koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

6/27 DS修理3台①

2020-06-28 | おもちゃ
長らく預かってたNINTENDO DSの修理が、やっと一旦の終了となりました。コロナ自粛期間中に知り合いから預かったのですが、中国からの部品の到着が遅くて、だいぶかかりました。3台ですが、長くなるので2つに分けてアップします。

1台目、旧型の3DSです。

とりあえず電源が入らない。充電しようと思いましたが、充電コネクタの破損です。

これは、よくあるヤツですね。コネクタの真ん中の突部分がモゲて、電極がなくなっちゃってるパターン。手持ちの予備が1個あるので、あっという間に取り替えます。

前やった時は、何カ所もハンダ付けされてていっぺんに溶かせないので、ノコで切ってからハンダを外しましたが、今回は電極も無くなってるし、足も外れてるところがあったので、切らずに外せました。
充電してみると問題なく使えるようだったので、速攻で返却しました。

2台目、見た事ない新型w。調べたところ、「new3DSLL」らしいです。

XYボタンのちょい上に、何か灰色のボタンが追加されてます。「微妙な力の加えかたによって繊細な操作ができるCスティック」というボタンらしい。
症状は、電源を入れると起動音は鳴るけど、上下とも画面が真っ暗のまま、という状況。上下同時に液晶が壊れるのは考えにくい…。

調べてみると、この症状は「カメラケーブル」破損で起きるらしい。
DSは昔から、フェイルセーフになってないというか、1カ所壊れると連鎖的に関係ないとこが機能しなくなるところがあるのよね…。とりあえず分解していく。
ゴム足の下に隠れてるネジがあるので、見えてるネジを外した段階で無理やり開けないように注意w。

さて、分解してみると、上画面からヒンジ経由で入ってる右上のコネクタ部に汚れがみられる。FFC外してみると、これはヒドい…。

何かジュースとか、蒸発の過程で濃縮してくようなものでしょうか、何かが黒くこびりついてます。アルコール使って根気よく汚れ落とし。コネクタ側も汚れてる可能性大なので、アルコール付けて紙をかませたりしてみますが、繋げて動作確認すると、まだ良くならない…。
「カメラケーブル」以外のFFCも確認しておく。

若干汚れてる様だったので、一応清掃しておく。

FFCをよ~く見てみると、パターンが破損してる気配がある。拡大鏡で確認する。

矢印の先、パターンが1カ所切れてる…。これは…ダメだな…。
しかし、切れてるなら繋げばいい。細線ハンダ付けで繋げないかやってみる。
これが、小さいんだなぁww。

1cm弱に19PIN。それを倍に詰め込んであるので、37PIN。先端の19PINの部分でピッチ約0.5mm、ハンダ付けしたいパターン部は0.1mmぐらいの幅しかないのねw。

何度も付けてみては仮組して動作確認するけど、液晶表示復活しない…。これがもう限界w。

ところが、この状態で仮組して、コネクタのロック(ラッチ)を掛けずに電源を入れてみると…、液晶が点いた!
これが不思議なことに、ロックを掛けると点かなくなる、ロックを掛けずに差し込むだけだと点く。やっぱり、コネクタ側に汚損によるダメージがあるような気がする…。
ロック掛けないとFFCが抜けちゃう可能性があるので、とりあえずセロテープで仮止めしておくと、快調に動作する。
一応上下液晶は付くようになったけど、カメラを使うアプリを起動すると、「異常が起きました」というメッセージでフリーズしてしまう。

FFCのパターン切れは、なんとかリカバーしたつもり。やはりコネクタ側に異常があると思うのだけど、現時点では、原因がFFCなのかコネクタなのか判断つかない…。
残るあと1台のDSは液晶割れで、どうせ液晶注文するので、一緒にカメラも注文する事にしました。(ケーブルだけでは取替できず、カメラごとの取替になる。1600円ぐらい。)
どこのショップにするか散々悩んで注文したところ、注文後に「new3DSLL用カメラは在庫がありません。入荷次第発送するので、先に液晶だけ送ってもいいでしょうか?」と連絡が来ました…。
このままだといつになるか分からないので、このnew3DSLLは、「とりあえず遊べるようにはなった」という事で、カメラ機能のみ不作動の状態で返却することとしました。
いつになるか分かりませんが、カメラが到着したら、最終報告をアップしますw。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/20 すくすくプラザプレイルームからの預かり品修理

