宇部おもちゃ病院の4月度定期開院でした。
この日はこの日から入会の新人さんと見学の人が来てました。来院は12件でいろいろバタバタして忙しかった。
1件目、仮面ライダービルドの「ハザードトリガー」というおもちゃです。(写真撮り忘れた…)
4~5年生ぐらいの男の子とお母さんが持ってきたのだけど、「プレミアついて高かったのをメルカリでやっと買ったのに、音が出ない!」との事。分解したら、フィルムコーンスピーカのフィルムが外れてました。ボイスコイルは断線してなかったのですが、φ29mmスピーカ取り替えました。
「やったー!!!」と大感激して帰っていきました。やりがい出ます!
2件目、これも仮面ライダーで、ギーツの「デザイアドライバー」っぽいです。
そこそこ動くようなんですが、左右のパーツ(ゴーストバックルとか)を「ガシャン」とはめた時のギミックが起動する時と起動しない時がある。これは、BANDAIヒーロー物おもちゃで頻発する、ディテクタスイッチの作動不良だな。(写真撮り忘れたけど、3個×左右で6個付いてる。)
導通自体はあっても、チャッタリングだけでちゃんと認識しなくなるらしい。「接点復活剤でチャッタリング良くなる」という修理記事があったので接点復活剤を吹きたいのだけど、金属ケースでほぼ密閉されてて吹きにくい…。仕方なく隙間に少し吹いてみる。
「ちょっと良くなったんじゃない?」と思ったのだけど、50%ぐらいで外れがある様だったので、入院とさせて貰った。
しかし、翌日動作確認すると、90%以上ぐらいで成功するっぽい。接点復活剤が時間差で効いてきたのかも。ハンダ付け外して分解しようかと思ってのだけど、このままで返却にしよう。
3件目、同じ子のIWAYAの犬。
動作確認すると、これもそこそこ動く。しかし、右側の足の動きが悪い様でくるくる回っちゃうし、鳴き笛も全く鳴らない。これは入院ですな。
分解前に外から触って分かった、首の骨(頭蓋を固定してる部分)が折れてますね。
いつもと同じところで折損してます。ここ、強度の出る繋ぎ方がしにくいのよね…。下に、大阪のドクターから頂いたここの補修用部品を並べてる、これを使ってみようと思いますが、どうやって付けようか…。あと、鳴き笛は見た事ないぐらいボロボロです…。
首は切りこみを入れて挟み込んでみました。
これで、周囲をエポキシで盛って首は終了。鳴き笛はいつも通りトレペで作り直して増え部分をホットボンドで固定。
あと、右前足が…これは「ヒビ」ぐらいでしょうか…。
ちゃんと歩けなかったのは、右前足クランクストッパーの「キャップ」が外れてたせいですが、この「ヒビ」も放置は出来ませんね…。右側の灰色のは、これも頂いた光造形の右前足です。
「取り替えよう」と思って並べて写真撮ったのだけど、比較的直しやすそうな「ヒビ」。補修でいってみます。
リブの所に穴をあけてクリップ針金を輪っかにしてはめ込み。これをエポキシでぐるり盛って補修。これでエポキシが固まってから組み戻して終了です。
4件目、「CareBears」と書いてある、しゃべるクマのぬいぐるみ。
「液漏れを吹いてみたけど動かない」との事。まずは電池BOX確認。
ケース下側の端子が3個ともだいぶ傷んでます。ルーターで磨いて導通的にはOKにしたけど、音は出ず。液漏れが下に降りたようなので、スイッチもダメだろうね…。とりあえず分解。
スピーカが…端子部がモゲてます。こりゃダメだ。しかし、途中で継いでビニールテープ巻きしてある。テープはがすと、よじってるだけだった。φ27mmSPだけど、ケース側はφ29mmがちょうど。ハンダごてを持ってない人が、配線がハンダ付けしてある適当なスピーカを使ったんでしょう。1件目のビルドで「直せばまだ使える」φ29mmのスピーカがあるので、それに取り替え。しかしまだ鳴らない…。やっぱスイッチだね。
2回路3接点で、おもちゃではよく見るスイッチなのだけど、国内ではあまり売ってない…。分解して整備を試みたのだけど、傷みがヒドくて相当磨いたけど復活しない…。
SWは「PLAY-OFF-DEMO」の3位置で、短絡すれば音は出る。PLAYとDEMOは、ポート線をHにするとPLAY、HI-ZだとDEMOになるようにSWが結線されてたので、普通の1回路2接点のスライドSWでON-OFFだけして、ポート線はHに固定でPLAYだけとした。(DEMO状態とPLAY状態との動作を比べたのだけど、差が分からなかったし…)
これで一応動くようになったっぽいので、これで返却。
2,3件目の子が泣く泣く(まあ「渋々」程度かな)入院だったので、出来るだけ早く返したかったし、今度の日曜日には資格試験がある。(IPAの「応用情報処理」で、難易度は相当高いしほぼ1日潰れるw)
入院3件を日曜日には全部終わらせて、月曜日にはセンターに返却しました。
この日はこの日から入会の新人さんと見学の人が来てました。来院は12件でいろいろバタバタして忙しかった。
1件目、仮面ライダービルドの「ハザードトリガー」というおもちゃです。(写真撮り忘れた…)
4~5年生ぐらいの男の子とお母さんが持ってきたのだけど、「プレミアついて高かったのをメルカリでやっと買ったのに、音が出ない!」との事。分解したら、フィルムコーンスピーカのフィルムが外れてました。ボイスコイルは断線してなかったのですが、φ29mmスピーカ取り替えました。
「やったー!!!」と大感激して帰っていきました。やりがい出ます!
