タイプC「ぷりちゃん」の全身洗濯フルメンテと、同じくタイプC「ぷり吉くん」の修理のみでの入院です。
写真左が洗濯の方の子ですが、そうですねぇ…片方だけ洗濯なら、見てどちらが洗濯の子か分かるぐらいの汚れの差はありますが、片方だけ洗濯すると、しなかった方の子の汚れが目立つだろうねぇ…。まあ、注文通り片方だけ洗濯します。
まず洗濯の子の方の分解から。事前のコネクターからの測定では、OKだったのはマイクのみで、両手・しっぽ:スイッチ3個全部×。おでことほっぺの明るさセンサーも抵抗値∞で断線と思われます。満身創痍ですね。いつも通りまず左手から。
左手は途中で継がれて赤線に変わってますが、片方は腕の途中で断線してました。次、右手。
右手は…補修跡は無しですね。肩の辺りで2本とも断線してました。続いてしっぽ。
しっぽも赤線で継がれてましたが、途中で切れかけて補強糸だけでもってるのと、片方は前の(プエル病院と思われる)修理時に継いだ所で切れてます…が、プエル病院いつものビニールテープ巻きが無い…。ぬいぐるみの中も探したけど見つからない。巻き忘れか?そのせいでの断線とも言えるなぁ…。
顔のセンサー類ですが、
左ほっぺ:緑線・おでこ・紫線共、多分首の辺りで断線してたと思われます。多数の(多分大型プリモで200体以上)を見てきましたが、頭部に入ってるおでこ・ほっぺ明るさセンサーの断線はめったにありません。めったにない中での断線は、多分全部「タイプC唯一の弱点」とボクが言ってる「ベースに噛まれる所での断線」だったと思います(それか、改悪基板で配線の固定が悪いせいでの断線)。首の辺りでの断線は、多分初めての経験です。
通常、プリモプエルの断線は、「紫外線によるビニール線被覆の硬化→繰り返し曲げによる硬化した被覆の破れ→芯線切れ」というメカニズムで起こってると思います。頭部行きの配線は腕ほど紫外線を受けにくいのと、腕ほど繰り返し曲げを受けにくいので、めったに断線しません。一体どんな生活を経てきたのでしょうか…。
とりあえず分解終了。これでウチの奥さんに洗濯頼んで、週の途中でスイッチ・配線の取り替え等をやりつつ、もう1体の修理のみの方の子もやっていきます。
事前の測定では、両手・しっぽ3か所全部×。おでこ・ほっぺの明るさセンサーは、どちらも明時:20kΩ台→暗時数百kΩで、顔の汚れのわりにかなり良好でした。
左右とも断線。抜いた状態の写真です。
補修跡は無し。左手(橙)は肩の辺りで断線、右手(赤)は腕の途中で断線でした。次しっぽ。
ここは例の「スイッチベースに噛まれる所での断線」です。これで配線・スイッチ共に取り替えましたが、他にもトラブルが。
2体とも、電池BOXのスイッチ付近がすいて、隙間が出来てます。これは、分解せずとも分かる、特にタイプCで頻発するネジ止め支柱の折れですね。
やっぱり2体とも折れてます。今まで折れてても直さなかった事も多かったのですが、既にすいてたのと、片方はすいてるところをセロテープで貼ってあったので、今回は修理しておくことにしました。(瞬間接着剤で仮固定して、周りをエポキシでがっちり固めます。)
あと、修理のみの方の子、修理終わって電源入れて設定してから、ちょっと抱えて移動したら、リセットしてしまいました。電源スイッチを取り替えておきましょう。
やっぱり、これは取り替えておくべきレベルですね。(「初代なら有無を言わせず電源SWを取り替える事にする」かどうか、いつも悩むところです…。おもちゃドクターとしては、今の所トラブルが無い所は原則修理せず、過剰な「予防的補修」はあまりしないのですが、ウチのプリモメンテは送料が高いので、やっておいた方がいい事はやっておいた方がいいかも…と思いながら、きりがなくなるので、いつも悩んでます…。)
さて、洗濯の子の方も仕戻しをして終了です。
洗濯の子の方のいつも懸案の目は、洗濯ではノーダメージでしたが、元々白丸が少し欠けてたので塗り直し希望でした。クリアには手を付けずに白丸塗りだけしましたが…まあボチボチ程度の出来でした…。
いつものウチの子との退院時記念撮影。
真ん中が洗濯の子です。ウチの洗濯では落ちにくい「黒ずみ汚れ」で、新品同様に真っ白にはなりませんでしたが、やっぱり洗濯しなかった子の方の汚れが少し目立ちますね…。