2020-06-27 | おもちゃ
「このままだと今年の修理件数が下がっちゃうなぁ」と思っていたら、院長から「ことばずかん2つ預かってるの、引き受けてくれない?」と連絡がありました。ナイス!2つ返事で貰い受けましたw。

この「すくすくプラザプレイルーム」ですが、「なないろキッズ」という団体が主催?で、宇部市の多世代ふれあいセンターに設置されている、利用自由な子ども用のプレイルームです。
ホームページに「おもちゃ病院の受付を始めました」というお知らせが出ていました。
思い出してきたぞw、院長がやるって言ってた気がするw。プレイルームは利用のほとんどが乳幼児なので、対面修理のメリット(子どもたちに「物を大切にする心」「科学に対する興味」を持って欲しいという趣旨)はあまり必要ないので、受付・預かり修理をやってみよう、って言ってた気がする。

という事で、ことばずかん2つ預かりましたが、楽勝でしたw。
1件目、ベネッセの「おしゃべりことばのずかん」です。

「一応動くのだが、反応がいまいちで、反応しない事がある」との事でしたが、院長から預かるときに一緒に確認したら、ちゃんと反応する…。一応預かって確認する事にしました。

一応分解。

LEDの点灯は、以前の調査と同じく、PNPトランジスタにシャント抵抗を入れた定電流回路の様ですね。

事前の予想で、
①センサーキャップ内にゴミでも入って、赤外線LEDの照射かイメージセンサー読み取りの邪魔をしてる
②赤外線LED2つのうち、片方が点いていない
③赤外線LED点灯回路の抵抗がボケて、電流が下がっている
ぐらいの可能性を考えましたが、②のLED点灯は、デジカメで覗いて、2つとも点灯してるようでした。
①のゴミが、運搬中に落ちた、というのが一番ありそう。センサーの黒キャップ部を外そうと試みたのですが、硬くて外れない…。
「切らなきゃ外れない」という記事もありますが、前回アンパンマンのことばずかんをやった時は、回すだけで外れた時もあったのですが、今回はペンチでくわえてだいぶ力掛けたのですが、回りません…。
センサー基板がメイン基板にハンダ付けされてるタイプで、今はちゃんと動いてるのに、あまりゴソゴソすると被害が拡大しそうだったので、このまま様子見としました。

参考までに、基板裏の写真も載せておきます。

イメージセンサーのコントローラは、いつものSONIX社製ですね。

2件目、これは…、Disneyで「I can!おしゃべりEnglish」と書いてあります。

「音が大きくならない」と聞いていて、事前に「アンパンマンのことばずかんにボリューム調整あったかなぁ。スライドSWで音の大小を切り替えるヤツかしら」とか思っていたのですが、本のボリューム上げ下げマークをタッチすると、音の大きさが変えれるヤツでした。
電源入れると、静かな所でギリギリ聞こえるぐらいのちいさ~~~い音がする。ボリューム上げ下げは、一応反応してる様子。これは「音が大きくならない」のではなくて、「音が小さい」ですねw。

分解しようとしたのですが、先端のキャップが外れなくて、ケースが分解できない…。アンパンマンのことばずかんのペンも分解しにくいのですが、それ以上に分解しにくい…。ちょっと困難なので、スピーカーのチェックだけでもしてみようと、ケースを広げて隙間からのぞいてみると…、

スピーカーの磁石が外れてる!
普通は磁石が外れちゃうと全く音が出ない(当たり前!)のですが、微妙に近くに引っかかってたために、若干磁力が働いて、コーンがちょこっと動いて音が出てたのでしょう。隙間からドライバ突っ込んでスピーカー外して、磁石を元の位置に取り付けたら、ちゃんと音が鳴るようになりました。
(磁石には向き:表裏があった。写真で見えてない裏側、コイルがはまる溝があって、最初表裏間違えてはめちゃって鳴らなかった。ボイスコイルが切れちゃわなくて良かったw。)

