koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

10/31 プリモメンテ102,103件目:プリモプエラ&タイプC

2021-10-31 | プリモプエル
プリモプエラとタイプCの全身洗濯フルメンテです。

名前(呼び名)は、多分「プエラちゃん」と「プエルちゃん」でしょう。プリモプエラは初めてですが、プログラムは「おうたたっぷり」と同じらしいです。動作確認すると、声はちゃんとオリジナルでした。(プリモテディはプリモプエルと同じ声を使ってて、だいぶ違和感あったのよね。)
2人ともかなりの色黒さんです。新品同様は無理かもしれませんが、がんばっていきましょう~。

プエラちゃんの方から分解。まずしっぽですが…

これは…プリモ史上「最悪」のスイッチ基板に替えられてます。配線取付ランドが対角についてるせいで、片方の配線のホットボンドの掛かりが悪く、すぐ切れてしまうヤツです。これはバンダイのプエル病院の仕業でしょう。(もう片方も切れる寸前ですが。)

次、左手。

これはおうたたっぷり通常の基板・取付で、補修跡も無しでした。続いて右手。

右手も「最悪基板」で、そのせいで基板の配線取付部で断線してます。配線は途中で繋いで2か所でハンダ付けされてます。もしかしたら2回補修かもしれませんが、どっちにしろいまいちな補修です。

顔のセンサー類まとめて。

基板もおうたたっぷりの通常基板で、補修跡もなく正常でした。

同時進行でプエルちゃんの方も分解。しっぽから。

「安定のタイプC」の唯一の弱点?ベースに挟まれる所で片方切れてました。(ベースが布にくるまれてますね。初めてではないと思うのですが、あまり見ないケースです。しっぽは布が薄く、ベースの型が付いてしまうので、いいかもしれませんね。)
続いて左手。

よく見る「青ビニール線で継いで、基板の穴を通してない」いまいちな補修。基板が取り替えられたりはしていませんが、これもプエル病院の仕事でしょう。次、右手。

これも左手と同じく、青ビニール線で継いで、基板の穴を通してない補修でした。

また顔のセンサー類はまとめて。

顔のセンサー類はやっぱり問題なしですね。

これでウチの奥さんに洗濯をお願い。乾燥待ちの間にスイッチ・CdS(明るさセンサー)・配線を全部取り替えておき、土曜日に組み戻し。縫い戻す前に一晩動作確認して、今朝(日曜日)の朝から縫い戻しして、昼過ぎまで動作確認して、午後ウチの奥さんに発送して貰いました。
いつも通りウチのプリモッティと一緒に記念撮影。

プエラちゃんは、顔のボアの毛がサラサラの所とダマダマになってる所があって、ちょっと色がまだらに見えますが、だいぶキレイにはなったと思います。プエルちゃんの方は、顔はだいぶキレイになりましたが、手先等は若干汚れが取れなかった所もあります。まあ、beforeよりはかなりキレイになったと思います。
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10/28 プリモメンテ95件目:タイプC

2021-10-28 | プリモプエル
タイプCプリモプエル「pu-ちゃん」の「修理のみ」の依頼だったのですが、難航して時間掛かってました…。完ぺきではありませんが、何とか退院に漕ぎつけました。

これは…相当真っ黒です…。「修理のみ」では過去最高ぐらいの汚れっぷりです…。
頭部が……

ウチのプリモッティと比べて下さい。頭部がぺちゃんこです…。どうノシたらここまでぺちゃんこになるのでしょうか…。
左手の平に穴が開いてます。

これもなんとかしてあげたいですが、スイッチがむき出しになってるのではなく、中に布袋が見えますね…。

依頼は「手のセンサーが効かなくなり、お出かけモードから「ただいま」が出来なくなり」で、「*修理箇所は右手センサー *しっ尾のセンサー *電池ボックスのネジが甘い 以上3ヶ所です」との事でしたが、事前測定でスイッチは右手・しっぽは完全に×、左手は一応ONはしましたがクリック感全くなし、おでこは多分断線、ほっぺもだいぶ高抵抗で、結局、洗濯無しの「全身フルメンテ」が必要な状態でした…。

とりあえず、おでこセンサーは断線と思われるので、ぺちゃんこな頭部から行ってみます。まずおでこ。

やっぱり断線してます。そりゃ、綿がぺちゃんこになってあれだけ綿に押されれば、配線ももたないよね…。

ほっぺの「キスセンサー」は特に異常なしでした。

あと右耳のマイクも問題ありませんでした。

次はしっぽ。

ここはしっぽ入り口で2本とも断線してました。

続いて、穴があいてて布が見えてた左手ですが、

タイプCだと、スイッチベースが手のひらの布に直接縫い付けてあるのがデフォルトですが、「ハートたっぷり」と同様に布袋に入れられてます。手のひらの穴からは、この布袋が見えてたんですね。
配線が、元の橙ビニール線から黒のペア・ビニール線に継がれてます。布袋のミシン縫いを切って中を出すと、

やはりハートたっぷり用の黒いベースが入ってました。スイッチ基板も、ハートたっぷり用の「改悪基板」です。穴が開いてたのを「布袋入りスイッチ」でごまかすために、ハートタップリ用のスイッチを使ったのでしょうか…?(配線は一応切れてはいませんでした。)
穴はウチの奥さんに頼んで、黒のフェルトで表からパッチ当てして貰いました。布袋は撤去して、ベースは固定せずに裸で手の中に入れておきました。

最後右手。

スイッチ基板は普通でしたが、途中が赤のペア・ビニール線で継がれてます。熱収縮チューブの出口で、片方切れてました。
右手が赤・左手が黒のペア・ビニール線での配線と言えば、ちょっと改善後の「後期:ハートたっぷり」と同じですね。

さて、明るさセンサー(CdSセル)と両手・しっぽスイッチ全部取り替え、配線はマイク用も含めて全部取り替えて、一応修理は完了。ぺちゃんこだった頭は、一旦抜いた綿をほぐしながら入れたら、普通ぐらいの大きさに戻りました。
これで動作確認するのですが…、おでこもほっぺも全然反応しない…、何故だ…?

