koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

1/29 プリモメンテ291件目:タイプC

2023-01-29 | プリモプエル
タイプC「プリくん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

これは珍しい…2003年9月発売の「プリン」カラーですね。「電源すら入らない」という事で、まずBOX側の修理をしましょう。

確認の結果、ほとんどないのですがスピーカの不良でした。プリモプエルはしゃべるだけのおもちゃなので、スピーカ不良だと電源が入ってるかどうかも分かりません。
おもちゃドクター始めた頃に秋月電子通商に行って買った、φ50mmスピーカに取り替えますが…

左が取り替えたスピーカ。インピーダンス:16Ωなのですが、手持ちのφ50mmスピーカは8Ω。このままだと声が大きすぎる・電池のもちが悪くなりそうなので、10Ωの抵抗を直列に入れて電流・音量調整とします。(ホットボンドで固めてます)
(国内も中国も探したのですが、「そう、コレ!」というぴったり同じ16Ωスピーカが見つかりません…。今の在庫品は、大きさ・形状はベストなのですが、今の在庫がなくなってもとりあえず秋月で買い足すしかありません…。)

経過年数が長いので、電源スイッチは取替。あと、かなり頭の傷んでた電池蓋ネジも取替。これであとは、ぬいぐるみ側分解して洗濯していきます。いつも通りまず左手から。

これは…ミシン縫いが脇近くまでバックリ切られてます…。こんなに切らなくても修理できるのに…。右手も同じ。

しっぽは、よく外から切り開かれて修理されてる事も多いですが、たしか切らずに補修されてたと思います。

両手・しっぽ:3か所とも、背中orコネクタ上で赤ビニール線で継がれて、熱収縮チューブが掛けてありました。以前に、熱収縮チューブを切ってみると、中のハンダ付けがくっっっそヘタな事があったので、確認してみます。

よじってハンダ付けして折り曲げるやり方は前の時と同じでしたが、ハンダ付けはそれほどヒドくはありませんでした。
写真だけでは分かりませんが、スイッチ基板は3カ所とも、「前期おうたたっぷり」と同じ、プリモプエルシリーズで一番いい両面スルーホールガラエポ基板に取り替えられてました。どれも多分、BANDAIのプエル病院の仕事で、プエル病院の歴史の中の比較的後半(つまり比較的最近)の方と思われます。

頭部のセンサー類まとめて。

これは…明るさセンサーがかなり粉吹いてます。ぬいぐるみクリーナー等を使ってたと思われます。全くお勧めできませんね…。
おでこセンサーは片方断線、マイク線は測定ではOKでしたが、被覆が破れて切れる寸前でした。

さて、全部分解して普通に洗濯。いつも懸案の目ですが…事前の確認では「艶はあるみたいですが、白い点は片目しかありません。そちらも修復して下さい」との事でした。右目の白丸は完全に消えてて、左目の白丸もすっかり小さくなってしまってた。
だいたい、週末に仕戻し作業が出来るように、目の修正は平日の間に仕事終わって帰って来てからの夕方にやっておくようにしてるのですが、今週は木曜日に有給取ってたにもかかわらず、夢の子ネルルの修理で力尽きて忘れてました…。
黒い部分はキレイと思ってたので、金曜の夕方にあわてて白丸を塗ろうとしたら…黒い部分にへんな傷みがある…。両目とも、溶剤でもついたか火傷して溶けたかの様な、8mm×6mmぐらいの楕円形の「グジュグジュ」っとした傷みがある…。ヤスリで削ったら何とかなるだろうか…。
左目の傷みはあまり深くなく、#1000のペーパーでさほど時間かけずに落とせたけど、右目の傷みはやや深い上に、元の白丸の上ぐらいに横に1本削れ傷がある…。グジュグジュしたところを削ってもまだポツポツ穴が残って、だいぶ削らないといけなかった…。削った所が少し凹んだようで心配だけど、なんとか跡形は消せたかな…。
ペーパー掛けた所は当然くすんでしまうけど、以前にコンパウンド掛けてから白丸塗ったら、ペンキが弾いて乗りがすごく悪い事があったので、今回はくすんだまま白丸塗って、ペンキが固まってから黒部分にコンパウンド掛ける事にしてみた。
ペンキ塗ってから24時間以上待って、今日の朝からコンパウンド掛け。今回はこの作戦で、まあ「新品には少し及ばない」ぐらいの出来になったと思います。

これで何とか週末に仕戻し出来ました。頬紅も塗ってあげて、いつものようにウチの子と退院前記念撮影。

ぼちぼちキレイになったと思います。BOX単体でずっと動作確認してましたが、組んでからもう一晩動作確認して、明日退院としましょう。


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1/14 宇部定期開院

2023-01-26 | おもちゃ
1月度の宇部おもちゃ病院の定期開院日でしたが、この日はTVの取材が来ました。
来院も多かったし、取材もあって大変疲れた1日でしたw。

とりあえずボクが担当した1件目、電池で走るトミカのエスティマです。

小さい作業で大変だった上、作業中ずっとTVカメラに貼り付かれてたので、途中の写真を撮りそびれましたw。
普通の130モータとかよりもだいぶ小さいモーターが、最初全く回らなかったのを通電してなんとか回るようになったけど、どうしても回りが悪い。分解して確認すると、液漏れ起因でブラシが片方ダメだったので、リン青銅板でブラシ作って付け替えました。こまくて大変でした…。

他にもバタバタしてたのですが、とりあえずあとは入院品の報告。2件目、UFOキャッチャー。

バケット上下だけが出来ないとの事。ほかのドクターがやってたのですが、「手に負えない」と回ってきました…が、単なる断線でした。
バケット上下のレバーを操作しても、モーターの音がしない。モーターの音がするのに動かないならギア割れの可能性が高いでしょうけど、モーターの音もしないなら断線の可能性が高いでしょうね。