2件目、これも仮面ライダーで、ギーツの「デザイアドライバー」っぽいです。
そこそこ動くようなんですが、左右のパーツ(ゴーストバックルとか)を「ガシャン」とはめた時のギミックが起動する時と起動しない時がある。これは、BANDAIヒーロー物おもちゃで頻発する、ディテクタスイッチの作動不良だな。(写真撮り忘れたけど、3個×左右で6個付いてる。)
導通自体はあっても、チャッタリングだけでちゃんと認識しなくなるらしい。「接点復活剤でチャッタリング良くなる」という修理記事があったので接点復活剤を吹きたいのだけど、金属ケースでほぼ密閉されてて吹きにくい…。仕方なく隙間に少し吹いてみる。
「ちょっと良くなったんじゃない?」と思ったのだけど、50%ぐらいで外れがある様だったので、入院とさせて貰った。
しかし、翌日動作確認すると、90%以上ぐらいで成功するっぽい。接点復活剤が時間差で効いてきたのかも。ハンダ付け外して分解しようかと思ってのだけど、このままで返却にしよう。
3件目、同じ子のIWAYAの犬。
動作確認すると、これもそこそこ動く。しかし、右側の足の動きが悪い様でくるくる回っちゃうし、鳴き笛も全く鳴らない。これは入院ですな。
分解前に外から触って分かった、首の骨(頭蓋を固定してる部分)が折れてますね。
いつもと同じところで折損してます。ここ、強度の出る繋ぎ方がしにくいのよね…。下に、大阪のドクターから頂いたここの補修用部品を並べてる、これを使ってみようと思いますが、どうやって付けようか…。あと、鳴き笛は見た事ないぐらいボロボロです…。
首は切りこみを入れて挟み込んでみました。
これで、周囲をエポキシで盛って首は終了。鳴き笛はいつも通りトレペで作り直して増え部分をホットボンドで固定。
あと、右前足が…これは「ヒビ」ぐらいでしょうか…。
ちゃんと歩けなかったのは、右前足クランクストッパーの「キャップ」が外れてたせいですが、この「ヒビ」も放置は出来ませんね…。右側の灰色のは、これも頂いた光造形の右前足です。
「取り替えよう」と思って並べて写真撮ったのだけど、比較的直しやすそうな「ヒビ」。補修でいってみます。
リブの所に穴をあけてクリップ針金を輪っかにしてはめ込み。これをエポキシでぐるり盛って補修。これでエポキシが固まってから組み戻して終了です。
4件目、「CareBears」と書いてある、しゃべるクマのぬいぐるみ。
「液漏れを吹いてみたけど動かない」との事。まずは電池BOX確認。
ケース下側の端子が3個ともだいぶ傷んでます。ルーターで磨いて導通的にはOKにしたけど、音は出ず。液漏れが下に降りたようなので、スイッチもダメだろうね…。とりあえず分解。
スピーカが…端子部がモゲてます。こりゃダメだ。しかし、途中で継いでビニールテープ巻きしてある。テープはがすと、よじってるだけだった。φ27mmSPだけど、ケース側はφ29mmがちょうど。ハンダごてを持ってない人が、配線がハンダ付けしてある適当なスピーカを使ったんでしょう。1件目のビルドで「直せばまだ使える」φ29mmのスピーカがあるので、それに取り替え。しかしまだ鳴らない…。やっぱスイッチだね。
2回路3接点で、おもちゃではよく見るスイッチなのだけど、国内ではあまり売ってない…。分解して整備を試みたのだけど、傷みがヒドくて相当磨いたけど復活しない…。
SWは「PLAY-OFF-DEMO」の3位置で、短絡すれば音は出る。PLAYとDEMOは、ポート線をHにするとPLAY、HI-ZだとDEMOになるようにSWが結線されてたので、普通の1回路2接点のスライドSWでON-OFFだけして、ポート線はHに固定でPLAYだけとした。(DEMO状態とPLAY状態との動作を比べたのだけど、差が分からなかったし…)
これで一応動くようになったっぽいので、これで返却。
2,3件目の子が泣く泣く(まあ「渋々」程度かな)入院だったので、出来るだけ早く返したかったし、今度の日曜日には資格試験がある。(IPAの「応用情報処理」で、難易度は相当高いしほぼ1日潰れるw)
入院3件を日曜日には全部終わらせて、月曜日にはセンターに返却しました。