koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

11/12 プレイルーム修理

2022-11-29 | おもちゃ
11/12は朝から宇部多世代ふれあいでリユースでの臨時開院があってたのだけど、同じ建物に入ってるプレイルームから修理依頼が来てたので、受け取りに行って預かり。
1件は他のドクターに診て貰って、電池を入れたら普通に動いたプラレールのジェームス。あと2件は修理困難品でボクが預かって入院。

1件目、なんとか直った方から。聴診器。(メルちゃん用ぐらいかなぁ)

「LEDが点滅はするけど音がしない」との事。てっきりスピーカの不良ぐらいだろうと思ったのだけど、スピーカは音が出るし断線もしてない…。イヤホンで当たっても全く音がしない。
基板はこんな。

音声出力は、COBからほとんど直(100Ωの抵抗が直列に入ってる)で、部品点数は非常に少ない。これは…前にもあって何とか音がする様に改造した「BTL出力で、ローサイドのシンクは生きてるけどハイサイドのソースが死んでる」の状態に違いない。イヤホンの片側をV+に取って抵抗経由でBTL出力に当てたら、案の定音が出たので、「ハイサイドソース死亡」に確定。

前回の時は、直接V+を掛けると音が出てない時にも電流が流れっぱなしになるのを回避するために、インプットにプルアップを掛けてモータードライバICで受けてスピーカを駆動したのだけど、今回の様なチャチな作りのおもちゃにそこまでしたくない…。
シンクに入ってく電流を測定すると、音が出終わって1~2秒の間はシンクに電流が入ってくが、その後はスリープでHi-Zになるっぽい。であれば、V+を直接繋げてスピーカを駆動しても、電池寿命は「少し短くなる」ぐらいで済むかもしれない。

V+からスピーカ直では電流が流れ過ぎと思うので、音量確認しながら抵抗変えていった結果、元々付いてた100Ωと並列に10Ωを付けてスピーカを繋いだ。

(スピーカの線の片方は、裏で電池端子のプラスに直接繋いである。)
これで、音が出終わった後の1秒程度は60mAぐらい流れてしまうけど、まあこれでよしとしよう。

2件目、結局直らなかったアンパンマンのことばずかん。

これは、ドクター泣かせで有名なおもちゃですw。とあるブログにも「打率5割程度」と書いてありました。
結論は「修理不能」でしたが、調査・取替が全く逆さまからだった気がする…。無駄な仕事と無駄なダメージになるので、反省…。

状態は、「起動時音声と『ペンを当ててね』で待機はするけど、絵の認識はしない」という状態。まず、ケーシングはすぐ外れたのだけど、ペン先が抜けない…。これは多分、比較的新しいタイプで、イメージセンサー部は基板にハンダ付けされてて取れない。基板の下の見えない部分にネジ取付ボスが出っ張ってるのにカメラ部が引っかかって、基板が抜けない…。どうも、オレンジ色のわっかを外さないと抜けないっぽい。

このオレンジのわっかは接着止めされてて、ほぼ破壊して外した状態。

ケイタイのカメラで確認したところ、LEDが光ってないっぽいので、黒いカバー部分を外そうとしたのだけど、これもまた外れなくて難航…。
この黒いカバー部分はネジ込みで、さらにネジに接着剤を塗ってあるっぽい。大き目ペンチでくわえてそんなに苦労せず外れたこともあったのだけど、今回は相当力入れてもビクともしない…。しまいには、中のベース部分がバキバキに割れ始めてしまったので、やむなくカバー部分の両側を薄刃のノコで切ってひっぺがす羽目になった…。

外からも見えてたのだけど、LEDの足の付け根がめっちゃサビてた。カバー部分を外すのに相当無理した影響で、サビのひどかった足が付け根で切れてた。とりあえずLEDを取り替えて確認する事にした。

ネット上の調査によると「850nmじゃないとダメ」という記事もあるのだけど、850nmのLEDはあまり売ってない…。手に入りやすい940nmでもいけるはず。
LEDの付いてるカメラ基板は、かなり厚めのスルーホール両面基板で、LED外すの大変だった…。で、やっと取り替えたけど、やっぱりLED点灯せず…。
(そもそも、先端の穴からカメラで赤外LEDの点滅を確認するのは結構困難で、「光ってる」が確認できた場合はいいけど、確認できなかった場合は、ほんとに光ってないのかそれとも確認できないだけなのかはっきりしないので、カバー部分を外した状態で確認したかったの。)

ここで諦めて、ようやくオシロスコープの登場。LED点灯回路の状況を確認する。

回路はあちこちに載ってる、NPNトランジスタによるスイッチングだけど、エミッタ側に8.2Ω(1個は基板裏に設置)が付いてて、ここの電位をイメージセンサーに取り込んで、電流調整か電流監視をしてると思われる。
このNPNトランジスタ(ちなみにMarking:1AMで、MMBT3904)のベース電圧を測定するが、パルス信号が来てない…。
電流監視もしてるので、LEDが正常じゃないとパルスが来ない可能性もあるかと思ってLED取替を先にしたのだけど、まあパルスが来ないと電流監視もクソもないよね…。