あまり見た事無いタイプ。ギアボックス側がコネクタ接続になってます。
本体底板をはぐって1本ずつ導通を当たっていくと、コネクタ一番左の青線に導通が無い。まあ、動く部分での断線だろうと、写真左上の赤い押さえのある部分で継いで取り換える事にしました。コネクタ側はコンタクトから付け替えました。(PHコネクタなら大量に持ってるのでw。)
青線先端部取り替えて、ちゃんと動くようになりました。取り替えた配線は皮むきして捨ててるのですが、どうもコネクタの付け根で断線してたようです。(端っこの線なので、一番引っ張られるのかもしれません。)

3件目、「ボヨンボヨン」と跳ね回るアンパンマンのボールです。

電源を入れたら「ピッ」と音はするのですが、動き始めない。たしか振動感知で動き始めると思うのですが。分解してみます。

やはり基板に振動スイッチが付いてます。見た目から「ボールスイッチだろう」と思い、プリモピースから外した傾斜スイッチを整備して取り替えたら、少しの振動でちゃんと動き始めるようになりました。
外した振動スイッチ分解してみましたが、スプリング式でした。真ん中に棒が立ってて周りに直径1.5mmぐらいのスプリングですが、プリモプエルの振動スイッチと違ってスプリングの頭におもりが付いてない。ピンセットで強制的にスプリングと棒を接触させると導通しますが、手で揺らしたぐらいでは接触しそうにない。もしかしたら、かなり強い力で「ガツン!」とどつけば動いたかもしれませんが、ボールスイッチへの取替で、軽く叩いだだけで動き始めるようになったので、「ヨシ」でしょう。

4件目、先のアンパンマンボールと同じ人の依頼のウータンのキーボードですが、

これは、ウチの電池を入れたら普通に動いたので、そのまま返却ですw。

5件目、IWAYAの犬。

これは…不具合個所の修理が終わって再組立て中に気づいたのですが、12月の定期開院に来られて年末に修理して、多分1/7にセンターに返却した物の、違う所の不具合でした…。退院して一週間ももたずに壊れるんじゃ、せいがでませんなぁ…。

足が4本ともふにゃふにゃ。分解してみると、左側面の「歩き」と「伏せ」で足の位置を変えるクランクが外れてました。

ネジは…と探したら、左後ろ足の中に発見されました。
赤矢印の先、本来は凸のあるギア軸頭が出てるのに、奥に落ち込んでます。このままではどうにもならなかったので、ギア部まで分解。

軸頭の凸部が…少し傷んで変形してる様ですが…、組み戻したらギリ頭が出て、しっかりネジ止めしたらクランクちゃんと回りそうだったので、組み戻して終了としました。(ぬいぐるみ被せ直して電池BOX周りをホットボンドで止め直して終了です。)

6件目、今回最高難易度と思われた、夢の子ネルルです。

「雑音で何を言ってるのか分からない」みたいな話で、「ちょっと電源入れてみて下さい」とお願いしたら、電池BOX4本のうちの1本を逆に入れた状態で持ってきたのをゴソゴソ戻し始めたので「電池を逆に入れないで下さい!」とガミガミ言ってしまいました。(まあ、逆接防止があるので、逆導通にはならなかったのですが、電気屋としては非常に気持ち悪いので…。)
会場にて確認すると、たしかに、電源入ると同調の取れてないAMラジオみたいな雑音が出る。(というか雑音しか出ない。)
そもそも手のかかる子なので、「これは直らないのではないかしら…」と思いながら、最初から入院としました。

家で動作確認。普通は電池入れて蓋を閉めた後、両手のどちらかのSWを押さないと再起動しないはずですが、蓋を閉めたとたんに雑音が鳴り始める。全体として動作がおかしい気がする…。
「雑音」は鳴りっぱなしではなく、なんとなく起動音とそれに続くセリフに呼応してる様な感じで、時々フェードアウトしたりまた再開したりという感じだった。
とりあえず分解して基板確認。まず表。

だいぶ汚い…。なんかベットリした感じでホコリがまぶれ付いてる…(←山口弁か?)。しかし、より問題は裏面。

全体的になんか、水あめの固まったのみたいなのがぬったくってある。過去にもダッキーで、表面に塗ってある例の茶色い接着剤のせいで絶縁不良になって、センサーが不作動な事があった。とりあえずまずは、基板をキレイにしたい。

頭部に繋がる配線は全部コネクタだったので、コネクタ外して本体から分離して動作確認。

コネクタにスピーカを繋いである。この状態で電池入れても、やはり雑音のまま。ここまで外さないと、基板洗浄が出来ません。

裏面の「水あめ」みたいなのを、マイナスの精密ドライバーでカリカリ除去。「乾いた耳カス」みたいにカリカリと剥げたけど、カスが出るのでやっぱり洗わないとキレイにならない。
だいぶカリカリして、一回蛇口から水掛けながら歯ブラシで裏・表シャカシャカ。まだ取りなくてもう一度カリカリしてまた歯ブラシでシャカシャカ。
これでしばらく経ってから通電したら、ウンともスンとも言わなくなってる…。がっくりして3時間ぐらい他の事しながら放置してから夕方にもう一度通電してみたら、普通の起動音が鳴ってセリフをしゃべった!

という事で、謎の雑音は基板洗浄で直った!
上の分解状態の写真、右手はいつもの熱収縮チューブの出口で2本とも完全断線。黄色線の左手も、熱収縮チューブのところで被覆が破れて切れそう。両手ともスイッチ・配線取り替えました。
胸の圧電センサー「とんとんセンサー」は、分解時に線がもげて取れた。頭の圧電センサー「なでなでセンサー」も一応外してみた。裏の圧電塗料が真っ黒になって怪しいけど、潰れてもないし線も外れてないので、ここはそのままにした。
補修後はこんな感じに。

圧電センサーはハンダ付けがすご~~~く難しいので、今回は「配線取付済み」の圧電センサーを買ってみた(写真一番右)。配線がちょっっと細いのだけど、まあホットボンドでしっかりめに固定しておいた。頭の方(写真一番左)はとりあえず異常なしだけど、ホットボンドで固定し足しといた。
手の配線はいつも通り熱収縮チューブにビニール巻きするけど、巻く前に「下巻き」してから上をさらに巻いた。(右から2番目は、配線が取れた元の胸のセンサー。)

