koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

3/24 コプエルA通信回路確認

2024-03-24 | おもちゃ
プリモメンテに全身洗濯フルメンテで入院のタイプAコプエル「メロンコちゃん(右の黄緑の子)」ですが、

修理終わって動作確認すると、通信がいまいち…。
ウチのタイプAの子と通信すると、メロンコちゃん側から送信すると、受け側は信号を受けておしゃべり開始するけど、メロンコちゃんの方はスタートせず、受信側の子だけのおしゃべりになる。
逆にウチの子側から送信すると、どちらもおしゃべりスタートできない、といった状況。
メロンコちゃん側、送信は出来てるけど受信が出来てない、といった状況に見受けられる。

タイプA・タイプB共に、通信の回路・信号はまだ解析できてない。もうちょっと調査を進めたい。
タイプAコプエルの基板(表)はこんな。

トランジスタは、左のQ1は、たしか2SA1950…だったと思う。向かい合って付いてる2つは、2つともS8050。
タイプBコプエルは、通信用コイルのハイサイド・ローサイド両方にトランジスタが入ってると思うけど、このタイプAコプエルは、通信用にはローサイドにS8050を1個使ってるだけっぽい。(残り2つは…サーミスタの上下限検出ではなかろうか…)

以前にタイプBコプエルの通信回路を調べようとしたときは、「74HC02を外さないと回路の確認が出来ない…。ダメージなくSOP14チップを外すのは無理…」でしたが、今回はリワークステーションがある。74HC02を一旦外して回路の確認をしよう!

その前に、正常動作のウチの子で、電源入れて何も起きてない時の各ゲート出力を確認しておく。

これで、各ゲートのIN・OUTに論理的矛盾は無いでしょう。
今回修理品の方はこんな。

う~ん、ちょっと違いますね…。ただ、論理的に矛盾はありませんね。

74HC02を外した状態。

この基板ですが、誰かが触った跡がある…。32.786kHz発振用のコンデンサの片方:C4が変な位置に付け替えられてる。溶かす前の74HC02の足も、ハンダを盛り足した跡があった。

さておき、裏・表行ったり来たりしながら、なんとか回路を起こしてみると…

多分こうなってると思う。これは…回路を間違えてなければ「RSフリップフロップ」ですな。
1個目のゲートは波形整形用、4個目のゲートは多分不使用。
RSフリップフロップという事は、1個目のゲート出力が変わるたびに、デバイスからリセットを入れてやらないとちゃんと信号出力しないという事だろうか…。

通信時の各ゲートの入力・出力信号を観測しようと、10時から用事の有る日曜の午前中に、まず正常動作品のウチの子に苦労してリード線をハンダ付けしてオシロを繋いだのだけど、よく分からない…。
はっきりしないまま何度も通信してると、全く通信できないと思われたものが、時々通信成功する。
ウチのタイプB・タイプAと通信チャレンジしてみると、成功率低いものの、しっかりコイルを接触させたらボチボチ通信できるっぽい。
時間にも気持ちにもあまり余裕がない。正常動作品は常時家にあるので、調査未完だけどまた余裕のある時に調べる事にして、今回は退院にしよう…。
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3/17 おもちゃ修理2件

2024-03-17 | おもちゃ
知り合いから乗用のベンツを預かってた。まあ結論は「6Vバッテリー×2:取替」だけなので、もう一つ話題で、ウチの子のPSVita修理の記事も載せておきますw。

症状は、
・USB刺すとオレンジは点灯する。(充電フルだと点灯しないけど)
・電源SW押しても無反応…。
・電源SW:30秒長押しとか、1分長押しとか2分長押しとか、セーフモード起動とかはやってみたけど、状態変わらない…。

症状からすると「電源SW(orフレキ)不良?」と思うけど、お椀型スイッチめくって短絡しても起動はしないし、ミニミニなコネクタにマチ針当てて確認すると、電源SWは押すとちゃんとONされてる。これだと電源SWフレキを取り替えても多分状況変わらない…。

同じ状況の修理で動画を上げてる人が居て、その人は基板に少し怪しい所があったのでホットガン(200度?)で炙ってみたら起動するようになった、けど、コネクタに怪しい所があったのでそのせいだったかもしれない…(原因はっきりしない)という動画。PSVitaは、裏面カメラ・内カメ・背面タッチ等が全部繋がってないと起動しないという理解らしい。(10分×5ぐらいの動画で、見るのが大変だった…w)

コネクタ4個ぐらい外してマザーボード一旦外して、フレキをアルコールで拭いて刺し直して組み戻したけど、やはり起動せず…。
もう一度マザーボード外して、リワークステーションで控えめに300度で全体的に炙ってみた。
これで組み戻したら…起動した!!!

という、写真も何も撮ってない修理でしたw。300度で炙ったのが効いたでしょうか…w。
(これでダメなら次は380度で炙ろうと思ってましたw。)

続いて本題、知り合いから預かったベンツです。

「今から持って行きます」→「充電器も一緒に持って来てね」と言ったのですが、「充電器…?ありません」との事。充電しないと動く訳ないべ~w。

まあどうせバッテリーはダメでしょうね。持って来てもらってとりあえずシートを外して「これ取り替えます」と説明しようと思ったら、あけてビックリ!

いつもの縦長の6Vバッテリーが2個乗ってる!ビックリです。

とりあえず預かって、バッテリーは4.5Vぐらいまで低下してる。7.5Vぐらい掛けても電流が全く流れず、やっぱりバッテリー死亡の判断。
しかし、手作りの電流も表示できる可変電源で8.5Vぐらい掛けたら0.01A出た!→しばらく見てるとじわっと電流が上がっていく。0.2Aぐらいを上限に電圧を下げながら充電。2つともそこそこになったので、あとは直列にして車用の12Vバッテリーチャージャーで充電。これで2つとも6.5Vぐらいまでは回復。
しかし…次の日にはまた4.5Vぐらいまで下がってしまった…。

とりあえず12V用の充電器を買わないといけないのでAmazonで探してたら、「パルス充電で性能低下したバッテリーを復活出来る!」という充電器がタイムセールで格安(2,200円)で出てた。自分の車のバッテリー充電にも使えそうなので、これを買ってみよう!

早速これで「修復充電」をやってみる。

「PUL」の表示がパルスの「修復充電」中の表示。どんな電圧掛けてるんでしょう。

1秒周期の小さな電圧変動ですが、微妙に時々「ヒゲ」があるようです。「ノイズ?」とも思ったのですが、故意のヒゲかもしれない…。(こんなのでほんとに効くのかねぇ…)

これで結構長時間修復充電掛けてみたのですが、バッテリー完全には復活せず…。結局いつも通り秋月からバッテリー2個購入となりました。
前は確か700円だったと思うのですが、さすがに最近の物価高騰で950円に値上がりしてました。それでも他よりは安いのですが、ちょっと痛手だなぁ…。

充電器は、6Vなら1,000円しないのですが、12Vだと1,600円ぐらい出さないと使えそうなのが無い…。車用でクリップの付いたものを購入して、クリップからプラグに取り替え。
結局、充電器買ってプラグを付けて、バッテリー購入して取り替えただけ。昨日返却しました。
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