おうた♪たっぷりプリモプエルの「プリンちゃん」、修理のみの依頼で入院しました。全身洗濯フルメンテの17,18件目がまだ終わってませんが、先に修理します。
(だいぶ色黒さんでした…。洗濯してあげたかったのですが「なるべく早く直して欲しいので」との事で、仕方ない、最速で修理のみで対応しました。)
まずコネクターを外すと…
(黄色は取替の為切ってます。)
前回おうた♪たっぷりをやった時、配線の色はタイプCとおでこセンサー行きが紫→白に変わってただけで、他は左から、赤2本、橙2本、黄2本だったのですが、左の4本が変わってます…。
まずしっぽ。
これは……配線を基板の穴に通してない…。通してないせいで、片側がハンダ付け部から切れてる。基板に掛けてあるホットボンドの上に、違う色のホットボンドが掛け足してあるけど、それでは基板の手前端っこにハンダ付けされた配線が保護できていない。
切れてない方の配線は、糸でくくってある所で被覆が破れて切れる寸前。
配線は途中で継いである。
次、左手。
これも同じ。手前にハンダ付けされた方の配線の付け根で切れてる。やはり色の違うホットボンドが掛けてある。
右手。
これも同じ。
スイッチ基板が……、今まで見た事のないタイプ…。
半透明基材の片面基板です…。タイプB以降の物は、配線を通す穴の反対側に配線ハンダ付け用のランドがあるのですが、今回のは配線取付用のランドがあっちとこっち(対角)についてる。この通りに付けると、穴に近い方の配線が穴に通しづらい…。
前回のおうた♪たっぷりで、「ハートたっぷりで改悪された基板が、タイプCよりもうちょっと良くなった感じで改善されてる」と書いたのに、何だ、この基板?
配線も前回のおうたと違う。前回のおうたは、てろんてろんなシリコン被覆線でしたが、今回は「YAU LUEN」という中国名っぽい印字のある塩ビ線でした。
両手・しっぽとも、途中で繋いでありましたが、コネクタ側と全く同じ線で繋いであるようです…。これも謎です…。
結局、スイッチ3ヶ所全部、基板の穴を通さずに配線し、ホットボンドは後から追加してあるも、基板の隅っこに付けた配線は保護できずに付け根で切れた、といった状況でした。こんなやり方では配線すぐに切れると思われます…。
「誰の仕事だろう…?」と依頼者さんに尋ねたところ、「3年前に購入し、数日でボタンがきかなくなったので、バンダイ連絡し、指定の工場に、初期不良として修理に出しました」との事。
バンダイ、クソだね…。まあ、その「指定の工場」の仕事が悪いんだけど、メーカーもちゃんと指導せずに丸投げしたのかしら?
まあそもそもバンダイの「プエル病院」も、過去のネット上の記事を見ると、直らずに送り返してきたり、新品を送り返してきたり、「古いタイプで部品が無いので修理できない」とか言いやがったりで、あまり評判良くなかったようですが、プエル病院閉院後はもっとヒドいのね…。
(修理はお金にならないからねぇ…。プエル病院も始まった頃にはプリモ愛にあふれた人がやってたのかもしれないけど、だんだんレベルも下がってったのかもしれないねぇ。)
さて、もうやってくれないサービスに文句を言っても始まらないw。いつも通り修理しましょうw。
この片面基板自体は、納得いかないけどしょうがない、ちゃんと配線は穴を通して付けました。取付部は取付用のランドは無視して取り回し重視でハンダ付けしました。配線は途中で継がず、コネクターから取り替えました。
これで一晩動作確認をして、朝一で送り返そうと思ったのですが…、動作確認してると「だっこセンサー」が効かない…。「だっこセンサー」は、ぼくは「とんとんセンサー」と呼んでますが、振動センサーで背中をとんとんすると反応します。かなり強くドスドス背中を叩いても反応しない…。これは要確認です。
ユニット分解して、振動センサーを確認します。
初代プリモと違って中が見えない構造のヤツです。ハンダ付け外して取り外したら、外筒は比較的簡単に外せます。
構造は初代プリモとまあ同じで、頭に電極のオモリがついたバネが揺れて、外筒に当たって導通される構造です。筒の中は…汚れている様な汚れていないような…。
アルコールで拭いて1回確認。OKそうなので組み戻したら反応しない。もう1回外して軽くヤスリを掛けてみる→OKそうなので組み戻したら反応しない。もうちょっとヤスリ掛けてみて→OKそうなので組み戻したらまだ反応しない…。結局、分解状態でユニットをコツコツやると反応するけど、ぬいぐるみに入れるとセンサーに直に振動が伝わらないので、反応が悪くなるみたい。
背中をかなり「ガツガツ」と叩けば反応するようになったので、とりあえずこれで返却としようかな…。
参考に基板を載せておきます。まず表。
次いで裏。
これは多分、多層基板ですね。整然と部品が並んでて見た目はいいですが、パターンを追うのは無理そうな気がします。
さてさて、これで発送しようと、チャックを開けて電源を落として何気なくチャックを閉めようとしたら…、チャックが外れた~!またもやウチの奥さんの出番w。
やはりユニットのコーナーでチャックへの負荷が高く、レールが5mmほどベースの布から外れて、ここでチャックが外れました。ウチの奥さんが、また付け根を一旦ほどいてチャックをはめ直して、外から縫い戻し。レールの外れたところもなんとか括り付けて、30分掛からずぐらいで復旧して、何とかその日中に発送しました。
