koheiのおもちゃ修理記録

宇部おもちゃ病院 毎月第2土曜日 13:00~16:00
宇部新天町の西の端、市民活動センターで開院してます。

3/22 おもちゃ修理1件

2020-03-22 | おもちゃ
3/8予定されてたイベントが中止になり、3/14の宇部おもちゃ病院定期開院も中止になって、ヒマです…w。
会社の後輩から修理頼まれました。
スターウォーズの「BB-8」だそうです。

音が鳴らなくなった、LED等は付いてない、との事。配線かスピーカの不良で楽勝でしょう!と思ったのですが、分解に苦労しました。

電池BOX周りのネジ4本を外しても、首のところに頭がはまってて半割にならず、分解できない。

頭はネジ3本で留まってるので、細めのドライバーでなんとかネジを外す。

頭はツメで留まってるだけと思われるのだけど、どうコネても外れない…。
頭のネジ3本はなんとか外したけど、おそらく締めるのは困難。多分ネジ締めてから、上から「パコン」とはめこむんだろうけど、ツメをどうコネてもビクともしない…。しまいにはマイナスドライバーすかたん食らって、指にグサっと!
マイナスドライバー大・小つっこんでみたり、テレカつっこんでみたり、広げてハンダごてで加熱してみたりしたけど、どうしても抜けない。え~~~い、こうなったら切るしかない!

半割にするつもりで切ってみたけど、片側切って広げたら、ようやくツメが外れて頭(下部)が取れました。(片側で済むなら、頭の裏側で切るんだった。たまたま切ったのが顔の正面側だった、目立ちはしないけどw。)

分解さえすれば、あとは楽勝。

スピーカチェッカーで確認の結果、案の定ボイスコイル断線でした。φ36mmのスピーカ、手持ちは薄型しかありませんが、特に取り付け問題なさそうで、手持ち品に取り替えました。
切ったところは、ネジを締めればそのまま留まるはず。このままでネジ締めて頭組み戻して、「パコン」とはめると元通りになりました。
各スイッチ(お腹部、首引っ張り、首回しの3カ所)も特に問題なさそうで、修理完です。
コメント (3)
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3/10 定期開院の代りに修理

2020-03-10 | おもちゃ
3月度の宇部おもちゃ病院定期開院ですが、コロナ影響で案の定中止になってしまいました…。
3月頭の時点では院長も開院のつもりでいたようなのですが、会場である市民活動センターが、とうとう3/5にしばらく休館の決定をして、おもちゃ病院も開院できなくなってしまいました。
しかし「おもちゃ修理して欲しい!」という需要は止まりません。勝手に個人的に受付して修理します!

まず1件目、3/1の記事に下関の人からコメント頂いて「3月の定期開院に持って来て下さい」と言ってあった方、3/7(土)に我が家まで持って来て頂いて、修理対応しました。
おもちゃで遊ぶのって「ブーム」があるのよね。一時期どかーっと遊んだのち、興味がなくなってしばらく放置。また急に遊びたくなって出してみると動かない…。「今遊びたい!」時に、すぐ修理しなくっちゃね!
トイザらスのクレーンゲームです。

写真撮り忘れてネットから拝借しましたが、ピッタリこれです。

走行・バケット上げ下げは動くけど、横行が動かない状態。
裏板外してSW確認するけど、よく分からない…。裏から電圧当たると…、これもなんかはっきりしないけど、電圧は出てる様子。
上をはぐって配線を確認。横行モータの片方の線が、モータ付け根で切れてた。「これ繋いだら楽勝!」と思いきや、繋いでもまだ動かない…。
導通確認すると、見るからに切れてたほうじゃない赤線が、途中で断線してる模様。基板から柱の中通して引き直して接続、ちゃんと動くようになりました。
(後で考えると、可動部周辺のビニール線が何度も曲げられる箇所で切れてたはずなので、先端だけ繋いで補修した方が楽だった。)

横行もちゃんと動くようになって試運転してみると…、バケットがちゃんと上下・開閉できない…。バケット上下動は触ってないんだけど…。
しかたがないので、ギアボックス分解(途中の写真が無くてすみません…)。
バケット上下・開閉は、2本のチェーンを2つのプーリーで巻き上げますが、片方が先に巻き上げ・遅れて巻き下げするように作られてて、開閉される作りです。上下の際に片方のチェーンが緩んでいたので、ギアボックス分解して、緩んでた方を手で巻いて2つのチェーンが両方ちゃんと巻かれた状態でギアボックス組み戻したら、ちゃんと上下と同時に開閉もするようになりました。

これでなんとか修理完了。チビちゃん連れて来られてたので、何とか短時間で終わらせたかったのだけど、1時間40分ぐらい掛かってしまった。下関から来られてたので入院せずにお返ししたかったのですが、何とか「散々長時間掛かった末に結局入院」にならなくて良かった~w。

さて、宇部おもちゃ病院休館中にまだ修理します。
次は、2月度のおもちゃ病院でいっぺんに8件預かった方の第2弾w。
その8件はズバっと終わったので「説明したい事(ラジコンボートの遊び方とか)もあるので、3月度の定期開院でお返しします。その時また、壊れたおもちゃ持って来て下さいね~!」とお伝えしておきました。
まだまだ直して欲しいおもちゃがいっぱいあるようなので、3/7(土)に近所で待ち合わせしてお返しし、代りに次のを預かりましたw。