16MHz水晶の発振を確認したところ、電源を入れてすぐは発振してるけど、1秒程度(起動音の「アンパンマン!」の辺りまで)で発振止まってしまう。
ネットで検索したところ、SONIXのイメージプロセッサは電源を入れて最初にイニシャライジング等でカメラと通信して、それが失敗すると全ての電源を落として不動作状態になるらしい。よって「イメージプロセッサは動いてるけどカメラ(イメージセンサー)の故障」という事になりそう。
カメラ基板のコネクタの付け根・メイン基板とのハンダ付け部等も再ハンダ付けしてみたけど、状態変わらない。

カメラ基板を熟視してるとマズい所が…

0ΩのSMDジャンパーがズレてるし、C3はなくなってる…。LED外すのが困難でかなり熱掛けたので、そのせいで外れたかしら…。
ジャンパーは付け直して、C3の所には適当に手持ちの0.1μFを付けてみて動作確認したけど、やはり状態変わらず。
結局「カメラ不良で修理不能」の結論となりました。
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11/12 リユース臨時開院

2022-11-29 | おもちゃ
11/12は、第2土曜日なので午後は宇部おもちゃ病院の定期開院がある日でしたが、午前中はリユースでの臨時開院でした。

1件目、ダッキー。

「落としたら動かなくなった」との事で分解してみたのですが、断線等は特に見られない…。単2電池は4本も持ち歩いてないのだけど、単2を2本と単3を2本無理矢理はめて動作確認したところ、普通に動いた…。このまま返却。

2件目、アンパンマンの何か音の出るおもちゃです。

電池BOXの端子がちょっと黒くなってた所をヤスリで磨いて動くようになった。

3件目、はじめてずかん1000。

液漏れでボロボロのアルカリ電池が入ってた。電池替えたら普通に動いた…。(なんで持ってくるより前に電池を確認しないかなぁ…)

4件目、音が鳴ってブルブル震えるトミカ(商品名は「ライト&サウンドトミカ」かなぁ…。)

いろいろ触ってみたのだけど、悪い所がみつからない…。そのうち、ふとした拍子にブルブル&音が鳴った。よ~くよく確認したら、ボディを上から押さえると導電ゴムSWが押される、これを「長押し」するとブルブル&サウンドが起動するっぽい。元々電池は切れていたが、「長押し」の旨説明して返却。

5件目は手が掛かるので入院で、いつものIWAYAの赤ちゃんシリーズの「ネコ」です。

とりあえず右後ろ脚が折れてる。分解して確認。

小学校低学年ぐらいの女の子が持ってきましたが、扱い(特にしっぽの扱い)がかなりあらまし(山口弁)かったので、「しっぽが…大丈夫かなぁ」と思ったのだけど、案の定しっぽが途中でちぎれてる…。
右後ろ脚はいつもの様に、クリップ針金を貫通させて「当て」にして

この後エポキシで固定。

しっぽは、何か買ったときの包装に使われてる透明プラを程よく切って、ホッチキスの針でとめた。(ホッチキスの針は、そのままでは幅が広すぎたので、幅狭に曲げ直して使用。)

リユースは14時くらいまではいないといけない。宇部おもちゃ病院の定期開院は13時には開院なので、12時半頃には他のみんなは定期開院の会場に移動して貰って、ボクだけ一応14時まで留守番してから、定期開院に合流しました。
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10/29 プレイルーム修理3件

2022-11-27 | おもちゃ
プレイルームからの修理依頼は、前回10/2に行ったのに10/8にはもう次の連絡が来て、「そんなしょっちゅう行けるかい!」&忙しくてしばらく行けてなかって、久しぶりに行ったらやはり3個に増えてた。でも簡単な物ばかりで助かったw。
1件目、メルちゃんのトイレ、だそうです。

落として動かなくなった、との事で、電池入れて動作確認してみたけど、やはり動かない。しかし、分解してごそごそしてたら、特に何もしてないのに動くようになった…。原因不明だけどこれで返却にした。

2件目、音の鳴るおもちゃ。

LEDは点くけど音が鳴らないとの事。φ27mmスピーカ不良で取替。

左が取り替えに使うやつです。あっという間に終了ですw。

3件目、アンパンマンのことばずかんプレミアム、です。

一応動くんけど「途中で突然電源が落ちてしまう」との事…。電池を測ると、2本とも1.25Vぐらいしかなく、ほぼ限界。
このアンパンマン等のペンの類は、単4電池2本=3.0Vを、1chipの昇圧コンバータで3.3Vに上げて使ってる。だもんで多少電池が弱っても使えるけど、1.25Vぐらいまで落ちた電池から電流を引き出して3.3Vに上げるのにはやはり無理があるでしょう。電源入れてしばらくは動くけど、しばらく経つと電池がヘバって電源が落ちるんでしょう。動かない場合は、まず電池を替えてみるぐらいはして欲しいものです…。

