2013/3/10、小野田駅前の商店街でのフリーマーケットに呼ばれて、
臨時の出張開院でした。
アンパンマンのパトカードライブおもちゃ(?)、です。
全く動かない、との事ですが、裏のネジが5個も足りません。誰か(お父さんあたり?)が
分解した形跡があります。
分解して見ると、電池ボックス端子→抵抗型ヒューズ空中配線→リード線となっているのが、
リード線が外れちゃったのを、皮をむいてヒューズに巻きつけてありました。
これで動くようになっても悪くは無いのですが、残念なことにヒューズが切れてました。
ヒューズはのけて直結にしましたが、町の景色が描いてあるローラーが回って、
車が進んでいるように見せる為のモーターが回りませんでした。
例によって、電池直結で手回ししたら回り始めたのですが、今いち力が弱かったので、
念のためにモーター分解して、古いグリス除去・整流子に軽くペーパー・新しいグリス塗布を
行いました。
小野田での開院は初めてだったので、「多いかなぁ」と期待しながら、
ドクター6名で臨んだのですが、来院者少なかったです...
ぼくが決めるんではないですが、まあ、これに懲りずに、知名度が上がるまで
何回か開院させて欲しいですね。
3月度の宇部定期開院(2013/3/9)、1件目は、ポケモンのプラレールです。
電池を入れても動かない。ギアボックス外し電池直結しても動かない、
という状態でしたが、手回ししてるうち復活しました。
整流子とブラシの酸化皮膜と思われます。
一応復活したので、モーター分解・整備まではしませんでした。
2件目は、ピンク色の「ダンシング いるか」ちゃんです。
実はこの子は、2回目の来院なんですね~。今年の1月に修理したばっかりだったんです。
拍手などの音に反応して、音楽&踊り(身体を前後&左右に揺らす&口をパクパク)スタート
という作りですが、拍手を感知する圧電センサのハンダ付けが剥離していて、
全く動作開始しない。また、中でギアの軸が折れてて、カラカラ鳴ってる、という状態で、
苦労して身ぐるみはがして修理したんです。
(相当汚れてもいたので、身ぐるみはがしたついでに、かみさんに洗濯もしてもらいました。)
今回は、前回補修箇所は健全だったものの、全く動かない状態で、
せっかく苦労して修理したのに、2ヶ月しかもたずにゴミになるんでは、やった甲斐もありません。
基板まで電圧は来てる、モーター単独なら動く、という事で、
基板が疑わしく、入院で対応としました。
まず100μの電解コンデンサの機能確認しましたが、OK。
仕方なく、回路を起こして検討するため、基板のパターンを写した段階で、
ふと、「IC部の再ハンダだけやってみよう」と、再ハンダ付けをしてみたところ、
動作復活しました。
これで直って良かった。途方に暮れてるとこだったんです。
(この後は、トランジスタ4個を、1個ずつ外して確認するつもりでした。)
手(ヒレ)をふりふりしながら大変楽しげに踊る、なかなかカワイイ奴なんです。
もしまた壊れても、是非持って来て頂いて、末永く可愛がって欲しいですね。
今日の定期開院は、ドクター12名も来てましたが、おもちゃ9件の来院でした。
これでも来院多いほうですが、もっと来て頂きたいですね~。