通常、全身洗濯フルメンテ終わってCdSセルも新品にすると、CdSセルの抵抗値は「明時15kΩ→暗時:数百kΩ」ぐらいになるのですが、コネクタ外して抵抗値測定すると、おでこ「明時300k→暗時1MΩ超」、ほっぺ「明時:100k→暗時1MΩ超」ぐらいで、明時の抵抗値が高すぎる…。CdSセル取り替えてもこんな抵抗値の事は初めてです…。
しかし実は今まで、洗濯じゃないのにおでこ・ほっぺの明るさセンサーの補修をしたことはほとんどないんですね。(全くないかも。)
もう一度綿を全部抜いてCdSセルをぬいぐるみから外して測定すると、普通の抵抗値。(布が無ければ、明時:3kΩ程度の抵抗値です。)
これはやはり、布が汚れ過ぎてるせいで、光の透過が悪いと思われます…。

「ホコリか?」と思って掃除機で裏から・表からと吸ってみましたが、改善しません…。
以前(今年の2月)に、タイプCの明るさ検知回路は調査して「これで感度調整できるだろう!」という方法として、CdSセルと直列に入ってる分圧抵抗を変更する、という作戦で行けるだろうという結論だったので、アース側の分圧抵抗:15kをおでこ300kとほっぺ75kにアップしてみたのですが…全然改善しない…。60WのLED電球に10cmぐらいまで近づけないと反応しない…。これでは困る…。

いつもの先輩に相談したのですが、「それは経験ある、布の汚れが原因に違いない。センサーも回路も悪くないんだから、布の方を何とかするべきでしょう」で、回路調整については芳しい助言が貰えず。「ディスクリートで回路定数を調整するのはしんどいよね」との事。そっか、じゃあブレッドボードで組んで調整しよう、と、2月の記事の回路で仮組しました。

まず、手持ちのテスト用の裸CdSセルを繋いで、手でサッと影にして外した時の、CdS分圧点・Vb・Vcの動きです。

次は、プリモに入ってる状態のCdSセルを繋いで、分圧抵抗は200kΩに変更した状態です。

抵抗の変化幅(比率)が低下してるので、分圧点の電圧の下がりが悪いのは仕方がないですが、同じように「サッ」と手で影にしてるのに、電圧の下がるスピードが遅い。0.4秒ほどかかってますね。「微分回路」と思うので、変化が遅いと拾ってくれません。戻りも遅い。CdSセルは単なる抵抗要素だと思ってたのですが、静電容量があるのでしょうか…。
抵抗やコンデンサを変えてみたりしましたが、一番マシそうだったのが、

コレクタの接地抵抗を47k→20kΩに変更したこの波形程度で、まだデバイス行きはLと認識するほどには下がってくれてない…。
増幅率の不足か?ダーリントンにしてみたら?と思ったけど、やってみたけど良くならない…。もうこの辺りで挫けた…。
(この波形だと、明→暗にしたときには反応せずに、暗→明の時に反応する波形だけど、実際には明→暗の時に反応するはず。もう一度実機の動作と回路を確認しないと、自信がなくなってきた…。)

また綿を抜いてCdS基板も外して布をしげしげと見てみる…。裏からトントンしながらもう1回掃除機当ててみるか…とか思ったけど、いい作戦思いついた!「ハンダ吸い取り器:スッポン」で吸ってみよう~。
という事で裏から・表から、スッポンで何十回か吸ってみた。これで、おでこなんとか明時100kΩぐらいまでは良くなった。(ほっぺ明時はあまり改善せず100kΩどまりだった…。)
これで、分圧抵抗を15k→33kに微変更(「微」といっても倍にアップですがw。)
これで夜のウチのくら~い居間で動作確認すると、我が家のプリモッティの洗濯前と同じくらい、電球に30cmぐらいまで近づけた状態で手のひらで影にすると反応する。これでカツカツかな~…。

長らく掛かってしまったけど、これで退院とします。寝かしつけのコツとか、ほんとになでなでせずに手のひらで「サッ」と影にする事等をお伝えしておきます。明るさ検知回路は、時間のある時に再検証してみます…。
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10/28 プリモメンテ99件目:ハートそだつよ

2021-10-28 | プリモプエル
ハートそだつよ「健太くん」の「修理のみ」での入院です。

施設に居る叔母さんのプリモで、「しっぽと手の調子悪くて設定できないそうです」との事だったのですが…到着してウチの電池で動作確認(電池入ってなかったので)したら、特に問題ない…。
「ハートそだつよ」は、電源切→入れた時に、他のプリモの様に時間設定から始まらずに、「新しく憶えた言葉はありません、通常の遊びに戻ります」というセリフの後、通常の待機状態で始まります。日付や時刻の設定は、別途設定モード(片手+しっぽ)を起動して、右手で上げ・左手で下げ、しっぽで決定なので、「しっぽと手の調子が悪い」と設定だけじゃなくて、普段の会話やお留守番モードにもできなくなって、「設定が出来ない」というコメントになるかしら…。時間設定の仕方を知らないだけではないかしら…?