という事で、3件あっという間に終わらせて、持ち帰りも無く終了しました。
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10/2 宇部定期開院

2022-11-27 | おもちゃ
いろいろと忙しくてブログが滞ってる…。諸事情で今頃10月度の宇部おもちゃ病院定期開院の記事です…。
最近宇部おもちゃ病院は初心者ドクターが多い。ボクが忙しいの知ってる受付の「ナース」さんが、明らかに面倒なヤツ以外はなるべくボク以外の人に割り振ってくれるので、時間中は他の人の修理を見てる(指導してる)事が多く、自分の担当の件数は減ってる。

1件目、ぬいぐるみは嫌われるのでほぼボク担当、いつものIWAYAの犬です。(写真は修理後。赤ちゃんシリーズより一回り大きいヤツです)

全く同じ子を8月末のリユース開院でやったばっかりだったので「同じ子?」と聞いたけど、違う子でしたw。前回以上のおおやぶれ(←山口弁で「やぶれる=壊れる」)でした。

泣き笛が外れて中のバネがずれてフイゴが破れてる。左足のリンケージは無事だが、左後ろ足を固定してる軸が付け根からモゲてる…。右側は、右後ろ脚は軸部の付け根で折れて、前足のクランク駆動部分も折損してる。あと、よく分からない小さい棒が出てきた…。
とりあえず、泣き笛を直そう。寸法測ってトレーシングペーパーに書き出して、

元の紙をはがしてノリで貼り直し。笛もホットボンドで念入りに固定。(笛の固定が先ですが)
後は力業で折損部を補修していく。

右後ろ足はクリップ針金を下部に貫通させて当てにして、エポキシで固め。右前足のクランク部は、あまり力がかからないはずなので、瞬間接着剤で仮固定後、エポキシで固め。
左後ろ足の軸は、如何ともしがたい…。瞬間接着剤で仮固定後、エポキシで周りを固めるだけにした。前回に引き続きまたもやしっぽが折れてる…。クリップ針金+エポキシで補修。
これで折れた所は全部直したぞ、と組み戻そうとしたところ、頭を動かして泣き笛を鳴らすクランクが…見当たらない。

右側面の上の方に、角穴の開いた軸が出てる。あ~、「よく分からない小さい棒」がここに刺さるんだろうけど、クランクになってない…。ぬいぐるみの足の中とかをがんばって探したけど、それらしいものは見つからない…。「作るの厳しいなぁ…」と思っていたら、頭蓋部の鼻の辺りに引っかかってるのをやっと見つけた。

ちっちゃい蓋みたいなクランクに角軸がくっついてたのかな…。とりあえず突っ込んだら回るっぽかったので、気休めで瞬間接着剤塗って突っ込んでおいた。(もつといいけどなぁ…)
これで仮組してなんとか動くようになった。「鳴き」がちょっと弱いけど、あのボロボロ状態をよくもまあ「ほぼ完動」まで直せたもんだ、とご勘弁頂きたい…。
しっぽが折れてたので、しっぽに無理をさせながらぬいぐるみを着せ直せないので、前回と同じく後ろの電池BOX周りの白い布をザクザク切って、お尻の部分のミシン縫いを切って、しっぽにあまり負荷を掛けないようにぬいぐるみを被せ直す。

しっぽまで収納したら縫い戻しして、電池BOX周りをホットボンドで止め直してやっと終了。

2,3件目、ストップウォッチですが…これがブログが遅くなってた原因です。

これは、初心者ドクターの持ち込み品。「家で昔使ってたヤツで電池切れと思うが、替え方が分からない」との事。
当日開けてみて、電池は「SG3」と書いてある。対応表で調べたら、どうやらSR41に相当する様だが、LR41で十分と思われる。「じゃあちょっと買ってくる」と本人が買いに行って、戻って来て付けてみたけど動かないとの事。バタバタしてて診る余裕もあまりなかったので、預かって帰った。(「お客さんが返却を待ってる」ではなくて所詮身内のなので、忙しくて放置してて、すっかり遅くなったw。)
さて、電池を替えても点かなかったのは、その初心者ドクターの電池の入れ方が悪かったせい。(側面に当たるプラス側端子を下に敷きこんでしまって、端子両方マイナスに当たる様になってた。)
電池をちゃんとセットしたら、片方は表示が点いたけど、ボタン(上の3つ)が効かない…。スイッチ接点→基板との接触が悪いのかといろいろ試行錯誤したけど、結局ボタンのセットの向きで押され方が悪かったみたいで、なんとか動作するようになった。

