大人はを知っている人はいないよ」
「ありがとう~!今日、又新しいことを知ったわ。嬉しい!」
最近あたくしが読んだ本「奇貨居くべし」:宮城谷昌光著を見て、
「始皇帝の父親の話だよね」
「そう、始めはあの赤壁の戦いの呂布(?)に関係する人物の事かと思ったのだ
けど、始皇帝の父親のことだったのよねえ。でも、貴族の出じゃあない呂不偉
(該当する字なし)よね?」
「そうだよ」
ここから彼の薀蓄が。奇貨居くべしの意味から始まって。
幸せな幸せな1日でした。
初孫(ういまご)の誕生。久し振りのポリーチャンからのメール。新しい知識。
お金では買えないプレゼントを、中身の濃いプレゼントを戴いた1日でした。
ああ、嬉しい!
蛇足:東アジアでは今年は60年に1度巡り来る素晴らしい「猪年」で、なんと
中国では今年誕生の赤ちゃんが2000万人ですって。「金猪」って。
中国語の先生も「金豚ちゃんまだ?」っておっしゃるのよ。続けて、
「陰暦で読む諸々だから、来年の2月7日までに生まれた子は金豚ちゃんよ」
金運・強運を手に掴んで生まれてくる子ですって。
姓名判断を「門前の小僧習わぬ経を覚え」のように、愚息その①を可愛がって
下さった占い者の占いからみようみまねで覚えたそれを我が子に。そこで辿り
着いた「龍ノ介」。きっと素晴らしい人生が展開されるでしょう、しかも金の
猪の年なのですから。そしてあたくしが転ばぬ方法を・・・です。