知り合いからおもちゃ2個預かりました。
1件目、アンパンマンの…、音の出る何か?です。(3輪車とか歩行器とかにつけるものかな?)
「LEDは光るけど、音がしない」との事。スピーカか配線、楽勝でしょ~、と思ったけど、甘かった…ww
分解して確認、スピーカもスピーカへの配線もOK。となると、次は…、スイッチが音量調整になってる様です。となると、そのスライドSWが怪しい。
スイッチ周辺、何かこぼした様に汚れています。
ハンダ吸取り器でハンダ除去して、スライドSW取り外して分解。(足が8本+ケース足4本固定なので、吸取り器が無いととても外せなかった。吸取り器さまさま~)
接点だいぶサビてました。が、SWの足もかなり腐食してて、ケース外す時及び、接点磨いてゴソゴソしてる間に、足が計3本折れてしまいました~。
ハンダ付けして何とか継ごうと頑張ったのですが、0.5mmも残ってない感じで、とてもまともに付きそうにない…。う~~~ん、3位置の特殊なスライドSWで、とても手持ちは無い。秋葉原通販なら買えるかもしれないが、送料もかかるし、何とか直せないか…。
だいぶ頑張った後、「そうだ!ベースのベークライトに1mmぐらい切り込み入れれば、ハンダ付けしろができるに違いない!」とひらめき。薄刃のノコやヤスリで、なんとかハンダ付けするスペースを確保し、そこそこの強度でハンダ付け完了!
写真じゃ伝わりづらいですが、苦労した~。(「スライドSWの接点は銀等でメッキしてあるので、磨いてはいけません!」と主張する人もいますが、磨くと当面は使えるし、「1回修理してもらったけど、またダメになった」という再来院もない気がするし、背に腹は代えられないんじゃない~?)
さて2件目、いつものアンパンマンのキーボードです。楽勝のはずなのですが、勘違いで大迷走してしまいました…。
どこが悪いか聞かずに預かったのですが、とりあえず、上の人形が動かないのと、マイクがガリガリ言って入りが悪い様です。
人形が動かないのは、いつものプーリーベルトの伸びによる滑りと思ったのですが、ベルト替えても回らない…。(ベルトは、今回から、自転車のチューブを細く切った物を使い始めました。)
手でプーリーを回すと、途中で「コクッ」と硬い所がある。はは~ん、このおもちゃでは初めてですが、ピニオンが割れて開いて、噛み合いが悪くなってるパターンだな?
ギアボックス分解してみると、案の定、プーリー軸に付いてるピニオン:0.5m12Tの割れでした。次の平歯車の歯がちょっと欠けて、欠片が見えてますが、なんとかピニオンの取替えだけで回る様になりました。
次はマイク。触ってみた感じ、マイク側の付け根が悪いに違いない!と思って切り詰めてみましたが、改善しない…。だいぶ悩んで、コンデンサマイク替えてみて、これで良くなったかと思いきや、やっぱり良くない…。配線か?と思いつつ、ジャックを手持ち品に取り替えてみたら、良くなりました。
結局、ジャックのグランド側がサビっぽくて導通が悪かった様です。紙やすり丸めて突っ込んでグリグリやって、さらにアルコール染ませたティッシュでグリグリやって、なんとか導通する様になりました。
本来これだけだったのですが、それ以外に不具合ないか確認しようとして、「録音・再生ができない?」と勘違いして、丸1日ほど悩んでしまいました。
「録音」を押すとLEDが点灯して、左側の「STOP」を押すと消えるので、「録音→STOP→再生」かと思ったのですが、録音押してLEDが点灯した状態で鍵盤弾いて、そのまま「再生」を押すと、さっき弾いたのを再生。STOP押したら、録音したのも消えてしまうのでした。
マイクの音も録音できるのか?それなら、マイクの音をCOBに入れてるラインがあるはず…、と、マイク周辺の回路を起こそうと四苦八苦してしまいました。
(そもそも最初に、「マイク音を含めて長時間ボイスレコードするのは、COB1個では厳しいはず。押された鍵盤と時間をデータで記憶するんじゃないかな?」と思ってたのですが、途中から迷走してしまいました…。)
マイクジャックも含めて、ずいぶん時間かけてしまいましたが、一応、一通り導電ゴムSWの清掃をして組み戻して、終了としました。
(後日)
まだやっぱりマイクがガリガリする…。線を引っ張る角度によっては、音が切れる事もある…。
別の用事で部品購入でサイトを見てたら、同じ型のジャックが「ステレオジャック」として売ってました。
「そっか!ステレオの使ってない信号接点もグランドに使えばいい!」
ステレオジャックとプラグは、下図のような感じで繋がります。
プラグがモノラルの場合は、ジャックの中間の絶縁がなくて、太い部分が全部グランドになります。(今回の実際のジャックは、②も③も、プラグを差した時にOFFになる接点付です。)
モノラルの場合は、③の接点もジャックのグランド部に当たるので、①と③を短絡してしまえば、状態のいい③の接点をグランドとして使えます。
という事で、①と③をメッキ線で短絡。
これで、マイクをどう引き回しても、全くガリガリ言わなくなりました。(この「マイク付きのキーボード」、いつもマイクがガリガリ言うので、毎回この作戦で行こう!)