もう1個の方は…電源は入ったっぽいけど液晶がほとんど点かない…。仕方がないので分解してみる。
よくある作りで、導電ゴムの様な物で基板と液晶を押し付けてるだけ。アルコールと接点復活剤で拭いてみたけど改善しない…。接触抵抗の増加だろうか、導電ゴム状の部品自体の導電性の低下だろうか…。当たりを強くしようと、ケーシング側に敷物とかしてみたけど、良くならない…。
「これは修理不能だ」と思って諦めてたのだけど、どうせダメなのでもうちょっと何かやってみようかと…。

この「導電ゴムの様な物」ですが、「どんな作りなんだろう…」と疑問に思ってましたが、長手方向に導電ゴム・不導ゴムを積層したような作りで、長手方向には絶縁で、縦方向にたくさん導通経路を取る、といった作りなんでしょう。(文章で書きづらい…。)
液晶のガラス側は、よく見ると足が出てる。

この足と基板とを、何らか導通させてやれば液晶が点くはず。まず「プランA」で、この導電ゴム状の部品にビニール線の芯線を巻いてみる、という作戦。

足は15本で測るとピッチは1.2mm。これで15本巻くのは大変だった…。しかし、裏でよじった所がぐちゃぐちゃになって、とてもじゃないけど隣との絶縁を確保できそうにない…。苦労して15本巻いてみたけど、この作戦は諦めて「プランB」へ。

プランBは、基板側に芯線をハンダ付けして、導電ゴム状板に巻き付けて抑え込む、という作戦。これだと少なくとも片側が正確なピッチで固定されるので、プランAよりマシかも。まずハンダ付け。

1.2mmピッチは…手ハンダのギリギリですね。まあ障害物が少ないのでそこそこにハンダ付けできた。
これに導電ゴム状板を当てて巻いてみる。

う~ん、どうかなぁ…。片側だけやって組み戻してみるけど、良くならない…。手で押さえるとちょこっと表示が出る程度。両側やってみないと分からないかもと、上側もやってみたけど、やっぱり点かない…。結局、この「ゴムを当てる」タイプの液晶表示で、当たりを強くする程度で改善しないものは、修理不可能!という結果が得られただけでした…。
だいぶ時間を費やしたのですが、徒労に終わりました…。何かいい作戦をご存じの方がいれば、ご教授願いますw。
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11/26 プリモメンテ274件目:おうたたっぷり

2022-11-26 | プリモプエル
おうたたっぷり「プリモちゃん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

この子は「2022/4/24 プリモメンテ189件目」で左手修理のみで入院した子ですが、退院してすぐに洗濯の予約を貰いました。その時もかなりの色黒さんでしたが、手垢メインの汚れに見え、これならオキシクリーンでキレイに落ちると思います。いつも通りいきましょう~。

まず…何故かおうたたっぷりだけで見られる、BOXが横向きじゃなくて縦向きに突っ込んである。

まあどう突っ込むかは機能には関係ないので個人の自由ですが、この入れ方だと胴厚で不格好になってしまいます…。ウチの修理後は、とりあえず元の通り(製造時)の横向きに入れて戻します。
事前の測定では、前回修理した左手含め、両手・しっぽ共〇、おでこ・ほっぺの明るさセンサーはどちらも明時20kΩ台で良好、マイクもOKっぽい。いつも通り左手から分解。

この「改悪基板」の「後期:おうたたっぷり」ですが、基板の設計が悪いのは仕方がない、ただ取付でなるべく断線しにくいように、元々想定された配線ハンダ付け用のランドに配線せず、いい所にハンダ付けしてホットボンドで安定に固定するように工夫してます。まあ半年ちょいですが、ホットボンドも取れてしまわずに、しっかり固定されてる様です。よかったw。次、右手。

右手はデフォルトのままです。固定の悪い方の配線付け根が切れやすい「改悪基板」ですが、特に切れそうにはなってませんでした。続いてしっぽ。

しっぽは写真では分かりませんが、改悪基板のせいで固定の悪い方の線が芯線1本でギリ繋がってる様な状態で、切れる寸前でした。また、しっぽ出口部で被覆が切れて、こちらも切れる一歩手前ぐらいの状態でした。
頭部のセンサー類は、いつもは後頭部のミシン縫いを切って綿を抜くのですが、今回の「後期おうたたっぷり」は首が少し太いようだったので、ミシン縫いを切らずに首から綿を抜いてひっくり返して補修してみました。

改悪基板のままで、特に異常はありません。
これでスイッチ・センサー類全部外して洗濯。乾燥待ち中にスイッチ・配線取り替えて、週末に仕戻しです。配線は、両手・しっぽは紫外線による硬化が見られたので念のため取替、頭部のセンサー類の配線はそのままとしました。

修理・仕戻しに特記は無し。洗濯は、ウチの奥さんは「黒ずみが少し残ったかなぁ…」と言ってましたが、乾いたらすっかり新品同様にキレイになりました。いつも通りウチのプリモッティと記念撮影。