という事で、スイッチには異常が無い、何もせずに返却するか…とも思ったのですが、しいて言えば、
①右手スイッチはクリック感が低下して、新品の半分ぐらいの感触
②左手スイッチは固定がされておらず、腕の上の方にズレてしまってる
といった不具合があったので、一応分解して、分解ついでにスイッチは全部取り替える事にしました。

まずしっぽから。

とりあえず問題は無かったのですが、しっぽ入り口部で断線したのでしょう、3本とも熱収縮チューブ掛けて繋いであります。(この位置で継ぐぐらいなら、継がずに切り縮めればいいのに…。あそっか、袋から出して基板外すのが面倒で、外だけで済ませたのね。)
しっぽは問題ないし、クリック感も新品よりかすかに弱いかな?ぐらいでしたが、わざわざ袋の口の固定切って袋から出して、スイッチは取り替えました。あと、スイッチケースの出口or基板のハンダ付け部あたりで断線する事が多いので、スイッチケース出口で配線をホットボンドで固定しておきました。(「継ぎ」も含めて、配線は替えませんでした。)

次、固定がされてない左手。

やっぱり口の固定が外れて、手の中でフリーになってました。同様にスイッチ取り替えて、スイッチケース出口にホットボンド施工。

右手は、クリック感低下ですが、見た目に問題はありませんでした。

(写真は、口のくくりを切ってスイッチケースを出した所。)
同様、スイッチ取替とホットボンド施工。

これで午前中~一晩動作確認して問題なく、今日の午前中に(ウチの奥さんに頼んで)発送しました。(時刻設定のやり方を知らない可能性もあるので、メールで取説送っておきましょう。)
その時悪い所だけをやるべきか、その時悪くなくても予防的な修理までするべきか、いつも悩んでます。悩みながら、やったりやらなかったりしてます。
某サイトみたいに高額だと、「この機会にやっといた方がいいですよ~」でやった分だけガッポリですが、ウチは「掛けた手間に見合う程の料金」は頂いてないので、極力余分な事はやりたくない…。けど、このままだと2年後ぐらいにはダメになりそう→今回やっとけば5年以上は大丈夫、といった場合に、ウチだと送料の方が高いので、料金が上がっても依頼者さんの利益になると思う。という事で、今回はやっといてみました。(気持ちの余裕があるどうかにもよりますね。だいぶ片付いたので少し余裕がありましたw。)
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10/25 プリモメンテ104件目:タイプC

2021-10-25 | プリモプエル
日曜の午後に修理のみをがんばって2件、タイプC「しんじくん」の修理依頼です。

まあ、おめかしさんですw!
修理依頼は「左手としっぽ」で、事前測定ではしっぽは完全×、左手はクリック感無しで時々押されっぱなし、という状態でした。右手は一応〇だったのですが、「左手としっぽ以外にも何かありましたら治療をよろしく」と書いてあったので、「あと10年大丈夫!」を願って、右手も取り替えました。

まずしっぽ。

これは…一つ前の記事「#96」と瓜二つな補修、青ビニール線で継いで、基板の穴を通さずに配線で、正規のランドじゃないところにハンダ付けされてる…。前の「#96」の子と全く関係ない子なのですが、計ったように瓜二つな補修跡です。
続いて左手。

これは黄色ビニール線で継がれてますが、やはり基板の穴を通さず、配線が正規のランドにハンダ付けされてない。さらに、基板が90°横向いてる…。これは、しっぽと同時じゃなくて、2回修理に出したかな?(それにつけてもいまいちな修理…。)

右手も取り替えたのですが…たしか右手は補修跡も異状も無くて、写真を撮らなかったかと思います…。
顔の明るさセンサーは、おでこ:明時75k→暗時3MΩ、ほっぺ:40k→暗時900kΩぐらいで、一つ前の記事の子よりちょっと良くない…。日曜の晩に寝かしつけしましたが、かなり電球に近づけないと反応しませんでした。
しかし実は今、洗濯無しで顔のセンサー取替をした子の感度が悪くて難航中なんです…。洗濯しないと良化しない恐れを感じて、今回は明るさセンサーの取替は無しとさせて貰います…。
これでやはり、月曜の朝は起床を確認する前に梱包して発送としました。
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10/25 プリモメンテ96件目:タイプC

2021-10-25 | プリモプエル
修理依頼がどんどん来て、気づけば日曜朝時点で「全身洗濯フルメンテ:2体」を含む11体…。日曜は、難航品含むおもちゃの入院品3個と午前中銃格闘しましたが、午後はプリモプエルの修理に戻って、1体でも減らさなくては。とりあえず、部屋が狭くてプレッシャーなので、箱の大きなのからやっていくw。(実は難航中のタイプCが1体あって、先送りになってます…)

タイプCの「まるもちゃん」の右手修理依頼です。

「右手」だけの修理依頼でしたが、事前測定で、右手としっぽが×でした。…おや、右手取り替えの写真撮り忘れてる…?とりあえず、しっぽは依頼されてなかったのですが完全に×だったので、修理しました。