さて仕戻しだけど、前もそうだった、仕戻し途中であちこち線が切れて苦労した…。特に、ピンクの板に付いてる「姿勢センサー(多分ボールスイッチ)」の配線が短くて、作業中に2本切れた。他、頭部の圧電センサ行きの線が片方切れた。姿勢センサーの3本の線は、短いしハンダ付けしづらくて3本とも取り替えた。
(配線取替で基板だいぶつついたけど、洗って一見キレイになったようにみえる表面、見ても分からない所も例の茶色い接着剤がうす~く塗られてる所がかなりある。やっぱり接着剤が塗ってあるハートたっぷりの動作不具合も、やっぱり接着剤のせいかもなぁ。)

これで各センサーを布袋に入れ直して縫い直して、手のスイッチも縫い止め直し。切った結束バンドを丈夫な釣り糸で延長して仕戻しして、最後に電池BOX上側と頭部を縫い戻してやっと終了。
基板修理・スイッチ取替は今日より前にやってた。今日は会社を休んで、朝はまず確定申告の準備。その後散髪行って、午後から2個ぐらいは直したかったんだけど、このネルルでほぼ午後中潰れて力尽きました…。
定期開院の分の入院は終わりましたが、翌週にあったリユースの入院品が貯まってます…。
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1/23 プリモメンテ287件目:タイプB

2023-01-23 | プリモプエル
タイプB「プリモちゃん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

到着してまず、BOXが少し開いて隙間が空いてました。これはタイプCでかなり頻繁にみられる、多分インパクトみたいな力のありすぎる電動ドライバーでネジを締めたせいでネジ固定部が折れてるヤツですね。(タイプBも同じなのね)

これを最初に補修。瞬間接着剤で仮固定した後、エポキシでグルグル盛り。あと、再々リセットが起きるとの事で、電源スイッチを取替。
これで別付けスイッチ付けて動作確認を開始しようとしたのですが、右手が不作動…。
事前の情報では「右手不作動」との事だったのですが、コネクタからの測定では右手はいまいちだけどまあ作動で△、左手・しっぽは×。それに対して「なんで右手不作動の依頼なんだろう…」
と思ってましたが、基板側に原因がありそうです。

分解して電池直結して測定すると、両手・しっぽのスイッチはコモンがVccで、信号線側がプルダウンのはずですが、右手は信号線側が2.4Vぐらいになっている。基板を確認します。
まず裏。(後述、プルダウンの追加改造後の写真です)

コネクタの接続は、プルダウンが追加されてる所から順に、右手・左手・しっぽの順ですが、コモンは表のでっかい電解コンデンサのプラス側に繋がっており、電源に直です。信号線側は表ですね。

コネクタが邪魔でパターンが見えませんが、これだと多分、途中に何もなくコネクタからCOBに直と思われ、動作安定化のコンデンサの不良とかではありませんね…。他に、コネクタに直結してる部品もなさそうです。
回路図書くと、

こんな感じで、プルアップ・ダウンが両方ある汎用入力ポートで、プルダウンがONされてるにも関わらず、コントロール回路の故障かON/OFFのFETの故障かでプルアップもONされてしまうと、信号線が中間電位になるでしょう。
プルアップープルダウンに貫通電流が流れてるのはおもしろくないですが、プルダウンに抵抗を追加して何とかLを認めて貰えないかやってみます。
最初、クリップ等で仮付けで20k抵抗追加で何とか作動したので、アキシャルリードの20kΩを正式にハンダ付けしたら、認めてくれなかった…。「もう一声!」という事で、手持ちSMDの18kにしたら2.1Vになって何とかLを認めてくれるようになった。元々貫通電流で消費電流が増えてるだろう状態に対して、まあ許容できる増加でしょう。

改造終わってから、この検討はちょっと前にしたのを思い出したw。「7/31 プリモメンテ233件目:タイプC」で、この時は信号線が3.9Vもあって、1kΩのプルダウンを追加してもまだLを認めて貰えず、断念したケースでした。今回はラッキー、何とか「バイパス手術」でごまかしが効く状態でした。

さて、これでBOX単体での動作確認を開始しながら、ぬいぐるみの洗濯に取り掛かっていきますが…ヘタクソな補修跡があって、あちこち傷んでました…。
まず左手、

ぬいがヘッタクソであちこち縫い糸が見えてますが、一カ所穴があいて綿が見えてます…。右手は、

穴は開いてないけど、やはり縫いは下手です。しっぽは…

ヘッッッタクソな手縫いで閉められて、ハート型がすっかり魚のしっぽみたいな三角になってしまってます…。ヘタクソな手縫いは、出来る限りで修正するしかありませんね。

気を取り直して、切開してスイッチ外していきます。左手から。

ちょい細めの茶色い線に取り替えてあります。ホットボンドは掛けてませんが、ちゃんと基板の穴を通して配線してあり、悪くない補修ですが…配線がぬいぐるみに入ってるあたりの上側、布が縦に切られてます。この部分で中の綿が見えてました。次、右手。

右手も同様、ホットボンドは掛けてないけど、配線はちゃんと通してある。手縫いはヘタだったけど、何とか布はやられてない。しっぽ。

しっぽも同様にホットボンド無し・配線はちゃんと通してる。けど、しっぽ出口あたりで断線してました。頭部のセンサー類まとめて。

事前の測定でも分かってた、ほっぺ:キスセンサーは断線してました。おでこセンサーはやや値が悪くなってましたが、粉吹いてますね。「ぬいぐるみクリーナー」みたいな物で濡らしたかもしれません。

これでいつも通り全部分解・洗濯。まあボチボチきれいになったかな。
左手の切れてた所としっぽの縫い直しはウチの奥さんに頼んだ。左手は、縫い戻す前に縦に切れてた所を縫い縮めて貰ってから縫い戻し。しっぽはほどいて裏から手縫いしてもらいました。
いつも懸案の目は、消えて手書きされてたので、両目とも塗り直し。
これで組み戻し・コネクタ再接続・綿入れ戻し・縫い戻しして終了。
しまった、退院時記念撮影忘れたので、記事はこれで終わりですw。昨日退院しました。
(後日)退院後の写真送って貰いました。