頬紅は塗り足してあるでしょうか。元々しっかり残ってて、洗濯でもさほど薄くならなかった様なので、特に塗り足しせず。これで明日まで動作確認して退院としましょう。
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11/23 プリモメンテ275件目:プリモプエラ

2022-11-23 | プリモプエル
洗濯の子が1週キャンセル、「修理のみ」もあまり来ずにしばらくのんびりさせてもらいましたが、久しぶりに「修理のみ」での入院。プリモプエラ「チョロ子ちゃん」の修理です。

「両手・しっぽ完全に不作動」との事だったので、「配線がすぐ切れる改悪基板の『後期おうたたっぷり』タイプかな?」と思ったのですが、スイッチ基板がシリーズ中最も良い『前期おうたたっぷり』タイプでした。いつも通り左手から。

まず背中の手縫いを開いて胴体・腕の綿を抜いて、手はひっくり返して補修できないかと思ったのですが、やっぱり手を切らずにひっくり返すのは無理でした…。腕の直線部分に手縫いがあるので、そこを切って、手のひら部分をひっくり返して補修します。
(手のひら部分をひっくり返すのは、鉗子を使わないと厳しいです。教えてくれた&持ってるウチの奥さんに感謝です。)
基板はやはり、シリーズ中最も良いガラエポ基材の両面スルーホール基板で、配線にも異常なしです。次、右手。

右手も同様に、腕の直線部分の手縫いを切って綿を抜いて、鉗子を使って手のひら部分をひっくり返して補修。左手と同様に外観に異常なし。続いてしっぽ。

しっぽも同様で、外観に異常なしです。

3カ所とも、配線は断線無し。若干日焼けの変色は見られますが、配線に目立った劣化なしと判断して、先端2cmぐらいを切り縮めて再接続して配線はそのまま使い、タクトスイッチだけ取り替えました。
(「前期おうたたっぷり」のほぼ唯一の弱点?と思われる、スイッチベース直近で配線を糸で固定してあるところの負荷が高く、ここで被覆が切れて断線する事が多いので、先端2cmほど切り縮めます。今回は、この部分での配線被覆の傷みはほとんど見られませんでした。きっと扱いが丁寧なのと思います。)

外したタクトスイッチ、全部分解して状態確認してみました。

2つ前の記事での分解で見られた、お椀型鉄片の左右の接点と接触する部分の傷みは、それほどでもありませんでしたが、中央部接点は本体側もお椀型鉄片側も変色が見られます。ここの接触不良が不作動の原因でしょうね。これは「スイッチの寿命」としかいいようがありませんね…。(宿命です)

おうたたっぷりで不具合の多い「引き出し型電池BOXの奥の接点の接触不良」を、確認・整備しておきます。

BOX全体の分解はせずに、BOX下側のネジ2本だけ外して、少しBOXを広げてこねながら引き出し電池BOXを外して、普段は見えない奥の接点を確認します。
何故か「指紋がべったり」付いて接触不良になってる事が多い。ここの接触が悪くなると、ちょっと動かしただけで電源が落ちて「プリモプエル!(又はプリモプエラ!)」とリセット・再起動してしまう、というトラブルになります。
今回も若干手油が付いてくすんでます。アルコール付けたティッシュでゴシゴシ拭いてキレイにしておきます。(くすみの程度がヒドくてこれでは取れない時は、#2000番ぐらいの目の細かい紙やすりで磨くといいです。)

これでざっと動作確認後、仕戻し・縫い戻しして終了。祝日の朝から2.5時間程度の作業かな。製品の作りが良く変な補修跡も無いと、気持ちよく修理が出来ますw。
このまま午後まで動作確認して発送か、我が家(というかウチの奥さん)の都合で土曜日発送で退院の予定です。
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11/14 プリモメンテ271件目:おうたたっぷり

2022-11-14 | プリモプエル
おうたたっぷり「ひときちくん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

そんなに汚れてないキレイな子ですが、いつも通り分解してやっていきます。
事前測定では両手は一応〇ながら、ちょっと抵抗値あり。しっぽは〇。おでこほっぺのCdS抵抗値はめっちゃ良好。マイクもOKっぽい、という状態でした。左手から。

外観に特に問題なし。断線等もありませんね。次、右手。

右手も同様、問題なし。続いてしっぽ。

しっぽも同様、問題なし。頭部のセンサー類まとめて。

これも異常なしですねw。

今回の子は、配線色も普通でスイッチ類の基板が「シリーズで一番いい」ガラエポ両面スルーホール基板の「前期おうたたっぷり」でした。変な修理跡もなく、非常に気持ちよく作業出来ましたw。
到着してすぐは、電源入れてもちょっと触るとリセットしてしまう状態でしたが、おうたたっぷりで結構頻発します、引き出し電池BOXの普通は見えてない奥の端子(基板のスプリングと接触する部品)のクスミを取ってあげると改善する事が多いです。(何故か指紋がべったりついたりしてて、接触導通が悪くなる。)

