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ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ちゃんとして!

2006-02-11 14:21:51 | Weblog
いつだったか、ネパールへ行ったウチの宇宙人の話で、そこの孤児院にいた
2才くらいの女の子が、語学の天才だって聞いたことがあったわ。例えば、
「こんにちは」
「コンニチワ」
「この子、今日本語で同じように言ったよ」
「コノコ、イマニホンゴデオナジヨウニイッタヨ」
「本当に、俺と同じに言ってるよ」
「ホントウニ、オレトオンナジニイッテルヨ」
正に同時の反復。全く同じように言うネパールの女の子、というより乳幼児。
にわかには信じられない話。でも、本当だったのですって。

フッとそんなことを思い出した、ミサコサンちのアヤコチャン。
言語のお話をしてたら、
「アヤコが、半年の時に『ミサコサン、今アヤコチャンが話してたわよ』って、
お友達が言うの。ウソでしょ! でも、何かは言ってるので、よく聞いたら
『オッパイ、オッパイ』って言ってるのですよ。オッパイなの?うん」
「それって、天才ってことじゃない?楽しみ~~~!世界の言語をものにでき
るわね、アヤコチャンは。やっぱりそうお思いになる?」
「ええ。確かに特殊な才能かなあって思う事もあるわ。小学校の学芸会で、出
演者にはなれなかった。そうしたら、お話を作って脚本を書いて。そんなことも
こともなげにやっちゃうの、」
「ねえ、とっても繊細なお子さんでしょう?」
「ええ。そう思うわ」
「大事にしてあげなきゃね」

こういう人が世の中には時として出現するのよね。
だから、去年、お伺いする前のお電話に彼女が出て、
「母は今云々」
って、いい大人の女達が、他人に向かって、
「ウチのお母さんが、お父さんが」と言ってはばからない厭な渡世だから、
言葉に敏感なアヤコチャンは、もちろんベースはお母様のミサコサンの躾の賜物
ではあるのだけど、他人には、へりくだった物言いをすべきだって、わかってる
お嬢さんだったって事。とても嬉しかったわ、よそのお子さんであってもね。

汚い、崩れた、薄みっともないことに、なんの抵抗もないって、こっちが恥ずか
しい。最近もう、我慢できずにとうとう言っちゃいました。ウン十年来の親友の
一人と電話で話していたけれど、
「ウチの〇〇ちゃんが」「ウチの〇〇ちゃんが」
という、耳障りな言い方に、
「あのさ、その自分の子供の事を人に言う時に『ちゃん』付はやめて!みっともな
いし、聞き苦しいのよ」
って。こういう大人が社会を悪くしているのよ。子どもじゃあない、大人の責任です。
その私の発言に腹を立てて怒っちゃったら、付き合いもそこまでって事。
嫌いなのよ、言葉をおろそかにする人が。長い付き合いでもそこまで~~!!!
年とともに、その人がどんな風に生きてきたかわかるのよね。
若かりし頃は、もっと純粋で、恥も知ってたのに。あ~~~~~ぁ。
ミサコサンも、もう耳を覆いたくなるっておっしゃる。
他人へ我が子をチャン付けで、ペットや植物に与えるのを、
「あげるって、平気で言う人。耐えられないですよね、気持ち悪くて。やるですよね?」
「ええ、やるが正しいのに、私はそんな、やるなんて下品な言葉は遣わないっていう、
言葉の何かを知らないってことをあきらかにしてるのだけど、上品なのよってポーズ。
下品だから、あげるなんて平気で言うのよね。教養のある人はちゃんと使い分けでき
るもの。そして、やたら、へんてこな英語もどきを遣う人を、私は軽蔑するわね。
もう、得意げに遣うその人間を、その場でバーカって烙印押すわ。薄みっともない。
この人の脳みそ薄いなあってね。そんな人とは付き合わないことにしたの。
今の日本て、少数の人間に操られているのよ。自分で検証しない。なんでこうなっちゃ
ったのかしらねぇ?」
ケイコサンもそうだけど、ミサコサンもきちんとした日本語を遣われる。これがとても
心地いい!なのです。まあ、これは普通の事なのですが。


最近、樋口一葉なんか読んでみようかなあって思ったりしてるのよ、なんて言う私に、
ミサコサンは、IT言語習得機器で、縦書き古典をお読みでした。
日本語の宝庫ですって。ええ、その機器は、英語のためだったけれど、ソフトが色々
あって、その中に日本の古典作品もあるのですって。 
この知的意欲。尊敬できる友人なのです、ミサコサンも。

『友は選べ』とはよく言ったもの。頻繁にはお会いしないけれど、刺激しあえる仲。
と、勝手に思って。ケイコサンは、英語はもちろん。そこに、スペイン語+モロッコ語。
ミサコサンは、英語に、もう一度イタリア語のおさらいをなさるそう。この意欲がたま
らないわねえ。私達の共通点を挙げるとしたら、猛烈読書家(自分を入れるのはおこが
ましいのですが)。
ミサコサンへスザンナ・タマーロの本、3冊をお貸ししに伺ったの。イタリア女性作家。
「すこし、重い中身だけど、いい本よどれも。訳者がいいのね。覚えたわ、訳者名。
次は、これぞ、フランス!って本にとりかかったけど、はてさて、訳がどんなものか
だわねえ。面白かったら又お持ちするわ。ゆっくり読んで」

スポンジに根づかせて売っている三つ葉を、4~5センチの所で切って、スポンジを
むしりとって、プランターに植え込みます。万能ネギなども、根のあるものは、プラ
ンターに植えて、有効活用するのが私流。 時々油粕をすきこんで肥料を補給。

チューリップもヒアシンスも頭を出してきて、いよいよ春の到来です。
バラも思い切ってガンガン剪定。今年の春は、殊のほか賑やかなものになりそうで、
想像するだけでも、ニンマリ。
ミモザの木は、びっしり蕾を付けて、小さな庭を覆っています。楽しみ~~~!