せっかく預かったついでに、ペンが本の右側に固定できなくなってるのも補修しておきました。(写真は補修後)

突起の付いたプラスチックで挟み込んでペンを固定しますが、薄い部材なので、左右(写真の上下)両方とも割れてました。左右とも、プラ片を裏に当てて当たりを強くして、突起を若干削って固定の硬さ調整をしておきました。

これで2件とも終了、すくすくプラザプレイルームに返却に行きました。子どもたちが楽しそうに遊んでましたw。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/13 久々の宇部おもちゃ病院定期開院

2020-06-21 | おもちゃ
コロナ影響で3,4,5月とできなかったおもちゃ病院、やっと再開、6月度の宇部おもちゃ病院定期開院でした。

おもちゃ病院は(大抵どこも)、子どもたちに「物を大切にする心」「科学に対する興味」を持って欲しいという趣旨で、子どもたちの目の前で分解・修理する「対面修理」を基本としていますが、感染対策の試行錯誤で、今月はビニール張って受付して、ビニール越しで状況聞いて、「1時間以内に直ったか/直りそうか/入院になるか、連絡します」と言って預かって、奥でドクターが修理する、という形を取りました。

久々の開院だったので「人来るかなぁ…」と思ってたのですが、意外にいっぱい来院されました。15件以上あったかな~。ところが、ドクターもいっぱいww。
去年来てくれてた工業高校の3年の子たち、就職して忙しくなるだろうし(公私ともにw)、宇部以外に住むことになる子も居るし、今年になっても来てくれるかなぁ…と思っていましたが、遠くは周南・光からも含めて、4人も来てくれました!
それから、今日初参加という新人さんも合わせて、ドクター11名!
せっかく来てくれた新社会人の子たちに回して、あーだこーだと助言だけして、自分で直接修理はゼロ件になってしまいましたw。

この調子では今年の修理件数に支障があるので、入院を2件貰って帰りました。
1件目、「SPIDER-MAN3」と書いてあるゲームです。

とりあえず、全く電源が入らない。あけてみます。
「YUASA」のマーキングのある部品が左右に1個ずつ。傾斜スイッチと思われます。(動かすと、バネが入ってるような「シャンシャン」という音がする。)

両側とも外れた黒ビニール線が1本。基板側は「きっとココ」という穴がある。基板、さらに液晶も外さないとハンダ付けできない。気が進まないけど、液晶も外す。

液晶は、簡易なデジタル時計や電卓でよくある、ゴムを基板に押し付けてるだけ、みたいな構造。毎度思うのだけど、どうなってるんだろう…。
基板部品面には「GND」の表示もあり、黒ビニール線の基板側は間違いない。
SWor電池側は…、スライドSWの真ん中が何も繋がってないので、とりあえずそこに繋げてみるも、電源入らない…。
真面目に見てみると…、電池BOX端子のどっちもに赤線がハンダ付けしてある…。このままじゃあ、プラマイ反対になっちゃうじゃん!
ちゃんとハンダ付けしてある。誰か基本を理解してない人が修理しようとして間違えたのかしら?電池端子のマイナスに繋がってた赤線を外して、SWのセンターに付け替えて、黒線はちゃんと電池端子のマイナスに繋いで、電源が入るようになりました。

これで試運転。昔のゲームウォッチとほぼ同じレベルのゲームでした。真ん中をバイクが走って、敵の打つミサイルを避けながらこっちも右のボタンでミサイル打って敵をやっつける。バイクのハンドルの様に両手で握って、左右に傾けるとバイクが左右に動きます。
ところが、左のスイッチ押しても何も起きない。それと、液晶のSCORE表示がちょっと消え気味っぽい。もう1回基板外して、アルコールで拭いてみます。

ところが!組み戻したら全く電源入らなくなった~。何かした???
再度分解してよく見てみる…。

1カ所:C5、表面実装のコンデンサがモゲた様になってる。最初からだろうか、アルコール付けたティッシュでゴシゴシしたときだろうか?
単にモゲただけじゃなくて、ハンダがブリッジしてるように見えたので、ハンダ溶かしなおしてブリッジの解消だけして組み戻したら、ちゃんと電源戻りました。
(左右のスイッチと並列に入ってるコンデンサで、チャッタリング防止の様ですが、別に操作に不具合なかったので、無いままにしました。)
左のSWは復活しました。バリアを張って、一定時間無敵になる様です。SCORE表示は改善しませんでしたが、まあそれ以外はちゃんと遊べるので、修理実績としては「〇:完治」とさせて頂きたいと思いますw。

