koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

9/24 プリモメンテ257,258件目:タイプC×2

2022-09-24 | プリモプエル
タイプC「ぷりちゃん」の全身洗濯フルメンテと、同じくタイプC「ぷり吉くん」の修理のみでの入院です。

写真左が洗濯の方の子ですが、そうですねぇ…片方だけ洗濯なら、見てどちらが洗濯の子か分かるぐらいの汚れの差はありますが、片方だけ洗濯すると、しなかった方の子の汚れが目立つだろうねぇ…。まあ、注文通り片方だけ洗濯します。

まず洗濯の子の方の分解から。事前のコネクターからの測定では、OKだったのはマイクのみで、両手・しっぽ:スイッチ3個全部×。おでことほっぺの明るさセンサーも抵抗値∞で断線と思われます。満身創痍ですね。いつも通りまず左手から。

左手は途中で継がれて赤線に変わってますが、片方は腕の途中で断線してました。次、右手。

右手は…補修跡は無しですね。肩の辺りで2本とも断線してました。続いてしっぽ。

しっぽも赤線で継がれてましたが、途中で切れかけて補強糸だけでもってるのと、片方は前の(プエル病院と思われる)修理時に継いだ所で切れてます…が、プエル病院いつものビニールテープ巻きが無い…。ぬいぐるみの中も探したけど見つからない。巻き忘れか?そのせいでの断線とも言えるなぁ…。

顔のセンサー類ですが、

左ほっぺ:緑線・おでこ・紫線共、多分首の辺りで断線してたと思われます。多数の(多分大型プリモで200体以上)を見てきましたが、頭部に入ってるおでこ・ほっぺ明るさセンサーの断線はめったにありません。めったにない中での断線は、多分全部「タイプC唯一の弱点」とボクが言ってる「ベースに噛まれる所での断線」だったと思います(それか、改悪基板で配線の固定が悪いせいでの断線)。首の辺りでの断線は、多分初めての経験です。
通常、プリモプエルの断線は、「紫外線によるビニール線被覆の硬化→繰り返し曲げによる硬化した被覆の破れ→芯線切れ」というメカニズムで起こってると思います。頭部行きの配線は腕ほど紫外線を受けにくいのと、腕ほど繰り返し曲げを受けにくいので、めったに断線しません。一体どんな生活を経てきたのでしょうか…。

とりあえず分解終了。これでウチの奥さんに洗濯頼んで、週の途中でスイッチ・配線の取り替え等をやりつつ、もう1体の修理のみの方の子もやっていきます。
事前の測定では、両手・しっぽ3か所全部×。おでこ・ほっぺの明るさセンサーは、どちらも明時:20kΩ台→暗時数百kΩで、顔の汚れのわりにかなり良好でした。
左右とも断線。抜いた状態の写真です。

補修跡は無し。左手(橙)は肩の辺りで断線、右手(赤)は腕の途中で断線でした。次しっぽ。

ここは例の「スイッチベースに噛まれる所での断線」です。これで配線・スイッチ共に取り替えましたが、他にもトラブルが。
2体とも、電池BOXのスイッチ付近がすいて、隙間が出来てます。これは、分解せずとも分かる、特にタイプCで頻発するネジ止め支柱の折れですね。

やっぱり2体とも折れてます。今まで折れてても直さなかった事も多かったのですが、既にすいてたのと、片方はすいてるところをセロテープで貼ってあったので、今回は修理しておくことにしました。(瞬間接着剤で仮固定して、周りをエポキシでがっちり固めます。)

あと、修理のみの方の子、修理終わって電源入れて設定してから、ちょっと抱えて移動したら、リセットしてしまいました。電源スイッチを取り替えておきましょう。

やっぱり、これは取り替えておくべきレベルですね。(「初代なら有無を言わせず電源SWを取り替える事にする」かどうか、いつも悩むところです…。おもちゃドクターとしては、今の所トラブルが無い所は原則修理せず、過剰な「予防的補修」はあまりしないのですが、ウチのプリモメンテは送料が高いので、やっておいた方がいい事はやっておいた方がいいかも…と思いながら、きりがなくなるので、いつも悩んでます…。)

さて、洗濯の子の方も仕戻しをして終了です。
洗濯の子の方のいつも懸案の目は、洗濯ではノーダメージでしたが、元々白丸が少し欠けてたので塗り直し希望でした。クリアには手を付けずに白丸塗りだけしましたが…まあボチボチ程度の出来でした…。
いつものウチの子との退院時記念撮影。

真ん中が洗濯の子です。ウチの洗濯では落ちにくい「黒ずみ汚れ」で、新品同様に真っ白にはなりませんでしたが、やっぱり洗濯しなかった子の方の汚れが少し目立ちますね…。
後に仕戻した洗濯の子の方も一晩は動作確認して、今日退院としました。
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9/24 プレイルーム修理

2022-09-24 | おもちゃ
先週のプレイルームからの修理依頼は先週の3連休で終わらせてたのだけど、返しに行く前にもう次の修理依頼品が来た連絡があった…。エンドレス…。
1個、又は少し増えるかも、ぐらいに思っていったら、1件だけどプラレールが4台…。めんどうだなぁ…。(定期開院ならドクターがだいたい5~8人ぐらい居るので、みんなに1台づず割り振ってちょうどいいのですが…。)

とりあえず一番左から。電池は入ってて一応動くんだけど、「低速」はちゃんと走るけど「高速」はガキガキと鳴って走らない…。とりあえず分解

ギアに割れ等はないけど、髪の毛の巻き付きが多い。この写真じゃわかりにくいけど、駆動輪の片側に相当の巻き付きがある。とりあえずこれを除去したいけど、車輪が抜けない…。協会のプーラーは入らない…。
ドライバー突っ込んでだいぶがんばったら、反対側が先に抜けて、抜けたおかげでプーラー掛けれてやっと外れた。