頬紅もちょっと足して、いつもの退院時記念撮影。

元がキレイな子だったので、新品同様と思います。これで昨日退院しました。

ところで、今週の洗濯予約の子が予約日までに到着しませんでした。ほぼ初のノンデリ(ノン・デリバリー=荷物届かず)です。(「そろそろ送って下さい」と連絡したら「今回はキャンセルさせて下さい」というケースが1回ありましたが。)
先週水曜日に「土曜日に着くように送って頂けると助かります」とメール打ったのですが、全く連絡なし。やっと今日になって「メールに気づくのが遅くなり」とメールが来ましたが、今回は「キャンセル扱い」で、また次の予約を取って貰う事にしました。
(最近、宅配便が届くまでが少し長くなった。明日発送なら、だいたい2日後の木曜日にしか到着しない。それでは今週中には終わらずに、もう来週の洗濯の子が来てしまう。)
昨日の発送でプリモプエルの入院がゼロになった。履歴をさかのぼると、年末年始に1週間無しだった他は、今年の盆明けに3日間ゼロだった日があるだけで、「入院患者無し」の日はほどんどない。
がんばれば作業的に「1週間で2体」は出来るので、不可能ではないのだけど、ここで無理はせず神様が「ちょっと休みんさい」という事だろうと、ちょこっと休みを頂いてもいいかな…。
コメント (3)
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11/13 プリモメンテ272,273件目:ハートそだつよ&タイプA

2022-11-13 | プリモプエル
ハートそだつよ「おりちゃん」とタイプA「でーちゃん」の修理のみでの入院ですが…

プリモメンテを始めてまだだいぶ初期の頃、去年の4月と6月、プリモメンテ4件目と22件目で全身洗濯フルメンテで修理した子なのですが…
事前のメールでの状況伝達がめちゃくちゃで、「今回以降は別の所に頼んで下さい」としてしまいました。
そのグチは見苦しい(読み苦しい)ので最後に書きますが、結局ハートそだつよの方は右手が不作動、タイプAの方は左手が不作動でした。

ウチのスイッチ修理は「5年保証」にしてます。5年保証にしたのは某ぼったくり病院に対抗しての事で、「5年大丈夫の自信がある!」という訳ではないのですが、気持ちとしては「10年大丈夫だといいな~」と、いろいろ考えながらベストを尽くしているつもり。修理に何か不具合があったのか、状況確認していきます。

まずハートそだつよの方からやりました。不作動だった右手のスイッチ:

外観に特に異常なし、配線も断線してない…。タクトスイッチが不良の様です…。全身洗濯フルメンテでスイッチ全部取り替えて1年半しか持たない様だと困りますね…。
今も前も使ってるタクトスイッチは、中国から1個2円程度で仕入れた物ですが、今使ってるのは2,000個まとめ買いした物。去年の春頃使ってたのとは別の店・別のロットです。
ハートそだつよは、背中の手縫いを切るだけで、両手・しっぽとも綿を抜いてひっくり返して補修するので、背中の手縫いを切ったついでに、両手・しっぽ:3か所全部、スイッチ取替しておきました。(「しっぽも時々反応悪い」との事で、測定するとやはり若干いまいちでした。)

続いてタイプAの方も確認しましたが、やはり外観に異常なし、断線もしておらず、タクトスイッチの不良でした…。タクトスイッチがどう不良なのか、分解してみました。

古いスイッチで見られる鉄片の「縞模様」は、ほとんど見られませんが、両側の接点と接触する所が局所的に変色・サビっぽくなってます。1年半前に整備したのに、基板表側(スイッチ側)が結構汚れてました。環境があまり良くないのかしら…。(もしぬいぐるみクリーナや濡れ布巾等で拭いてるなら、5年保証は出来ないなぁ…という旨をサイトに書いておくかなぁ…)

タイプAの方の右手・しっぽは、測定しても良好だったので、スイッチ取替は×だった左手だけにしました。(左手スイッチの取替は左手首の手縫いだけを切って補修するので、右手スイッチもやるならプラス右手首、しっぽもやるならプラス背中の手縫いを切らないといけないので、×3の手間がかかるので…。)

修理の前に動作確認もだいぶやったので、これで今日退院にしました。
で、メールの愚痴ですが…
最初のメールで「電池を替え、時間をセットしようとしたところ反応しなくなってしまいました」とありました。この書き方だと「電池を替えたら反応しなくなったのなら、原因は電池でしょう!」としか言いようがない…。
それで、「当院について」や「必ずお読み下さい」を読んだのか?と、かなりしつこく押し問答。
ところが到着して電池を入れたら普通にしゃべる。右手は不作動。
ハートそだつよは、一旦電源切って次に入れると、電源を切る前のそこそこの時間のままスタートするので、いつ頃まで電源が入ってたか分かる。水曜日到着の前の日曜日の朝まで電源入ってた形跡があった。
「電池入れても反応なしって書いてあったじゃん?どういう事?」とメールを打ったならば、「10月に電池交換をした際に、時間設定の変更をしょうとしたところ右手が反応しなくなってしまいました。そちらに向かうギリギリまで、時間設定を変更せずに、おしゃべりさせていました」と返事が…。
最初のメールじゃそうは読み取れないでしょ?
「電池入れても無反応なら…悪いのはあそこかあそこか、それともまだ出会った事のない故障か…」と無駄に悩んでました…。