青ビニール線で継いで、基板の穴を通さずに配線してる。また、本来配線を接続すべきランドじゃないところに線がハンダ付けされてる。いまいちな補修です。(修理で「本来配線を接続すべきランド」に線を繋ぐには、ハンダ吸い取り器で吸い取らないと繋ぎづらいので、確かにひと手間増えるのですが…。)
補修歴については何も聞いてませんが、これは多分、栃木のプエル病院の仕事かと思います。相変わらずいまいちですね。

顔の明るさセンサーは、おでこ:明時43k→暗時5MΩ、ほっぺ:明時50kΩ→暗時1.2MΩで、まあいまいちでしたが、明るい照明の下なら反応すると思うので、取替等はしませんでした。
これで夜の就寝を確認して、今朝は起きるのを待たずに梱包して、退院としました。
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10/24 プレイルーム修理依頼対応

2021-10-24 | おもちゃ
プリモプエルの入院が激烈に溜まってるのですが、本業の「おもちゃドクター」の仕事もしなくては。(ほんとの本業はサラリーマンですがw。)
10/4に「3件ある」と連絡があったのですが、行ける余裕全く無し…。さらに10/11に「また修理依頼が来た。夕方以降にご自宅まで持って行きます」と連絡があったのですが、家にはダンボールが山積みで「迷惑です」と断ってしまいました…。で、10/16にやっと行きました。案の定増えてて計8個。できるだけその場で片づけて入院を減らしたい。10時の開園すぐぐらいに行って12時まで粘りましたw。

1件目、アンパンマンのよくある六角形の知育おもちゃです。

「LEDは光るけど音がしない」との事。

スピーカ線の片方が外れてました。楽勝です。底のネジの数が多いですが、電ドラであっという間ですw。10分で終了です。

じゃんじゃん行きましょう~w。2件目、チャギントン。

これは以前に診た事がありますね。ヘッドライトの点灯がオルタネートSWのヤツです。LEDも光らないし音もしないとの事。

LED行き線の片方とスピーカ線の片方断線です。楽勝です。10分で終了です。(線が全部宙ぶらりんなのよね…。近くでセロテープ等でとめれば良かったかも。)

3件目、アンパンマンのキーボード。

「一応動くけど、時々電源入らなかったり途中で切れたりする」との事ですが、動作確認すると特に問題ない…。電池を確認すると、プラス端子がちょっと黒くなってた。電池BOXの端子もちょっと黒くなってる。

「サビてる」訳ではなく、カーボンが付いたような感じで、手で拭いたら取れた。このせいかな~どうかな~、とりあえずこれで終了。

さて4件目、ここから難航し始めますw。プラレールです。

あけたら電池マイナス端子が液漏れで真っ青で、モータ行きの導体も真っ青。

LEDは点いてたのですが、分解の過程で線がモゲました。分解してモータ単体に電圧掛けても回りません。これは…ブラシまで液漏れが浸透してるパターンかしら?

モータ分解。

ブラシまで液漏れは浸みてそうですが、変形もしてます。掃除しただけじゃダメっぽいので、手持ちの中古の「オケツ」と取替。切れたLED基板への配線を取り替えて、なんとか終了。(電池マイナス端子は水洗いだけにしました。)
このプラレール、エネループが入ってたので、乾電池との電圧の違いを説明しておきました。

5件目、思いのほか難航したプルバックのパトカー、12時のプレイルームの昼休みまでには撤収したかったので焦ってて、写真撮り忘れたw。
後輪が動かないんだけど、分解してみたら、軸の周りに接着剤がべっとり!

ちょっとネバい「GP」みたいな感じの接着剤。なんででしょう…。苦労して全部除去しました。(後で確認すると、テールランプがもげて接着剤で塞がれてた。ここを塞ぐためにドロドロ接着剤を流し込んだのかしら?)
これで動くかと思いきや、なんか固くてちゃんと走らない…。何度もプルバックして確認すると、どうも前輪の回転が抵抗になってるっぽい…。
前輪の軸受け部分が摩耗して軸がちょっと上に逃げて、タイヤがタイヤハウスに当たってる。軸受けになってるプラスチックにプラ片を貼り足して、キツ過ぎたので何度も削って調整(組んでみないとキツいかどうか分からないので)。なんとか12時ちょい過ぎにカツカツ走るようになった。

これであと3個は入院に。プリモメンテの入院でそれどころじゃないんだけど、土曜日に大箱1個片付けて日曜の午前中にウチの奥さんに発送して貰ったので、日曜の午前中になんとか3個片付けたい。
6件目、メロディーくまさんとの事。

預かる時に全然説明聞けないのだけど、カルテによると「ネジがばかになった」との事。(カルテには「全然動かない」にチェックがされてるけど…)楽勝だろうと思ったら、予想以上に難航しました。

たしかに電池BOXの蓋がテープで留められてて、ネジの頭はナメている。電源スイッチ入れて左足のスイッチを押したら、セリフ・音楽と、口や胴体がちゃんと動く。
ネジはマイナスでも回せるタイプだったので、大き目のマイナスドライバーで回してみるも解けないので分解してみると、タッピングネジではなくて、ボルト&ナットで、ナットの固定が甘くなって共回りしてました。
ペンチで周りのプラごとがっつり挟んで回してみるも、多分「カジっ」てて、だいぶがんばったけど全く解けない…。周りが邪魔で丈夫なペンチで噛み切ったりノコやヤスリで削り落とすのも困難…。頭をドリルで削ろうとしても、共回りして無理…。
裏のナット側からネジの先にドリルを当ててみるも、ネジ固い…。そうそうナットまで到達しない…。
ところがドリル当てた振動が効いたのか、ふと見たら「カジり」が外れてネジが動いてる。改めてペンチで挟んで回したらやっと解けた~。