丹念に髪の毛を全部除去して組み戻したら、前よりはだいぶマシになったけど、高速の方はクラッチ効き始めが早くて、あまりちゃんと走れない。
「こんなもんかな…」とも思ったけど、やっぱり再度分解して、クラッチギアのバネ部分を1mmぐらい押し込んでみた。これでクラッチ効き過ぎずにちゃんと走る様になった。

連結器が折れてた。予備品に替えてあげようかと思ったら…在庫が切れてた!ひっくり返して、本体側は針金で「可動かつ固定」になるように誤魔化すことにした。

まあこれでボチボチだな。

左から2番目の新幹線。
これは…前輪と前輪固定を兼ねた電池BOXの蓋がない。電池を入れたら普通に動いた。もしこれを「なくなったから作って!」と言われると…それはかなり困難だなぁ…。
前輪は家を探して貰うとして、動輪の車輪ゴムが無い…。前輪があるならゴム付けるけど、ないなら付けても無駄になる…。電話して聞いてみたら「今外出中なので分からない」との事。「ある前提で、ゴムは付けておきましょうか?」と言ったのですが、動輪ゴムはなくてもいいとの事。動輪ゴムは無いと、ちゃんとレールの上を走らないと思うのですが…。
とりあえず何もせず、このままで返却とします。

左から3番目、多分「ゆふいんの森」号です。電池を入れても全く動かない…。ギアBOXの上部が接着止めしてある、面倒な奴ですね。

接着を何とか切って分解。スイッチ部の板バネ接点が緩い様です。モータの端子とギアBOX内部の電極板とがハンダ付けしてあって、全分解しにくい…。ケース広げて隙間からなんとか接点を曲げて当たりを強くしました。

最後一番右、特急つくばと書いてあります。
これは電池入れたら普通に走りました。(ちょっと接触が悪い様な感じもありましたが…。)
動輪の車輪ゴムが両方無い。これでは走らないと思われるので、在庫の最後の2個を取り付けておきました。

これで、何もしてないヤツもあるけど、1.5時間ぐらいで4台終了。
しかし…9月は4日・17日・24日と3回もプレイルームから呼び出し…。じゃあちょっと待ってから行くと貯まってて大変だったり、大変で返却までの期間が長くなると次が貯まって大変だったりする…。まあ、もう今年一杯で撤退のアナウンスはしてるので、がんばってもうちょっと消化しましょう…。
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9/17 プレイルーム修理

2022-09-24 | おもちゃ
すくすくプラザプレイルームから、また修理の呼び出しです。
1件目、スイッチを押すとLEDが点くだけの「スティック」ですが…難航しました。

ネジが全部緩めてある。家で分解したと思われます。

電池はLR41×3。基板が乗ってるけど、基板直付けの薄型スイッチと電流制限抵抗が乗ってるだけで、単純に4.5V電源でLEDを点灯させるだけの構造です。
分解してスイッチ押してみると、普通に点く。ネジちゃんと締めてないからスイッチの押しが十分じゃないだけかな?と、ちゃんと組み戻してみたけど、点いたり点かなかったり…。分解して再確認すると、今度は点く…。
配線は噛んだ跡があって気に入らない。なぜかハンダこてを持ってくの忘れたので、持って帰りました。

分解して確認したら点く、組んだら点かない…を多分10回以上繰り返して、やっと怪しい所に到達。全部組んで電池BOXの蓋も閉めると、一番右の電池(のマイナス側)と端子の当たりが変わって電圧が切れるんです…。
端子は特にサビてもないけど「見ても分からない酸化被膜とか?」と磨いてみたけど変わらない…。見た目にはちゃんと当たってる様なんだけど…。結局、「蓋を閉めたら切れる」で、蓋側の電池を押さえる出っ張りをだいぶ削って、やっと安定して点くようになった。
それまでに、怪しい所を潰すべく配線を取り替えてみたり、スイッチかなぁ…大幅改造でタクトスイッチに取り替えるかなぁ…とか悩んだりして、かなり時間を食った…。

2件目、「~狙え!一攫千金~ メダルドリーム」というゲーム。

全く動かないっぽい。とりあえず分解。

すっきりした作りですね。「スタートボタン」というのがあって、それを押すとモード切替・ゲーム開始になるようだけど、押しても音も出ない・モータも回らない。
ところが、押し続けるとスピーカから小さな音がして、モータもちょこっと回る。基板はこんな。

導電ゴムSWのスタートボタン、基板側を金物で短絡すると音が出るっぽかったので、「導電ゴムSWの導通不良かな?」と、いつものアルミ箔貼り付けして「楽勝~」と思ったのだけど…、スタートボタンを押し続けないと動かない。説明書によるとそうはなってないのだけど…。

スタートボタンは「ポチ」と押すとモード指定のセリフが流れて、アラーム音が2回鳴った後、スイッチを押さずに約3秒待つと、ゲームスタートするとの事。「押しっぱなしにする」とは話が全然違う…。
基板はよく見ずに、「自己保持回路の故障とかかなぁ…」ととりあえず入院に。

しかし、家に帰って再度基板を見てみるけど、COB外部に自己保持回路が組んであるような基板じゃない…。導電ゴムSWは正論理で、COBに直接入ってる。Q1とR3はモータドライブよね。C30・C10はパスコンでしょう。R1・R2・C2の辺りが時定数を決めてる可能性は無きにしもだけど…。
とりあえず、スタートボタンを押し続ければちゃんと動くので、スタートボタンをモーメンタリーからオルタネートに改造すれば、一応遊べるようになるでしょう。