タイプAの方は、2通目のメールで「こちらも以前お願いをしました、プリモプエルタイプCも左手が押しても反応しなくなっていまったのでみていだけないでしょうか?」とあったのですが…、どう記録を探してもこの人のタイプCをやった記録がない…。40分ぐらいかけてメール・記録・ブログを散々探してから「間違いじゃないですか?」と送ったら、「すみませんでした。タイプAの「でー」です。他の子をみて書いてしまいました」と返ってきた…。記録探すのに掛かった40分を返してくれ。

そんなこんなで最初のメールからずっと激ストレス…。「5年保証」の範囲内だったしもう到着した後に堪忍袋の緒が切れたので、とりあえず今回の修理はせざるを得なかったけど、「今回以降は別の所に頼んで下さい」になりました…。
1回のメールで状況がよく分からない、状態がちゃんと説明できてないor状態をちゃんと把握できないメールに対応するのは大きなストレスです…。年間200件近くの修理→送受信のメール合計も2,000件になるような状況で、もう少しストレスなく仕事させてもらいたいものです…。
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11/7 プリモメンテ262件目:コプエルB~最終報告

2022-11-07 | プリモプエル
10/7から長期入院になっていたタイプBコプエルの「コロンちゃん」

前回記事は「10/23 プリモメンテ262件目:コプエルB~途中経過」で、いろいろ調べたりやったりしましたが、結局「COB不良により修理不能」の結論となり、ちゃんと動きそうな子を購入して基板入替を検討としてました。

依頼者さんから了解が得られたので、まずメルカリの2,000円の子の購入手続きをしたのですが、3日経っても連絡がなくキャンセル。結局ラクマの2,400円の子を購入。(タイミングによるかもしれませんが、発売からだいぶ経ち、中古の流通もだいぶ減ってる様です。)
到着した子は、想像以上にキレイな子で、基板を取ってしまうのに心が痛みます…。
状態は、液漏れで電池BOXマイナス端子が1個×、しっぽが×、胸のハートスイッチが△、といった感じで、基板の動作には不具合が無いようだったので、この子の基板を使う事にして、元のコロンちゃんのスイッチ不具合の修理を進めます。

コネクタからの測定では、右手△:抵抗値やや高め、左手ほぼ×:かなり不安定、しっぽ一応〇:やや抵抗値あり、といった状態でした。いつも通り左手から。

これは…長さを稼ぐためでしょうか、2回継がれてます。熱収縮チューブが掛けてありますが、同じ方向でよじって先に被せてある、あまりいい継ぎ方とは思えませんね…。
ただ、配線をベースに糸で固定してあるのは、いい気がします。採用しようかしら…。(この固定のおかげで、あまりいい継ぎ方じゃなくても断線してない可能性があります。)
手のひらへのベースの固定は…なんかがんじがらめに固定されてます…。次、右手。

右手は肩の辺りで継がれてます。こちらは、やはり同じっぽい透明な熱収縮チューブが掛けてありますが、突き合せ方向で継いであります。やはりベースにしっかり固定されてます。
タイプBコプエルの元々では、配線を1回結んで肩の辺りで固定してあるのですが、それだと腕を動かしたときに配線にかかる力が、スイッチ側に全部掛かって非常によろしくない…。ベースにくくって固定すれば、スイッチ側に力が掛からずに済みますね。
続いてしっぽ。

しっぽも途中で継がれてます。が…ベースが90度ズレて固定してあります…。これは付け直した方がいいかなぁ…。

コプエルの「鉄片むき出しスイッチ」は、接触に不満でもあったのでしょうか、ハンダ付けした形跡がありました。

まあ、どっちにせよ全部タクトスイッチに取り替えますけど。

結局、3か所全部ベースは付け直しました。スイッチをタクトスイッチに付け替えて、スイッチ配線も取替。これに倣って配線をベースに固定してみました。
仕戻し・縫い戻しまでして動作確認しててふと、しっぽが凸凹なのに気付きました…。ひとつ前の記事にも書きましたが、ぬいぐるみ系おもちゃの修理は、メーカー製造時に手縫いで最後にしめたところを切って修理するのが基本。コプエルの場合は、背中の手縫いだけ開けば、中の修理は全部できます。それなのに、しっぽのミシン縫い部を切って修理して、ヘタクソな縫い戻しがされてました…。
またもやウチの奥さんに頼んで、手直しして貰いました。(自分でもできるのですが、こういった手直しは、ウチの奥さんの方が経験値が高いです。普通の縫い戻しは、プリモプエルに関しては勝てると思ってますがw。)
(よく見ると、手の先も切り開かれてあまり上手じゃない縫い戻しがされてたようですが、ここはまあ縫い直しはしませんでした…)