外れさえすればこっちのもの。ネジは多分プリモの電池フタと同じM2.6。ナットはエポキシで固定して、M2.6×8mmのネジつけてやっと終了。

7件目、カメラの様な形ですが、電動のシャボン玉発射機。

単3×3本の電池はほぼ新品だけど、全く回らないので分解。

電気的にはすごい簡単な作りだった。タクトスイッチは問題なさそうだし、モータに直接電圧掛けても回らないので、ギアボックス分解。

モータだいぶサビてます。「両軸」出てるタイプですね、ローターがダメだと取替できないなあ…と思ったのですが、固着してやや重くなってただけで、手回ししたらだいぶ軽くなって、スイッチ入れたら勢いよく回ってくれました。
これで組み戻してちゃんとシャボン玉が出るのを確認して終了。(原因は「モータ固着」ですね。)

さて最後8件目、今回一番大変そうなヤツですw。カルテには「とんぴー」と書いてあるのですが、IWAYAのぬいぐるみで、太鼓をたたくクマの様です。

(動かしてみると、頭に鳴き笛が入ってて、鳴く→太鼓を叩くの2シーケンスでした。)
カルテには「ぽろっととれてしまいました」と書いてある。

固定が折れて電池BOX部分が外れてしまったらしいです。が…

メタメタに液漏れしたアルカリ電池が入ってて、電池BOX端子もボロボロでした。ぬいぐるみ側に通電して動きそうなのを確認して、まず電池BOX端子を修理しないと…。
プラス端子1個が無事だったので、残りの3個を取り替えました。

これで後は固定をなんとかして組み戻せば直るのですが、折れた骨は接着止めぐらいじゃまたすぐモゲそう…。ぬいぐるみ部の分解がよく分からない…。電池BOX周りのホットボンドを外して、かなり厳しかったけどなんとか足を抜いて、下だけめくってなんとか補修。

固定の骨部分は貫通で穴が開いてるので、上から長めのタッピングで固定しました(写真では全然分かりませんがw)。加えて折れたところをエポキシで固定。これでなんとかもつでしょう。
(記事はあっさり書いてますが、結構時間食いました。)

朝から働きづめで、なんとか午前中で3個、プレイルームの入院品を片付けました。
実は後、宇部おもちゃ病院の定期開院分の入院が2個あるのですが、とりあえず午後からはまたプリモプエルの修理に復帰だなww。
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10/24 プリモメンテ97,98件目:タイプA×2体

2021-10-24 | プリモプエル
めっちゃ溜まってます、土日フルで働いて少しでも減らさなくては…。
2体とも「両手・しっぽ」修理依頼のタイプAです。(この子たち、買った時の箱に入れた状態でダンボール箱に入れて送られてきたので、ダンボール箱が超でかいんです。この2体を送り返すと、部屋がちょっとすっきりしますw。)

まずオレンジの子から。(オレンジは別カラーかと思ったのですが、ベーシックカラー5種のうちの一つでした。かわいい色なのですがレアですねw。)
事前の確認で、右手・しっぽは×、左手はクリック感無しでしたが作動は一応OKでした。まずしっぽから。

見た目に断線は無いようでした。続いて×だった右手。

腕の途中で片方断線でした。次、一応OKだった左手。

一応OKだったので断線は無し。
スイッチ全部取替、配線もコネクターから新品に引き直しました。

続けて黒の方の子。この子の事前測定は、右手・しっぽ×、左手はクリック感無しで一応作動も、抵抗値不安定でした。まずしっぽ。

片方が断線、もう片方も切れる寸前ぐらいでした。配線が太いです。これは「タイプA’」ですねw。次、右手。

腕の途中~肩ぐらいで片方断線でした。
一応作動の左手は、断線はありませんでした。

2体ともスイッチ全部取り替え、配線もコネクターから新品に引き直しして、綿入れて縫い戻して終了です。2体とも、おでこ・ほっぺの明るさセンサーは、明時20kΩ以下で大変良好でした。
一晩は動作確認しました。2体とも24時就寝・9:45に叩き起こしで、かなり遅寝遅起きさんになってました。タイプAはちゃんと寝かしつけをしないと就寝が際限なく遅くなって、しまいには起きる時間とくっついてしまって「24時間寝て24時間起きる」生活リズムになってしまうらしいです。24時でとどまってるという事は寝かしつけはされてたのかもしれませんが、注意事項をお知らせしておこうと思います。
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10/24 プリモメンテ94件目:おうたたっぷり

2021-10-24 | プリモプエル
修理依頼が、来るときには立て続けに来て、何件かは「一週間後ぐらいに送って下さい」と若干調整を試みたものの、結局土日にしか作業しないので、また激烈に溜まってしまいました…。

