ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

1回分

2005-05-18 06:33:54 | Weblog
「1芯2葉」なんて言葉を覚えられて、嬉しい。何が「イッシン二ヨウ」かって?
お茶を摘む時の言葉よ。
一昨年、お茶の木を1本、通販で買ってね。大きな鉢に植えたのが、大きくなって、
フフフ、お茶摘みをしたのよ。1芯2葉でね。お茶所の方からしたら、大笑いの
何ものでもないことよ、素人のお茶つくりなんてね。
でも、こういうことでは、い~い時代よね。情報が簡単に得られるのですものねぇ。
できるだけ自分で作りたい女だから、お茶も、って。

普通の母、なれど我が偉大な母がよく言ってたものよ。
「人にできることが、自分にできない筈はないって思いなさい」って。ネ、偉大
な母でしょう?
そんなことはない!って、心の中で小さな批判と反抗をしてたけれど、素直に考
えれば、そうなのよね、前向きな思考は、とっても大事で、このやる気の薄く、
いっぱしの理屈をこねたい、劣等感に苛められている娘を動かすのに、この真理
を投げて寄越したのよ。時に触れ、折に触れ、
「ネ、レイコチャン、そうでしょう?」
って。そう、私は母にしっかり育ててもらったのよ。今の親は、どうにか養って
るけれど、育ててるようには見えないものねぇ。子ども達を。

それでね、everyday Sundayの私は私でお茶の木を、育てたのよ。
窒素は空中にもあるものだから、あるわよね?空気の中に。
土の中には余り入れないようにしたのよ。何かって言うと、す~ぐ「油粕」って、
年寄り達が言ってたけれど、確かに「葉」にとっては必要な栄養素がメインだけ
ど、過多になると、木が弱るから、必要な分は空気からお取り!ってね。
懐かしい茶花なんかも楽しんで、でも、実にはならないように摘まみ取ってね。
フフフ・・、そうやって育てたお茶の木から、1芯2葉で摘んでお茶作り。
玉露茶器で、ゆっくり味と香りを出してね、ドレス姿の母の写真の前に、
「お母さん、1杯どうぞ」
次?もちろんセニョール・ダンへ。
なにせ、玉露茶器でいただくそれは、グッで終わり。
でもね、お茶を飲む行為であっても、その背景は、それを凌駕する様々なものが
あるのよ。八十八夜、関わってきた手間、何よりもすばらしい季節。それらも一
緒にいただくって事なのよね。
「よくぞ日本人に生まれけり」ってね。だから、美味しさも一入(ひとしお)だったのよ。
                    ごちそうさま~~~。