その1件目、ドローンです。

まだ新品同様なのに、1回ぐらい遊んだら、力が足りないのか上昇しなくなった。充電も散々したけど…との事。

預かって試運転してみると、ちゃんとペアリングもできて勢いよくプロペラが回るけど…、地面に張り付いたように全く上昇しない…。
これは…!プロペラの取り付けが逆に違いない!
確認すると、本来下に風を吹かして上昇するところが、上向きに風が吹いてる。2種類のプロペラ:AとBを、完全に逆に取り付けてましたw。プロペラを取説の指定通りに付け直したら、ちゃんと上昇するようになりました。

値札がついてますw。そんなにビックリする程の価格ではありませんが、かなりの高機能製品です。
普通の安いヘリ・ドローンは、コントローラの上下を左手で微調整しながら高さ調整をしないといけなくて、操縦がかなり難しいのですが、これは「気圧センサ」が付いていて、高度を一定に保ってくれるとの事。スタートを押すと一定の高さ(1m程度)に上昇して静止(ホバリング)、コントローラの上下を操作すると、高さを変更してくれるという優れもの。
ただ、試運転で最初の起動直後は、トリミングが取れてなくて、ぴゅーっと前に移動してしまって我が家の狭い部屋のあちこちに激突してしまいましたが、なんとかトリミングして、ほぼ静止状態に調整しました。
これで、小学校の高学年以上なら、なんとか操縦できるかな?

続いてプラレールが3台。(もう1台ありましたが、それは電池入れたら動いたので、ノーカンにします。)

これは、電池を入れても動かなかったのですが、動輪のゴムが外れて車軸に噛んでただけで、分解して外して車輪ゴムちゃんと付け直したら、走るようになりました。

赤の新幹線。

これは、かなりの液漏れの跡があります。分解すると、液漏れのせいでモータの端子に青い硫酸銅(かな?)の結晶ができちゃってます。(ギア番号はのち程説明)

写真左下の赤矢印のところです。ここは、電池電極からのSUS板と接触で導通させてるので、このモータ端子のサビ取り実施。
液漏れが酷かったので、ギア全部外して、ケーシングは全部水洗いしました。ギアも垢を取ってグリスアップしました。が、これで動くはずなのにギアが動かない…。
ギアは、「モータピニオン→①クラウン→②平ギアから軸を通して③のピニオン→④の二段ギア→⑤の平ギア→⑥のクラッチ付きギア」の順に伝達していきます。⑤の平ギアは、②・③と同軸ですが、軸とはフリーで、④→⑥にトルクを伝達してるだけです。
この⑤の平ギア部が軸のサビで固着して軸に固定されたような状態になってて、回らなくなってました。
軸にペーパーかけてサビを落としてからグリス塗って組み戻して、ちゃんと動くようになりました。

トーマスシリーズの蒸気機関車。

後ろの石炭車は音声アナウンスが出るヤツで、ちゃんと動いてるようです。
電池プラス端子のちょこっとサビを取ったら走るようになったので、これで終了しようかと思ったのですが、だいぶ遅い…。義を見てせざるは勇無きなり、これもオーバーホールしておきます。

かなり糸くずが巻き付いてギアが汚れてます。全部外して糸くずも垢も取ってグリスアップ。
それでもまだ遅い…。動輪に付いてる飾りクランクの付け根に糸くずが巻き付いて抵抗になってる様です。

カーペットの糸クズみたいですね。ピンセットの尖ったのでかなり苦労しましたが、結局クランクを抜いて糸クズ完全に除去しました。
走行速度は…あまり改善しませんでしたが、とりあえずやるだけやりましたw。

さて、これで3月の修理予定は終了。後は…やろうと思っててできてない電子工作でもやって暇を潰すかなぁw。コロナもこのまま収束して、4月は無事開院できるといいな~
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3/1 おもちゃ修理1件

2020-03-01 | おもちゃ
親戚からの頼まれ物で、いつものIWAYAの犬です。

左後ろ足が骨折して立てません。動かしてみると、鳴かない(頭が動かない)ので、頭の駆動にも問題ありそうです。
足は、微妙な位置で骨折。

頭の駆動は、これまた難しいところで骨折でした。

足は、前側(下の写真の下側)を外からゼムクリップ針金で補強、後ろ側は中に針金1本入れて補強して、エポキシで埋めることとします。

頭駆動部の付け根は、そのままエポキシで固定としてみました。

エポキシは、先日購入した使いやすい灰色のエポキシ(2剤を混ぜるときに、ちゃんと混ざったかどうかが大変見やすい)を使ってみました。

これで仮組してOK→ぬいぐるみを着せて試運転してみると…、また頭が動かなくなってる…。
再度ぬいぐるみをぬがせてみると、付けたエポキシがパッキリ割れて、再折損でした…。
エポキシは、完全に固化して強度が出るまでに24時間ほど置いた方がいいと思います。今回は3~4時間で仮組したので、まだ強度がフルに出てなかった可能性もありますが、「パッキリ割れた」状況から、この灰色エポキシ、普通のあめ色のヤツと比べて強度が低い可能性がある…。

一般論として、樹脂とかゴムとかって、本来の色に何か色素を足すと、その分強度が落ちます。エポキシ接着剤は、あめ色が本来の色で、それに強度に寄与しない色素を足してるのかもしれません。
補強のため、ゼムクリップ針金を曲げて挟み込んだうえ、あめ色のエポキシ多めに盛って固めました。

これでまたしばらく待ってから仮組み→ぬいぐるみ着せて試運転→OKとなりました。
(今回の記事で、やっと年末~今までの修理品とブログが全て片付いて、月に追いつきましたw。)
コメント (5)
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