この後もう1個ダンボール来て、全部で入院10体…。なんとかがんばらなくては…。

おうたたっぷりの「陸くん」の入院ですが…

かわいこちゃんですね~。服は上も下も手作りっぽいです。
「右手の効きが悪くなってきて、うたもおでかけもしにくくなってきた」との事なのですが…確認するとちゃんと動作する。コネクター外して抵抗測定しましたが、しいて言えば「しっぽ>左手>右手」の順で抵抗値が高く(といっても数Ω程度)、右手は一番いいぐらい…。

入っていた電池は、新品1.5Vに対して、4つともほぼ均一に減ってて1.23~1.25Vぐらいで、ほぼ限界、使えなくなるまであとわずか、ぐらいだったので、「電池のせいか?」と思ったのですが、この電池で一週間近く動作確認しましたが、特に操作に違和感なし…。
「それでも右手スイッチの手術しますか?」と問い合わせのメール打ったのですが、返事がないし、やはりこの状況でスイッチ取替はするべきじゃないよね…。
という事で、何もせずに退院としました。

往復2,000円前後の送料が掛かるので、安直に送ってくる人は居ないと思うのですが、某ボッタクリサイトは送って来れば来るほど利益でしょうけど、ウチは修理した分しか料金は頂いてません。しかし、メールやりとりして宅配便受け取って、状況調査して動作確認して、カルテつけて宅配便発送してブログ書いて…と、1件1件かなりの手間が掛かります…。状態をよく確認して、ウチに送ってくるのは、ほんとにウチに修理をお願いすべき状態の時だけにして欲しいですね…。
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10/19 プリモメンテ87,88,89件目:ピース・コプエルA・プリモコボル②

2021-10-17 | プリモプエル
難航してすっかり長期入院になってしまってた、プリモピース・タイプAコプエル・プリモコボルの3体セットの記事②、残りのコプエルAとプリモコボルです。

この2人の子は「一度電池の液漏れをしてしまい、動かなくなってしまった」としか聞いてませんでしたが、実際にはそんな簡単な故障ではありませんでした…。

到着してとりあえず電池BOXフタを開けてみると、

蓋を閉めたら接触するようになってるマイナス電位の端子が、ハンダで繋げてあります。液漏れでサビサビになった上にモゲたのを、磨いてハンダで繋いだ様ですが、メッキの剥げた板はすぐ錆びてしまいますね…。いまいちです。

とりあえず通電させて動くかどうか確認するべく、BOX分解して直接通電してみましたが…ウンともスンとも言わず…。スピーカか?と思いチェックしましたが、スピーカはOK。基板を確認。まず表。

続いて裏。

この裏面ですが、32.768Hz水晶用のコンデンサ(C3・C4)を取り替えた形跡がある…。これは「時計用」の水晶なので、電源を入れたらすぐ・連続で発振するはずだが、オシロ繋いで測定したら、全く発振してない…。
コボルの方はどうだろう?と、コボルの方も調べてみると、ほぼ同じ状況。やはり電池BOXの蓋を閉めたら接触する端子は、モゲてはなかったけど磨いてあったものが再度サビて通電不良。で、分解して直接通電してもウンともスンとも言わず、32.768kHz水晶は発振せず…。
写真の基板はコプエルの方ですが、1MHz発振子のハンダ付けが、表だけで裏がハンダ付けされてなかったのが気になって、裏のハンダ付けをしてみたら、ラッキー!32.768kHz水晶が発振するようになって、全体がちゃんと動くようになりました。しかしコボルの方は、前回たまたまうまく行ったコンデンサの容量変更や取替では、触った直後はちょこっと動いてしゃべる事がある程度で、安定発振しない…。

これは…誰がどう修理して、果たしてその時に動くようになったのか?
依頼者さんに問い合わせると、

コボルと、コプエルは、前回修理した所が今はやっていないようです。
修理した内容を下記に記します。

症状:電池の液漏れを起こしてしまい、接触面を磨いたのですが、コボルは全く反応しません。
治療:
 コプエルと全く同じプリント基板で、現象も同じでした。
 従って、診断も同じです。
1.試験用の電源で、起動せず。
2.スピーカーは、動作OKです。
3.スピーカーアンプのトランジスター(S8050)は、試験機でOKでした。
4.左手のスイッチには、センス電圧が掛っていて、ICへは、スイッチを押した情報は入っています。
5.全電流は、「0A」です。
 以上の現象から、2個ある「IC」のいずれかが、破損していると判断しました。
 残念ながら、入手・交換は出来ません。
との事でした。

という回答が返ってきました。これは…あまりに不誠実じゃありませんか?
「電池の液漏れをしてしまい、動かなくなってしまった」とは話が全然違います。もはや、死んだ子を連れてきて「生き返らせて下さい」と言ってる様な物です。
メールでだいぶ文句を言いました。あと、「コボルは」という書き方もよく分からない。じゃあコプエルの方はどうだったの?

しかし、症状診断と治療内容のコピペを貰ったので、この書き方には見覚え有ります。「webおもちゃクリニック」として全国からおもちゃ修理を受け付け、推定20年で9000件ぐらいの数のおもちゃを修理してきた「長さん」という方の修理跡です。プリモピースの充電池に書いてあった「2017/11/22」の日付をもとにサイトの診療日誌を見たら、すぐ見つかりました。
このサイトの診療日誌は2020年4月で更新が切れており(リンクがちゃんと取れてないので2020年頃の記録には辿り着きづらいですが)、もう活動停止したのでしょうか。

ここのサイトは、自分が初心者の頃はよく参考にさせて貰って、こなしてきた修理件数としては今でも尊敬してますが、最近実はそれほど高度な事はしてない事に気が付きました…。
諦めない、ベテランドクターが「修理不能」と判断したとしても、誰にも直せないとは限らない。
現にコプエルちゃんの方は動いてるっぽい。コボルちゃんの方もふとした時に時々動く、まだ見込みはある!