左の子が今回入院の子でしょう。(右は、弟のプエル君だそうです。)
ウチには服無しで来ましたが、ウチに帰ってセーター着せて貰って暖かそうですw。
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1/22 プリモメンテ288,289,290件目:コプエルA・B

2023-01-22 | プリモプエル
タイプAコプエルの「くろちゃん」・タイプBコプエルの「しろちゃん」「ぷーちゃん」の修理のみでの入院です。

全身洗濯フルメンテの予約をして、先に修理のみで入院。
「全員かなり昔から一緒にいる子達で全身真っ黒けです。村上様のブログを少々拝見させていただきましたが、うちの子達は相当黒いです」との事でしたが、そうですねぇ、まあまあな色黒さんですね。でも「トップ3だ!」という程ではない気がしますw。(大きいサイズのプリモプエルより面積が小さいので、インパクトが小さいのかもw。)
洗濯もしてあげたいですが、今回は修理のみでがまんです。

まず(多分一番左の)タイプAから。
この子は「10年以上前に電池を入れても動かなくなりしばらくおもちゃ病院に入院しましたが、修理不可と言われてしまった」との事だったので、どんな難解な故障かと構えていたのですが、到着して電池を入れたらふつうにしゃべりました。
左手OK、しっぽ×、ハート×だったので、背中の手縫いを開いてしっぽスイッチ確認します。

誰も手を入れてないタイプAコプエルは、配線の固定が非常にいい。断線は無いようだったので、いつも通り「アルコール付けた綿棒でゴシゴシ&おまじないの接点復活剤塗布」で整備、ハートSWはタクトスイッチ取替です。(ハートSW取替は、10分程度で済む楽勝作業だし、写真は撮ってません。)

次、右端のタイプBぷーちゃん。
この子は「ハートSW不良」との事で、両手・しっぽは測定してもOKだったので、ハートSW取替のみ。(やはり写真は無しw。)

最後、タイプBのしろちゃん。
この子は「しっぽSW修理」の依頼。測定すると、両手はOKでしっぽのみ×だったので、背中の手縫いを開いてしっぽSW修理します。

2本とも被覆が破れて切れかけ(もしくは補強糸だけでもってる断線状態)だったので外したところ、スイッチ基板付け根で断線してました。
そもそも、スイッチBOXの固定が片側しかない。たしかしっぽは外から切開されて外から縫われてた。配線は途中で継がれて赤ビニールテープ巻きでした。
基板一旦外すと固定が悪くなるので、スイッチはタクトスイッチに取り替えますが、7ヶ月後にはどうせ全身洗濯でまた分解するので、今回は継いだ所はほっといて、先端切り縮めでいきます。(が…後で修正。)

これで仕戻しして終了。

木曜日に在宅勤務で朝・昼・夕方の時間を使って修理して、金曜日は普通に会社に行ったら、奥さん(=妻)から「ピンクの子、しっぽスイッチが効かない。SWはみ出してた感有り。仕方ないので(お口チャックにせずに)このまま出掛ける」とメールが入った。
仕事終わって家に帰って確認すると、まあ別にSWはみ出しはしないけど、多分固定が半分だったせいでSWボックスがかなり斜めになってる。やっぱりしっぽSW不作動。仕方ないので分解。
タクトスイッチに直ハンダ付けしてるビニール線が切れてました…。コプエルはしっぽの入り口が小さくて、しっぽ裏返したり戻したり綿入れたりするのに苦労する。特に今回、固定が悪かったせいもあってか、かなり苦労して綿をぐいぐい押し込んだときに負荷掛かったか…。
しかし、使われてた「補強糸入りビニール線」のせいに違いない…。被覆外形はボクの使ってるUL1007規格AWG26ビニール線とほぼ同じだけど、補強糸の分だけ導体は細くなり、特に芯線の1本1本が相当細くて弱い。UL1007規格ビニール線だったら、こうはならなかったに違いない…。

やっぱり配線は根元から引き換える事にした。BOXにホットボンドで固定したタクトスイッチを再度外して、配線付け直してまた固定し直し。しっぽ布への固定は、ちゃんともう片側も縫い止めて、BOXの穴を利用して配線固定。今度は前より仕戻ししやすかった。やっぱりBOXはちゃんと固定した方がいいですね。

さてこれで、3体とも修理終了。
「しろちゃんとぷーちゃんどちらかの時間がズレてしまっているように感じます」との事でしたが、数日間は動作確認して、ちゃんと5分おきにみんな同時(次々)にしゃべるし、大きく時間がズレてくような感じはしませんでした。
通信は、タイプB同士はの2体はちゃんと通信出来ましたが、タイプAの子はウチの子とも確認したけど、通信不能でした。コネクタからの通信用コイルの測定では導通があったのですが…。今回はこれでご勘弁頂いて、夏の全身洗濯フルメンテの時には、ちゃんと調査したいと思います。今日みんな退院としました。
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1/19 プリモメンテ285,6件目:ハートたっぷり×2体

2023-01-19 | プリモプエル
ハートたっぷり2体なのですが…「全身のセンサーをすべてとり、中をすべて綿にしていただきたい」との事…。
難しい症状でも何とか修理してきた身としては、なんとも納得いかないのですが…かわいがり方は人それぞれ、依頼通りにやるしかないですね…。
ウチとしては、基板が正常なら正常動作の基板が2つ手に入るという事で、引き受けました。

だいぶ汚れてる子達ですね。中身を全部抜いたら、ご自分で洗濯する様です。
左の「ぜっぺき」の方は、コネクタすぐ上で線をぶった切ってBOXが外してありましたが、サビが出まくってます…。
ウチで洗濯する時と同じく、スイッチ・センサー類を全部外して、その後は手や尻尾はスイッチの分だけちょっと綿を補充、胴体はBOXの分どかっと綿を足して縫い閉じるだけですが、分解したので状態だけは記載しておきます。
黒の「ちりを」の方。

