ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

障害児教育の実情・・・(3)

2007年09月19日 00時30分56秒 | 子供・・・
中学の特殊学級に入学したオシメ。
最初の担任は若い女の先生でした。
私は今までの状況と、自分の希望を細かく話しました。
「はい、わかりました。暫くは慣れるまで様子見ましょうね。」
その言葉を鵜呑みにしていた私がバカでした。
この若い先生は、わずか1ヶ月で産休に入ってしまい、先生が変わったんです。
新しい先生は年配の特殊学級経験者でしたが、私の話しは全く伝わっておらず、
数学はイキナリ、二桁の足し算引き算からー。国語は漢字のみー。
それまでのオシメは、普通クラスでついて行く為に、かなり勉強はしていました。
算数の計算は、小6の分数・少数の掛け算割り算まで出来ましたし、
漢字もある程度は覚えていました。
なのに、なんで、いきなり小2レベル???
何度も先生に訴えました。
でも、先生の答えは、「計算は出来ても、数字の基礎がわかっていないからー。」
それでも言い続けると、「お宅の子供さんだけじゃありませんから!」
(当時オシメのクラスは生徒が3人ー
英語の授業も、まるで幼児の英会話教室みたいな物で、
英語の歌に合わせて踊ったり唄ったりする物ー。
英語の授業中にTVで見せるのは、セサミストリート。
それももう少しナントカならないか?と聞くと、
「それじゃあ、通級(一定の教科だけ普通クラスで受けること)でもしますか?」
一番最初から通級していればまだナントカなったかもしれませんが、
1ヶ月以上経ってから、イキナリ普通の英語の授業に入れられても、
オシメに理解できるはずがありません。(普通の子だって難しいとおもいます。)
結局どれだけ訴えても、オシメの勉強内容は小学校の低学年レベルのままー

中3の今になって、やっと小4レベルまできましたー。
もう、オシメは小6の時に出来た計算式は忘れてしまって、
今では全く出来ません。

授業参観なんて、泣けてきちゃいますよ~。
以前記事にした”お琴”の授業ならまだしも、
前回の授業参観は音楽に合わせて親子で踊るというもの・・・
とても中3の子がやるような事じゃないです!もう、やってる事は幼稚園レベル・・・
イヤ、最近の幼稚園の方がもっと進んだことやってるから、保育園レベルですねー

結局、特殊学級は小学校も中学校もやってる事は変わりないんです。
全く同じ事をしているー。
能力を上げよう!などという気持ちはとても見られません。
(むしろウチは下げられたー
いったい文部省(いや、もしかして厚生省かな?)は、
何を考えてこんな内容を特殊学級のシステムにしたのでしょうか?
やっぱり、小学校の特殊の先生が言っていた、『今さえ楽しければ』ということなのでしょうか?
それとも、こんな風なのはウチの地域だけなのでしょうか?

特殊学級の同じクラスにいても、障害の程度はバラバラです。
ですから、どうしても障害の重い子に合わせて授業をすることになります。
一番しっかりしているオシメは、先生の、いいお手伝い役ー

これが、『それぞれの能力に合わせた教育をする特殊学級』の実情です。

モチロン、学校や地域によっても全然違うやり方をしているところもあるでしょうー。
でも、ウチの地域ではコレが現実ー。

そしてオシメは現在中3-。受験をどうするか?-という問題が出てきましたー。


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コメント (2)
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