これで基板を入れ替え。作動いまいちだった胸のハートスイッチは取替。これで動作確認→問題なさそうです。一ヶ月に及ぶ入院になってしまいましたが、昨日退院していきました。
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11/6 プリモメンテ270件目:タイプB

2022-11-05 | プリモプエル
タイプB「ぷっくん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

ぼちぼち汚れてますね。あと、目の白丸がほぼ消えてます。
分解前の測定では、両手×、しっぽは一応〇、おでこ・ほっぺの明るさセンサーは、明時140~190kΩでかなり悪く、これだと相当反応悪かったと思われます。過去2回ほどバンダイのプエル病院に入院歴があるとの事。とりあえずいつも通りやっていきます。

いつも通りまず左手ですが…

これは、ベースごと基板が「後期おうたたっぷり」と同じ「改悪基板」に取り替えられてます…。(ベースは、タイプB含む初代はクリーム色のベースですが、おうたたっぷりと同じ茶色に変わってます。切開も広めに切られてました。)
この基板は大キライですが、仕方ない、このまま整備するしかありませんね…。次、右手。

右手も同じく改悪基板…。続いてしっぽ。

しっぽも同じく改悪基板…。
両手・しっぽ全部、途中で継いで補修されてましたが、両手は熱収縮チューブを掛けた境目で切れてました。そんなところで切れるのね…。やっぱり継がない方がいいよね。
この「継ぎ」ですが、よじった芯線の半分ぐらいしかハンダがしみてない、へったくそなハンダ付けでした。小学校の時のボクの方がまだマシなぐらいのヘタさです。

しっぽの黄色線は断線はしてませんでしたが、これはハンダがほとんどついておらず、引っ張ったら外れそうです。
基板が替えられてる事からも分かる通り、バンダイのプエル病院の仕業でしょうね。クソですね…。
以前にもそっくりな補修の子が居ましたね…。調べたら7/31付「231件目」のハートそだつよでした。その時もプエル病院でした。
(当時プエル病院で修理を担当してた人は、「プエル病院 評判」等で検索して、所詮は電子工作ファンの素人にボロクソに悪口書かれてる事に対して、反省して欲しいですね。)

頭部のセンサー類まとめて。

頭部のセンサー類は補修跡・断線もありませんが…明るさセンサーがめっっちゃ汚れてます。これでは抵抗値相当悪化で感度が悪くなりますよね…。(キレイにしたら抵抗値は良かったので、たしか取替はしなかったと思います。)

これで分解終了、いつも通り洗濯します。洗濯後に目の白丸塗り。あとは普通に仕戻し。
この子は…特に黒い所に白っぽい糸くずが付いて全体的に白っぽくなってしまって、洗濯しただけではあまりキレイになりませんでした。いつもの「ノミ取り」がかなり必要でした。

全部縫い戻してノミ取りをしてたら、しっぽが…

はしご縫いじゃないくてかがり縫いされてます…。素人以下のへっったクソな縫い戻しです…。そもそも、しっぽのスイッチ補修は、背中の手縫いをほどいてひっくり返してやるべき。ぬいぐるみ修理の基本として、
①できるだけ、最後に手縫いでしめた所をほどいて修理する。
②手縫いの所をほどかない方がキレイに出来る事情がある場合は、ミシン縫いの所をほどく。
③どうしても縫い目がほどけない事情がある時は、最後の手段で布を切る。
の優先順位で、できるだけ手縫いの所をほどくべきです。(ウチの修理では、頭部の分解は、後の綿の入れ戻しがキレイにやりやすいので、後頭部のミシン縫いを切ってますが。)

プエル病院は、バンダイがどういう手順でプリモプエルを作ったのか、知らないのでしょうか…?
しかも、キレイに縫い戻してあればここまで文句も言いませんが、「綿が出ないように閉じたからいいでしょ?」というドクターも多いのよね…。「ぬいぐるみおもちゃを直します」というからには、はしご縫いはちゃんとマスターしといて欲しいですね…。
縫い戻し前に気づけば、裏返した状態で裏から塗ったのですが、全部縫い戻してノミ取りしてる時に気づいたので、ウチの奥さんに頼んで外からはしご縫いで縫い直して貰いました。

最後にほっぺに頬紅を入れて、いつも通りウチの子と退院前記念撮影。

首の周り等、だいぶ布が傷んでますが、ぼちぼちキレイにはなったと思います。これで今日いっぱい動作確認して、夕方退院としまた。(朝から宇部まつりの手伝いボランティアに出掛けてたので、梱包・発送が夕方になりました。)
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