タイプC「プリくん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

これは珍しい…2003年9月発売の「プリン」カラーですね。「電源すら入らない」という事で、まずBOX側の修理をしましょう。
確認の結果、ほとんどないのですがスピーカの不良でした。プリモプエルはしゃべるだけのおもちゃなので、スピーカ不良だと電源が入ってるかどうかも分かりません。
おもちゃドクター始めた頃に秋月電子通商に行って買った、φ50mmスピーカに取り替えますが…

左が取り替えたスピーカ。インピーダンス:16Ωなのですが、手持ちのφ50mmスピーカは8Ω。このままだと声が大きすぎる・電池のもちが悪くなりそうなので、10Ωの抵抗を直列に入れて電流・音量調整とします。(ホットボンドで固めてます)
(国内も中国も探したのですが、「そう、コレ!」というぴったり同じ16Ωスピーカが見つかりません…。今の在庫品は、大きさ・形状はベストなのですが、今の在庫がなくなってもとりあえず秋月で買い足すしかありません…。)
経過年数が長いので、電源スイッチは取替。あと、かなり頭の傷んでた電池蓋ネジも取替。これであとは、ぬいぐるみ側分解して洗濯していきます。いつも通りまず左手から。

これは…ミシン縫いが脇近くまでバックリ切られてます…。こんなに切らなくても修理できるのに…。右手も同じ。

しっぽは、よく外から切り開かれて修理されてる事も多いですが、たしか切らずに補修されてたと思います。

両手・しっぽ:3か所とも、背中orコネクタ上で赤ビニール線で継がれて、熱収縮チューブが掛けてありました。以前に、熱収縮チューブを切ってみると、中のハンダ付けがくっっっそヘタな事があったので、確認してみます。

よじってハンダ付けして折り曲げるやり方は前の時と同じでしたが、ハンダ付けはそれほどヒドくはありませんでした。
写真だけでは分かりませんが、スイッチ基板は3カ所とも、「前期おうたたっぷり」と同じ、プリモプエルシリーズで一番いい両面スルーホールガラエポ基板に取り替えられてました。どれも多分、BANDAIのプエル病院の仕事で、プエル病院の歴史の中の比較的後半(つまり比較的最近)の方と思われます。
頭部のセンサー類まとめて。

これは…明るさセンサーがかなり粉吹いてます。ぬいぐるみクリーナー等を使ってたと思われます。全くお勧めできませんね…。
おでこセンサーは片方断線、マイク線は測定ではOKでしたが、被覆が破れて切れる寸前でした。
さて、全部分解して普通に洗濯。いつも懸案の目ですが…事前の確認では「艶はあるみたいですが、白い点は片目しかありません。そちらも修復して下さい」との事でした。右目の白丸は完全に消えてて、左目の白丸もすっかり小さくなってしまってた。
だいたい、週末に仕戻し作業が出来るように、目の修正は平日の間に仕事終わって帰って来てからの夕方にやっておくようにしてるのですが、今週は木曜日に有給取ってたにもかかわらず、夢の子ネルルの修理で力尽きて忘れてました…。
黒い部分はキレイと思ってたので、金曜の夕方にあわてて白丸を塗ろうとしたら…黒い部分にへんな傷みがある…。両目とも、溶剤でもついたか火傷して溶けたかの様な、8mm×6mmぐらいの楕円形の「グジュグジュ」っとした傷みがある…。ヤスリで削ったら何とかなるだろうか…。
左目の傷みはあまり深くなく、#1000のペーパーでさほど時間かけずに落とせたけど、右目の傷みはやや深い上に、元の白丸の上ぐらいに横に1本削れ傷がある…。グジュグジュしたところを削ってもまだポツポツ穴が残って、だいぶ削らないといけなかった…。削った所が少し凹んだようで心配だけど、なんとか跡形は消せたかな…。
ペーパー掛けた所は当然くすんでしまうけど、以前にコンパウンド掛けてから白丸塗ったら、ペンキが弾いて乗りがすごく悪い事があったので、今回はくすんだまま白丸塗って、ペンキが固まってから黒部分にコンパウンド掛ける事にしてみた。
ペンキ塗ってから24時間以上待って、今日の朝からコンパウンド掛け。今回はこの作戦で、まあ「新品には少し及ばない」ぐらいの出来になったと思います。
これで何とか週末に仕戻し出来ました。頬紅も塗ってあげて、いつものようにウチの子と退院前記念撮影。