両手は途中で切れてました。しっぽは基板付け根で切れてました。電池を入れても設定も出来ないしこちらからのリアクションも出来ないし…という状態だったでしょうね。次、「ぜっぺき」の方。

こちらは、右手が黄色、左手が緑線で、前期のハートたっぷりですね。(先のちりをの方は、後期のハートたっぷりです。)
見るからに切れてたのは、右手だけでしたが、分解時にマイクの配線も基板の付け根からすっぽぬけました。

さて基板が生きてるか、BOX分解して電池直結して確認するのですが、すっかり茶色くなってたぜっぺきの方は、蓋ロック・蓋側両方とも、軸がサビて膨張して分解するのに苦労しました。
2体ともちゃんと動きますが…「33」のマーキングのある三端子レギュレータの出力は、またもや4.3Vあります。消費電流が、最初の設定時に30mAぐらい流れて、これはダメか…と思えたけど、設定終わって待機になったら15mA、それからじーっと見てると徐々に下がって、2分位すると3~5mAになる。でもふと見ると20mAぐらいに上がってたりする…。
ハートたっぷりは難しい…。もう何が正解かさっぱり分からない…。
もう少し症例増やして、何が正常か把握してかなくては…。

ぬいぐるみの方は、ファスナーを閉めた状態で綿を詰めて縫い戻して終わりですが、ぜっぺきの方はファスナーのスライダーがなくなってました。ウチの奥さんに頼んでスライダーをはめ直すのも可能なのですが、もう開ける必要はなくなるので、閉じてしまう事にします。ファスナーごと縫い閉じようかとか、エレメント(レール)を撤去した状態で縫い閉じようか、とか思ったのですが、一目・一目手で端まで閉じて、端を糸でくくってあかないようにしました。(この作業は、だいぶ根気のいる作業で、ウチの奥さんならやらない作業ですw。)
これで退院としました。
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1/15 プリモメンテ284件目:コプエルA

2023-01-15 | プリモプエル
タイプAコプエル、「ラブリーいちご」カラーの「イチゴちゃん」の修理のみでの入院です。

修理依頼は「左手不作動」でしたが、電池入れても電源入りませんでした。コプエルAの「蓋を閉めると接触する接点」がかなりサビてて不導通だったので、ペーパーで磨きました。
あとは背中の手縫いを開いて綿を抜いて手をひっくり返して修理します。

ベースの固定はしっかりしてましたが、何とか固定を切らずにフタを外して整備します。固定もしっかり・配線も触った後はありませんでしたが、手はミシン縫いを切って手縫いされてました。過去の修理歴はメールに書かれてませんでしたが、誰か修理したっぽいです。
荒らされてないタイプAコプエルは配線の固定が非常にいいので、配線はノーダメージっぽいです。配線・スイッチ共に取替等はせずに、いつも通りアルコール付けた綿棒でゴシゴシ&おまじないの接点復活剤塗布で整備です。

測定するとしっぽも若干抵抗があったので、ついでに整備しておきます。

しっぽも配線の固定が非常にいいですね。ただ、ベースが他のタイプより大きいので、ひっくり返すのも戻すのも苦労しました。
外からほどいた形跡はありませんでしたが、鉄片を固定してるセロテープの貼り方にちょっと違和感がありました。修理歴があるかどうかは、ちょっと定かではありません…。左手と同じくアルコール&接点復活剤で整備。

右手の通信用コイルは、コネクタからの測定で導通あるので多分OK。これで仕戻し・縫い戻しして動作確認。通信も含めて問題なし。これで今日退院としました。
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1/15 プリモメンテ283件目:ハートそだつよ

2023-01-15 | プリモプエル
新年1件目のプリモメンテ、ハートそだつよ「蒼汰くん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

この子は、去年の6月に予約をして、先に左手・しっぽの修理だけをした子ですね。今回は全部外して洗濯します。

背中の手縫いを開いて、後はひっくり返して外していきます。両手・しっぽいっぺんに。

前回断線でボクが修理したしっぽは、熱収縮チューブを掛けてあります。半年以上たってますが、特に変化なしです。続いて頭部のセンサー類まとめて。

特に異常なし。明るさセンサーは、ウチのいまいち暗いリビングのコタツの上で測って、おでこ:明時130kΩ→暗時∞、ほっぺ:明時170kΩ→暗時∞で、初代と比べると値はいまいちでしたが、反応はぼちぼちでした。検知回路が違うのかもしれません。(気にはなったけど、基板側に特にトラブル無いので、今回は分解しませんでした。)

ハートそだつよは右足に通信用の赤外発光・受光部があるので、右足も綿を抜いてひっくり返します。

配線もしっかりしてて、問題なさそうです。

各スイッチ・センサー類をあみあみの布袋から出して全部外して、洗濯します。
CdSは裸状態で測ると、おでこ:明時10kΩ→暗時∞・ほっぺ20kΩ→暗時18MΩぐらいと、初代や手持ちのGL5528よりちょっと高い気がします。型番が違うのかもしれません。特に異常でもないので取替はしませんでした。
スイッチは、前回取り替えたしっぽはそのまま、両手は取り替えました。
洗濯は、見た目にはそれほど真っ黒でもありませんでしたが、結構黒い水が出ました。(この「ふわふわ素材」は汚れが目立ちにくいのかもしれません。)
今回は配線はダメージ無しと判断して、そのまま使いました。
いつも懸案の目は、右目の白丸が少し消えかけてたので、右目だけ塗り足しました。
これで乾いたら仕戻しして終了。いつも通りウチの子と退院時記念撮影。

元々それほど色黒さんではありませんでしたが、ぼちぼちキレイになったかな…。これで今日退院としました。
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12/4 サンパーク出張開院⑦

2023-01-14 | おもちゃ
12/4にあったサンパークへの出張開院の大量入院、やっと最後です。
46件目、Disneyのアラーム時計です。

開院中に他のドクターが対応してて、時計は動くけどアラームは鳴らない。「断線してたところは繋げたけど、うんともすんとも言わない」との事。時計部分が無事でアラームがダメなだけなら、最悪PICでメロディユニット作れば再生できる。予め依頼者さんに曲を聞いておいて、預かりました。