ネットを検索すると、たじみおもちゃ病院の記事で、「スタート釦を押し続けないと音とかモータが回転しない。最小限ゲームが出来るよう電源オンで強制的にモータを動作させるよう改造した」という記事があった。スタート釦を押し続けたらちゃんと音が出るのに、電源オンでモータが回るだけの装置に改造してしまうのはもったいなかったなぁ…。(セリフ・BGMが出ないと、おもしろさ半減だなぁ…)
もう1件、札幌おもちゃクリニックで「IC不良でSW動作保持不良 ~手動SWに取替(モード切り替&スタート用)」という記事があった。詳細は書いてないけど、同じ「押し続けないと動かない」症状で、多分、オルタネート的なスイッチに改造したのだろうか?
いずれにせよ、この「スタートスイッチを押し続けないと動かないようになる」という故障状態は、このおもちゃでよく起きる事象の様です。

導電ゴムSWはそもそも抵抗がかなり高く、0Ωで短絡する事で悪影響が無いかどうか調べてみた。短絡の代わりに1kΩぐらいで短絡させると、導電ゴムSWと同じように小さな音がしてモータがちょこっと回るだけだった。短絡の代わりにアナログテスターの電流測定を繋ぐと、50mAも流れてた!
これは心配…とトータルの電池電流も測ってみたけど、音が鳴ってモータも回ってる間は80~100mA。ゲーム時間が終わると0mAに下がって、「異状に電流食う」といった状況にはなってなさそう。よって、オルタネートに改造する事にする。(上記のトータル電流の確認は、改造後に測ったものですがw。)

基板のちょうど導電ゴムSWの位置に四角く穴をあけて、□7.5mmのちょっと小さめオルタネートSWをはめて、エポキシで固定。既設のボタンとの距離が近いので、スイッチの頭はちょっと落とす。ケース裏ブタに、導電ゴムSW部を下から支える棒が出てるので、それがちょうどオルタネートSWを支えてくれるように長さをカット。(位置は、写真の位置でたまたまジャスト、SWのセンターになってばっちりだったw。)
これで基板表から線ひっぱてきて繋いで、オルタネートSW化でモード選択やセリフ・BGMもちゃんと鳴る状態で遊べるようになった。
元と操作方法が変わった旨を説明して、返却としました。
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9/10 宇部定期開院

2022-09-24 | おもちゃ
この日は、9月度の宇部おもちゃ病院の定期開院日でした。結構忙しかったw。
まず1件目、プラレールの「スーパーひかり号セット」です。

初めて見ます。箱ごと大事にとってあった様です。最初ヒマだったので、ぼくが車両側・他のドクターがコントローラ側を見る事にしました。
車両側は、先頭車両に単3電池を3本も入れる構造。後ろの車両に線が何本も行ってる。面倒そうだなぁ…と思ったけど、電池BOX端子がサビサビで、磨いて電圧はちゃんと出るようにしたけど、スイッチを入れても動かない。そのうちに、コントローラ側をやってたドクターから「アンテナが入ってる!ラジコンだな」という情報が。コントローラ側で操作しないと動かない様です。(箱が付いてるんだから、まず説明を読め!って話ですねw。)
コントローラ側は正常だったようで、コントローラからちゃんと動かせました。(コントローラ側担当ドクターは「分解したら接点の接触が悪くなった」とかで、まだだいぶ時間かけてましたが。)

2件目、アンパンマンの三輪車(のハンドル部分のトラブル)。写真撮り忘れて情報だけ。
音の出るスイッチが1個押せなくなったとの事でしたが、砂を噛んでボタンが引っかかっただけで、分解・掃除で復活しました。

3件目、ドラえもんのヘリコプターです。

前後・上下等の操縦はなくて、手のひらを下にかざして上下だけ操作できるようです。「ガイーン」と空回り音がしてプロペラが回らない状態。
分解すると、モータピニオンの歯が潰れてました。

生きてる部分もあったので、ピニオンを少し抜き気味にして、生きてる所が2段目の歯車に当たる様にしてみました。(写真は多分ズラした後。)
これで一旦回ったのでお返ししようと来てもらって動かしてみたのですが、また空回り…。ギアの潰れてた所が拡大してる…。どうも材質的にもたないようです。依頼者さんに相談して、中国から購入する事にしました。(これに時間かかってました…)
m=0.3のミニミニなギア。7Tは手持ちがあったのですが、8TはAliExpressでもあまり売ってませんでした。円安のせいで高かった…。10個で送料足して800円ぐらいしました…。
1ヶ月は掛かると思ってたけど思ってたより早く到着して、すぐ取替。

手で圧入できるだろうと思ったけど出来ず、一旦モータ抜いてレバークランプで圧入しました。これでばっちり飛ぶようになりました。

4件目、いつものIWAYAの犬です。

スイッチ入れると「ウイ」と一瞬動こうとするけど、どこか引っかかってて動かない感じ。分解して確認すると、右前足の部分で足を駆動するクランク軸に布が巻き付いてました。

しっかり巻き付いてて、取るのに結構苦労しました。
からまってたの外したら一応動くようになったのですが、ぬいぐるみまで着せて動作確認すると、歩きがどうも上手じゃない…。まっすぐ進まないしあまり前にも進めない…。ぬいぐるみを被せない状態で動作確認しても、足の動きがどう悪いのか分からないし、分解しても特に異常は見られない…。
依頼者さんに「歩きがあまり上手じゃない」旨お伝えして、「これじゃ全然ダメ!」なら再度持ってきてもらうようにお願いして返却としました。