ぼちぼちキレイになったと思います。BOX単体でずっと動作確認してましたが、組んでからもう一晩動作確認して、明日退院としましょう。

これは珍しい…2003年9月発売の「プリン」カラーですね。「電源すら入らない」という事で、まずBOX側の修理をしましょう。
確認の結果、ほとんどないのですがスピーカの不良でした。プリモプエルはしゃべるだけのおもちゃなので、スピーカ不良だと電源が入ってるかどうかも分かりません。
おもちゃドクター始めた頃に秋月電子通商に行って買った、φ50mmスピーカに取り替えますが…

左が取り替えたスピーカ。インピーダンス:16Ωなのですが、手持ちのφ50mmスピーカは8Ω。このままだと声が大きすぎる・電池のもちが悪くなりそうなので、10Ωの抵抗を直列に入れて電流・音量調整とします。(ホットボンドで固めてます)
(国内も中国も探したのですが、「そう、コレ!」というぴったり同じ16Ωスピーカが見つかりません…。今の在庫品は、大きさ・形状はベストなのですが、今の在庫がなくなってもとりあえず秋月で買い足すしかありません…。)
経過年数が長いので、電源スイッチは取替。あと、かなり頭の傷んでた電池蓋ネジも取替。これであとは、ぬいぐるみ側分解して洗濯していきます。いつも通りまず左手から。

これは…ミシン縫いが脇近くまでバックリ切られてます…。こんなに切らなくても修理できるのに…。右手も同じ。

しっぽは、よく外から切り開かれて修理されてる事も多いですが、たしか切らずに補修されてたと思います。

両手・しっぽ:3か所とも、背中orコネクタ上で赤ビニール線で継がれて、熱収縮チューブが掛けてありました。以前に、熱収縮チューブを切ってみると、中のハンダ付けがくっっっそヘタな事があったので、確認してみます。

よじってハンダ付けして折り曲げるやり方は前の時と同じでしたが、ハンダ付けはそれほどヒドくはありませんでした。
写真だけでは分かりませんが、スイッチ基板は3カ所とも、「前期おうたたっぷり」と同じ、プリモプエルシリーズで一番いい両面スルーホールガラエポ基板に取り替えられてました。どれも多分、BANDAIのプエル病院の仕事で、プエル病院の歴史の中の比較的後半(つまり比較的最近)の方と思われます。
頭部のセンサー類まとめて。

これは…明るさセンサーがかなり粉吹いてます。ぬいぐるみクリーナー等を使ってたと思われます。全くお勧めできませんね…。
おでこセンサーは片方断線、マイク線は測定ではOKでしたが、被覆が破れて切れる寸前でした。
さて、全部分解して普通に洗濯。いつも懸案の目ですが…事前の確認では「艶はあるみたいですが、白い点は片目しかありません。そちらも修復して下さい」との事でした。右目の白丸は完全に消えてて、左目の白丸もすっかり小さくなってしまってた。
だいたい、週末に仕戻し作業が出来るように、目の修正は平日の間に仕事終わって帰って来てからの夕方にやっておくようにしてるのですが、今週は木曜日に有給取ってたにもかかわらず、夢の子ネルルの修理で力尽きて忘れてました…。
黒い部分はキレイと思ってたので、金曜の夕方にあわてて白丸を塗ろうとしたら…黒い部分にへんな傷みがある…。両目とも、溶剤でもついたか火傷して溶けたかの様な、8mm×6mmぐらいの楕円形の「グジュグジュ」っとした傷みがある…。ヤスリで削ったら何とかなるだろうか…。
左目の傷みはあまり深くなく、#1000のペーパーでさほど時間かけずに落とせたけど、右目の傷みはやや深い上に、元の白丸の上ぐらいに横に1本削れ傷がある…。グジュグジュしたところを削ってもまだポツポツ穴が残って、だいぶ削らないといけなかった…。削った所が少し凹んだようで心配だけど、なんとか跡形は消せたかな…。
ペーパー掛けた所は当然くすんでしまうけど、以前にコンパウンド掛けてから白丸塗ったら、ペンキが弾いて乗りがすごく悪い事があったので、今回はくすんだまま白丸塗って、ペンキが固まってから黒部分にコンパウンド掛ける事にしてみた。
ペンキ塗ってから24時間以上待って、今日の朝からコンパウンド掛け。今回はこの作戦で、まあ「新品には少し及ばない」ぐらいの出来になったと思います。
これで何とか週末に仕戻し出来ました。頬紅も塗ってあげて、いつものようにウチの子と退院前記念撮影。

ぼちぼちキレイになったと思います。BOX単体でずっと動作確認してましたが、組んでからもう一晩動作確認して、明日退院としましょう。