メロディ基板は電池BOXの裏に取り付けてありましたが、

液漏れ起因と思われる、基板がかなり傷んでます…。表面実装のコンデンサは全部変色してて怪しい。パターンもあちこち緑青が出てる。基板に「Vcc」とか「SP」とかの接続先の情報が何も書かれてないので、VccやGNDを繋ぐ所がこれでいいかも定かではない…。
とりあえず、電解コンデンサのプラスとマイナスに電源を繋げば固いだろうと繋いでみたけど、やはりうんともすんとも言わない。時計の方が「ON」された時、電源自体がONされるのかHなどの入力があるのかも定かではない中、いろいろつついてみたけど音が出る気配がない…。
COB直近のパターンにも傷みが見られ、コンデンサを全部取り替えてみたりしても復活出来ない可能性の方が高そうなので、やはりPIC換装にするのだけど、これが難航しました…。

前回、PIC換装で音楽再生したのは、調べたら3年前「10/20 美祢「福祉のいち」出張開院②~マイコン換装品」だった。その後それからPIC換装もほとんどやってないので、その時苦労した事を全く忘れてるw。
メロディデータは今回、youtubeでいいの探して「Offliberty」というサイトでyoutube動画から直接MP3に音声抜出。SoundEngineでMP3→wavに変換・ステレオ→モノラルに合成・サンプリングレートの変更を実施。ここまでは年末年始に実施。
サンプリングレートは、今回も16kspsを採用。SoundEngineで8k・16k・32kで聞き比べてみると、8kに落とすと例えば管楽器の音色がペラい正弦波みたいな音に劣化してしまって、合奏の厚みも相当劣化する。16kならボチボチ、32kにしても16kとさほど顕著な差はない。よって、16kspsで行く。
いつもお世話になる「つつじが丘おもちゃ病院」のプログラムを使わせて頂いて、メモリーチップ:W25Q16とAttiny13aに書き込みして、ブレッドボードで動作確認。

3年前の時は「音量は十分」と判断してシングル出力にしたけど、今回は口径大き目のスピーカが付いてて「目覚まし時計」なので、音量を大きくするためBTL出力にする。
ブレッドボードでの動作確認は、フルブリッジモータドライバを繋がずに、100Ωを直列に入れたスピーカをポート直接駆動で動作確認する。
ここまでは順調で、ちゃんと書き込んだ曲が再生された。ちょっと「ジ~~~」とノイズが乗ってるのが気になったけど、まあ「モータドライバ繋いだら状況違うかもな」と、とりあえず本番用基板を作成。表はこんな。

後で曲が変えれるように、メモリーはSOP→DIPの変換基板+ICソケットで差し替えるようにしたけど、部品代削減の為に、Attiny13aとモータドライバ(L9110)は1.27mmピッチ両面スルーホール万能基板に直付けにした。裏はこんな。

1.27mmピッチ万能基板での製作は、かなり気を使った…。けどほぼ一発で出来て、電源・スピーカを繋いで動作確認したところ…ブレッドボード仮組でもちょっと気になった「ジ~~~」というノイズが、曲よりも大きな音でずっとなり続ける…。また、動作が16秒ぐらいで「バツっ」と切れて最初に戻ったり、運よくもうちょっと再生されても曲の最後の盛り上がりに近い所でやっぱり「バツっ」と切れたりして、最後まで再生されない…。
雑音と最後まで再生されないのを除けば、曲の再生自体はされてるので、プログラムも基板もデータもいいと思うのだけど、原因が分からない…。
これが3連休の中日:日曜日の事。行き詰って夕方頃に、プログラム製作元の先輩にヘルプの依頼。

どうやら「使ったプログラムが意図通りに動かない」というのは既に気づいていたようで、その日中に原因と対策・修正プログラムを送って頂いた。(「気づいていたようで」といっても、おそらく「晩御飯も食べずに」ぐらいの気合で、こちらから送ったプログラムの検証や修正をしていただいた事と思います。対応大変ありがとうございました。)
使っていたプログラムは、シングル出力を選択して使えばちゃんと動くけど、BTL出力にするとちゃんと動かないらしい。原因は「PB5とPB1が干渉して、PWM出力もSPI通信も乱れてしまう」との事で、代替案として、本来SPI通信に4個のポートを使う所を、DOとDIを兼用してポート1個節約して、PB5を使わないプログラムを送って頂きました。(このPB5とPB1の干渉?については、調査中との事です。)
これは、つつじが丘おもちゃ病院ブログ記事「カーズラジコンの修理(音声再生)」ベースで、ぼくの使用ではトリガもスリープも不要なので、プログラム内のその部分は消して使います。(トリガー用の回路も削除)

さてこれで、3連休最後の日:月曜日の朝から、頂いたプログラムを別途動作確認で使ってる変換基板に乗せたAttiny13aに書き込んで、再度ブレッドボードで動作確認。「ジ~~~」のノイズもなくなって良さそう。
1.27mm万能基板で作った本番基板は、完全にICSP対応になってないので、電解コンデンサを外したりリード線を出したりして、何とか再書き込みして基板復旧して動作確認すると…雑音はなくなったけど、やっぱり曲が最後まで再生されない…。また何が悪いのかわからず、先輩にまたヘルプを出しながら、とりあえずブレッドボードで動作確認が出来てるチップならちゃんと動くはずじゃないか?1.27mmピッチの基板の出来も怪しい、と、普通の2.54mmピッチ万能基板でいちから基板作る事にした。

作り直した基板はこちら。

たまたま残ってたちょうどいい万能基板の切れ端の形から、チップ3つを直線状に並べた。こうすると、昔のマイコンの基板みたいに、VccとGNDラインを真ん中に真っすぐ通せて、電源ラインの配線が楽w。という事で、裏面。

やっぱり、2.54mmピッチの方がはるかに楽w。これで電源・スピーカ繋いで動作確認するも、やはり曲の途中で切れる…。エンディングに向けて曲が盛り上がってく辺りで「バツっ」と切れる。時々最後まで再生される事もあるけど、エンディングの辺から「バツっ」「バツっ」とノイズが出て今にも止まりそう。エンディング付近じゃなくて途中でも時々「バツっ」というノイズが出る所がある。
何度確認しても同じ状態…。散々悩んだけど、先輩からの最終の助言は「電源供給ルートのインピーダンスが原因では?」という物で、そっか、モータドライバでの出力が瞬発的にデカくて電圧変動してデバイス誤動作を起こしてて、モータドライバを繋がないブレッドボード動作確認では異常が出ないんだな、と、モータドライバICの直近に100uFを追加したら、やっと「バツっ」のノイズも出ずに最後まで曲が再生されるようになった!