5件目、アンパンマンの電動・乗用三輪車。

「充電できない」との事ですが、まあいつものバッテリー取り替えでしょうね…。
「秋葉原の秋月電子通商に注文して、1,200円」と説明して預かり。(ナースさんから「最近物の値段がなんでも上がってるよ、大丈夫?」と言われたので、ケイタイでその場で確認しましたが、値上がりはしてませんでした。)
普段、乗用おもちゃは車(カプチーノ)に乗らないので担当しないのですが、ちょっと小さめなので引き受けました。(宇部おもちゃ病院にはもう一人、秋月から購入してくれる人がいるのですが、その人は「私はクレジットカードは使わない、一枚も持ってない」で代引きで買うそうです。するとボクが買うより500円高くなります…。ついでに秋月で買いたいものもあるので、今回はボクが引き受けましたw。)
写真は、取り替えに使ったバッテリーの箱と、外した元のバッテリーです。
バッテリー取り替えたら普通に動いたので、バッテリー取替のみで終了です。

6件目、5件目の三輪車と同じ人のニンテンドーswitchジョイコン。

「本体に付けて使ってても、認識がすぐ切れる」との事。我が家にはswitch-lite(コントローラが分離しないタイプ)しかないのですが、知人のswitch修理時に経験があります。本体との接続コネクタ部の掃除で直ると思います。
「Amazonで『ジョイコンメンテナンスセット』みたいなヤツを買ってみたのだけど、分解できなくて」との事。そうでしょうね、ニンテンドーいつもの「Y字ネジ」が使ってあります。こういったセットにはY字ドライバーが付いてる物が多いのですが、これのセットにはついてなかった様です。まあでもアナログコントローラの取替等ジョイコンの分解は、フレキの取り扱いが繊細なので、経験のない人が自分でするのはあまりお勧めできませんね…。
ジョイコンの接続不良は、接点復活剤をぶっかければ直る、という話もあったように思いますが、ちゃんと分解して掃除します。

そうですねぇ…コネクタ端子のちょうど「山」の部分がすこ~し色が変わってるかもしれません。アルコール付けた綿棒で丁寧に拭いて、接点復活剤を薄く塗布しておきました。
これで返却して動作確認して貰いました。(なんせウチにswitchが無いので動作確認できない…)
接続はよくなったっぽいのですが、アナログコントローラが勝手に横に走るとの事。キャリブレーションをご存じなかった様なので説明した上で、それでも直らなかったら再来院して頂いて、セットに付いてたアナログコントローラに取り替えてあげる旨説明しておきました。

今月は、全部で来院12件で結構忙しかったです。(しかし…ドクター6名出席なので、なぜボクが6件もやってるのかしら…w)
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8/27 リユース修理

2022-09-23 | おもちゃ
相変わらず忙しくてブログが付いていけてません…。今週はプリモプエルもそう多くなく、入院品も全部片付いたので、ちょっとブログを追いつかせませしょうw。
この日はいつもの、宇部市子ども用品リユースの譲渡会での臨時開院でした。
1件目、電話?リモコン?型のおもちゃです。

電話とリモコンの機能切り替えのスイッチが動かなくなった、との事。分解してみます。

特に異常ありませんね…。摺動部にグリスを塗ってみたところ、「これ以上ぐいぐい押したら折れちゃうかも…」ぐらいだったのが、スムーズに動くようになりました。シリコングリス偉大ですねw。

2件目、クレーンゲームです。

横の動き(走行)の動きが悪いとの事。上蓋を開けて確認。

走行用のピニオンが割れてますね。m=0.5の10Tだったかな、取り替えて終了です。

3件目、これは…つい最近見ましたね。ベネッセの音の出るおもちゃです。

電源入れてみると「ブブブブブ」という小さな音がする。この現象は、電池不良の疑いがあります。

電池の電圧は…2本で2.8Vぐらいでそこそこ、電源を入れると2.6Vぐらいまで落ちる。新品電池に替えたらちゃんと動きました。(マイナス側に刻印してある「推奨消費期限」が2020年になってました。おそらく7年~10年以上前の電池と思われます。やっぱり古い電池はダメですね。)

4件目、IWAYAの犬です。

いつもの「あかちゃんシリーズ」より一回り大きい子です。しっぽと左前脚が骨折のようだったので、入院としました。
まず、電池BOX端子が液漏れでかなりやられてました。

ここを磨いても全く動く気配がない。こちら側の端子にはスイッチが付いてます。液漏れがスイッチ側まで流れて、スイッチがボロボロになってると思われます。分解してまずここの解消を。

だいぶ傷んでますが、磨いてなんとかいけそうな気がします。そこそこに磨いてモーターは動くようになったので、骨折修理に取り掛かります。

左前脚は、やねこい(山口弁:ややこしくてめんどくさい、手が掛かる、みたいな意味)ところで折れてますね…。しっぽは、曲がりやすい素材で作られてて折れにくいのですが、細いので繋ぐのも困難で、これもやねこいですね…。
左足は、クリップ針金を両側に当てて、この後エポキシ盛り