入院2件目、夢の子ネルルです。

2回目の来院で「前回はスピーカを取り替えて貰った」との事。これはたしか、「新型」のヤツですね。記録を調べると、去年の9月度の定期開院でした。
前回は50mm薄型スピーカボイスコイル切れで、手持ちの普通型の50mmスピーカに取り替えたのですが、ヒューズも切れてて、手持ちの即断抵抗型ヒューズに取り替え。
「またヒューズ切れかなぁ…」と思いましたが、ヒューズ切れてない。基板までちゃんと6V来てる。難航を覚悟…。
しかし、3端子レギュレータの電圧を当たってみると、INにはちゃんと6V掛かってるのに、OUTに0.2Vぐらいしか出てない…。

OUT側(プリントだけ電解コンデンサが書いてあって、実際には何もついてない、3端子レギュレータの左側のランド)に、乾電池2本で3V繋げてやって、フタを閉めたら押されるSWを押しながら手のSWを押してやると(手が足りん!)、ちゃんと起動しました!3端子レギュレータの故障としか思えない…。
3端子レギュレータは、過電流保護や短絡保護があるはずなので、めったに壊れることはないと思うのだけど…。この「電池3Vで直接駆動」の状態で電流測ると、起動して音声が出てる状態で30mA前後。まぶた駆動のモータは短時間しか回らずDMMでは測りづらいけど、Max100mAぐらいの表示しか出ないので、多分ビックリするほどの電流は流れてないと思われる…。なんで壊れたかなぁ。

マーキングは「6206A」と「33」の文字。XC6206-3.3Vと思われます。Aliで@4.5円で買った手持ちのAMS1117-3,3Vに取り替えます。
3端子レギュレータの許容電流は(Vin-Vout)×Iで全然変わりますが、公称電流でXC6206が500mA、AMS1117が800mAなので十分。
XC6206が足の間隔が1.5mmピッチのSOT-89で、AMS1117は2.29mmピッチのSOT-223だし、ピン配置も違うので、別基板に付けて、ビニール線で接続します。

ドケチなので、家電の廃品から基板切り出して使用。メイン基板は、裏側にはスペースがあるので、くるっと回して裏に両面テープで貼り付けました。
これでバッチリ動くようになりました。電池6V繋いだ状態で電流確認しましたが、やはり異常電流は流れてないようでした。
ほんとは頭まで分解してモータ単体での電流確認をすべきですが、頭の分解すると作業がめっちゃ増えるので、今回はこれで様子を見てもらう事にします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/5 マイコンボードいっぱい買った②~RX621マイコンボード動作確認

2020-06-05 | PIC・電子工作
前回記事「マイコンボードいっぱい買った①~Nucleoボード動作確認」に続いて、次はRX621マイコンボードの動作確認をします。

結構大変でした。Arduinoほど初心者に優しくない。ネットでいちいち調べるも、なかなか進みませんでした。「マニュアルが日本語だから簡単だろう」と思ったら大間違い、ルネサスのマニュアルが全然解読できない…。全く初心者の為に書かれてないんだろうなぁ。

ルネサスの統合環境:e2studioでプログラミングしたのですが、下記のところで引っかかりました。
①ヘッダファイルをインクルードしてエディタ上で認識されても、ビルド時には別に指定してやらないとビルド・エラーになる。
②デフォルトではHEXファイルが生成されない。「ロード・モジュール・コンバータを実行する」をチェックしとかないといけない。
③アセンブル結果を見たければ、「アセンブリ・ソース・ファイルを出力する」に設定しないといけない。
④RX621ボードのDIPスイッチは、書き込み時:1100にして書き込んで、一旦電源を落として0100にして電源を入れるとプログラム実行開始になる。