結局、基板は作り直す必要がなかった事になるので、作り直した方の基板は今後の評価基板として使う事にして、最初に作った1.27mmピッチ基板の方を本番に使う事にする。本番基板の方にも100uFを追加してばっちり動いたので、時計側との接続をする。

時計側の接点がどうなってるのか分からないので、ムーブメントも開けてみる。

矢印の端子が、時間が来ると下がって基板と接触する構造。(写真は接触した状態)
この接点は時計のプラスに繋がってるので、接点ONになると端子にプラスが出る作り…?
電池BOXは単3×3本で、1本が時計用・2本がメロディ用なんだけど…、1本の方の1.5Vと2本の方の3Vのプラスが繋げてある…。「これは間違いじゃないか?」と思ったのだけど、例えばこんな風に繋げばいいはず。

元はこれとはちょっと違ったっぽいけど、この接続で復旧しよう。
各スイッチはどれもかなり状態悪い。「モニター」スイッチが付いてて、まあ不要かとも思うのだけど、一応分解して整備してみた。(けど、いまいち)
アラームON/OFFのオルタネートプッシュSWもだいぶ悪い…。オルタネート機構をバラすと仕戻し困難になりそうでヤだけど、分解してみる。

各接点、だいぶ黒いですね。一応整備して、念のため2回路を外で短絡して確実性をアップ。

これで全部配線繋いで動作確認。しかし、ムーブメントの接点と状態の悪いアラームON/OFFスイッチを、大音量でスピーカを鳴らす全電流が通過するのはおもしろくない…。
基板にちょっと手を入れて、モータドライバの電源をメモリ・デバイスの電源から切り離して、電池から直接取るように改造した。(追加した100uFは、念のために残した。)
これで動作OKだったので、基板をホットボンドで固定してやっと完成。長い道のりになりました。
というか、12/4のサンパーク出張開院から入院:計46個、長い道のりでしたw。
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12/31 2022年を振り返って~修理実績集計

2023-01-01 | 集計

年末恒例の、2022年一年間の修理実績まとめですが、12/31は一日中修理~夜までブログ掛かって、年が明けてから書いている始末…。
今年度から宇部おもちゃ病院の代表になって、おもちゃ病院では新人さんも増えたので、受け付けたおもちゃは極力新人さんに振って、主に手取り足取り指導をしてた都合、自分の修理はだいぶ減って「100件には到達しないなぁ」と思っていましたが、12月にでっかいイベントで一気に46個も入院したので、100件をだいぶ超えましたw。(結局、そのイベントがなくても100件にはなってましたw。)

件数 完治 修理不可 後遺症あり 治癒率
2012年(4ヶ月)~2013年 65件 56 8 1 88%
2014年 81件 73 2 6 98%
2015年 104件 96 5 3 95%
2016年 119件 110 8 1 93%
2017年 94件 88 5 1 95%
2018年 98件 98 0 0 100%
2019年 106件 102 3 1 97%
2020年 103件 102 0 1 100% プリモメンテ
2021年 72件 71 0 1 100% 132
2022年 151件 141 10 0 93% 150
1,039件 983 41 15 95%

(「後遺症あり」は治癒に含めて、治癒率にカウント)
今年の「修理不能」は、アンパンマン・絵じてん等の「画像認識ペン」が4個、「液晶が暗い→元々であって、替えても良くならない」判断のGBA2台、殻割りできなかったゼンマイのドキンチャン、ロボット犬プーチ、液晶復活しなかったストップウォッチ、年末のパトカー、といった所。治癒率が随分下がったけど、忙しかったから手が回らなかった訳ではないかな…。

プリモメンテは、2021年のペースから「年間200件も修理する!」と言ってたけど、そこまでは行きませんでしたね。(忙しすぎて年末に「修理のみ」の受付を停止しましたが、そこを受けててもさほどは増えなかったでしょう。)

年明けすぐ、PIC換装案件をやらなくてはいけない。一時受入停止にしてたプリモプエルの「修理のみ」も予定通り年明けからは再開するし、2023年もがんばってくしかありませんね~w

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12/10 宇部定期開院

2022-12-31 | おもちゃ
12/10は宇部おもちゃ病院の定期開院日でした。
一週間前のサンパーク出張開院で、数が多すぎて途中で受付打ち切りして、「毎月第2週土曜日の定期開院の方に持ってって下さい」とした人が結構多かったので、この日は忙しい予感でしたが、来院は12件ぐらいだったかなぁ…。ただ、サンパークの入院品も持って来て、「どうしよう」とか「この部品ない?」とか、当日以外の仕事をしてる人も多くて、全体的には忙しかった…。

入院品以外に当日、「左には曲がるけど右に曲がらない軽トラのラジコン→ステアリングの所に小石が引っかかってた」とか、電池BOX端子のサビてたプリモプエルとかを修理したけど、忙しくて写真も取ってないし、入院品だけ修理カウントにしよう。

入院1件目、ネットで調べた所、ベネッセの「こどもチャレンジぷちファースト2013年1月号」の付録、「ろくおん おとあそびたいこ」。結論は、操作方法の問題と電池消耗だけで、故障はなかった。