しっぽは…曲げてもなんとかもつように、破損部両側穴をあけてクリップ針金で繋いでから、エポキシで固定。

さて仕戻しですが、IWAYAの犬のぬいぐるみを脱がせる時は、縫製を切ったりせずにしっぽを無理矢理押してぐにゃっと曲げながら脱がせて、被せる時も無理矢理で被せるのですが、しっぽが骨折でエポキシで補修すると、ぬいぐるみを被せる時に力を掛けたくない…。
お尻の所は縫い目がありますが、電池BOX蓋周り(白い布)は四角い一枚布で輪っか状なので、しっぽに負荷を掛けないようにぬいぐるみを被せる為に、白い布の部分をハサミでじょきじょき切りました。

まあ、縫い直しは楽勝です。きれいに縫ってホットボンドで電池BOX周りに接着して終了です。
これで9/10の宇部おもちゃ病院の定期開院で返却しようとしたのですが、来て頂いてスイッチ入れたら動かない…。お詫びして再入院。
スイッチが怪しい。液漏れダメージがかなりひどかったので、スライドSWに取り替えようか…とも思いましたが、外して水道で流しながら歯ブラシでしゃかしゃかして、紙やすりで磨き足しておきました。

5件目、犬のロボット型おもちゃですが…修理不能の判断となりました…。

これ、昔ウチにもあったのよね。名前が…なんだったっけ…と、開院終わって車で帰る途中にやっと思い出した。「プーチ」という名前です。
どこを触っても無反応…。おもちゃドクターの修理記事もあまりありませんでした。1件、「COB不良で修理不能」の記事がみつかりました。

分解なかなか大変でした…。分解途中の写真。

口の部分にメイン基板があって、ほとんどバラバラにしないと到達できませんでした。やっと出たメイン基板全景。

部品点数も多い、配線も邪魔で、回路を追うのは大変そうです…。
単4×3本の電池BOXから3本線が出てます。基板にも書いてある、4.5V以外に中間電圧で3Vも使ってる様です。そういう使い方をすると電池消耗に差が出るので好きじゃありませんね…。(設計者のセンスを疑います…。)

とりあえず、電源ラインと思われる電解コンデンサの外装がちょっと傷んでるのが怪しいかなぁ…。しかし、基板まで4.5Vも3Vもしっかり掛かってる…。

TO-92のトランジスタがたくさん使ってある。S8050・8550と、S9014・9015の様です。基板裏からテスターで当たってみた感じでは、どれも悪くなさそうだし、そもそもトランジスタは、モータ・LEDのドライブや、マイク・CdSの信号処理等のペリフェラルな回路と思われるので、「全て無反応」の原因ではないと思われる…。
出来る事がなさそうなのだけど、せめてCOBまでVccが行ってるかどうかは確認したい。電解コンデンサが邪魔で電源ラインが追えないので、電解コンデンサを外してみた。

外した電解コンデンサは、容量・絶縁共に問題なかった。
4.5Vラインは、配線取付部の向こう側をぐるっと回って、COB近くのC?(ビアが邪魔で印字が消えてる)のところを通って、直接(間にヒューズとかレギュレータとか無しで)COBに繋がってる様です。このC?がCOB用のパスコンと思われます。ここまでばっちり4.5V来てます。
貫通ビアの大半は、ハンダが流し込んであります。当たれる限り表・裏の導通を確認しましたが、切れてる所はなさそう…。全体的な再ハンダ付けとビアのハンダも再ハンダ付けしてみましたが、改善せず…。
COBのモールドの下に貫通ビアが2つ程ある。そこも裏からハンダを流し込んでみようと思ったのだけど、弾かれて流れ込んでくれなかった。ここの貫通ビアが怪しいかも…。しかし、モールドの下だとどうしようもないなぁ…。
という事で「COB不良で修理不可能」の判断となりました。

今回のリユースはドクター2名でしたが、来院も7件。分解困難なプーチをバラすのにバタバタしてましたが、件数少なくてちょうどいい感じでしたw。
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9/19 プリモメンテ256件目:コプエルB

2022-09-19 | プリモプエル
タイプBコプエルの修理のみでの入院です。

だいぶ年季の入った子ですね。右手スイッチしか効かないとの事。コネクタから測定して、やはり右手SW以外は導通無し。背中の手縫いを開いて分解します。

3カ所一気に行きます。3カ所ともバンダイのプエル病院と思われる修理跡があります。(今写真を見て気付いたけど、巻いてるビニールテープが全部違う色ですw。)
スイッチBOXの固定が片側だけになってます。3カ所とも途中で継いで、スイッチ側は補強糸入りの黒線です。OKだった右手以外は、基板付け根で片方断線してました。
こうなると綿棒でこちょこちょ拭いて…だけじゃすまないので、3カ所全部タクトスイッチに取り替え・配線も取り替えました。片側だけになってたBOXの固定は、几帳面にもう片側も縫い留めておきました。綿入れ戻し・縫い戻ししてぬいぐるみ側終了。
胸のハートスイッチもクリック感が全くなくなってたので取替。これで動作確認、ごっつんおしゃべりも問題なく起動して、どこも異常なしです。
今日は台風で宅配の営業所も開けてなさそうなので、明日発送とします。
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9/18 プリモメンテ253,254,255件目:タイプC×3体

2022-09-18 | プリモプエル
タイプC×3体、向かって左からももこちゃん・りんごちゃん・めぐちゃんの修理のみでの入院です。

これは…せっかくリボン付けたりしたかわいこちゃん達なのに、かなりの色黒さんになってて残念です…。洗ってあげたくなってしまいますが、今回は修理のみでの入院なので、洗えませんね…。