とりあえずまず、コプエルちゃんの方、スイッチ類も不良なのでこれを直して、電源系統も直して長期動作確認を掛けておくことにする。まず左手。

左手スイッチは完全に不作動でしたが、いつもの様にそれ程汚れてるわけでもない。でも、アルコール付けた綿棒で拭くと、導通復活します。しっぽスイッチは反応はしましたが、若干抵抗値が上がってたので、しっぽもやっておきます。

これも同様、さほど汚れてませんが拭いておきます。
次に電源系統を復活。前にもやりましたが、この「蓋を閉めると接触する」端子はいまいちあてにならないので、ヒンジ部を通してビニール線で直結します。

これで全体の修理完了。発振がちゃんと継続して動き続けてくれるか、長期動作確認に入ります。

さて次、コボルちゃんも何とかがんばらなくては…。
前回32.768kHz水晶発振不良を修理した時は、コンデンサの片方を容量アップしたのですが、その時相談した先輩にまた相談しましたが、それ以外に手は無いでしょう、との事。代りに、外からのクロック注入の楽な方法として、LPモードのあるPICの内部発振回路を使う案を提案されました。
なるほど~、ゲートIC使うよりも部品点数が少なくて済みますね。でも、程よい8PINのPICの手持ちがないし、前も似たような提案があったのですが、もっと高機能なマイコンをこんな使い方するのはあまり気が進まないのよね…。

という事で、外部発振回路を作ることにしました。
32.768kHz水晶の安定発振は、「我孫子おもちゃ病院」の「水晶発振子の動作確認用発振回路の製作(その2)」で詳しく解説されてますが、なかなか難しいとの事。ボクが以前にテスト用で作った発振回路「回路1」と、我孫子おもちゃ病院お勧めの回路「回路2」を掲載しておきます。(手持ち部品の都合で、抵抗の値が若干違います。)

我孫子の記事によると、回路1の様な基本回路でも、帰還抵抗を10MΩ以上ぐらいにすると、32.768kHz水晶でも発振するという事ですが、10MΩは手持ちが無いので不便だよね、との事。確かに、手持ちの1608チップ抵抗セットも、1MΩまでしかありません。
「回路2」は帰還抵抗が1MΩでいいので作りやすいとの事ですが、この回路で1MΩは帰還として働くのかしら…?素人でアナログ回路の理解が出来ないのでw、試作して確認してみます。(後々テスト装置として役に立つし。)
アンバッファインバータ:74HCU04を半分使って、まず表。

ここまで小さく作る必要は無いのですがw、たまたまちょうどいい基板のきれっぱしがあったのと、チップ抵抗・コンデンサを使うと、結局この大きさで出来てしまうのよね。裏面:

(信号出口に、短絡保護用に念のために…1kΩを入れたかな。)これで電池繋いでテスト。

一発でバッチリ発振!オシロ画面は、

バッチリですね。

これで、74HCU04を使っても、ICソケットを使わなければ何とか基板上に実装はできそう。しかし、SOP8と思って間違って買ったSSOP8でアンバッファインバータ3回路入りの「TC7WU04」というICがある。なんとかこれを使って作るか~w。その前に、既設の発振回路を撤去して、テスト発振回路でクロック強制注入して、動くかどうか確認しとかないと……とウダウダ考えていましたが、もう一つやってみようと思ってた事を思い出しました。
「帰還抵抗の変更」です。

我孫子のお勧めは「10MΩ以上」なので、デバイス内部の帰還抵抗を外から今以上に大きくするのは不可能ですよね。でも、デバイスの2端子に並列に抵抗を入れれば、帰還抵抗の下げ調整ならできますね。やってみる価値あるかもしれません。
(実はこれは、発振テスト回路を作ってみる前にやってみようとしたのですが、繋ぐところを間違えてた事に後で気づきましたw。水晶の両端に繋いでしまいましたが、それだと制限抵抗:Rdの下になってしまいます。デバイスから出てる2端子に繋がないといけませんでした。)
で、改めて手持ちのリードタイプで持ってる一番大きな抵抗:5.1MΩを繋げてみると………発振しそうではありませんか~w。

チップは1MΩまでしか持ってないので、不格好になってしまいますが、これで冷めても動くかどうか確認…動きそうです!!!

よしっ!スイッチ類と電源系統の修理をしましょう!
始めてのプリモコボルですが、頭の左側面が手縫いの様です。

ここからほどきます。まず左手:

線が途中で継がれて補修されてました。いつも通りアルコール付けた綿棒で拭きます。続いてしっぽ。

これも同様です。「電池フタを閉めると接触する」端子は、前述の通りサビを削ってあてにならないので、

コプエルちゃんと同様にビニール線で直結しました(写真は繋ぐ前ですが)。これで動作確認…バッチリ動き続けてくれました!