(今回は洗濯無しなので、ウチのプリモッティとの退院記念撮影も無しですw。)
(だいぶ色黒さんでした…。洗濯してあげたかったのですが「なるべく早く直して欲しいので」との事で、仕方ない、最速で修理のみで対応しました。)
まずコネクターを外すと…
(黄色は取替の為切ってます。)
前回おうた♪たっぷりをやった時、配線の色はタイプCとおでこセンサー行きが紫→白に変わってただけで、他は左から、赤2本、橙2本、黄2本だったのですが、左の4本が変わってます…。
まずしっぽ。
これは……配線を基板の穴に通してない…。通してないせいで、片側がハンダ付け部から切れてる。基板に掛けてあるホットボンドの上に、違う色のホットボンドが掛け足してあるけど、それでは基板の手前端っこにハンダ付けされた配線が保護できていない。
切れてない方の配線は、糸でくくってある所で被覆が破れて切れる寸前。
配線は途中で継いである。
次、左手。
これも同じ。手前にハンダ付けされた方の配線の付け根で切れてる。やはり色の違うホットボンドが掛けてある。
右手。
これも同じ。
スイッチ基板が……、今まで見た事のないタイプ…。
半透明基材の片面基板です…。タイプB以降の物は、配線を通す穴の反対側に配線ハンダ付け用のランドがあるのですが、今回のは配線取付用のランドがあっちとこっち(対角)についてる。この通りに付けると、穴に近い方の配線が穴に通しづらい…。
前回のおうた♪たっぷりで、「ハートたっぷりで改悪された基板が、タイプCよりもうちょっと良くなった感じで改善されてる」と書いたのに、何だ、この基板?
配線も前回のおうたと違う。前回のおうたは、てろんてろんなシリコン被覆線でしたが、今回は「YAU LUEN」という中国名っぽい印字のある塩ビ線でした。
両手・しっぽとも、途中で繋いでありましたが、コネクタ側と全く同じ線で繋いであるようです…。これも謎です…。
結局、スイッチ3ヶ所全部、基板の穴を通さずに配線し、ホットボンドは後から追加してあるも、基板の隅っこに付けた配線は保護できずに付け根で切れた、といった状況でした。こんなやり方では配線すぐに切れると思われます…。
「誰の仕事だろう…?」と依頼者さんに尋ねたところ、「3年前に購入し、数日でボタンがきかなくなったので、バンダイ連絡し、指定の工場に、初期不良として修理に出しました」との事。
バンダイ、クソだね…。まあ、その「指定の工場」の仕事が悪いんだけど、メーカーもちゃんと指導せずに丸投げしたのかしら?
まあそもそもバンダイの「プエル病院」も、過去のネット上の記事を見ると、直らずに送り返してきたり、新品を送り返してきたり、「古いタイプで部品が無いので修理できない」とか言いやがったりで、あまり評判良くなかったようですが、プエル病院閉院後はもっとヒドいのね…。
(修理はお金にならないからねぇ…。プエル病院も始まった頃にはプリモ愛にあふれた人がやってたのかもしれないけど、だんだんレベルも下がってったのかもしれないねぇ。)
さて、もうやってくれないサービスに文句を言っても始まらないw。いつも通り修理しましょうw。
この片面基板自体は、納得いかないけどしょうがない、ちゃんと配線は穴を通して付けました。取付部は取付用のランドは無視して取り回し重視でハンダ付けしました。配線は途中で継がず、コネクターから取り替えました。
これで一晩動作確認をして、朝一で送り返そうと思ったのですが…、動作確認してると「だっこセンサー」が効かない…。「だっこセンサー」は、ぼくは「とんとんセンサー」と呼んでますが、振動センサーで背中をとんとんすると反応します。かなり強くドスドス背中を叩いても反応しない…。これは要確認です。
ユニット分解して、振動センサーを確認します。
初代プリモと違って中が見えない構造のヤツです。ハンダ付け外して取り外したら、外筒は比較的簡単に外せます。
構造は初代プリモとまあ同じで、頭に電極のオモリがついたバネが揺れて、外筒に当たって導通される構造です。筒の中は…汚れている様な汚れていないような…。
アルコールで拭いて1回確認。OKそうなので組み戻したら反応しない。もう1回外して軽くヤスリを掛けてみる→OKそうなので組み戻したら反応しない。もうちょっとヤスリ掛けてみて→OKそうなので組み戻したらまだ反応しない…。結局、分解状態でユニットをコツコツやると反応するけど、ぬいぐるみに入れるとセンサーに直に振動が伝わらないので、反応が悪くなるみたい。
背中をかなり「ガツガツ」と叩けば反応するようになったので、とりあえずこれで返却としようかな…。
参考に基板を載せておきます。まず表。
次いで裏。
これは多分、多層基板ですね。整然と部品が並んでて見た目はいいですが、パターンを追うのは無理そうな気がします。
さてさて、これで発送しようと、チャックを開けて電源を落として何気なくチャックを閉めようとしたら…、チャックが外れた~!またもやウチの奥さんの出番w。
やはりユニットのコーナーでチャックへの負荷が高く、レールが5mmほどベースの布から外れて、ここでチャックが外れました。ウチの奥さんが、また付け根を一旦ほどいてチャックをはめ直して、外から縫い戻し。レールの外れたところもなんとか括り付けて、30分掛からずぐらいで復旧して、何とかその日中に発送しました。
(今回は洗濯無しなので、ウチのプリモッティとの退院記念撮影も無しですw。)