この3体は、元々8/2に問い合わせがあって、「3体同時入院は…正直憂鬱ですが、分けて送って頂いてもトータル仕事量が減る訳でもないので、3体まとめてお送り下さい」→「急いでないのでご都合に合わせます」→「いえ、準備ができ次第、すぐお送り下さい。いつでも忙しいですw。」というやりとりをして、8/6,7の土日にやるか、盆休みの会社4連休でやるか、と思ってたのですが、その後音沙汰がなかった…。まあ、来るものはやる、来ない物は追及しない事にしてるので、もうどっか別の所で修理でもしたかな、と放置してたのですが、何も連絡が無いまま9/11に突然到着しました…。「発送したら、運送業者と送り状番号・追跡番号等をお知らせ頂けると助かります」とメールに書いてたはずなのですが…。
この3体のせいで、久しぶり(でもないけどw)にサイトのスケジュールがわや(山口弁:滅茶苦茶、大変な事に、といった意味)になってる。盆休みにやろうと思ってたのに、マズいタイミングで送られてきたもんだ…。(盆休みの4連休もヒマにしてた訳ではないのですが。)
まあしかし、3連休なのでがんばって働こうw。(「3連休なので働く」は…もはやおかしいなぁw)

左の2体は、蓋ネジがなくなって適当な木ネジを突っ込んであるとの事。

木ネジによるダメージは特になかったので、止め輪を作ってネジ取り付けるだけですが、テープの糊の跡がべったり…。これを除去するのは俺の仕事じゃねぇ!と思ったのですが、キレイに除去するのは一般人にはちょっと困難なレベル…。義を見てせざるは勇無きなり、マイナスドライバーで削った後プロピレンアルコールで拭いてピカピカにしておきました。

さて写真左から順に1体ずつやっていきます。まず一番左:ももこちゃん。事前測定では両手完全に×、しっぽは押し方によって×の時もある、といった状況。顔の明るさセンサーは、いまいち暗いウチの居間の照明で、ちゃぶ台の上で、おでこ:明時200k→暗時16MΩ~、ほっぺ:明時300k→暗時16MΩ~と、かなり悪い状態でした。左手から。

これは…タイプCなのに、タイプAに使われてるベークライト片面のいまいちな基板に替えられてます。なんででしょう…。(バンダイのプエル病院での修理は、基板からスイッチを外して取り替えたりせずに、スイッチハンダ付け済の基板に取り替えてる疑いがある。もうタイプC発売後なのに、タイプA用基板の在庫が余ってたのだろうか…。)
気に入らないけど、このままスイッチ取替するしかない。次、右手。

右手は普通のタイプC用基板のままですね。ここもやはり、バンダイのプエル病院いつもの青線が使われてます。続いてしっぽ。

これは…昨日やったのに憶えてないw。昨日今日で4体分解したので、どれがどれやら分からなくなったw。写真によると2本とも断線…してるのかな。
(ちなみに両手の青線は、皮むきすると芯線が相当腐食して切れ切れになってました。)
これで、3カ所ともスイッチ・配線取り替えです。

次、2番目のりんごちゃんです。事前の測定では、両手完全に×、しっぽは〇。顔の明るさセンサーは、おでこ:明時420k→暗時19MΩ、ほっぺ:明時160k→暗時3MΩと、特におでこの方が非常に悪い状態でした。また左手から。

これは、肩のあたりで2本とも断線してました。次、右手。

右手はベースに噛まれる所で断線してる上、片方は肩のあたりでも切れてました。続いてしっぽ。

しっぽは、外観としては異常なしでした。

これで1体目と同様にスイッチ・配線の取り替えをしましたが、おでこの明るさセンサーの状態が悪すぎて、照明のすぐ下20cmぐらいまで近づけても反応しない。これでは寝かし付けができない…。根本的には洗濯しないと完治できないと考えてますが、ここまで抵抗値が悪い場合にはCdSの表面が汚れてる事が多いので、頭部切開・綿抜きして清掃だけしてみることにした。

左がおでこ、右がほっぺ。ほっぺの方は、作業中に綿に当たってちょっとキレイになったっぽいけど、それほど滅茶苦茶という程でもない。おでこの方も、ちょっと汚れてるけどまあそれほどでも…。一応アルコール付けた綿棒で拭いて仕戻ししてみたところ、抵抗値はまあ、3分の2~半分ぐらいになったかなぁ…。相当照明の下に近づければ、なんとか反応するようになった。

最後に3体目、めぐちゃん。事前の測定では、両手・しっぽ共、一応導通するけどだいぶ不安定でした。顔の明るさセンサーは、おでこ:明時90k→暗時2MΩ、ほっぺ:明時160k→暗時2MΩと、顔の汚れ具合は他の3体と同じぐらいに見えますが、他の2体は「ぬいぐるみクリーナー」みたいな物を使ったのでしょうか…。また左手から。

これもバンダイプエル病院いつもの青線が使われてますが、配線が横に出てる…。どうつけるにせよ、真っすぐ腕の方に出して欲しいものだなぁ…。次、左手。

これは…あまり見た事無い白線が使われてる。バンダイプエル病院と思われる補修では、青線+青ビニールテープ巻きが多いようだけど、ビニールテープも緑ですね。続いてしっぽ。

ここは、バンダイプエル病院のいつもの、青ビニール線+青ビニールテープ巻きです。
これで両手・しっぽ全部、スイッチ・配線取り替えです。

これで3体とも終了。明日は台風襲来で多分発送できないので、明後日の朝まで動作確認して、火曜日に発送になるでしょう。

昨日の土曜日は、朝一で1体目修理。終わって10時にはプレイルームに修理に行って、結局2個入院。続けて市民活動センターに入院品の返却。午後から昨日退院させた子のブログ記事アップ。その後2体目の修理に取り掛かったものの、時間切れで16時から外出(古い友達たちと泊りで飲み。)
今日は帰って来て、昼から昨日の2体目の続き、続いて3体目、さらに続いて来週の洗濯の子が昨日到着してたので分解と、午後からは働きづめでした…。明日はまだプリモプエルの修理が2体、昨日預かった入院のおもちゃが2個…。結局休みにならない3連休ですな…。
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9/17 プリモメンテ252件目:おうたたっぷり