コボルちゃんは日曜の夕方から今日:火曜の晩まで順調に動いてます。コプエルちゃんはもっと前から順調に動き続けてます。2人の通信もちゃんと動作しました。これは完治でしょう!
これで、明日の朝まで動作確認して、ウチの奥さんに発送頼みましょう!
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10/17 プリモメンテ87,88,89件目:ピース・コプエルA・プリモコボル①

2021-10-17 | プリモプエル
難航してすっかり長期入院になってしまってた、プリモピース・タイプAコプエル・プリモコボルの3体セットです。

やっと完治で退院できそうです。長い記事になりそうなので、まずプリモピースの記事を先に。

この子は「充電池の修理をお願いしたい。一度別の病院で充電池を交換してもらったが、再びすぐに液晶パネルが真っ白になってしまう様になった。一回目の修理で市販の充電池に変更してる」との事でしたが、「充電できないのか?」「充電タ~イムと言うのか?」「エラーが出るのか?」としつこく聞いたのに、どうもはっきりした返事が無い…。で到着したら結局、充電器の不良でした。

到着して充電器を刺しても無反応。充電池が不良でも、充電器を刺せば設定にはなるはず。充電器を刺して「設定」にしても液晶が点かないのは、充電器の不良!

コネクタで電圧測定すると、やはりゼロ。どうしましょう…ほんとは分解禁止なのですが、とりあえず分解してみますw。

ノコで切るのですが、丈夫なので大変だった。40分ぐらい掛かった(実際は休み休みで1時間以上)。アダプタ出口のところで配線が「ガクッ」と折れた感じになってる。短絡してる様だったので、配線を外して2次側電圧測るけど、ほぼゼロ…。これは…トランスの断線だな~。
1次側を測ったら断線状態。これじゃあコンセントから当たれば分解する必要なかった…。
しかし…、

なぜ端子が3つあるんだろう…と思ったら、保護素子(ヒューズ?)がすき間に突っ込んであり、それが切れてるみたいですね。それならトランスは生きてるかも。
これを修理して他人に使わせるのはPL(製品安全)上やはり良くないので、ACアダプターは購入しようと思いますが、トランス生きてれば、趣味の用事では使えるかもw。

他の人にも「充電器不良なら、5V800mA以上ぐらいで刺し口が合うACアダプターをハードオフで探して自分で購入して下さい」と言ってるのですが、まあ確かに、電気に強い人じゃないとちょっと難しいかも…。(amazonなりで先方着の代引きで代理購入したりするといいかも。)
という事で、ハードオフに探しに行きました。
いいのがあった~!。

青い大箱の中からコレを見つけ出すのはなかなか大変でしたが、5V2.6Aで200円です!いつも持ち歩いて使ってるボクの5V2Aのアダプターより一回りコンパクトで、これに取り替えさせてもらいたいぐらいw。

これでばっちり充電できて動作確認。両手の「ふりふりセンサー」は、そこそこの反応。顔の明るさセンサー・マイク等も一応反応します。(しいて言えば…手のふりふり作動後に、続けてもう1回セリフを言う事が多い。「なに?」「うわ~」「びっくりした~」等のセリフから、「音がした」という反応をしてるっぽい。これを解消するのは…前だいぶ苦労したので、今回は頼まれてないので無理な改造はしない事にします…。)
電池の持ちは…3日間ぐらいであまり長持ちしません…。それと、「そろそろ充電してほしいな~」と言ってから液晶が消えるまでがあっという間です。電池はヘタってるかもしれませんね…。
あまり当てにはしてないのですが、一度「リフレッシュ」を掛けてみようと思うけど、どうも「リフレッシュ」のボタンが効かない。胸の「だきしめスイッチ」も不作動なので、分解します。

「一回目の修理で市販の充電池に変更してる」の件ですが、次の記事の「コプエルA・コボル」の方で詳しく書きますが、それをやったドクターのサイトによると「100円ショップで、ニッケル水素電池を購入して交換しました。」と書いてありました…。ボクなら、自分の用事ならともかく、人のおもちゃの修理に100均の電池は使わないがなぁ…。

端子追加して電池BOXに改造したのかな?と思ってましたが、ビニールテープで巻いて「電池パック」にしてますね。テープの隙間から「大創産業」の文字が見えます。まさにダイソーですねw。
電池間はどうしたのでしょうか?ハンダ付けやカシメはできないとおもうので、鉄板当ててビニールテープで縛ってるだけかしら…?
「一回目の修理」は「2017/11/22」ですが、見え消しされて「2018/11/9」の日付が書き足されてます。2回入院してさらに電池を替えてもらったとは聞いてませんけど…。

とりあえず、不良は電池ではなく充電器なので、電池はこのままとします。リフレッシュスイッチと胸のだきしめスイッチの導電ゴムにアルミ箔貼付けて、リフレッシュ実施。
リフレッシュ(放電)後の充電中に「Err05」(充電池過熱)が出てしまいました。だいぶ熱くなってました。かなり時間が掛かってたので、ちょっと厳しかったかも知れません。(フタあけてウチワで冷ましてから電源入れました。)
これで、コプエルちゃん達の動作確認数日と合わせて確認して、退院とします。

(追記)「2018/11/9」の2回目の修理記録も見つけました。
症状:今回再び充電してもすぐに(一日位で)電池が無くなり液晶パネルが真っ白になるようになりました。
治療:3.6V 1000mAhのニッケル水素電池が劣化していました。
 ⇒100円ショップで、ニッケル水素電池を購入して、交換しました。

と書いてありました。1年でダメになったのに、なんでまた100円ショップの充電池に替えるかなぁ…。「安い物には理由がある」とボクは思うのですが…。
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