後に仕戻した洗濯の子の方も一晩は動作確認して、今日退院としました。
写真左が洗濯の方の子ですが、そうですねぇ…片方だけ洗濯なら、見てどちらが洗濯の子か分かるぐらいの汚れの差はありますが、片方だけ洗濯すると、しなかった方の子の汚れが目立つだろうねぇ…。まあ、注文通り片方だけ洗濯します。
まず洗濯の子の方の分解から。事前のコネクターからの測定では、OKだったのはマイクのみで、両手・しっぽ:スイッチ3個全部×。おでことほっぺの明るさセンサーも抵抗値∞で断線と思われます。満身創痍ですね。いつも通りまず左手から。
左手は途中で継がれて赤線に変わってますが、片方は腕の途中で断線してました。次、右手。
右手は…補修跡は無しですね。肩の辺りで2本とも断線してました。続いてしっぽ。
しっぽも赤線で継がれてましたが、途中で切れかけて補強糸だけでもってるのと、片方は前の(プエル病院と思われる)修理時に継いだ所で切れてます…が、プエル病院いつものビニールテープ巻きが無い…。ぬいぐるみの中も探したけど見つからない。巻き忘れか?そのせいでの断線とも言えるなぁ…。
顔のセンサー類ですが、
左ほっぺ:緑線・おでこ・紫線共、多分首の辺りで断線してたと思われます。多数の(多分大型プリモで200体以上)を見てきましたが、頭部に入ってるおでこ・ほっぺ明るさセンサーの断線はめったにありません。めったにない中での断線は、多分全部「タイプC唯一の弱点」とボクが言ってる「ベースに噛まれる所での断線」だったと思います(それか、改悪基板で配線の固定が悪いせいでの断線)。首の辺りでの断線は、多分初めての経験です。
通常、プリモプエルの断線は、「紫外線によるビニール線被覆の硬化→繰り返し曲げによる硬化した被覆の破れ→芯線切れ」というメカニズムで起こってると思います。頭部行きの配線は腕ほど紫外線を受けにくいのと、腕ほど繰り返し曲げを受けにくいので、めったに断線しません。一体どんな生活を経てきたのでしょうか…。
とりあえず分解終了。これでウチの奥さんに洗濯頼んで、週の途中でスイッチ・配線の取り替え等をやりつつ、もう1体の修理のみの方の子もやっていきます。
事前の測定では、両手・しっぽ3か所全部×。おでこ・ほっぺの明るさセンサーは、どちらも明時:20kΩ台→暗時数百kΩで、顔の汚れのわりにかなり良好でした。
左右とも断線。抜いた状態の写真です。
補修跡は無し。左手(橙)は肩の辺りで断線、右手(赤)は腕の途中で断線でした。次しっぽ。
ここは例の「スイッチベースに噛まれる所での断線」です。これで配線・スイッチ共に取り替えましたが、他にもトラブルが。
2体とも、電池BOXのスイッチ付近がすいて、隙間が出来てます。これは、分解せずとも分かる、特にタイプCで頻発するネジ止め支柱の折れですね。
やっぱり2体とも折れてます。今まで折れてても直さなかった事も多かったのですが、既にすいてたのと、片方はすいてるところをセロテープで貼ってあったので、今回は修理しておくことにしました。(瞬間接着剤で仮固定して、周りをエポキシでがっちり固めます。)
あと、修理のみの方の子、修理終わって電源入れて設定してから、ちょっと抱えて移動したら、リセットしてしまいました。電源スイッチを取り替えておきましょう。
やっぱり、これは取り替えておくべきレベルですね。(「初代なら有無を言わせず電源SWを取り替える事にする」かどうか、いつも悩むところです…。おもちゃドクターとしては、今の所トラブルが無い所は原則修理せず、過剰な「予防的補修」はあまりしないのですが、ウチのプリモメンテは送料が高いので、やっておいた方がいい事はやっておいた方がいいかも…と思いながら、きりがなくなるので、いつも悩んでます…。)
さて、洗濯の子の方も仕戻しをして終了です。
洗濯の子の方のいつも懸案の目は、洗濯ではノーダメージでしたが、元々白丸が少し欠けてたので塗り直し希望でした。クリアには手を付けずに白丸塗りだけしましたが…まあボチボチ程度の出来でした…。
いつものウチの子との退院時記念撮影。
真ん中が洗濯の子です。ウチの洗濯では落ちにくい「黒ずみ汚れ」で、新品同様に真っ白にはなりませんでしたが、やっぱり洗濯しなかった子の方の汚れが少し目立ちますね…。
後に仕戻した洗濯の子の方も一晩は動作確認して、今日退院としました。