2022-09-17 | プリモプエル
おうたたっぷり「ぴーちゃん」の全身洗濯フルメンテでの入院です。

事前のメールでは
・カレンダー設定できずエラーボタン押しても途中から進まず元に戻る。
・顔を撫でても反応しない(ブログ記事によれば:顔の明るさセンサー故障?)
とありましたが…、1個目は意味が分かりません…。エラーなんていう反応は存在しないし、「元に戻る」という事は、リセットされてまた最初から、という意味でしょうか…。ウチでの動作確認では、そういった状況は発生しませんでした。
分解前のコネクタからの測定では、両手は〇、しっぽは×。おでこ・左ほっぺCdSの抵抗値は、どちらも明時:20kΩ台→暗時:数百Ω以上で、大変良好でした。反応しないはずがありません…。とりあえず、いつも通り分解して洗濯していきます。左手から。

これは、スイッチ基板が「改悪基板」で非常に断線しやすい「後期:おうたたっぷり」ですね。ホットボンドが被せ気味に掛けてあって、なんとか断線はしてませんでした。次、右手。

これも同様、なんとか断線無し。続いてしっぽ。

事前測定で×だったしっぽは予想通り、改悪基板と固定が悪いせいでの断線でした。頭部のセンサー類。

特に異常なし、明るさセンサーの表面もキレイでした。

これで通常通り洗濯。スイッチは取替、配線はそのまま転用で仕戻しました。2,3日は動作確認しましたが、意図しないリセットや顔のセンサー無反応等はありませんでした。
特に記載する事は無し、いつも通りウチの子と退院時記念撮影。

おうたたっぷりは、初代プリモより布地がいいです。ふかふかで新品同様になったのではないでしょうか。これで今日退院としました。

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9/13 プリモメンテ248,249件目:プリモピース&タイプC

2022-09-13 | プリモプエル
プリモピース「ピースくん」とタイプC「ハムくん」の全身洗濯フルメンテでの入院ですが…。

なぜ同時に写真を撮らなかったかというと、予約日までにピースの方だけ送って来て、「2体の予約だったのでは?」と問い合わせたら、「失念してた。続けて送っていいか?」との事…。
普通、予約を忘れてて過ぎてしまったら、キャンセルよね…。

1週に「1件・2体まで」で予約をびっちり入れてる。平日は会社に行って土日メインで作業するので、1週間ごとのサイクルで洗濯品を処理していく。
幸いにして次の週の洗濯が1体だったので「2週間で3体やる」と思えば不可能ではないので、「渋々引き受けます」と言って遅れて送って貰ったけど、1週間ごとのサイクルから外れて洗濯品をやるのは、かなりのストレスだった…。遅れた時点で断ればよかった…。

まあ、受けてしまったものはしょうがない。ちゃんとやっていきます。
まずプリモピースの方から。「少し顔が黒くなっています」と書いてありましたが…これは「少し」のレベルじゃありませんけど…。とりあえず分解していきます。
背中の手縫いを開いて手の綿を抜いてひっくり返して、両手いっぺんにいきます。

補修跡があります。スイッチを入れてある布袋の固定が適当です…。これは付け直しだなぁ…。(ウチの補修は、縫い戻しが最小限で済むように、上側の固定は切らずにやるのですけど。)
「人から譲って貰ったので修理歴は分からない」との事でしたが、初めて見ます、チルトスイッチが違うタイプに交換されてます。

ウチでは、今まで何となく、全く同じ形のチルトスイッチに取り替えてるのですが、秋月で1個100円でしか買えず、ちょっとコスパが良くないのよね…。導通確認したら、まだいい感じだったので、今回は取り替えませんでした。このタイプを使ってももいいかなぁ…。

顔のセンサー類、綿を抜いてひっくり返して外します。

まあ特に異常はありませんね。しかし…基盤がめっちゃ汚い…。

なんでこんなに汚れてるのかしら…。CdSは抵抗値も若干高めだったので、取り替えて基板もキレイにしておきました。

さて、これで洗濯ですが、日頃洗濯はウチの奥さんに任せっきりですが、「すご~いw、水で流すだけで汚れがどんどん落ちる~w。あっという間に茶色い水が!写真撮る?」と言われました。

茶色っぽいので手垢系の汚れとは思うのですが、水で流すだけでここまで落ちるのは、だいぶ「タチのいい」汚れだったのでしょうか。まあこれでいつも通り「アタック予洗い→オキシクリーン漬け置き→アタック後洗い→柔軟剤」で洗濯して貰いました。

この子はあと「充電完了後少し遊ぶとエラーが表示される」で、充電池の取替希望でした。エラー番号を問い合わせたのですが、回答貰えませんでした。確認できてるエラーは全て充電池関係で、そのほとんどは充電中に出る物なので、「充電完了後少ししてから」エラーが出るのは解せませんが…、多分、温度上昇の「Err05」が遅れて出るんでしょう。
充電池の性能が低下すると、損失が増えて充電時の温度上昇も大きくなると思われるので、取り替えれば改善するかもしれません。
到着して充電してみたら、エラーは出ませんでした。ただ充電池の温度はだいぶ上昇してました。そのまま3日ほど動かしても、まだゲージが1目盛も下がらなかったので、「替えなくてもいいのでは…」とも思ったのですが、バンダイに充電池交換で出して、「これならまだ使えます」と替えずに戻すなんて事はしないでしょうから、まあ取り替える事にしました。