1件目、アンパンマンの…、音の出る何か?です。(3輪車とか歩行器とかにつけるものかな?)
「LEDは光るけど、音がしない」との事。スピーカか配線、楽勝でしょ~、と思ったけど、甘かった…ww
分解して確認、スピーカもスピーカへの配線もOK。となると、次は…、スイッチが音量調整になってる様です。となると、そのスライドSWが怪しい。
スイッチ周辺、何かこぼした様に汚れています。
ハンダ吸取り器でハンダ除去して、スライドSW取り外して分解。(足が8本+ケース足4本固定なので、吸取り器が無いととても外せなかった。吸取り器さまさま~)
接点だいぶサビてました。が、SWの足もかなり腐食してて、ケース外す時及び、接点磨いてゴソゴソしてる間に、足が計3本折れてしまいました~。
ハンダ付けして何とか継ごうと頑張ったのですが、0.5mmも残ってない感じで、とてもまともに付きそうにない…。う~~~ん、3位置の特殊なスライドSWで、とても手持ちは無い。秋葉原通販なら買えるかもしれないが、送料もかかるし、何とか直せないか…。
だいぶ頑張った後、「そうだ!ベースのベークライトに1mmぐらい切り込み入れれば、ハンダ付けしろができるに違いない!」とひらめき。薄刃のノコやヤスリで、なんとかハンダ付けするスペースを確保し、そこそこの強度でハンダ付け完了!
写真じゃ伝わりづらいですが、苦労した~。(「スライドSWの接点は銀等でメッキしてあるので、磨いてはいけません!」と主張する人もいますが、磨くと当面は使えるし、「1回修理してもらったけど、またダメになった」という再来院もない気がするし、背に腹は代えられないんじゃない~?)
さて2件目、いつものアンパンマンのキーボードです。楽勝のはずなのですが、勘違いで大迷走してしまいました…。
どこが悪いか聞かずに預かったのですが、とりあえず、上の人形が動かないのと、マイクがガリガリ言って入りが悪い様です。
人形が動かないのは、いつものプーリーベルトの伸びによる滑りと思ったのですが、ベルト替えても回らない…。(ベルトは、今回から、自転車のチューブを細く切った物を使い始めました。)
手でプーリーを回すと、途中で「コクッ」と硬い所がある。はは~ん、このおもちゃでは初めてですが、ピニオンが割れて開いて、噛み合いが悪くなってるパターンだな?
ギアボックス分解してみると、案の定、プーリー軸に付いてるピニオン:0.5m12Tの割れでした。次の平歯車の歯がちょっと欠けて、欠片が見えてますが、なんとかピニオンの取替えだけで回る様になりました。
次はマイク。触ってみた感じ、マイク側の付け根が悪いに違いない!と思って切り詰めてみましたが、改善しない…。だいぶ悩んで、コンデンサマイク替えてみて、これで良くなったかと思いきや、やっぱり良くない…。配線か?と思いつつ、ジャックを手持ち品に取り替えてみたら、良くなりました。
結局、ジャックのグランド側がサビっぽくて導通が悪かった様です。紙やすり丸めて突っ込んでグリグリやって、さらにアルコール染ませたティッシュでグリグリやって、なんとか導通する様になりました。
本来これだけだったのですが、それ以外に不具合ないか確認しようとして、「録音・再生ができない?」と勘違いして、丸1日ほど悩んでしまいました。
「録音」を押すとLEDが点灯して、左側の「STOP」を押すと消えるので、「録音→STOP→再生」かと思ったのですが、録音押してLEDが点灯した状態で鍵盤弾いて、そのまま「再生」を押すと、さっき弾いたのを再生。STOP押したら、録音したのも消えてしまうのでした。
マイクの音も録音できるのか?それなら、マイクの音をCOBに入れてるラインがあるはず…、と、マイク周辺の回路を起こそうと四苦八苦してしまいました。
(そもそも最初に、「マイク音を含めて長時間ボイスレコードするのは、COB1個では厳しいはず。押された鍵盤と時間をデータで記憶するんじゃないかな?」と思ってたのですが、途中から迷走してしまいました…。)
マイクジャックも含めて、ずいぶん時間かけてしまいましたが、一応、一通り導電ゴムSWの清掃をして組み戻して、終了としました。
(後日)
まだやっぱりマイクがガリガリする…。線を引っ張る角度によっては、音が切れる事もある…。
別の用事で部品購入でサイトを見てたら、同じ型のジャックが「ステレオジャック」として売ってました。
「そっか!ステレオの使ってない信号接点もグランドに使えばいい!」
ステレオジャックとプラグは、下図のような感じで繋がります。
プラグがモノラルの場合は、ジャックの中間の絶縁がなくて、太い部分が全部グランドになります。(今回の実際のジャックは、②も③も、プラグを差した時にOFFになる接点付です。)
モノラルの場合は、③の接点もジャックのグランド部に当たるので、①と③を短絡してしまえば、状態のいい③の接点をグランドとして使えます。
という事で、①と③をメッキ線で短絡。
これで、マイクをどう引き回しても、全くガリガリ言わなくなりました。(この「マイク付きのキーボード」、いつもマイクがガリガリ言うので、毎回この作戦で行こう!)