蒲田耕二の発言

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朝日の臭み

2013-09-03 | 新聞
やたら若者に媚びた記事を載せたり(AKBの総選挙速報とか)、販促のデジタル半額キャンペーンをやったり、天下の朝日も最近の部数落ち込みにはかなり慌ててるみたいだね。オレも宅配購読はとっくにやめた。

とはいえ、やっぱり読売や毎日よりは情報収集力があるし、多少は信用も出来るからネットでは毎日読んでるが、時々なんでこの新聞が嫌になったのかを思い出さされる。朝日の記者特有の上から目線体質にヘキエキしてしまうのだ。

たとえば昨日更新された『文理悠々』というコラム。かなりのベテラン記者とおぼしい白髪のオッサンがジャズについて書いてるんだが、こんな調子なんだよね。

「ジャズはいま、都市生活の隅々にバックグラウンドとしてしみわたっている。
 それはあたかも宇宙の背景放射のようだ。地球人は、宇宙誕生の大爆発ビッグバンの名残を、弱い電波のかたちで四方八方からとめどなく浴びつづけている。同じようにジャズの背景放射に浸っているのが、いまの僕たちだ」

やだねえ。なんでこんな大げさな、くっさい文章が平気で、てか得意げに書けちゃうわけ? オマエら無知な大衆は知らんだろうが、とでも言いたげに。

天下の名門校を出て天下の名門企業に在籍してると、謙虚さってものが自然と失われていくのかねえ。オレなんざ、何かの間違いでこんな文章を自分の名前で遺すことになったら、恥ずかしくて首吊るよ。

同じ朝日デジタルのコラムで『新書の小径』を担当している青木るえかには、こういうエラそうなところがない。彼女は主観を率直に書きつけるタイプのライターだが、常に一種の潔さ、視座の低い慎ましさが文章にあり、同感できない場合でも反感はない。

青木がフリーの立場で書いていることと、それは無関係じゃないだろう。

エリート・コース一直線のベテラン記者も、自負ばかりじゃなくて少しは彼女を見習え。

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