いつも通りです。右の電池パックの外側を解体して温度センサーを外して、左側の新品電池パックの外側を一部切開して温度センサーを移植します。コネクタは以前は継がずにコンタクトを圧着してましたが、今使ってる電池パックの配線が太すぎて、PHコンタクトで圧着できる太さを超えてるので、最近は継いでます。

さらにあと、ファスナーが閉まらないとの事。到着前には状態が分かりませんでしたが、エレメントからスライダーが片側外れてるだけです。

これだとウチの奥さんに頼んで、付け根をほどいてスライダーをはめ直して貰えば、取り替えずとも直せます。
仕戻し終わってからウチの奥さんに頼んだら、10分位であっという間にはめ直してくれましたw。
しかし、BOXもセットして閉めようとした一発目に、また外れてしまった…。力が掛かって、BOXの角に当たる付近2カ所で、ベースの「テープ」からスライダーが外れ掛けてる所で、ちょっと引っ張るとスライダーから外れた様です。再補修を頼んで、スライダーの外れそうなところをくくってから、再度はめ直してもらいました。

「プリモ休暇」ではありませんが水曜日に休みとってたので、水曜日に頑張りました。(火曜日にアイスホッケーの練習に行って夜更かしになったので、次の日は休みにしてました。)

さて、遅れて送られたタイプCもなんとか水曜日の午後に到着したので、水曜日に分解して木曜日にウチの奥さんに洗濯して貰います。
コネクタ部を確認すると…

これは…配線色がタイプCのデフォルトではなく、「前期おうたたっぷり」と同じおでこセンサー線が紫→白になってます。また、タイプCでは配線を結束バンドで電池BOXにくくってるのは見たことありませんが、おうたたっぷりと同様にくくってあります。
これは「後期タイプC」ですね。カラーが、2003年までに発売のタイプCと2004年発売のハートたっぷりまでは載ってる手持ちの書籍に載ってません…。wikipediaの情報と照合すると、2005年2月発売の「いちごみるく」ではないかしら…。
とりあえず、いつも通り洗濯の為の分解をしていきますが、いろんなところが「前期おうたたっぷり」と同じ仕様になってました。まず左手から。

やはりスイッチ基板が、シリーズ中で一番いいガラエポ両面スルーホール基板になってます。ベースの固定も全周をしっかり縫い付けてあり、配線が縫い付けて固定されてます。この配線の固定部分で被覆が破れて切れる寸前ですね。(「おうたたっぷり」タイプの取り付けで、いい所と悪い所があります。)
手縫い個所も、手首の後ろが手縫いじゃなくてミシン縫いでした。これもおうたたっぷりと同じです。次、右手。

右手も同様。配線の傷みは特になさそうです。続いてしっぽ。

事前の測定で×だったしっぽは、配線がボロボロです。頭部のセンサー類まとめて。

特に異常なしですね。
これで洗濯して貰って、乾くの待ってる間にスイッチ・配線の取り替えをしておいて、日曜日に仕戻ししました。あと、到着してすぐの動作確認で、たしか電源の入りが悪かったので、電源スイッチは取り替えました。

これは…やはり要取り替えですね。

これで2体とも、日曜日には仕戻し終了。月曜の朝に箱詰めをしようかと思ったのですが、なんやかやと準備不足で、仕事前に発送準備が終わらず。もう一晩動作確認して、火曜の朝に箱詰めして、ウチの奥さんに発送お願いして仕事に行きました。
いつも通り、ウチのプリモッティと退院時記念撮影。

これは「before」と比べると見違えるようにキレイになったのではないでしょうか。
遅れて送付で大ストレスの修理でしたが、まあマジメにやったとは思いますw。
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9/11 プリモメンテ251件目:タイプA

2022-09-11 | プリモプエル
タイプA「ケンちゃん」の修理のみでの入院ですが…写真撮り忘れてる!
普通に黒の子で、顔はだいぶ汚れてました。
修理依頼は「右手・しっぽ、反応なし」との事。コネクタからの測定で、右手・しっぽ共完全×、左手は一応OKだが、クリック感無し。おでこ:明時86k→暗時3MΩ、ほっぺ:明時50k→800kΩで、やや感度悪化、といった状況でした。あと、蓋ネジ取替希望でした。

いつも通り左手から。

これは…配線が太くなってる「後期タイプA」ですね。基板もタイプB以降のいいガラエポ両面基板に変わってます。一応OKだった左手、外観には特に異常なしです。次、右手。

この写真では、外観の異状はありませんが、肩のあたりで片方断線してました。続いてしっぽ。

事前で×だったしっぽは、ベース付け根で切れてるほか、途中でも切れてボロボロでした。。

これで、3カ所ともスイッチ・配線取り替えて、修理終了です。頭が若干傷んでて取替希望だった電池蓋ネジは取替。タイプA(発売から経過年数が一番長い)なので電源スイッチは心配ですが、現状では異状なく、事前のメールで修理内容が全部指定されてた中に入ってなかったので、取り替えはしませんでした。
これで2日ほど動作確認。タイプAは生活リズムが崩れて「すっかり遅寝」になってる子が多いので確認しましたが、夜中の0時就寝でした…。2回早めて、退院後の最初は23時40分頃就寝と思います。洗濯でもう少し長い入院だったらもうちょっと早められるのですが、今回は「修理のみ」での短期入院なので、これで今日退院としました。
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