「ろくおんが出来ない」だけで、他のたいこの機能はちゃんと動くっぽい。他の初心者ドクターに診て貰いつつ、「マイクはどうなの?」と予備品と取り替えてみたり、「マイクはいいのに録音出来ないのなら、カップリングコンデンサはどうなの?」と取り替えてみたりしたけど録音は出来ず、入院となった。

持って帰ってネットで調査したところ、「ろくおん」のボタンはどうも「長押し」で使うらしい。長押しっぱなしにすると「ピ、ピ、ピ…、ピッ」と4回鳴った後、2秒程度の時間の後「ピピッ」と鳴る。4回目のちょっと高い「ピッ」から「ピピッ」の間の約2秒が録音時間で、その間ずっと「ろくおん」ボタンを長押しにすると録音できるらしい。
それが、電池消耗でちゃんと動いてなかった、という状態。(「さいせい」を押すと、会場で触り始めた最初は、なんか「ボツっ」みたいなノイズが聞こえてたのが、後半では「さいせい」を押すと起動音が鳴るようになった。単に、最初は「さいせい」がギリ動いて、以前に録音しようとして失敗した「ボツっ」みたいな雑音が再生されて、後半は電池がもたずにリセットかかってただけだったっぽい。)
ちゃんと録音出来て、たいこを叩くと録音した音声が再生されるようになったので、これで終了。

2件目、Tokyo disney Resortと書いてあるディズニーのキーボード。

カルテには「音の出方がおかしくなる」と書いてあり、最初の動作確認では、鍵盤を引いた時の音程がちょっと不安定だったり、曲の再生中に途中で止まったりとかがあったけど、入ってた電池:単4×2本が、Ni-MH充電池だった。通常1.5V×2=3Vのところ、1.2V×2=2.4Vしかないと、ちゃんとした動作は期待できませんね…。「不適切な電池の使用」で終了。

3件目、2件目と同じ人のIWAYAの犬。

「あごがカポカポなる」と書いてあるけど、あごがカポカポとはならないでしょう…。確認したら、頭蓋骨がふらふらだった。これは…鼻の上で頭蓋骨を固定してる細い棒の折損でしょう。補修しにくい個所ですね…。分解して確認。

やはりここですね。あまり盛れないので、クリップ針金を当てて、主に下側だけにエポキシを盛ります。

これで組み戻して動作確認。これでもってくれることを祈りましょうw。

4件目、「ことば絵じてん」。

写真はペンの分解状態。電源入れてもうんともすんとも言わない。LEDとか付いてないので、電源が入ってるかどうかも分からないけど、スピーカ確認したらボイスコイル断線状態だった。φ23mmの薄型スピーカで、ちょうどの手持ちが無かったので、φ20mmの厚型のフィルムコーンSPに取り替えして終了。

5件目、またもやIWAYAの犬。

今度は「右前足の骨折」との事だけど、触った感じでは折れてないような気がする。脱臼かなぁ…ととりあえず分解。

これは、今まで見た記憶のない所が折れてます。右側面で右足を動かすリンクが折れてます。表側には、写真にも写ってる「軸端の押さえ」がはまるので、エポキシは盛れない。瞬間接着剤で固定後、細いSUS番線を巻いてからエポキシで周りを固定する。

これで回り全体にエポキシで盛って、固まるのを待ってから組み戻して動作確認して終了。

今回の入院品最後の6件目、ディズニードリームトイパッド。

これは…以前(3年前)に苦労して結局修理不能になった、苦い思い出のあるおもちゃです…。

今回は単純で直る故障でした。とりあえず基板全景。

3年前のと全く同じヤツです。とりあえず、電源SW押しても全くうんともすんとも言わない。起動音も鳴らないし画面も点かない。最初の確認では、オーディオアンプの直近のランドに3.3Vが掛かってたので、電池・電源周りにはトラブル無いと思うんだけど…。

前回の状況と比較するため、電源スイッチのスキャン電圧を確認しようとしたら…、前回は2Vぐらいが掛かってて、電源スイッチの片方はGNDに繋がってたはずなのに、今回の測定では、電池BOXのマイナス端子にマイナスを取って測定したところ、片方は6.1V、もう片方も5.9Vぐらい掛かってて、何かおかしい…。さっき測ったオーディアンプ直近のランドも6.1Vになってる。電解コンデンサが、多分電源ICの入り口側と出口側の両方に付いてるだろうけど、どちらも、しかも電解コンデンサのプラス側もマイナス側も両方、6.1Vになってる…。これは…GNDが取れてない?

電池からの配線が繋がって、DCジャックが乗ってる「サブ基板」を確認する。

①~③がDCジャックの端子。①とパターンが繋がってる所に電池BOXからのマイナス線が繋がってるけど、そのマイナス線からメイン基板までに導通の有るラインが無い。
DCジャックは「3端子」で、これはつまり、ジャックを刺さないと電池側が導通して、ジャックを刺すと電池側が切れてコネクタ側だけが導通する作りになってるはず。その「電池側を導通させる」接点の不良でしょう。
日頃から言ってる「人が組み立てた物は、きっと分解できる」。分解して整備する。

ハンダ吸い取りしてDCジャック外してから、接点分解。

上の基板の写真でいうと、①と③との導通があるべきだったんだな。今回の接触不良に関係ない所もあるけど、全体的にだいぶ黒い。アルコールで拭いただけではキレイにならなかったので、#2000のペーパーで磨いて導通復活。これで付け直して電源入れたら、液晶点いた!
音はしなかった。前もあった、ボリュームが「ゼロ」になってると、起動音も鳴らない。ボリューム「ゼロ」は、電池抜いてもリセット押しても多分ゼロのまま。やっかいだね。
ネットで調べてたら、「電池で動かなくなった、ACアダプター刺せば動く」という記事があったけど、今回のと同じ状態だろうね~。

これで、12/30・31の作業で、12月度の宇部定期開院での入院患者も全部終わって、あとサンパーク入院品のPIC換装案件が1件残ってる以外、ほぼ「今年の修理今年のうちに」で、なんとか夜までかかって「今年のブログ今年のうちに」終わったわ~。今日も馬車馬のように働いた一日だった。(そして、馬車馬のように働いた一年だった…w。)
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