買ってきて繋いでみて、「Lチカ」までどんぐらいで出来るか?
Arduinoや先日のNucleoは10分ぐらいで行けそうですが、今回のRX621は…丸一日は掛かった感じかな。「素人が何を!」と言う人もいるかもしれませんが、もっと素人へのハードルを下げてくれたら、もっとメジャーになるのに…と思いました。

さて、e2studioのインストールは他のサイトにお任せして、とりあえずLチカまで辿り着いてみます。
①のライブラリの指定ですが、

この画面:プロジェクトのプロパティから「C/C++ ビルド→設定→Liblary Generetor→構成」で、使うライブラリは全部指定しとかないと、ビルドがエラーになります。

②のHEXファイルの生成ですが、「C/C++ ビルド→設定→Converter→出力」で、「ロード・モジュール・コンバータを実行する」をチェックしておかなければなりません。

ネットで探すと「(プログラム名).motのファイルができます」との事ですが、モトローラSフォーマットのHEXファイルなんですね。ボードへのプログラムの書き込みには、別途RenasasFlashProgrammerを使います。画面の通り、フォーマットはインテルHexフォーマットも選べるようですが、RenasasFlashProgrammerでの書き込みには、とりあえずモトローラ形式でいいようです。(他の選択肢:インテルとバイナリーは試してみてません。)

③のアセンブル結果は、時間管理の厳しいプログラムを作ろうと思ったら、見たくなる場合があるかもしれません。
「C/C++ ビルド→設定→Compiler→出力」から、「アセンブリ・ソース・ファイルを出力する」をチェックしておけば、workspaceの¥プログラム名¥Release¥srcにリストファイルが出力されます。(画面は省略。)

④のRX621ボードのDIPスイッチですが、秋月が商品説明に載せてる説明書にもあまりはっきり書いてないというか、いまいち分かりにくい…。(今読むと、一応ちゃんと書いてあるw。)
DIPスイッチを切り替える時には一旦電源を切る、とにかくプログラム書き込みの時は「1100」で、プログラム実行の時は「0100」にする。

秋月の説明書で「CN4の1ピン」と書いてあるのが、DIPスイッチの一番左ですが、「ONでUSB Bootモード、OFFでSingleモード」との事ですが、その説明が分かりにくいのよね…。「一番左をONでプログラム書き込み、OFFでプログラム実行」ってことですね。
一番左をONにしておかないと、RenasasFlashProgrammerで「エラー(E3000201): 指定したツールが見つかりません。」と言われて接続ができません。

DIPスイッチの2番目は、説明書に「CN4の2ピンは、Endianの切り替えSWです」と書いてあるヤツ。RX621はEndianをLittle/Bigで切り替え可能との事ですが、素人には切り替える必要性が理解できないww。(過去に違うEndianで作ったソフトを移植するのに便利とかかなぁ…)
Endianは、e2studio側でも設定できるようですが、デフォルトはLittleになってました。(CPUによって違うかも。)
このEndian設定が一致してないと、RenasasFlashProgrammerでの書き込み時に「エラー(E300010D): 不明なデータを受信しました。(0x80)」と言われて失敗するっぽいです。(試してみるとたまに通ったり、たまに通らなくて電源を入り切りしたりしたw。)


さて、あちこち引っかかりながら、やっとLチカw。e2studioで新規でC/C++プロジェクトを作ると、void main(void)を含む空のプログラムが出来ます。サンプルプログラムが使えると書いてあるサイトもありましたが、自分はできませんでした…(インストールの失敗かしら…)
空のプログラムの中で、不要で消していいものと消したらビルド通らないものとがあったようですが、よく分かりませんw。
とにかく、mainの中にプログラムを書いていきます。

D0にLEDを繋いで点けたり消したりするだけのプログラムです。PORTレジスタを直接操作してます。方向指定はDDR、出力指定はDRですね。
Arduinoの「delay」に相当する関数が無いか相当探したのですが、どうも無さそう…。for文で作ります。今後作ろうと思っているプログラムで実行時間の微調整が必要になりそうなので、machine.hをインクルードして、nop( )を使ってます。
作業中の写真です。

これで、だ~~~いぶ時間がかかりましたが、何とかLチカまで辿り着きましたw。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする